板橋区の住みやすさは？治安や口コミ・子育て環境や家賃相場など街の魅力を調査

板橋区は、東京23区のうち北西部に位置するエリアです。南部は練馬区と豊島区、東部を北区、北西部を埼玉県に囲まれています。2022年1月時点での人口は56万7,214人、世帯数は31万6,494世帯です。自然豊かな公園や動物園などの施設が充実し、複合商業施設も豊富なことから住みやすい街としても人気を集めています。そんな板橋区の住みやすさについて、さらに詳しくチェックしましょう。

出典：板橋区役所 「世帯数・人口数 令和4年1月1日」

板橋区には、区内全域にさまざまな特徴を持つ公園や入園無料の動物園があることから「自然や公園が多い街」というイメージがあります。高島平エリアには、高島平駅より徒歩10分で行くことができる、広い敷地面積を誇る都立赤塚公園をはじめとした緑豊かなスポットが充実し、蓮根エリアには多種多様なお店が揃う商店街が人気を集めています。

板橋エリアには深夜まで営業しているコンビニエンスストアやスーパーマーケット、飲食店があり、遅い時間帯まで働く人も気軽に立ち寄れるのが魅力です。板橋区で令和元年度に実施された意識意向調査では「板橋区は住みやすい」と答えた人の割合が94.1％という結果が出ており、区民からも住みやすい街というイメージが定着しています。

出典：板橋区役所 「令和元年度 板橋区区民意識意向調査 報告書概要版」

板橋区には、JR埼京線・都営地下鉄三田線・東京メトロ有楽町・東京メトロ副都心線・東武東上線が通っており、都心と埼玉各所に繋がっています。例えば、板橋駅から池袋駅は埼京線で約4分、板橋区役所前駅から大手町駅は三田線で約20分と、乗り換えなしで行けます。

また、主要な駅を結ぶ路線バスネットワークが完備されており、電車では遠回りになる駅もバスなら比較的早く到着できるのも嬉しいポイントです。コミュニティバスのりんりんGOは赤塚・徳丸・四葉・大門・高島平地域を運行し、通勤通学に役立てられます。

板橋区には小学校が51校、中学校が22校あります。さらに、ぜん息・肥満・偏食などを持つ小学3年生～6年生の子どもを対象にした全寮制の特別支援学校・板橋区立天津わかしお学校は、所在地は千葉県鴨川市ですが設置者は板橋区であり、区在住の子どもの健康回復を目的とした指導を行っています。

板橋区には約300もの公園があり、子どもたちがのびのびと遊べる環境も整えられています。下赤塚駅より徒歩約18分の場所にある赤塚植物園の中の体験型農業園では、気軽に収穫体験ができます。また、動物たちとの触れ合いを楽しめる板橋こども動物園が板橋区役所前駅より徒歩約8分の場所にあるなど、子どもたちにさまざまな経験をさせられる施設が充実しているので、子どもに何事にも能動的にチャレンジできるように育ってほしいと願っている方に最適です。また、区内には12館の図書館があり、文化的な教養も高められます。

板橋区には、コモディイイダやマルエツ、よしやを中心とした食品スーパーが揃っています。またイオンにダイエー、西友をはじめとした総合スーパーに加え、ファミリーマートやセブンイレブンなど、大手のコンビニエンスストアも多数点在しているため買い物の利便性は高いといえるでしょう。

さらにビッグエーやオーケーストアといった激安スーパーがあるのも嬉しいポイントです。営業時間は店舗によって異なりますが、なかには24時間営業している店舗もあるため、夜遅くに買い物したい場合に重宝します。飲食店は、焼肉やイタリアン、和食店まで豊富に揃い、ファミリー層も立ち寄りやすい店舗が多いです。

警視庁による「過去5年間の刑法犯の推移」では、板橋区の高島平警察署での刑法犯総件数は2020年で968件、2021年で803件、同じく板橋区内にある志村警察署は2020年で786件、2021年で704件でした。近隣の豊島区に所在している池袋警察署の刑法犯総件数は2020年で1,594件、2021年で1,684件です。豊島区と比べても、板橋区は刑法犯件数が少なく、比較的治安はよいでしょう。

また、板橋区では青色回転灯を装備したパトロールカー3台による巡回を365日実施しています。防犯の啓発チラシの掲示・配布等を地域事業者と協力して行う「板橋セーフティー・ネットワーク事業」も実施しており、治安への意識の高さを感じられます。

出典：警視庁 「高島平警察署 過去5年間の刑法犯の推移」

出典：警視庁 「志村警察署 過去5年間の刑法犯の推移」

出典：警視庁 「池袋警察署 過去5年間の刑法犯の推移」

板橋区は、北区や豊島区といった周辺の区と比べて家賃相場が安く、2LDK以上の間取りも豊富に揃っています。ここからは板橋区の家賃相場・物件購入事例をご紹介します。

出典：ピタットハウス 「東京都の家賃相場から探す」
※2022年12月12日現在

板橋区の家賃相場は、隣接する豊島区や北区と比べても安く、交通の便のよさを考慮するとリーズナブルだといえるでしょう。ファミリー層に最適な2LDK以上の間取りも16万円前後で借りることができます。

直近2年以内の中古マンションなどの不動産取引価格情報によると、板橋区にある各駅から徒歩10分圏内の2LDKで2010～2015年前後に建築された物件は4,000万円〜6,000万円で取引されています。また、2014～2016年に建築された各駅から徒歩10分圏内の3LDKは5,000万円〜6,000万円で取引されています。

出典：国土交通省 不動産情報ライブラリ 「不動産価格（取引価格・成約価格）情報の検索・ダウンロード」
※2022年12月12日時点

直近2年以内の土地と建物の不動産取引価格情報によると、板橋区にある各駅から徒歩10分圏内の令和4年に建築された延床面積95～110㎡の物件は、5,000万円〜7,000万円で取引されています。

出典：国土交通省 不動産情報ライブラリ 「不動産価格（取引価格・成約価格）情報の検索・ダウンロード」
※2022年12月12日時点

板橋区は、子育て相談ができる施設や育児支援ヘルパーの派遣など、ファミリー層に役立つ制度が充実しています。また、保育園や幼稚園、小学校、中学校も充実しているため、子どものいる家族にとっても住みやすい街だといえるでしょう。

板橋区は、子育てに関する悩みを相談しやすい環境が整っています。例えば、0歳から18歳未満の子どもと家庭に関する相談に応じる「子どもなんでも相談」のほかに、イオン板橋ショッピングセンターとイオンスタイル板橋前野町で「子育て出張相談」を実施しています。

また、出産直後で身近に育児を手伝ってくれる人がいない場合は「育児支援ヘルパー」の派遣依頼が可能です。さらに、健康保険診療の範囲内で自己負担となる医療費を助成する「子ども医療費助成」も行っており、子育て世代の強い味方になってくれるでしょう。

板橋区には小学校51校、中学校22校に加えて、区立高島幼稚園と全32ヶ所の私立幼稚園、36ヶ所の区立保育園があります。幼稚園・保育園から中学校まで揃っているため、子どもがいる家庭も安心して付近の学校に通わせられるでしょう。

病院は、小児科系が約105件、内科が約236件、耳鼻咽喉科が約40件、小児歯科が約218件揃っています。小児科系のクリニックが豊富なため、子どもの体調不良にもすぐに対応できるのが板橋区のよいところです。学校から医療機関まで、子どもに役立つ施設が揃った居住エリアを探している場合に適しています。

板橋区に住むなら、蓮根と西台がおすすめです。蓮根は駅周辺に買い物環境が充実し、西台は新河岸川と荒川をはじめとした豊かな自然が広がるエリアとして知られています。それぞれの魅力をチェックして、引越し先の候補に入れてみませんか。

三田線の通る蓮根は都心まで通勤通学しやすいのに加え、駅周辺にダイエーや業務スーパーなどの買い物施設が揃っています。蓮根駅から徒歩約7分のところには児童館を併設した蓮根保育園があり、通勤の途中で子どもを預けられるのも嬉しいポイントです。ファミリー層が暮らしやすい環境が整った街として人気を集めています。

➡蓮根駅でおすすめの賃貸物件一覧
➡蓮根駅でおすすめの購入マンション一覧

西台は、閑静な住宅街が広がる落ち着いた雰囲気のエリアです。西台駅の北部にある新河岸川と荒川の土手ではランニングや散歩をする人も多く、気分転換をしたいときによいでしょう。
西台駅から徒歩約15分のところにある「西台保育園」は豊かな緑に囲まれており、自然のなかで子どもたちの健やかな心身を育てることをモットーとしています。都心からのアクセスがよく、自然にも恵まれた子育て環境を求めるファミリーにぴったりです。

➡西台駅でおすすめの賃貸物件一覧
➡西台駅でおすすめの購入マンション一覧

板橋区は池袋や大手町をはじめとした都心へアクセスしやすく、自然豊かな公園や動物園が揃っているところが魅力です。さらに、子育て支援制度が充実しており、子どものいる家庭も住みやすい環境が整っています。

ぜひ、本記事を参考に板橋区への引越しを検討してみてはいかがでしょうか。下記よりお気軽にご相談ください。

※記事内における料金や所要時間等は、あくまでも目安です。（2022年12月現在）
 

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