更新日:2022.12.26
楽器可・楽器相談可(ピアノ等)の賃貸物件とは?探し方や選ぶポイントを徹底解説
楽器を思いっきり演奏したい!と考えている場合は、防音性に優れた「楽器可・楽器相談可(ピアノ等)」の物件を探す必要があります。ですが、こうした物件は少なく探すのに苦労する面もありますが、近隣住民とトラブルになるのを予防し、楽器の演奏を楽しむためには必須条件です。そこで今回は、楽器可・楽器相談可の賃貸物件で演奏できる楽器や時間帯、探し方をはじめ、近隣住民とのトラブルを避けるためにできる対策などを紹介します。気兼ねなく楽器の演奏ができるよう、希望に沿った物件を見つける参考にしてみてください。
- 物件によって演奏できる楽器と時間帯が異なる
- 音楽大学や芸術大学があるエリアは、楽器可・楽器相談可物件が多い傾向にある
- 建物の構造などで防音性や遮音性に差が出る
楽器可・楽器相談可(ピアノ等)の賃貸物件とは
楽器可・楽器相談可(ピアノ等)の賃貸物件とは、防音設備が完備されている物件や、通常の物件ではあるものの楽器演奏が許されている物件のことです。防音設備が完備されている物件では、楽器の種類や演奏可能な時間帯に融通が利くことが多いです。
一方、通常の物件で楽器演奏が許可されている場合は、楽器の種類や演奏可能な時間帯などの条件があるため、演奏の自由度は低くなります。
演奏できる楽器
楽器可・楽器相談可の賃貸物件では、ピアノをはじめ弦楽器や管楽器、打楽器などの演奏ができます。ただし、物件によって対応可能な楽器が異なるため、物件情報をよく確認しておく必要があります。
演奏できる時間帯
遮音物件や楽器可物件、楽器相談可物件であっても、基本的に夜間から早朝の演奏はNGであり、物件によっては指定の時間帯以外は演奏を禁止しているケースがあります。近隣住民とのトラブル予防のためにも、演奏可能な時間帯について、事前に不動産会社や大家さんに確認しておくと安心です。
楽器可・楽器相談可(ピアノ等)の賃貸物件の探し方
賃貸物件では、近隣住民とのトラブルに発展しやすい楽器の演奏を禁止しているケースがほとんどです。そのため、楽器可・楽器相談可の物件は少なく見つけるのに苦労しますが、ポイントをおさえれば物件探しがスムーズになるはずです。
不動産会社で探す
不動産会社で探す場合は、「楽器が弾ける物件を探している」と伝えることが大切です。そのうえで、楽器の種類や演奏したい時間帯も一緒に伝えると、より最適な条件の物件を紹介してくれる可能性が高まります。物件における許容範囲も判断しやすくなるため、可能であれば音の大きさも把握しておき、相談の際に伝えるのがおすすめです。
また、楽器可・楽器相談可物件は楽器演奏の練習が必要な学生からの需要が高いため、音楽大学や芸術大学の近隣に多い傾向があります。そのため、不動産会社で相談する際や、賃貸物件サイトで検索する際に、希望エリアを音楽大学や芸術大学付近に指定すると物件が見つかりやすくなります。
賃貸物件サイトで探す
賃貸物件サイトでは、楽器可・楽器相談可物件の「特集」や「こだわり条件」が用意されていることがあるので、該当のページを確認するとスムーズに探すことが可能です。
たとえば、クラモア内で楽器可・楽器相談可物件を探す場合は、「楽器可・楽器相談可(ピアノ等)」ページで都道府県を選択後、「路線・駅」または「地域」から検索することができます。
楽器可・楽器相談可(ピアノ等)の賃貸物件を選ぶ際のポイント
楽器可・楽器相談可の賃貸物件を選ぶ際のポイントは、「演奏する楽器の種類」、「物件の建築構造」、「防音性」、「音の反響」の4つがあります。楽器可・楽器相談可の物件であっても、建物の構造や防音・遮音対策の程度によって、どのくらい音が漏れるかは異なります。
建物内部のことになるため確認が難しいですが、内見する際に担当者に質問したり、自分の目や耳で確かめることが大切です。
演奏する楽器で選ぶ
楽器可・楽器相談可物件と一口に言っても、物件によって対応可能な楽器は異なります。そのため、まずは不動産会社や大家さんに演奏したい楽器について相談することが大切です。相談するだけでも大幅に物件の候補を絞れる可能性があります。
物件の建築構造で選ぶ
物件の建築構造は大きく分けて木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造の3種類です。このうちもっとも高い防音性を備えているのは鉄筋コンクリート造のため、極力住民トラブルに発展するのを避けたい場合は、鉄筋コンクリート造の物件を選ぶのがおすすめです。
壁や窓の防音性の高さで選ぶ
防音性とは、音が外に漏れるのを防ぎ、外からの音を遮断する性能を表す言葉です。防音性の高い物件を見極める方法をいくつかご紹介します。
- 壁をノックした際に、重い音がすれば防音性が高い可能性がある
- 掃き出し窓(引き戸式で底が床まである大きな窓)のサッシのレールがフローリングの高さと同じ、または少し低い位置にある場合は二重床であり遮音性が高い可能性がある
- ベランダに室内の音が漏れていなければ、ペアガラス(窓ガラスが二重になっている構造)の可能性が高く、一般的な窓より防音性が高い
- ※室内を見学する際に、担当者へ質問することをおすすめします。
また、簡易的な手法ではありますが、内見の際に室内で手を叩き、その音がどのくらい響くかで遮音性を確かめることができます。音が大きく跳ね返ってきた場合は、遮音対策がしっかりされているので、音漏れする可能性も低いです。逆に、音の跳ね返りが少ない場合は、壁に音が吸収され、隣に抜けている可能性が高いと判断できます。
楽器可・楽器相談可(ピアノ等)の賃貸物件でトラブルを避けるために
いくら楽器可・楽器相談可(ピアノ等)の物件であっても、楽器を演奏することに対し、近隣住民が100%納得しているかどうかはわかりません。
そのため、自分にできる対策はできる限り取っておく必要があります。たとえば、遮音性の高いカーテンを使用する、あるいは防音シートを貼り付けるだけでも外に漏れる音を抑えることができるはずです。また、楽器専用の消音器を使用すれば、小さな音での練習ができます。とくに振動が伝わりやすいピアノの場合は、ピアノの下に防音マットや厚手のカーペットを敷くことで、床からの振動による音漏れを軽減させることが可能です。
まとめ
楽器可・楽器相談可(ピアノ等)の賃貸物件は数が少ないため、探すのも一苦労です。また、防音・遮音対策がされていない物件もあるので、楽器可・楽器相談可だからといって自由に演奏してよいわけではありません。これらを踏まえて物件を探す際には、楽器を演奏できる物件を探していること、演奏したい楽器や演奏する時間帯などの情報を不動産会社に相談することをおすすめします。
楽器可・楽器相談可の物件を検討中の方は、下記よりお気軽にご相談ください。
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