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マンション売却の注意点とは?流れや費用、失敗例を把握しよう!

更新日:2024.07.31

マンション売却の注意点とは?流れや費用、失敗例を把握しよう!

大切な資産であるマンションを売却するのであれば、満足のいくものにしたいですよね。後悔しないためには、マンション売却の流れや費用などについて事前に調べておくことが重要です。本記事では、マンション売却を成功させるために押さえておきたいポイントや基礎知識を解説します。よくある失敗例についても触れているので、ぜひ参考にしてみてください。

  • 「マンション売却の流れ」を理解して進めていくことが大切
  • 近隣のマンション相場を参考に、売り出し価格を設定する
  • 査定額だけでなく、担当者との相性を考えて不動産会社を選ぶ

もくじ

  1. マンション売却の流れ

  2. マンション売却で発生する費用

    1. 仲介手数料

    2. 登記や手続き費用

    3. 印紙税

    4. 譲渡所得税

  3. マンション売却前の注意点

    1. 相場を参考に、売り出し価格を設定する

    2. マンション売却に適したタイミングを狙う

    3. 自分にあった媒介契約を選ぶ

    4. 担当者との相性を見て不動産会社を選ぶ

    5. 売り逃さないよう、交渉に応じるラインを先に決めておく

    6. みんなが不動産会社選びで重視してることは?

  4. マンション売却活動中の注意点

    1. 不動産会社の担当者と良好な関係を築く

    2. マンション売却の内覧で好印象をつくる

    3. 口約束はせず、約束は必ず書面にしておく

    4. 与信に注意して手付金は使わない

  5. マンション売却後の注意点

    1. 速やかに引っ越し準備をする

    2. 確定申告を忘れずに行う

  6. マンション売却の失敗例や注意点

    1. 相場価格を把握していなかった

    2. 売却のタイミングを間違えてしまった

    3. 内覧の前に掃除ができていなかった

    4. 売却によって得た利益でローンが返済できなかった

  7. まとめ



 

マンション売却の流れ

いざマンションを売却しようと思っても「何から手をつけたら良いのか分からない」「後悔せずに売却するにはどうすればいいのか」と悩んでしまうものです。人生に何度も起こる出来事ではないため、慎重になるのも無理はありません。

売却活動から販売活動、税金の支払いまでの流れを円滑に進めるためには、売却の基本的な流れを理解して進めていくことが大切です。
もちろん全てをご自身で対応する必要はなく、不明点があれば不動産会社へ相談することもできます。 まずは、あまり構えずに“マンション売却の基本的な流れ” を把握することから始めましょう。

マンション売却の流れ

マンション売却は、上記のような順序で進めていくのが一般的です。 下記記事でも「マンション売却の流れ」について詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。



 

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マンション売却で発生する費用

マンション売却には、仲介手数料や印紙税のほか、登記などの手続き費用といった諸費用がかかります。 ここからは、それぞれの費用や目安について解説します。

仲介手数料

仲介手数料とは、物件売却の仲介を依頼した不動産会社に対して支払う成果報酬のことで、マンションの売買契約が成立した場合のみに発生します。

仲介手数料は、宅地建物取引業法で上限が定められています。
上限額は、下記の表をご確認ください。

売買代金200万円以下 売買代金(税抜)の5%
売買代金200万円超
400万円以下
売買代金(税抜)の
4%+2万円
売買代金400万円超 売買代金(税抜)の
3%+6万円

※上記に消費税が加算されます。
出典:国土交通省 「宅地建物取引業者が宅地又は建物の売買等に関して受けることができる報酬の額

登記や手続き費用

不動産登記とは、土地や建物の権利関係を明確にするために必要な手続きで、誰のものなのかをはっきりさせるために行われています。 マンション売却が成立した場合、新たな買主を所有者として登録するための費用が数十万円かかります。

また、登記手続きの代行を依頼する場合、司法書士や土地家屋調査士に対する手数料も発生します。これらの費用は、取引する物件や契約条件によっても変動するため、事前に見積もりを取得することをお勧めします。

印紙税

印紙税とは、契約書に貼り付ける収入印紙の取得にかかる費用(税金)のことです。
不動産の売買契約書は「課税文書」になるため、印紙代が発生します。

印紙代は取引価格に応じて異なり、例えば1,000万円超5,000万円以下の取引は、2024年3月31日までの軽減税率を適用した場合、10,000円です。 売買契約書は、売主用と買主用の2通作成が必要となるため、通常2枚分の印紙代がかかります。

譲渡所得税

譲渡所得税とは、「マンション売却時に得た利益」に対して課税される税金のことで、所得税や住民税、復興特別所得税を総称したものになります。

税率は一律ではなく、不動産の所有年数によっても大きく変化します。
マンション売却の費用や税金については、下記記事にて詳しく解説していますので、参考にしてください。



 

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マンション売却前の注意点

マンション「売却前」は、注意点が最も多いと言われています。しかし、注意点が多いからといって、内容が難しいわけではないので、順番に見ていきましょう。

近隣相場を参考に、売り出し価格を設定する

大切な資産であるマンションの「売れ残り」を防ぐために、近隣のマンション売却相場を事前に調査して、適切な売り出し価格を把握することが大切です。
相場を知っておけば、不動産会社の査定の妥当性を判断するのに役立つだけでなく、実際にマンションを売りに出した際の、買主との値引き交渉なども進めやすくなるでしょう。

なお、今ご覧いただいているサイト「クラモア」の“住まいトレンド”でも、マンションの売却相場をリサーチすることができます。

住まいトレンド

地域や駅、マンション名から検索することができ、実際の事例をもとに、知りたいマンションのおおよその売却価格を把握できるだけでなく、売出中の物件情報や、マンション評価・口コミなども確認することができます。 無料で利用できますので、ぜひ下記ボタンからアクセスしてみてください。



売買価格相場・賃料相場情報をお届け

 

マンション売却に適したタイミングを狙う

マンションの価格は変動していくため、売却できる可能性を高くするには、タイミングを見計らうことが重要です。 マンション売却をする際は、下記のタイミングを参考にしてみてください。

  • 近隣相場が上昇しているとき
  • 築20年以内
  • 購入の需要が増える引っ越しシーズン
  • 修繕積立金が値上がりする前
  • 大規模修繕を終えた後
  • ライフイベントが変化したとき
  • 手残り(家の売買で最終的に手元に
    残った金額)が十分に増えたとき

マンション売却に適したタイミングについては、以下の記事で解説しています。



 

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自分にあった媒介契約を選ぶ

不動産会社が売却活動をするために締結する契約のことを「媒介契約」といいます。
媒介契約には「専属専任媒介契約」「専任媒介契約」「一般媒介契約」の3種類があり、その中からご自身の売却活動と合う契約方法を選びます。

自分にあった媒介契約を選ぶ

媒介契約の特徴はそれぞれ異なるので、メリットとデメリットを理解したうえで自分に合った契約方法を見つけることが大切です。仲介手数料の上限や違約金などのルールもあるので、契約する前に事前に把握しておきましょう。

詳しくは、下記の記事でもご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。



 

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担当者との相性を見て不動産会社を選ぶ

不動産会社を選ぶときは、査定額だけではなく、不動産会社の担当者との相性にも注目してください。 下記ポイントをチェックするのがおすすめです。

  • 価格の根拠が明確であり、提案力があるかどうか
  • 知識が豊富で、質問に対し正しい答えがスムーズに返ってくるか
  • 売却物件のある地域に精通しており、
    買主に対して上手に訴求できるか
  • 話に矛盾がなく、違和感を覚えたり
    怪訝に感じたりする点がないか
  • 話をよく聞いてくれて、親身になり一緒に解決策を考えてくれるか
  • 自分が買主の立場だったら、この担当者(この不動産会社)から物件を買いたいと思えるか

話しやすく、信頼できる担当者に出会えれば、スムーズに売却活動を進行できます。
可能な限り媒介契約前に、担当者の対応をチェックしましょう。

売り逃さないよう、交渉に応じるラインを先に決めておく

購入希望者が現れたら、滞りなく契約できることが理想ですが、実際は売買価格の交渉を持ちかけられることがほとんどです。

物件価格の値下げ交渉をされた際に、不本意な金額まで値引きすることのないよう、交渉に応じる最低ラインをあらかじめ決めておきましょう。
例えば、値下げ交渉があった場合「2,800万円以下では絶対に売らない」ということを事前に決めておき、不動産会社の担当者と共有しておくことをおすすめします。

みんなが不動産会社選びで重視してることは?

クラモアが独自に調査した、不動産売却を検討している方へのアンケート結果によると、不動産を売却する際に依頼する会社選びで重視することとして多かったのは、「高く売却できる」(31.6%)、「担当者の対応が丁寧」(20.7%)、「売却エリアに詳しい(地域密着型)」(15.8%)でした。

売却時に不動産会社選びで重視すること
売却時に不動産会社選びで重視すること

最も多い回答が「高く売却できる」という結果であることから、不動産会社への売却に対する期待値(高く売れることに対する期待値)が高いことが分かります。

大切な不動産を高く売却するには、売却のノウハウを持ち、その地域に詳しい「信頼できる担当者」がいる不動産会社を選ぶことが大切です。 専門知識を持つ不動産会社は、市場分析や適正な価格設定だけでなく、複雑な売却手続きもしっかりサポートしてくれます。 また、物件の立地や特性、市場動向などを熟知しているため、マンションを高く売るための戦略を一緒に立てることが可能です。
 

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マンション売却活動中の注意点

不動産会社を選んだら、いよいよマンションの売却活動に入ります。
売却活動中に失敗しないための注意点を確認していきましょう。

不動産会社の担当者と良好な関係を築く

マンション売却では、魅力ある物件であることはもちろんですが、不動産会社が買い手を見つける“営業力”によって、成功の確率が変わると言っても過言でありません。
信頼できる担当者とこまめに連絡をとり、お互いに十分なコミュニケーションを重ねて、よい関係性を築くことがマンション売却にとって重要といえます。

特に、売主へ進捗状況の報告義務がない「一般媒介契約」の場合は、自分からこまめに不動産会社へ連絡をとらなければ、案件を後回しにされてしまう可能性もあります。
忙しくて、自分から連絡が取りにくい状況にある方は、決まった頻度で状況を報告してもらえる「専属専任媒介契約」または「専任媒介契約」を選ぶことをおすすめします。



 

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マンション売却の内覧で好印象をつくる

マンションの売却活動で、重要なカギを握るのが「内覧」です。
購入希望者から、いかに好印象をもってもらえるかで、早期売却につながります。

内覧で注意したいポイントは、下記の通りです。

  • 玄関をすてきに演出する
  • 換気と消臭で嫌なニオイをなくす
  • 照明をすべて点灯しカーテンを開けて
    明るくする
  • できるだけ物を減らす
  • しっかり掃除する
  • 快適な室温と湿度を保つ
  • 不具合や故障を修理する
  • 資料を準備しておく
  • 共有スペースを点検する
  • 清潔感のある服装で丁寧に対応する

購入者に良い印象を与え、物件の魅力を最大限に引き立てることで、希望どおりのマンション売却に近づけることができます。
上記ポイントを参考に、準備万端にして、内覧者の方をお迎えしましょう。



 

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口約束はせず、約束は必ず書面にしておく

マンション売却時の口約束は、トラブルのもととなります。内覧などで、購入検討中の方々と話をする際は、「口約束または、口約束と勘違いされる可能性のある言動は決してしない」と決めて接するようにしてください。
トラブルを未然に防ぐためにも、約束事は必ず書面にしておくことが大切です。

与信に注意して手付金は使わない

購入希望者が現れても、相手から支払われた手付金には手を出さないようにしましょう。
万が一、買主側の与信に問題があった場合、住宅ローンの審査が通らず、マンション売却が破談になってしまうケースもあるためです。
予期せぬトラブルがないことを確認できるまでは、最後まで慎重に行動するようにしましょう。

マンション売却後の注意点

マンション売却後の注意点

買主と売買契約を結んだからといって、即日物件引き渡しになるわけではありません。 売買契約を結んでから行う準備や手続きがあります。

ここからは、マンション売却後に注意しておくべきことを紹介します。

速やかに引っ越し準備をする

売買契約後は、速やかに引っ越しできるように準備をしましょう。
引き渡しの期限に間に合わなければ、買主とのトラブルの原因にもなります。

期限に間に合うようスムーズに引っ越しをするためには、事前の準備を計画的に進めることが大切です。 繁忙期に引越しする場合には、引っ越し会社が見つからない場合や、予約が取れないケースもありますので、早目に押さえておきましょう。

確定申告を忘れずに行う

マンションを売却したら、確定申告を忘れずに行いましょう。
具体的には、1月1日から12月31日までに得た所得を翌年の2月16日から3月15日までに所定の申告書に記入して、税務署に提出するという流れになります。 売却益が生じた場合は、必ず確定申告を行う必要があるため、申告漏れがないように注意が必要です。

また、売却損が生じた場合、要件を満たせば適用できる特別控除や税制優遇があります。
適用を受けるためには確定申告が必要となるため、申告を忘れないようにしましょう。



 

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マンション売却の失敗例や注意点

ここからはマンション売却時のよくある失敗例や注意したいポイントについて解説します。
高額なやりとりになるので、失敗しないためにも次のことをチェックしておきましょう。

相場価格を把握していなかった

相場や競合物件よりも高い価格に設定してしまったことで、売れ残ってしまうことがあります。 買い手を早く見つけるためにも、適正価格で売り出さなくてはなりません。

そのために、マンションの相場価格を把握しておくことが大切です。 査定額を出してもらう前に、自分の物件がどのくらいの価格で販売されているのかを見ておくと、不動産会社の見極めにも役に立ちます。

売却のタイミングを間違えてしまった

見出し「マンション売却に適したタイミングを狙う」にて先述した通り、物件が売れやすいタイミングというものが存在します。買い手が付きそうなタイミングをしっかりと見計らって、適切なタイミングで売りに出しましょう。
不動産の価値は景気によって大きく左右されるので、経済の動向や景気の変動を知ることも大切です。

内覧の前に掃除ができていなかった

購入を検討している人がマンションの内覧で訪れたとき、部屋が汚かったり、傷が目立っていたりすると購入をためらってしまう可能性があります。
そうならないためにも、ホコリや汚れが溜まっていないか、汚いと思われる箇所はないか念入りに確認して、きれいに掃除しておきましょう。

売却によって得た利益でローンが返済できなかった

売却前にローンの残高をきちんと把握しておらず、売却によって得たお金でローンが払いきれないという失敗例もあります。
住宅ローンが残った状態ではマンションを売ることができないため、差額を実費で支払わなくてはなりません。手持ち資金があれば問題ありませんが、そうでない場合は、住宅ローンを組んだ金融機関に一度相談してみましょう。

まとめ

本記事では、マンション売却の流れや費用、マンション売却を成功させるために押さえておきたいポイントや注意点を解説しました。

マンションの売却は、人生で何度も経験することではありません。だからこそ、失敗しないためにも、きちんと知識を身につけておきたいところです。 本記事を参考に、売るタイミングや相場価格、注意点などを把握して、マンション売却を成功させましょう!

また、マンション売却にあたっては、二人三脚で売却を進めていく信頼できるパートナー選びが大切です。悩みや疑問を相談できる不動産会社をお探しの方は、ぜひ下記よりお問い合わせください。
 



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