更新日:2021.10.05
相続とは?相続の主な3つの方法も詳しく解説
一般的に、身近な方が亡くなったときに行わなければならない手続きが「相続」です。 ただ、具体的にどういったことをしなければならないのか、またそもそも相続とはどういった手続きのことを指すのか、「よくわからない」という方もいるでしょう。 そこで今回は、相続の基本と相続手続きで行われる主な3つの方法について解説します。
- 相続にはプラスの財産だけでなく、借金や債務などの負の財産も含まれる
- 一般的な相続人は法定相続人だが、法定相続人以外の他人に相続させる方法もある
- 相続財産の分割には分割協議で決めることもあるが、分割協議が決裂したら調停になる
相続の方法について
「相続」という言葉を日常的に耳にしますが、そもそも相続とはどういうものなのでしょうか。相続の概要と、相続に関する主な手続きについてご紹介します。
相続の概要
相続とは、亡くなった方の財産や権利を相続人が受け継ぐことです。相続では、亡くなった方のことを「被相続人」、被相続人の財産を受け継ぐ方を「相続人」と呼びます。一般的に、相続人になるのは被相続人の配偶者や子ども、兄弟姉妹、親などの「法定相続人」と呼ばれる方たちです。
相続財産は、現金や預貯金以外に株式や車、不動産など、被相続人が持っていた財産や権利のすべてです。もちろん借金も相続財産に含まれるため、相続人にとってプラスになる相続ばかりとは限りません。
相続開始日は、被相続人が亡くなった日を基準にします。そのため、相続手続きを始める際には相続開始日を基準にした財産評価を算出して、相続税の計算をしていきます。
相続の主な方法
相続手続きの主な方法は、以下の3つです。
- 法定相続
- 遺言による相続
- 分割協議による相続
「法定相続」とは、民法で定められている法定相続人が、民法の規定通りの割合で相続財産を受け継ぐことです。大半の方がこの法定相続を行います。
「遺言による相続」は、被相続人があらかじめ作成していた遺言書をもとに、相続財産を分けます。遺言書を作成しておけば、法定相続人以外の他人に財産を渡すことも可能です。その場合、遺言書内で財産の受取人として指定された方のことを「受遺者」と呼びます。
「分割協議による相続」は、相続人全員で相続財産の分割方法について話し合い、相続割合を決めます。ただし、分割協議がすべてのケースでうまくいくとは限りません。
分割方法に納得できない相続人がいれば、話し合いが決裂することもあるでしょう。そういったケースでは、家庭裁判所に調停を申し立てて解決することになるため、話し合いが決裂すると相続内容が決定するまでに時間がかかる場合もあります。
相続の基本を知って万が一に備えよう
人はいずれ亡くなります。ただ、それがいつなのかは誰にもわかりません。だからこそ、相続とはどういうものなのか、どういった方法があるのかを知り、いざというときに慌てないよう備えておきましょう。
相続に関して詳しく知りたい方は、ぜひ下記よりお気軽にお問い合わせください。
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