- 老後の暮らしに関する無料の総合相談窓口
- 保健師・社会福祉士・主任介護支援専門員(主任ケアマネ)などの専門職がサポート
- 相談は“相談対象者の住所地”を管轄する地域包括支援センターに行うのが基本
「介護」「老後資金」「施設・住まい」
「相続」「老後の暮らし」などの
ご相談が一つの窓口で対応可能
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通話
無料 - 0120-952-870
受付時間:月~土 9:00~18:00(日・祝日定休)
地域包括支援センターとは?
地域包括支援センターは、主に高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるよう、介護・医療・福祉など多様な面から支援を行う自治体設置の無料の総合相談窓口です。
介護保険制度に基づき設置されており、介護に関する相談、権利擁護、包括的な支援体制の構築など、地域の高齢者を支える役割を担っています。
令和7年4月時点で、地域包括支援センターは全国の市区町村に5,487か所、ブランチ(※)などを含めると7,374か所が設置されています。
※地域包括支援センターと連携して運営されるより身近な地域密着型の相談窓口
出典:厚生労働省 「地域包括支援センターについて」
どんな人が利用できる?
地域包括支援センターの利用対象者は、高齢者本人(65歳以上)だけでなく、高齢者の支援を行っている家族や周りの人も無料で相談可能です。
どんな相談ができる?
地域包括支援センターでは、以下のように、高齢期の暮らしに関するあらゆる相談を受け付けています。
| 介護や生活支援の相談 | ・最近足腰が弱ってきたので運動がしたい ・買い物に行くのが大変なので助けてほしい ・介護保険の申請をしたい ・利用できる介護保険サービスについて知りたい ・一人暮らしの親が心配 ・親の介護が大変で心身とも疲れている ・近所の高齢者の様子がおかしく心配している |
|---|---|
| 認知症に関する相談 | ・最近物忘れが多くなった気がする ・認知症の診断を受けられる医療機関を知りたい ・認知症のことを知りたい |
| 地域交流に関する相談 | ・地域で仲間を作りたい、サークル活動に参加したい ・外出を嫌がる親が、外に出かけるようにしてあげたい |
| 日々の暮らしの不安・終活に関する相談 | ・不審な電話が度々かかってくる ・訪問販売で要らないものを買わされてしまった ・お金の管理が難しくなってきた ・終活を始めたい ・一人暮らしなので、いざという時に心配 |
在籍する専門家の役割
地域包括支援センターには、保健師・社会福祉士・主任介護支援専門員(主任ケアマネジャー)といった専門職が配置され、各分野の専門性を活かしながらチームで連携し、高齢者や家族を支援します。
| 保健師 (看護師) |
疾病予防や健康増進を目的とした保健指導を担当し、運動・栄養・生活習慣などの面から、高齢者の介護予防をサポートします。 |
|---|---|
| 社会福祉士 | 日常生活に困難を抱える高齢者や家族を対象に、生活全般の相談支援を行います。 医療・教育・児童福祉・高齢者福祉・障害福祉など幅広い分野に対応し、虐待防止や成年後見制度の活用支援など、権利擁護も担う重要な専門職です。 |
| 主任介護支援専門員 (主任ケアマネジャー) |
ケアマネジャーの最上位資格であり、他のケアマネジャーへの指導・助言を行う役割を担っています。また、地域課題を共有し解決策を検討する地域ケア会議の運営などを通じて、地域包括ケアシステムの推進において中心的な役割を果たします。 |
地域の各機関と連携して生活支援を行う
地域包括支援センターは、地域の高齢者が安心して暮らし続けられるよう、行政・医療機関・介護事業所・保健所・社会福祉協議会・ボランティア団体・NPO法人など、さまざまな地域機関と連携しています。
こうしたネットワークを活かし、生活上の困りごとや介護・福祉に関する課題を把握し、必要に応じて適切なサービスへつなぐ「地域支援のハブ」として機能しています。


利用方法
地域包括支援センターは、市区町村ごとに担当エリア(管轄区域)が決まっています。
利用する際は、行政のホームページなどで「地域包括支援センターの担当エリア」を確認し、相談したい高齢者の住所地を管轄するセンターへ問い合わせましょう。
もし、自分の住所地の担当センターが分からない場合でも、最寄りの地域包括支援センターに連絡すれば照会してもらえます。
また、離れて暮らす親のことを相談したい場合は、親の住所地を管轄するセンターに相談しましょう。
前述の通り、利用は無料で事前予約も必須ではなく、飛び込みで訪れても対応してもらえる場合が多いのも特徴です。さらに、来所が難しい方には、職員の自宅訪問や電話での相談も可能です。
地域によって名称が異なる場合がある
「地域包括支援センター」は全国共通の名称ですが、市区町村によっては独自の名称を使用している場合があります。
▼例
- 高齢者サポートセンター
- お年寄り相談センター
- あんしんすこやかセンター
名称が異なる場合でも、役割は地域包括支援センターと同じため、行政ホームページや窓口で確認してみましょう。
地域包括支援センターの4つの役割
地域包括支援センターの業務は、大きく分けて以下の4つで構成されています。
総合相談支援業務
地域包括支援センターの中心となる業務で、高齢者に関するあらゆる相談に応じます。
前述の通り、介護の悩み、医療機関・介護サービスの利用方法、認知症への不安、権利侵害、生活費や住まいの問題など、多岐にわたる相談に対応します。
相談できるのは高齢者本人だけでなく、家族・近隣住民・地域団体など誰でも利用できる点が大きな特徴です。 相談内容に応じて、関係機関と連携しながら専門的な支援につなげたり、必要な制度の利用手続きについてアドバイスを行ったりします。 。
権利擁護業務
高齢者が地域で安心して暮らせるよう、虐待防止・消費者被害防止・成年後見制度の利用支援など、さまざまな権利を守るための支援を行います。
認知症などにより判断能力が低下した高齢者が、「不当な契約を結ばされる」「財産を不当に使われる」「虐待を受ける」といったリスクを抱えることは決して珍しくありません。
そのため地域包括支援センターでは、地域での見守り体制の構築、関係機関との連携、住民への啓発活動なども行い、高齢者の権利を守る包括的な取り組みを進めています。
介護予防ケアマネジメント業務
介護が必要になる前の段階から、心身の状態や生活環境に応じた支援を計画的に行い、できる限り自立した生活を続けられるように支援する役割を担っています。
対象となるのは、要支援1・2の認定を受けた人や、介護が必要となるリスクが高い「事業対象者」などです。
専門職が本人・家族と話し合いながら、生活機能の維持・向上を目的とした介護予防サービスの計画を作成し、地域の活動(運動教室など)への参加につなげます。
また、必要に応じてサービス事業者との調整や計画の見直しも継続的に行います。
さらに介護予防は地域づくりにも深く関わるため、認知症サポーター養成講座、家族介護者教室、地域の交流支援など、多様な団体と協力しながら“地域ぐるみの支え合い”を実現する取り組みも推進しています。
包括的・継続的ケアマネジメント支援業務
地域で活動するケアマネジャー(介護支援専門員)を専門的にサポートし、介護サービスの質を高めるための支援を行います。
主任介護支援専門員が中心となり、困難事例への助言、ケアマネ同士の相談会の開催、研修などを実施し、ケアマネジメントの質を高める取り組みを行います。
また、地域の医療機関や介護サービス事業所との連携を強化し、退院後の生活支援や認知症高齢者への支援など、多職種連携が必要な場面で中心的役割を果たすことで、高齢者が切れ目なく適切な支援を受けられる体制を整えています。
地域包括支援センターの運営形態とは?
地域包括支援センターは市区町村が設置主体ですが、運営については、社会福祉法人・医療法人など外部の専門機関へ委託することも認められています。
実際には、自治体が直接運営する“直営”は全体の2割ほどで、残りの約8割は委託運営が中心となっています。
なお、直営と委託運営のどちらであっても、提供されるサービスの内容や役割に違いはありません。
相談対応の質も同じ基準で行われているため、利用者は安心して相談できます。


出典:厚生労働省 「地域包括支援センターについて」の情報を基に、クラモア編集部が作成
まとめ
地域包括支援センターは、すべての高齢者が住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを続けられるよう支えるための拠点です。介護や医療、日々の生活に関する不安や困りごとは、ひとりで抱え込む必要はありません。 「こんなことで相談して良いのだろうか?」という些細な心配ごとでも、まずは地域包括支援センターに気軽に相談してみましょう。
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※本記事は一般的な情報提供を目的としています。
内容には執筆者の解釈や見解が含まれる場合があり、正確性や完全性を保証するものではありません。
具体的な判断や行動にあたっては、必要に応じて専門家へご相談ください。
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