- 家事の分担を決める際はまず家事をピックアップし、「やるべきタスク」を明確にする
- 一度分担を決めても、生活スタイルの変化に合わせて定期的に分担を見直すことが大事
- 仲良く同棲生活を続けるには、パートナーへの感謝の気持ちを持つことが重要
最近では共働きが一般化し、家事に参加する男性も増加していますが、それでも「男性の家事参加」に不満を感じている女性は多く、ケンカの原因になることも少なくありません。この記事では、初めて同棲をするカップルが仲良く暮らしていけるように、上手な家事の分担方法や初めての同棲を円滑にするためのポイントを解説します。
分担する家事をピックアップして担当を決める
家事の分担の仕方によって負担が偏ってしまい、同棲生活がうまくいかなくなることもあります。そのため、家事の分担はとても重要なポイントです。
まずは家事をピックアップする
家事の内容は、互いのライフスタイル、住まいの間取りや大きさ、ペットの有無などによって変わってきます。まずは、自分たちが必要とする家事の内容をピックアップしてみてください。具体的な家事(タスク)がわかれば、分担もしやすくなるでしょう。日々行う家事には次のようなものがあります。
- 掃除関係:部屋・風呂・トイレの掃除、戸建ての場合は庭や玄関まわりの掃除
- 洗濯関係:衣類の洗濯、シーツやカーテンなどの洗濯、クリーニングの依頼とピックアップ
- 料理関係:買い出し、在庫管理、料理、配膳、片付け、食器の洗い物
- ペットがいる場合:散歩、トイレ掃除、シャンプー
自分たちに合った分担方法を考える
家事は快適な生活において避けられないものなので、自分たちにあったやり方を選ぶのが無理なく続けるポイントです。家事の分担方法には次のようなパターンがあるので、自分たちにとって負担の少ない方法を検討してみてください。
家事を細分化して担当を決める
作業の多い家事は細分化します。たとえば、洗濯には「仕分けする」「洗う」「干す」「取り込む」「たたむ」「アイロンをかける」「しまう」などの作業があります。すべて一人で対応するには負担が大きいので、「洗濯物を取り込むところまでは片方が行い、その後はもう片方が行う」といった形にすればストレスも減るでしょう。
「曜日」で決めて担当する
「平日と週末」「月・水・金・日と火・木・土」など、曜日で家事の担当を決めるのも手です。この方法だと「家事から解放される日」ができるので、趣味に時間を使ったり外出したりしやすくなります。
家事分担後に実施・検討したいこと
最初のうちはよくても、ライフスタイルの変化にともない家事の分担がうまく回らなくなることもあります。分担を決めてからも、以下のことを意識するようにしましょう。
定期的に分担のバランスを見直す
仕事には「忙しい時期」があるもので、つねに家事をする時間があるとは限りません。昇進して責任が増えたり、異動によって出張する機会が増えたりすることもあるでしょう。そういった生活スタイルの変化に合わせて定期的に分担のバランスを見直し、調整することが必要です。
また、家事をやってみたら思っていたよりうまくできず、負担を感じることがあるかもしれません。「できないから」といって家事をしないと、それがケンカの原因になることもあるため、互いが意見を言いやすいよう定期的に話し合いの場を設けておくとよいでしょう。
家事を減らす工夫をする
専業主婦がいる家庭とフルタイムで働くカップルが同じように家事を行うのは、難しいのが現実です。家事を完璧にしなくても生活はできるので、互いが負担を感じないように家事の量と頻度を減らす工夫をしましょう。家事を減らす方法には、次のような選択肢があります。
洗濯の負担を減らす方法
衣類などの量や汚れ具合などにもよりますが、洗濯を毎日する必要はありません。数日分まとめて洗えば、電気代の節約にもなります。また、洗濯の負担を減らすためには衣類の素材選びも重要です。別に洗う必要がある色物はできるだけ避ける、丸洗いできてアイロンがけの手間を省ける形態安定シャツを買う、といったことで洗濯の負担軽減につながります。
買い物の負担を減らす方法
献立は1週間単位で考え、食品はできるだけまとめて購入しましょう。まとめ買いをすればスーパーなどに行く回数が減り、ムダな出費も減らせます。
家事分担を考えるにあたって大切にしたいこと
同棲生活円満の秘訣は、「家事をきちんとやること」だけではありません。初めての二人暮らしを楽しく、そして快適にするためには、もっと大切なことがあります。ここでは、家事分担がうまくいくためのポイントをご紹介します。
パートナーに対する思いやりと感謝を忘れない
便利な家電が数多く販売されているので、簡単な家事はわざわざ分担などせず、基本的に気づいた人がやればよいことです。家事の分担を決めてしまうと、「担当したほうがやるべき」という感覚に陥りがちです。
同棲しながら仲良く生活するためには、ルールにとらわれずパートナーに対する思いやりと感謝を忘れないことが大切です。感謝の気持ちは互いのモチベーションにもつながるので、気持ちはきちんと言葉でパートナーに伝えましょう。照れくさい方は、手紙やカードを使って文字で伝えるのもおすすめです。
自分たちに合ったライフスタイルを追求していく
家事は毎日続けることなので、「平等に分担すること」より「二人で無理なく続けられる方法を見つけること」のほうが重要です。今回は一般的な家事分担の仕方をご紹介しましたが、これが正解というわけではありません。
なかには家事は一切分担せず、「気づいたほうが気づいたときにやる」という方法で仲良く暮らしているカップルもいます。決めたルールに過度に縛られず、二人で生活していくなかでアイデアを出し合い、最適なライフスタイルを追求していけば楽しい同棲生活が続けられるでしょう。
家事にもメリハリをつける
もともと家事が好きな方にとっては、家事は気分転換にもなる楽しい時間です。しかし、家事が苦手な方も少なくありません。苦手なことを嫌々やると効率が下がるので、家事も仕事同様にメリハリをつけるようにしてみてください。
ときには家事から完全に離れ、家事代行サービスを使ったり、宿泊施設などで贅沢な時間を過ごしてみたりするのもよいでしょう。それによって、「自分たちで家事をすること」が倹約につながると実感でき、また家事を頑張ろうという気にもなれます。
快適な物件を選んで日々の家事の軽減を
快適な同棲生活を営むには、適切な家事の分担が重要です。互いの生活スタイルや得意不得意などを考慮し、片方に負担がかからないように配慮しながら最適な家事の分担を決めましょう。必要に応じて、プロのサービスを利用するのも手です。家事の負担が減れば、パートナーを思いやる余裕が出て、互いの心が満たされることにもつながるでしょう。
快適な同棲生活を営むには、物件選びも重要です。「スーパーなどが充実しているエリアで同棲を始めたい」「クローゼットが多く、部屋をきれいにしやすい物件を探したい」といった希望がある方は、下記よりお気軽にお問い合わせください。
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