- 購入すべきものを必要性に応じて3段階に分類し、リストを作成すると失敗が減る
- 引越し作業や手続きに必要なものは、探しやすく取り出しやすい場所に
- インテリアや食器などの用意は最低限にとどめ、好みに合わせてゆっくりそろえる
初めて親元を離れる大学生や社会人の方にとっては、不安も大きい一人暮らし。いきなり生活をイメージするのは難しく、「何を準備したらいいかよくわからない」という方も多いでしょう。
この記事では、準備するにあたって知っておきたい一人暮らしの必需品をご紹介します。これから一人暮らしの準備を始める方は、「その日から必要になるもの」「すぐ必要になるわけではないがあると便利なもの」「生活を始めてから徐々にそろえればよいもの」を項目別にリストアップしておくと安心です。
最低限そろえておきたい、一人暮らしの必需品一覧
一人暮らしを始めたその日から必要になるものの代表例をまとめました。ないと不便なものばかりなので、忘れないようにチェックしておきましょう。
インテリアや家電
睡眠や食事などに使うものや夜間の安全を守る照明などは、引越し前に用意しておかなければなりません。
寝具
「初めての一人暮らし」の方にとって、引越しはかなりの重労働。当日は精神的にも疲れているでしょう。そういった状況でしっかり身体を休めるのに重要なのが、布団セット(敷布団や掛け布団)、枕、枕カバー、シーツなどの寝具です。ベッドを購入する場合は、部屋のサイズにも留意して選びましょう。
照明器具
初めから照明器具が付いている賃貸物件もありますが、ないケースもあるのであらかじめ確認が必要です。午後から引越しをした場合、荷ほどき・片付けの途中で外が暗くなってしまうこともあります。外が暗くなっても困らないよう、照明器具は忘れずに用意しておきましょう。照明をLEDライトにすれば電気料金も安く、長持ちして交換の費用・手間も抑えられるのでおすすめです。
カーテン
意外に忘れがちなのがカーテンです。夜に明かりをつけた際、カーテンがないと外から部屋のなかが丸見えになってしまいます。また、冬場はカーテンがないと暖房を付けても室内がすぐに寒くなってしまいます。カーテンは”サイズが命”なので慌てて購入するのではなく、できれば引っ越す前に部屋を訪れ、窓のサイズをしっかり計測しておきましょう。
エアコン
夏場や冬場に引っ越す際には、入居当日からエアコンを使えるようにしておいたほうが安心です。火災などを防止するために石油やガスを使う暖房器具の使用を禁止している賃貸物件も少なくないので、事前に確認しておきましょう。
スマートフォン・携帯電話の充電器
「実家では家族と共有していた」といった場合に忘れやすいのが、スマートフォンや携帯電話の充電器です。バッテリー切れになると大事な連絡も取れなくなってしまい、とても不便です。「どこにしまったかわからなくなった……」というケースも多いので、ご注意を。
キッチン用品
キッチン用品などの小物・日用品は「引越してからそろえればいい」と考える方も多いですが、当日は意外にやることが多く、時間の余裕がありません。最低限必要なものはあらかじめ準備しておいたほうが、直後の生活が落ち着きます。
なべ・フライパン
一人暮らしの場合はキッチンがIHコンロだったり狭かったりするので、最初は小型で深さのあるIH対応フライパンを一つ用意しておくと安心です。シンクが小さいとかなり洗いにくい場合もあるので、取手が外れるタイプだと便利でしょう。
食器
汁物を入れられる深皿、平皿、どんぶり、スープを飲むカップ、箸、スプーン、コップをそれぞれ一つ用意しておくと、しばらくは困らずに済みます。それ以外は、一人暮らしを始めてから買い足しましょう。
スポンジ・キッチン用洗剤
食事の後は、食器をすぐに洗わないと不衛生ですよね。スポンジ、食器用洗剤、布巾などはセットで用意しておき、キッチンに置いておきましょう。キッチン用洗剤は油汚れに強いので、引越し後の清掃にも役立ちます。
清掃用品・衛生用品
洗面所やお風呂、トイレで使う日用品も忘れがちなポイントです。引越し後はすぐに新居の掃除をすることになるので、ないと困るものが多くあります。事前に用意するか、忘れ物がないようにメモをしておいてすぐに買いに行くようにしましょう。
トイレットペーパー・ティッシュペーパー
トイレットペーパーやティッシュペーパーは、部屋に入って最初に必要になるかもしれないほど優先度が高いアイテムです。荷物のわかりやすいところに入れておき、すぐに使えるようにしましょう。
タオル類
タオルや雑巾などは、引越し作業や掃除の際に欠かせません。代用できるキッチンペーパーもあると便利です。
シャンプー・ボディソープなど
引越し当日は体を動かすことが多く、緊張によって汗をかくかもしれません。入浴に必要なシャンプーやボディソープ、垢擦りタオルなど、普段使っている入浴用品を準備しておきましょう。
歯ブラシなどの整容用品
意外に忘れがちな歯磨き用品は、入浴用品とまとめて用意しておきましょう。ドライヤーやブラシ、女性の場合は基礎化粧品やメイク道具も忘れずに持っていくようにしましょう。
ゴミ袋
引越しの荷ほどきをした際には、いろいろなゴミが出ます。ごみを入れる袋を用意しましょう。実際に捨てる際は、アパート・マンションや市区町村などの決まりに沿って分別しなければなりません。
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必需品ではないが、あると便利なもの一覧
快適な一人暮らしを実現するにあたって、「すぐ必要になるわけではないがあると便利なもの」があります。自分のライフスタイルに欠かせないものはもちろん、普段使っている便利グッズなども準備しておくと、引越し直後の生活が快適になります。いきなり「毎日自炊」というのは大変かもしれませんが、気が向いたときやちょっと節約したいときに自炊できるグッズ・日用品がそろっていると安心です。
インテリアや家電
洗濯機
一人暮らしでは、1日に出る洗濯物はごく少量。コインランドリーを使う方法もありますが、コンパクトサイズの洗濯機があると外出の手間が減って楽です。洗濯機を取り付ける際は、引越し会社や購入した店舗に頼むようにしてください。
冷蔵庫
「自炊はしない」という方でも、飲み物を冷やしたり買ってきたお弁当を保存したりするのに使います。夏は冷凍室のあるものが便利。自炊をする方としない方で異なりますが、自炊をするなら200L前後、自炊をしない場合でも100L程度の冷蔵庫があると重宝します。
電子レンジ
とくに寒い季節は、温かい食べ物や飲み物があるだけで安心できます。温め機能のみでも、調理に使えて非常に便利です。オーブンレンジ機能付きの製品なら、トーストやおもちを焼くといった用途にも使えます。
電気ケトル
少量のお湯をすぐに沸かせる電気ケトルは、コーヒーを入れたり、カップラーメンやインスタントスープを作ったりする際に活躍してくれます。
キッチン用品
包丁
自炊をしない方でも、果物をむいたりお菓子を切り分けたりする際に包丁があると便利です。
キッチンバサミ・ピーラー
キッチンバサミがあればまな板を汚さずに食材を切れ、食材以外のものにも使えて便利です。ピーラーは野菜や果物などの皮が簡単にむけるので、包丁が苦手な方は用意しておきましょう。
まな板
まな板には、ボードタイプとシートタイプのものがあります。大きなまな板は意外に邪魔になる可能性がある一方、小さすぎると不便なので、キッチンの大きさやシンク周りの構造を見てから購入したほうがよいでしょう。
調理小物
自炊をする場合は、菜箸やおたま、しゃもじなどの調理小物もあると安心です。一人暮らし用物件のキッチンはとても狭いケースがあるので、キッチンそのものや収納スペースのサイズを確認してから購入すると間違いがありません。
食品用ラップ・調理用ポリ袋
食品用ラップや調理用ポリ袋は、残った食べ物などを衛生的に保管する際に重宝します。外したねじをまとめて入れておいたり、汚れたものを分けて捨てたりできるなど、引越し作業にも使えるでしょう。
清掃用品・衛生用品
トイレ・バス用の洗剤やブラシ
トイレや風呂掃除用の洗剤やブラシがあると、こまめに掃除をしようという気持ちになれます。逆に準備していないと、買い出しを考えて掃除が億劫になってしまうかもしれません。
粘着クリーナー・ハンディワイパー
掃除機を購入するか迷っている場合は、一時しのぎとして粘着クリーナーやハンディーワイパーなどを用意しておくとよいでしょう。掃除機のような音がないので、一人暮らしに向いている掃除器具と言えます。
洗濯用洗剤・ハンガー・ランドリーバスケット
脱いだ服をかけたり、洗濯したものを干したりする際に必要です。靴下などの小物を干すピンチハンガーなどもあるとよいでしょう。洗濯機から物干し場までの導線が遠い場合やコインランドリーを使う場合には、折り畳みできるランドリーバスケットが便利です。
衣類の収納用具
多くの部屋にはクローゼットや押入れがありますが、下着や靴下などの小物、ハンガーに吊るさないTシャツなどは意外に片付けにくいものです。段ボールに入れておく手もありますが、衣装ケースや収納棚などがあると室内の「キレイ」をキープしやすくなります。
生活を始めてから徐々にそろえればよいもの
家族と一緒に住んでいた実家には当たり前のようにあったものでも、一人暮らしをするにあたっては「なくてもさほど困らないもの」かもしれません。「すぐに必要にならないものは、新生活を始めてみてから購入を考えればいい」というスタンスでいれば、一人暮らしのために用意するものを減らせるでしょう。
インテリアや家電
テレビ
最近はパソコンやスマートフォンでニュースや動画を見ることができるので、なくても問題なく生活できるでしょう。「テレビが欲しいな」と思うまで、購入を待ってもよいかもしれません。
テーブル・ソファ
テーブルやソファなどの大型家具を買ってしまうと、次の引越しが大変になります。不要になって処分する際にも、手間や費用がかかるもの。部屋の広さや雰囲気を見ながら本当に欲しいものだけを選択し、徐々に買いそろえていくとよいでしょう。
ラグ・フロアマット
ラグやフロアマットがあると防寒にもなり、直接床に座ったり寝転んだりしてすごすこともできます。面積が大きいラグやフロアマットは部屋全体の雰囲気を左右するため、どんな部屋にしたいかというイメージが固まってから購入しましょう。ただし、ラグやフロアマットがあると、掃除の手間が増えるというデメリットもあります。
エアコン以外の冷暖房器具
実家から遠く離れて一人暮らしをする場合、新しい土地の気候(暑い・寒いなど)に関する知識や感覚が十分ではありません。まずはエアコン一つで生活してみて、必要に応じてエアコン以外の冷暖房器具を購入するとよいでしょう。扇風機などの併用で、光熱費を節約することも可能です。
キッチン用品
炊飯器
炊飯器があれば、惣菜だけ買って食事を済ませることも可能。「食事はすべて外食」と決めている方、「お米はほとんど食べない」という方以外は、持っておくと安心でしょう。
オーブントースター
アパート・マンションのキッチンの広さによっては、オーブントースターを置けないケースもあるでしょう。その場合は、オーブン機能付き電子レンジの購入を検討してみてください。
来客用の食器
自分で使う食器以外は、知り合いや友人が遊びに来ることが決まってから買っても十分間に合います。食器の好みが変わっていくことも考えられるので、当面は必要最低限のもので間に合わせ、徐々に買い足していきましょう。
食品保存容器
自炊をする方には、残った食品やあらかじめストックしておく食品を保存するための保存容器があると便利です。材質も形もさまざまなものがあるので、一人暮らしで実際に自炊を始めてから使いやすいものをじっくり選んでいけばよいでしょう。
清掃用品・衛生用品
掃除機
木造アパートなど、賃貸物件の構造によっては掃除機の音が気になる場合もあります。粘着クリーナー・ハンディワイパー、ほうきなどで代用しながら、静音タイプの掃除機の購入を検討していくのがおすすめです。
バスタオル・バスマット
バスタオルやバスマットはかさばりますし、乾きにくくて洗濯も大変です。日常的にバスタオルやバスマットを使っていない場合は、無理に用意せず、必要になってから購入するという考え方もあります。
トイレマット
トイレマットは冬場でも足元が冷えずに助かりますが、バスマットと同様に洗濯しにくく乾きにくいというデメリットがあります。他の衣類と一緒に洗濯をすることにも、抵抗があるかもしれません。「どうしても必要」と感じてから購入すればよいでしょう。
あなたは当てはまる?人によっては必要になるもの
以下では、男性の場合と女性の場合に分けて、「人によっては重要度が高いもの」をご紹介します。
男性の場合
シェーバー
男性の社会人にとって髭剃りは毎日の欠かせない身だしなみです。充電式の電動シェーバーが使いやすいでしょう。
シューケア用品
ビジネスシューズを履くようになると、靴の手入れが不可欠になります。革靴の手入れ用品や靴ベラなどが必要です。
衣類スチーマー
スーツやワイシャツにシワがついてしまった際、衣類スチーマーがあればアイロン台などがなくても手軽に衣類を整えられます。
消臭グッズ
消臭スプレーや脱臭ハンガーなどの消臭グッズは、毎日洗うわけにはいかないスーツやジャケット、シューズなどの臭い消しに役立ちます。
女性の場合
ドレッサー
メイクの際に使う鏡のついたドレッサーには、机と兼ねた製品もあります。また、鏡と適当な高さの台を組み合わせて簡易的に作製することも可能です。
洗濯ネット
下着やデリケートな衣類などを洗濯機で洗う際に便利です。そのまま干せるタイプのものや立体的なものなど、さまざまな製品があります。
生理用品
引越しをして環境が変わると、ストレスで生理のリズムが乱れる場合があります。タイミングにかかわらず、忘れずに用意しておきましょう。
防犯グッズ
女性の一人暮らしでは、防犯対策も重要です。窓用のフィルムや補助錠、ピッキングしにくいサムターン回し防止具などを準備しましょう。女性の一人暮らしだと悟られないようにするため、男性用の靴下や衣類などを屋外に干すのも有効です。
姿見・スタンドミラー
出かける前に全身を鏡に映してチェックする習慣がある方にとっては、全身が映る大きな鏡がないとストレスを感じるものです。部屋のスペースにゆとりがあるなら、全身が映る鏡を用意するのもよいでしょう。
男性・女性を問わず必要になるかもしれないもの
印鑑
最近はサインでよいものも増えましたが、引越し当日は荷物の受け入れや手続きなどで印鑑が必要になる場面があります。印鑑は手元に置いておくとよいでしょう。
応急処置セット・常備薬
ばんそうこうや消毒薬などの応急処置セットを用意しておくと安心です。熱が出た際には職場や学校に体温を申告しなければならないケースもあるので、体温計も用意しておきましょう。実家でよく使っていた常備薬がある方は、それを持っていくのも手です。
爪切り・耳かき・とげぬき
意外に忘れがちなのが、爪切り・耳かき・とげぬきといった小物類です。近くのドラッグストアなどで買うこともできますが、こちらも実家にあるものを持っていけば経済的でしょう。
裁縫セット
手芸をするわけでなくても、ほつれを直したりボタンをつけたりする際にあると便利です。
工具
家具の設置や電池交換の際、必要になるのがドライバーです。プラスねじとマイナスねじがワンセットになったドライバーがあると安心です。
自転車
一人暮らしの部屋が最寄り駅から遠かったり、電車を使っての通勤・通学が不便だったりする場合は、自転車がおすすめです。自転車は引越しの荷物のなかで運送費用がかさむものなので、新しく購入するのであれば引越し先で探すとよいでしょう。
空気清浄機
花粉症などのアレルギーがある方は、空気清浄機や玄関先で花粉を払う洋服ブラシがあると安心です。
時計
スマートフォンを見なくても、壁掛け時計があればすぐに時間がわかります。また、スマートフォンのアラームだけで朝起きる自信がない方は、目覚まし時計の購入も考えましょう。
自分だけの「必要なものリスト」を作ろう!
一人暮らしの準備を始めるにあたっては、まず「その日から必要になるもの」「すぐ必要になるわけではないがあると便利なもの」「生活を始めてから徐々にそろえればよいもの」に分けて自分だけのリストを作りましょう。
積極的に自炊しようと思っていない方でも、調理系の家電や日用品があると非常に重宝することがあります。まずは購入すべきものをリストアップするなかで、これからの一人暮らしをできるだけ具体的にイメージしてみてください。もしかしたら、意外な発見があるかもしれません。
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