- 空間に合わせた方法で手軽にフローリングや畳に切り替えることができる
- フローリングにリフォームすれば掃除も手間いらずでダニ防止もできる
- 畳にリフォームすれば湿度調整もできる和モダンな雰囲気の部屋を作れる
「和モダンな雰囲気を取り入れたいから畳に張り替えたい」「掃除が面倒だからフローリングにしたい」というように、床の素材を変えたいと思うことはありませんか? 「でも、実際に張り替えるのは手間がかかりそう……」といったイメージから、なかなか手を出せないという方もいるでしょう。
しかし、実はライフスタイルや気分の変化に合わせて気軽に模様替えができる方法があります。ここでは、畳をフローリングに、フローリングを畳にする方法や張り替えるメリットをそれぞれご紹介します。また、張り替えるためのリフォームについても解説しているので、本格的にフローリングや畳を取り入れたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
フローリングに畳を敷く方法とそのメリット
最近では「和」がインテリアとしても注目されており、家のなかに「和」の要素を取り入れる動きが見られています。フローリングから畳に替えるのは、意外と簡単にできることをご存知ですか? 畳を敷くことで、和モダンな雰囲気を取り入れられるだけでなく、防音対策にも一役買います。クッション性にも優れているので、子どもの怪我を防ぐ効果も期待できます。
置き畳
「置くだけ」で畳部屋ができ上がる置き畳は、ある程度まとまったスペースが確保できる部屋に使うのがおすすめです。半畳タイプと一畳タイプのものが一般的で、使う場所に合わせてカットできる製品もあるので、部屋の広さに合わせて使い分けることができます。
普通の畳とは違い、厚みや重さがありません。工事もいらないので、誰でも簡単に設置できて模様替えにも最適です。また、デザインや柄も豊富にあり、インテリアとしても楽しむことが可能です。自宅の雰囲気に合わせて、和の空間を作ってみましょう。
琉球畳
間取りや家具の配置によって、設置場所が限られたスペースしか確保できないのであれば、小さなサイズでできた琉球畳を使うのがおすすめです。縁のない正方形の畳なので、小さなスペースでも和モダンな雰囲気を味わうことができます。
縁のないシンプルなデザインなので、洋室にも馴染みやすく使いやすいでしょう。タイルのように並べて使うことも可能で、設置場所に合わせて組み合わせるのもおすすめの使い方です。
畳ベッド
床に畳を敷くスペースを確保できないけれど、畳をインテリアとして取り入れたい方におすすめなのが、寝具に畳を取り入れる方法です。畳ベッドは、畳に布団を敷いたような感覚で寝られるもので、和室で寝ているかのような感覚を味わいたい方にぴったりでしょう。和室で眠りたい派から支持されており、最近注目されている家具の一つです。
普通のベッドのようなフレームが付いているので、洋室に置いても違和感がありません。製品によっては布団を収納できるスペースが付いており、眠るとき以外は畳のスペースとして使うことも可能です。価格はベッドサイズや敷かれている畳の種類によって大きく異なってくるので、自分好みのものを吟味して選びましょう。
畳ソファ
畳ソファも、床に畳を敷くスペースが確保できない方におすすめの取り入れ方法です。座面部分が畳になっており、座った感覚はまさに和室。畳の香りを楽しめるだけでなく、自然由来の空調効果も期待できるので、よりリラックスできる空間になるでしょう。リビングのくつろぎ空間を充実させたいのであれば、畳ソファを検討してみてはいかがでしょうか。
洋室に置いても和モダンな雰囲気に仕上がり、インテリアを崩すことがありません。デザインも豊富なので、自宅に合う畳ソファを探してみましょう。
畳を取り入れるメリットとは
畳に使用されている「い草」は、調湿効果に優れている丈夫な多年生植物です。じめじめした不快な湿気は吸収し、乾燥しているときにはい草に含まれている水分を放出し、湿度を調整してくれます。
布団を畳の上に敷くと、寝汗の湿気も吸収してくれるので、夏の暑さが軽減されて快適な睡眠をとることができるでしょう。夏の暑さが不快に感じている方は、畳ベッドを取り入れてみるのもいいかもしれません。
湿度調整の他に、防音効果にも優れています。い草は空気を含んでいるので、フローリングよりもクッション性が高く、音を吸収して響くのを防ぎます。子どもがいる家庭なら、ハイハイや転んだときの衝撃を抑え、怪我防止にも役立つでしょう。
また、い草の香りにはフィトンチッドというリラックス効果が期待できる成分が含まれています。畳を部屋に取り入れることで、落ち着ける空間をつくり出すことができるのです。
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畳にフローリングを敷く方法とそのメリット
次に、畳からフローリングに切り替える方法とメリットについて解説していきます。最近ではフローリングの部屋が一般的ですが、築年数の古いものだと和室の物件もあるでしょう。
畳からフローリングにするのも手軽にでき、敷くだけで簡単に模様替えすることができます。畳は吸水性が高いので汚れが付きやすかったり、湿気を吸い込んだ状態が続いてダニ発生の原因になったりするのが気になる方もいるでしょう。
フローリングマット
畳の上に敷いてフローリングに切り替える方法として、カーペット状のフローリングマットが挙げられます。マットの表面にはフローリングのような木目が印刷されており、カラーバリエーションやデザインが豊富なので、インテリアに合うものを選ぶことができます。
フローリングマットを畳の上に置くだけで完成し、接着剤や工事は必要ありません。そのため、畳に戻したくなったらすぐに元に戻せるので、賃貸物件でも問題なく使用できます。自由に空間をデザインできるので、理想の暮らしを実現したいときに取り入れてみてはいかがでしょうか。低価格で購入できて手間もかからないので、模様替えを気軽に行いたい方におすすめの方法です。
フローリングに切り替えるメリットとは
シミが付きにくいのと、ダニが発生しにくいのがフローリングのメリットでしょう。畳は吸水性が高いので、水分が含まれたものを落としてしまうとシミになる可能性があります。一方、フローリングは撥水性が高いのでシミになる心配もなく、掃除も簡単です。
また、畳は自然由来の成分で作られており、湿度調整をしてくれますが、湿気を多く含んだ状態が長く続くとダニの温床となってしまうかもしれません。それに対し、フローリングは湿度による影響を受けにくい素材なので、ダニ発生のリスクが抑えられます。
また、フローリングのほうが耐久性に優れているので、重い家具を置いても変形することが少なく、畳よりも長く使うことができるでしょう。畳に比べて、頻繁なメンテナンスが必要ないのもメリットです。
カビが心配なら畳からフローリングにリフォームを
畳のシミやカビ、ダニの温床となってしまうことが心配な方は、フローリングにリフォームすることも考えてみましょう。畳の上にフローリングマットを敷くのは簡単にできますが、畳の問題がなくなったわけではありません。
ただし、賃貸物件の場合はリフォームするにあたって大家さんや管理会社に許可を取らなくてはなりません。基本的に承諾を得ることは難しく、リフォームするのは厳しいでしょう。
畳からフローリングにリフォームする費用はどのくらいか
6畳の部屋をフローリングにリフォームする場合の相場は、10~25万円くらいと言われています。フローリングの種類や部屋の広さなどで費用は変わってくるので、リフォーム会社と相談しながら決めていきましょう。
費用を抑えたい場合には、畳を剥がさずに自分で作業するという方法もあります。その場合は、ウッドカーペットやクッションフロアという選択肢がありますが、性能はフローリングに劣るので慎重に検討しましょう。
畳からフローリングにリフォームするメリットとは
畳に比べてフローリングはダニが発生しにくいので、小さな子どもがいる家庭でも安心です。フローリングなら平らで隙間がないので、ダニの発生や繁殖を掃除によって抑えることができます。ダニが畳などの奥に入り込んでしまい、繁殖する恐れもありません。
材質によっては定期的なワックスがけが必要な場合もありますが、基本的には掃除機だけで事足りるでしょう。撥水性が高いので、ふき取るだけで汚れを落とすことができます。メンテナンスはほとんど必要ないので、忙しい家庭でもキレイな状態を保つことができます。
フローリングから畳に張り替える方法も
畳からフローリングにリフォームすることもできますが、その逆でフローリングから畳にリフォームすることも可能です。フローリングから畳にするには、フローリングはそのままに重ね張りで畳にする方法と、フローリングを撤去して畳を敷く方法があります。
フローリングが痛んでいないのであれば、重ね張りでも問題ありません。しかし、土台となるフローリングが痛んでいて修理が必要な場合は、張り替える必要があるでしょう。
フローリングから畳にリフォームする費用はどのくらいか
フローリングから畳にリフォームする場合、フローリングを撤去するかしないかで費用は大きく変わってきます。もちろんフローリングを撤去する場合のほうが、工事の手順が多いこともあり、費用はかさむ傾向にあります。
6畳の部屋でフローリングを撤去する方法だと、おおよそ13万円~が相場でしょう。ただ、畳の種類や部屋の広さによって金額は変わるので、リフォーム会社と相談しながら決めていきましょう。
一方、6畳の部屋でフローリングを撤去しない方法だと、おおよそ7万円~が相場になります。この方法だと撤去の手間がかからず、使用する畳も薄いタイプになるので費用がかかりません。リフォーム費用を抑えたい場合は、土台となるフローリングが痛んでいないか確認してもらいましょう。
フローリングから畳にリフォームするメリットとは
フローリングの部屋が主流になってきましたが、最近では和モダンな雰囲気を楽しむために畳を取り入れる家庭も多くなってきました。畳のスペースを設けることで、部屋のアクセントになりインテリアとしても楽しめるでしょう。
畳のメリットはインテリアとしてだけでなく、防音対策や湿度の調整、リラックス効果といった性能の面にもあります。クッション性能があるので、音を吸収し響かせません。子どものいる家庭でも転倒時の怪我を防ぎ、柔らかいので眠る場所としても重宝されるでしょう。
い草でできている畳は、調湿効果があるので季節に合わせて湿度を調節し、快適な暮らしを生み出します。このい草の香りには、リラックス効果が期待できる成分が含まれているので、部屋に取り入れることで落ち着く空間をつくることができます。
メリットを知ってフローリングや畳に替えてみよう
間取りや家具の配置に合わせた方法で、フローリングや畳を取り入れることができるので、自宅の雰囲気を簡単に変えることができます。畳は床だけでなく、寝具やソファなどに取り入れる方法もあり、和モダンな雰囲気の部屋を作れます。一方、フローリングマットは畳の上に敷くだけでフローリングに模様替えできるので、手間やお金がかかりません。
完全にフローリングや畳の部屋にしたい方は、リフォームするのも視野に入れてみましょう。フローリングにリフォームすれば、ダニの発生や繁殖を防ぐことができ、メンテナンスいらずの空間をつくることができます。反対に、畳にリフォームすれば調湿効果のあるリラックス空間を取り入れることができます。自宅の雰囲気や部屋に取り入れたい効果を吟味して、あなたの家にぴったりな空間をつくり上げましょう。
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