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更新日:2024.12.09

エンディングノートの書き方と作り方、家族や知人のために記す8つの基本項目を解説

エンディングノートの書き方と作り方、家族や知人のために記す8つの基本項目を解説

終活のひとつとして、家族や友人・知人に自分の想いなどを伝える方法にエンディングノートがあります。 決まった書き方はありませんが、どんなことを書けばよいのか、ポイントをご紹介します。

  • エンディングノートの書き方に決まりはなく、自由に書いてよい
  • 法的効力はないが、自分の想いやメッセージを伝えることができる
  • 医療や介護方針・葬儀などに対する希望、財産や遺品の内容などを記載しておくと家族の負担が軽減される

もくじ

  1. エンディングノートとは?

    1. エンディングノートの必要性

    2. 思い立ったら書き始めよう

    3. エンディングノートはどこで手に入る?

  2. エンディングノートに書く8つの基本項目

    1. 自分のこと

    2. 医療や介護に関すること

    3. 財産や遺品のこと

    4. 親族や友人・知人の情報

    5. 葬儀や埋葬の希望

    6. 大切なものの保管場所

    7. 各種契約に関すること

    8. 家族や友人へのメッセージ

  3. まとめ



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エンディングノートとは?

エンディングノートは、人生の終末期や万が一の事態に備えて、自分の希望や想い、重要な情報を記録するためのノートです。 遺言書とは異なり、法的な効力はありませんが、自分の意志や家族へのメッセージ、財産の整理、医療や介護に関する希望を自由に書き残せます。 また、自分自身のこれまでを振り返り、これからの生き方を見つめ直すきっかけにもなるため、終活の一環として多くの人に利用されています。

エンディングノートの必要性

エンディングノートは、必ず書き残さなければならいものではありませんが、残された家族や親しい人々にとって大切な道しるべになる可能性があります。
以下に、エンディングノートを活用するメリットをご紹介します。

自分の意思を明確に伝えられる

エンディングノートは、自分が亡くなった後にどのような対応を望むか、自分の希望を具体的に伝える手段となります。 例えば、葬儀の形式や埋葬場所、遺品整理の希望などをあらかじめ書き残すことで、遺された家族の負担や迷いを軽減することができます。

相続手続きがスムーズになる

遺産や保険・銀行口座などの情報をエンディングノートに記録しておくと、相続人がスムーズに手続きを進める手助けとなります。 エンディングノート自体には遺言書と異なり法的効力はありませんが、遺言書と併用することで、自分の意思を明確に示すことができます。

万が一の事態に備えられる

事故や急な病気で自分の意思を直接伝えられなくなった場合でも、エンディングノートに医療方針や延命治療に関する希望を書き残しておくことで、家族や医療関係者に自分の希望を伝えることが可能です。

感謝やメッセージを残せる

家族や友人に向けた感謝の言葉や思い出を書き残すことで、遺された人々に心の支えや安らぎを与えることができます。特に言葉では伝えにくい思を形に残すことで、家族にとって大切な記憶として受け取られるでしょう。

 

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思い立ったら書き始めよう

エンディングノートを書き始める時期に決まりはありません。 思い立ったらすぐに書き始めることができますし、内容の修正や追加も自由に行えます。 自分のペースで進められるため、無理なく活用を始めてみましょう。

エンディングノートはどこで手に入る?

エンディングノートの書き方に決まったルールはなく、自由に記録できます。 自分で用意したノートに書き記すだけでも十分ですが、便利なテンプレートが用意された市販のエンディングノートを活用するのもおすすめです。 また、各市区町村の高齢者窓口や地域包括支援センターで、無料のエンディングノートが配布されていることもありますので、気軽に問い合わせてみましょう。

エンディングノートに書く8つの基本項目

エンディングノートに書く8つの基本項目

ここからは、エンディングノートに書いておくべき8つの基本的な項目を紹介します。

自分のこと

まずは、自分に関する基本情報を書き留めることから始めましょう。
以下の項目を参考に、自分のことを整理してみてください。

  • 氏名(旧姓や通称も記載すると便利です)
  • 生年月日
  • 住所および本籍地
  • 血液型
  • 家族構成
  • 自分史(幼少期のエピソード・学歴・職歴・思い出深い出来事など)
  • 長所・短所
  • 趣味・好きなもの・特技(自分らしさを表す項目として大切です)
  • 資格やスキルなど(自身の経験を振り返るきっかけになります)

医療や介護に関すること

もしものために備え、持病や治療方針、介護に関する情報や希望を書いておきましょう。
以下の項目を参考に、自分の意向を整理してみてください。

  • かかりつけ医の名前と連絡先(必要時にすぐ連絡できるように)
  • 既往症・病歴(過去の病気や治療歴)
  • 現在の持病(症状や特記事項があれば記載)
  • 服用中の薬(薬の名前、服用方法、薬局名なども記載すると便利です)
  • 延命治療の希望(希望する・しない)
  • 臓器提供の意思(希望する・しない)
  • 在宅介護が希望か、施設に入ってもいいか(特に認知症などになった場合)

財産や遺品のこと

財産の相続については、法的な効力を持つ遺言書を作成することをおすすめしますが、エンディングノートに財産の概要を記しておくことも大切です。 以下の項目を参考に、自分の財産を整理しておきましょう。

  • 預貯金のある銀行・支店名・口の種類・口座番号(公共料金などの引き落とし口座も)
    ※エンディングノートを紛失した場合などに備え、暗証番号は書かずに別保管しておきましょう。
  • 不動産の種類・住所・地番・面積など
  • 有価証券や投資信託その他金融資産や宝飾品・美術品など
  • 加入している生命保険・損害保険の情報
  • 借入(ローンや借金・負債など)
  • お金を貸している場合はその内容
  • その他宝飾品や美術工芸品など
  • 形見分けや遺品整理の希望

親族や友人・知人の情報

エンディングノートには、親族や友人・知人の情報を整理して記載しておくと、万が一の際に家族がスムーズに連絡を取ることができます。以下の内容を参考に記入しましょう。

  • 家系図、親族の住所・電話など連絡先
  • 大切な友人・知人の連絡先やその人との関係
  • 訃報を知らせたい人

葬儀や埋葬の希望

エンディングノートには、葬儀や埋葬に関する希望を具体的に記載しておくことで、家族が安心して対応できるようになります。以下の内容を参考に記入してみましょう。

  • 葬儀を生前に予約しているか、していない場合の希望
  • お墓を用意してあるか、あるいは埋葬方法の希望
  • 供養の希望

大切なものの保管場所

エンディングノートには、遺族が探すのに困らないよう、大切なものの保管場所を明確に記載しておきましょう。以下の内容を参考に、具体的に整理して記載してください。

  • 遺言書の保管場所
  • 自宅にある金庫の場所や、銀行などに預けている貸金庫の詳細(銀行名、支店名、連絡先)
  • 大切なものがある場合は、その保管場所(例: 家のどの部屋、どの引き出しに入ってるなど)

各種契約に関すること

家族が後に確認や解約手続きをスムーズに行えるよう、以下のような契約情報をエンディングノートに記載しておくと便利です。 ただし、セキュリティを考慮してパスワードは別途安全に管理するようにしましょう。

  • クレジットカード(発行会社やカード番号、自動引き落としの詳細など)
  • 携帯電話(契約している通信会社、電話番号、契約プラン、電子マネーのアプリ情報など)
  • メールアドレス(利用しているプロバイダーやフリーメールアドレス、アカウントやログインIDなど)
  • SNSアカウント(利用しているSNSの種類、各アカウントのID)
  • ホームページやブログ(運営しているサイトやブログのURLなど)
  • ジムや習い事など入会している先(入会しているジム、カルチャースクールなどの名称と連絡先)

家族や友人へのメッセージ

エンディングノートは単なる実務的な情報を記すためだけでなく、大切な人々に感謝の気持ちや想いを伝える手段としても活用できます。 人生の最期に向けて、家族や友人へのメッセージを残すことで、遺された人々に安心や励ましを与えることができるため、これまでの人生を思い出しながら、家族や友人へのメッセージを残してはいかがでしょうか。

  • 感謝の言葉(これまで支えてくれた家族、友人、同僚への感謝の気持ちを言葉にして伝えましょう)
  • 思い出のシェア(遺族がその思い出を胸に、前向きに生きる助けになります)
  • 励ましの言葉(家族や友人が悲しみから少しでも立ち直りやすくなるように)
  • 人生の教訓やアドバイス(残された人々へ今後の人生い活かせるヒントを与えられます)
  • 愛のメッセージ(自分の気持ちを率直に伝えることが、遺族への心の支えになります)

まとめ

エンディングノートを作成することは、自分自身の人生を振り返り、今後の意思を整理する貴重な機会でもあります。 また、もしもの時に家族がどう対応すべきかを予め記録しておくことで、負担を軽減することができます。 内容は追加・変更も自由です。家族が分かりやすい場所に保管しておくとよいでしょう。

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