マンションを売却して現金が入るまでの流れは？すぐ現金化するポイントを解説

マンションを売却して現金が入るまでには、いくつかのステップを踏む必要があります。
一般的な流れは、以下の通りです。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

マンションを売却する際は、まず不動産会社に査定を依頼し、どのくらいの価格で売れるのかを確認します。
査定とは、不動産会社が市場価格や物件の状態をもとに、売却価格の目安を算出することを指します。 査定は基本的に無料で行われますが、1社だけではなく複数の不動産会社に依頼するのがポイントです。　会社ごとに査定額が異なるため、比較することで適正価格を見極めやすくなります。

査定結果は通常、依頼してから１週間程度で届きます。 査定額の比較だけでなく、査定の根拠や担当者の対応、不動産売却の実績なども確認しましょう。 信頼できる不動産会社を選ぶことが、スムーズな売却への第一歩です。 また、複数の不動産会社に依頼する時間がない場合は一括査定サイトの活用がおすすめです。 一括査定サイトを利用することで、1度の情報入力で複数の不動産会社に一括で査定依頼を行えるため、効率よく比較ができます。

今ご覧いただいているサイト「クラモア」でも、簡単60秒入力で査定依頼ができる「無料売却査定サービス」をご提供しています。 クラモアの無料査定サービスでは、創業55年の実績があるスターツグループの「スターツピタットハウス」が対応するため、信頼性の高い査定で最適な査定価格を知ることができます。 ぜひ、ご活用ください。

※クラモア対応エリア外の場合、NTTデータグループ運営の「HOME4U（ホームフォーユー）」で、一括査定サービスがご利用できます。

※訪問査定キャンペーンの詳細はこちら

売却を依頼する不動産会社を決めたら、媒介契約（不動産会社に売却活動を正式に依頼する契約）を結びます。 媒介契約には以下の3つがあり、それぞれ特徴が異なります。

基本的に一般媒介契約では、売買活動の報告の義務はありません。 実際にどのような売買活動を行っているか、経過について知りたい場合は、報告義務がある「専任媒介契約」もしくは「専属専任媒介契約」を選ぶことをおすすめします。
なお、媒介契約の締結についての費用は原則としてかかりません。 それぞれの契約内容を理解したうえで、自分に合った契約を選びましょう。

媒介契約を締結したら、実際にマンションの売却活動を開始します。 不動産会社のホームページに掲載してもらうほか、チラシを作成して配るなど、できるだけ多くの人に物件情報を見てもらえるような工夫が必要です。

また、あわせて内覧の準備を行いましょう。 マンションが空き家の状態なら内覧対応もしやすいですが、居住中の場合は、室内を整理整頓し、不要なものは片付けるなどの作業を行わなければなりません。 特に、水回りは汚れが目立ちやすいため、ハウスクリーニングを活用するのも効果的です。
販売活動については、不動産会社の担当者がこれまでの実績を含めていろいろとアドバイスしてくれます。 不安なことがあれば、その都度相談しながら、売却活動を円滑に進めるようにしましょう。

買い主が決まったら、不動産売買契約を締結します。 契約は、一般的には媒介契約を依頼した不動産会社の立会いのもとで行います。

不動産売買契約書には売却金額を記載しなければなりませんが、売出価格と最終的な売却金額が必ずしも一致するとは限りません。 なぜなら、買い主側から価格交渉をお願いされる可能性があるからです。 価格交渉の際には、ここまでなら値下げできるといったラインを決めておき、その範囲内で交渉することが大切です。 不動産売買契約書は、不動産会社の担当者が作成してくれます。 内容を細かくチェックし、記載内容に誤りがないか必ず確認しましょう。 また、契約締結時には重要事項の説明もありますので、契約書と同様に内容をしっかりと確認するようにしてください。

最終的なチェックが終わったら、売却金額が記載された不動産売買契約書に押印し、売却金額に応じた収入印紙を貼付して印紙税を納めます。 印紙税額は金額に応じて異なりますが、例えば、売却価格が1,000万円超5,000万円以下の場合、1万円です。 ただし、この金額は2027年3月31日までの軽減措置が適用された価格ですので注意してください。 詳しくは、国税庁のHPをご確認ください。

また、不動産売買契約書の締結時には、不動産会社に仲介手数料の半額を支払うことが一般的です。 仲介手数料は、以下のように売却価格ごとに上限が定められています。

なお、2024年7月の改正により、売買金額が800万円以下の空き家などの場合は33万円（30万円＋消費税）が上限になりました。 詳しくは、「【2024年7月改正】800万円以下の売買、仲介手数料が上限33万に！」をご覧ください。

不動産の引渡しは、売買契約時に決めた引越し日に行われるのが一般的です。 この際、移転登記を同時に実施されるケースが多く、金融機関や司法書士が同席するケースがあります。
手続きでは、売却金額を受け取った後、残りの仲介手数料を支払い、鍵や不動産関係の書類を買い主に引渡します。 これにより、引渡し手続きが完了です。

合わせて、マンションの移転登記を行いますが、登記費用は買い主が負担します。 ただし、売却時にまだ住宅ローンが残っており、売却金額で完済するケースだと、抵当権抹消登記が必要です。 この手続きにかかる費用は、売り主が負担します。 抵当権抹消登記の登録免許税は2,000円ですが、司法書士に依頼すると別途報酬が発生します。 依頼する司法書士にもよりますが、報酬の相場は数万円～5万円程度です。

マンションを売却して利益が得られた場合、譲渡所得として確定申告を行わなければなりません。 課税譲渡所得金額は、以下の計算式で求められます。

自宅を売却した場合は、3,000万円の特別控除が適用されるため、計算式に入れるのを忘れないようにしてください。 課税譲渡所得金額が算出できたら、所有期間に応じた税率を乗じて納税額を計算し、確定申告を行います。

所有期間が売却した年の1月1日時点で5年を超える場合、税率は20.315％となり、5年以下の場合は短期譲渡所得として税率39.63％が適用されますので、この点にご注意ください。 なお、確定申告時には、譲渡所得税として、所得税、住民税さらに復興特別所得税（2037年まで）を納めなければなりません。

確定申告は売却した年の翌年、2月16日から3月15日までの間に行います。 必要書類を準備し、管轄の税務署に提出して納税を済ませてください。

実際にマンションを売却し、売却金額が手元の口座に入るまでの一般的な期間の目安は、約3ヶ月～6ヶ月です。
ただし、販売活動後すぐに買い主が見つかった場合などでは、これよりも早くなる可能性は十分にあります。 また、売却金の振込時期は売却方法や契約内容によって異なるため、契約時にしっかりと確認しておくことが重要です。

事情によっては、マンションを売却してからすぐに現金化したい方もいるでしょう。
そのような方に向けて、マンションを売却してすぐに現金化する方法を紹介します。

不動産会社は、一般的な仲介だけでなく、マンションを直接買い取る「買取」サービスを提供しているところもあります。 買取とは、不動産会社が物件を購入し、リフォームやリノベーションを施した後、再販売する仕組みです。

買取を利用する最大のメリットとしては、売却までのスピードです。 最短1週間で売買契約を締結でき、1ヶ月ほどで売却代金を受け取れます。 また、仲介手数料が不要となり、ハウスクリーニング費用もかからないため、売却にかかるコストを抑えられます。
一方、デメリットとしては、不動産会社はリフォーム費用を考慮して売却代金を決めるため、仲介に比べると売却価格が低く設定されてしまうケースが多いことが挙げられます。 また、買取を行っている不動産会社は限られており、適した会社を見つける手間がかかる点もデメリットといえます。

買取サービスをご検討中の方は、創業55年の実績があるスターツグループのスターツピタットハウスが提供する「買取り保障付き売却（スイッチ45）」がおすすめです。 買取り保障付き売却（スイッチ45）とは、45日間で売却できなかった場合、スターツピタットハウスが保証金額で物件を買い取る仕組みです。 一般的な買取保証システムとは異なり、再販売後に弊社で利益を確保することを前提とはしていないため、その分高い買取保証をさせていただくことができます。

「できるだけ早く、少しでも高く売りたい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。

リースバックとは、マンションをリースバック会社に売却し、売却後はその会社と賃貸契約を結ぶことで家賃を支払いながら住み続けられる仕組みです。 リースバック会社にマンションを売却後、口座に売却金額が入金されるまでの期間の目安は、2週間から1ヶ月です。

ただし、リースバックも買取と同様に一般的な市場価格よりも売却額が下がってしまう傾向にあります。 また、賃料はリースバック会社が利回りを考慮して決めるため、周辺地域の相場よりも高くなる可能性があります。 しかし、売却後も賃料を払うことで自分の家に住み続けられる点は大きなメリットです。また、契約内容によっては、将来買い戻すこともできます。

スターツピタットハウスでは、リースバックのサービスも提供しています。
まずはお気軽にご相談ください。

※クラモア対応エリア外の場合、NTTデータグループ運営の「HOME4U（ホームフォーユー）」で、一括査定サービスがご利用できます。

※訪問査定キャンペーンの詳細はこちら

マンション売却ですぐに現金化する方法として、「即時買取」は効率的な選択肢です。 一般的な売却では買い手探しや契約交渉に数ヶ月かかりますが、即時買取なら最短で数日から数週間で取引が完了し、確実に現金化できます。 また、仲介手数料の負担がなくなる点もメリットのひとつです。

ただし、迅速な取引と引き換えに不動産会社は買い取った物件にリフォームやリノベーションを行い、自社物件として売り出すため、市場価格よりやや低めの金額にケースが多いです。 そのため、即時買取を利用するなら必要な資金と売却益とのバランスを考慮しなければなりません。 複数の会社から査定を取り比較することで、できるだけ有利な条件を引き出せるでしょう。

最後に、マンションを早く売却し、すぐに現金化するためのポイントについて紹介します。

それぞれの内容について、詳しく説明します。

マンションを早く売るためには、市場相場に合った適正な価格を設定することが大切です。 適正価格を設定することで、買い手が見つかりやすく、結果的に早期売却が可能になり、入金までの期間が短縮されます。

一方で、価格設定が高すぎると買い手がつかず、売却までに時間がかかってしまい、最終的に価格を下げざるを得なくなる可能性もあります。 また、買い手が見つからない分、売却活動も長引いてしまいます。
そのような事態にならないよう、適切な売出価格の設定を意識することが大切です。

マンションを早く売却するためには、不動産会社選びが重要です。 不動産会社によって対応のスピードや販売戦略が異なるため、慎重に選びましょう。
早期売却のための不動産会社選びのポイントは、以下の通りです。

マンション売却は、多くの場合、不動産会社と二人三脚で進めるものです。 売り主の意向を尊重し、積極的に営業活動を行ってくれる不動産会社を選ぶことで、スムーズな売却が期待できます。

クラモアが独自に調査した、不動産売却を検討している方へのアンケート結果によると、不動産を売却する際に依頼する会社選びで重視することとして多かったのは、「高く売却できる」（31.6%）、「担当者の対応が丁寧」（20.7%）、「売却エリアに詳しい（地域密着型）」（15.8%）でした。

最も多い回答が「高く売却できる」という結果であることから、不動産会社への売却に対する期待値（高く売れることに対する期待値）が高いことが分かります。

大切な不動産を高く売却するには、売却のノウハウを持ち、その地域に詳しい「信頼できる担当者」がいる不動産会社を選ぶことが大切です。 専門知識を持つ不動産会社は、市場分析や適正な価格設定だけでなく、複雑な売却手続きもしっかりサポートしてくれます。 また、物件の立地や特性、市場動向などを熟知しているため、マンションを高く売るための戦略を一緒に立てることが可能です。

不動産会社と締結している媒介契約の内容を見直すことも、早期売却につながる重要なポイントです。 特に、専任媒介契約は3ヶ月ごとに更新が必要となるため、そのタイミングで契約内容を見直しましょう。

▼見直しが必要な理由

契約の見直しは早めに行うことが大切です。 締結している不動産会社の対応や販売状況を把握し、必要であれば契約内容を変更することで、よりスムーズな売却につなげることができます。

物件の魅力は、購買意欲に大きく影響します。 他にはない魅力を探し、効果的にアピールすることが早期売却のポイントです。

▼物件の魅力を引き出すコツ

魅力的な物件は 複数の購入希望者が現れる可能性が高まり、結果的に購入時期が早まることもあります。 売却をスムーズに進めるためにも、物件の価値をしっかり伝える工夫をしましょう。

マンションを売却し、売却金額が口座に入金される期間は、一般的に3ヶ月から6ヶ月程度かかります。 もっと早く現金化したい場合は、買取やリースバックの活用がおすすめです。
一方で、売却価格を重視するなら仲介も検討しましょう。 買取やリースバックはスピーディーに売却できますが、市場価格より売却額が低くなる傾向があるため、慎重に判断することが大切です。

自分の状況や目的に合った売却方法を選ぶことが、成功のカギとなります。
マンション売却についてお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

• ツイート
• シェア
• LINEで送る
• 保存