更新日:2021.07.26
いま注目のインダストリアルとは?人気の理由やインテリア選びのコツを解説
おしゃれな部屋づくりの方法として、「インダストリアル」スタイルが注目を集めています。インダストリアル(工業的)はその名の通り、工場や工業製品を彷彿とさせる内装やインテリアを取り入れたスタイルのこと。今回はインダストリアルが人気の理由やインテリア選びのコツなどについて解説していきます。
- 配色は黒やグレー、ブラウンなど落ち着いた色を取り入れる
- 壁はコンクリートやレンガにすると雰囲気を出せる
- 配管や配線をあえて剥き出しにしてインテリアの一部とする
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自宅の部屋づくりを行ううえで、個性的かつおしゃれな印象にしたいと考えている方は少なくありません。そんな方におすすめしたいのが、「インダストリアル(工業的)」スタイル。インダストリアルは近年注目を集めている部屋やインテリアのスタイル・テイストのことで、無骨でかっこよく、カフェのような大人空間を演出できる点が魅力です。
今回は、インダストリアルについて詳しく説明するとともに、人気の理由やインダストリアルを自宅・部屋に取り入れるコツも紹介していきます。
インダストリアルってどういうスタイル?
インダストリアル(Industrial)は直訳すると「産業(工業)の、工業的な」といった意味です。部屋について用いられる際には、一般的に工場や工業製品を彷彿とさせる内装やインテリアを取り入れたスタイルのことを指します。
具体的にインダストリアルとはどういった特徴・魅力を持ったスタイルのことなのかを詳しく見ていきましょう。
デザイン性と機能性を併せ持ったスタイル
インダストリアルとは、工場を意識したシンプルで無骨ながらも、ヴィンテージ感のある内装・インテリアで構成されているスタイルのことを指しています。無骨なかっこよさが男性からの支持を集めていますが、カフェのような大人な空間を演出できるデザイン性の高さから、女性にも人気です。
インダストリアルでは工場のような実用性のある内装や家具を取り入れるため、丈夫で機能性がある点も特徴です。デザイン性はもちろん、実用性・機能性を兼ね備えていることも人気の理由と言えるでしょう。
インダストリアルの配色はグレーやブラウンなど落ち着いた印象
インダストリアルのスタイルを取り入れる場合、インテリアなどの配色は黒・グレー・ブラウンといったカラーが採用される傾向にあります。シンプルで落ち着いた印象の配色が特徴ですが、色味が暗すぎると感じるときには、ホワイトやアイボリーを取り入れるケースもあります。
アイアンやウッドを取り入れたインテリア
工場のようなシンプルかつ無骨なスタイルを演出するために、アイアン(鉄鉱石から作られた金属素材)を用いた家具が取り入れられるのも特徴です。また、ウッドとアイアンの組み合わせはインダストリアルとの相性がよく、木目調の天板とアイアンの脚で構成されたテーブルなどが導入されるケースも多いです。ほかにも収納スペースには、ブリキのラックを利用して収納するといった方法もインダストリアルの雰囲気に合うでしょう。
インダストリアルとブルックリンの違い
インダストリアルと類似するスタイルとして「ブルックリン」が挙げられます。ブルックリンはアメリカのニューヨーク州にある地区のことで、元々は工場などが多くある工業地帯でした。1990年代以降は使われなくなった工場をリノベーションして暮らす人が増え、工業的かつ個性的な内装が増えていきます。レンガやタイルの壁、革素材のソファやアイアン家具を取り入れるなど、インダストリアルと似ている部分もあります。
しかしインダストリアルよりもカジュアルな雰囲気で、装飾に多少の色味を加えるのが特徴です。インダストリアルと比較すると、無骨さが抑えられたスタイルになります。
インダストリアルを取り入れるならどういう内装を意識すべき?
洗練されていて無骨さのあるインダストリアルですが、どういった内装だとそのよさを演出できるのでしょうか。インダストリアルを取り入れるためのコツやポイントを解説していきます。
内装の壁はコンクリートやレンガを採用する
インダストリアルを意識するなら、内装の壁はコンクリートの打ちっぱなしにするのがおすすめです。工場のような重厚感のある無骨な雰囲気が出てくるので、それだけでもかなりのインダストリアルテイストになります。ほかにも壁をレンガにしてみても同様の効果を得られるでしょう。
賃貸の場合はレンガ調の壁・床シートを活用する
戸建てであれば、最初にコンクリート打ちっぱなしやレンガの壁でなかったとしても、後からリフォームすることもできます。しかし、賃貸の場合はなかなかそうもいかないケースが多く、インダストリアルスタイルの部屋を諦めてしまう方もいるかもしれません。
そんなときは、レンガ調の壁紙や床シートを利用して雰囲気を演出する方法もあります。リフォームするよりも安価でDIYで貼ることもできます。ただし、壁紙を貼ることが禁止されているケースもあるため、事前に不動産会社やオーナー側に確認をとるようにしましょう。
配管や配線をあえて剥き出しにする
工場などでは配管や配線が剥き出しになっているケースも多いため、インダストリアルを演出する方法として、あえて配管や配線を隠さずにインテリアの一部とすることもおすすめです。ただし配線などは、キレイにまとめておかないと散らかったゴチャゴチャした印象が強くなってしまうため注意が必要です。
インダストリアルにマッチするインテリアを紹介
インダストリアルを取り入れるなら、家具の素材や配色にも気を配りたいところです。どのような家具を取り入れるべきなのか、詳しい内容を解説していきます。
家具の素材や配色はどのようなものが良いのか
インダストリアルを意識した家具を置くなら、素材はスチールやレザーがおすすめです。ほかにも、味のある雰囲気を演出したいのであれば、ヴィンテージ感のある家具もよいでしょう。
配色としては、黒やグレーで統一するのがおすすめです。暗めの色味のほうがシンプルかつ洗練された印象を与えられ、インダストリアルテイストが増します。少し温かみのある印象を与えたいのであれば、ブラウンをワンポイントで入れてみてもよいでしょう。
棚やテレビ台はスチール製や脚がアイアンの物を選ぶ
棚やテレビ台はスチール製の物を使用するとインダストリアルな雰囲気を演出できます。また、テーブルや椅子についても脚がアイアンで天板がヴィンテージ感のある木目調のものでも、大人っぽい洗練された印象になるのでおすすめです。
レザー製のソファーが相性抜群
レザー製のソファーもインダストリアルとの相性がよいです。とくに革のソファーは、使い込むほど味わいのある印象になります。色味としては、事務所などで使用されるようなイメージの黒がおすすめ。ほかにも、グレーやブラウンでもヴィンテージ感のある雰囲気を出すことができます。
照明は吊り下げ式の物がおすすめ
部屋を照らす照明は、吊り下げ式のもののほうがインダストリアルな印象に仕上がります。ペンダントライトやスポットライトを利用してもよいでしょう。卓上ライトなどは、金属部分が剥き出しになっているタイプのものや、マット仕上げのものを選ぶとインダストリアルテイストにマッチします。
カーテンよりもブラインドのほうがイメージに合う
部屋にカーテンを設置するよりも、コンクリートやスチールとマッチするアルミブラインドのほうがインダストリアルスタイルに合います。もしカーテンにする場合は、派手な色や柄が入ったものではなく、グレーや白の無地のものを選ぶようにしましょう。
観葉植物を置いて温かみをプラスする
大人っぽい洗練された印象のあるインダストリアルスタイルですが、もし寂しい印象になってしまう場合は観葉植物を取り入れてみてください。重たい印象を和らげ、温かみのある雰囲気がプラスされるので、さらにリラックスできる空間になります。
インダストリアルスタイルを取り入れるときの注意点
ここまでインダストリアルスタイルを取り入れるためのコツやポイントを紹介してきましたが、いくつかの注意点もあります。後々失敗しないためにも、気をつけるべきことも整理しておきましょう。
部屋をうまく整理しないと窮屈な印象になる
実際の工場は天井が高かったりするため、物がたくさん置いてあったとしても窮屈な印象をそこまで与えません。しかし、日本の住宅は比較的天井が低い傾向にあり、物が溢れるとゴチャゴチャした印象になってしまうことがあります。部屋をうまく整理するのはもちろん、物を増やし過ぎないなどの工夫が重要です。
部屋が暗い印象になるケースも
インダストリアルな雰囲気を演出するために黒色やグレーを基調とした家具を揃えると、全体的に暗い印象の部屋になってしまう恐れもあります。できるだけ暗い雰囲気を抑えたいのであれば、窓を大きくして陽の光が部屋に多く入り込むようにしておきましょう。窓を変えられない場合は、白色の家具をポイントで取り入れるだけでも、暗い印象を抑えられます。
コンクリート打ちっぱなしは湿気でカビが生えやすい
コンクリート打ちっぱなしの壁にする場合、デメリットについても事前に把握しておきましょう。コンクリート打ちっぱなしの壁は高気密であるため換気がされにくく、結露が発生しやすいという特徴があります。湿気によりカビが発生しやすくなるため、結露対策がとても重要です。
またコンクリートは、熱伝導率が高いことも特徴です。夏は室内が暑くなりやすく、冬は冷気を溜め込んでしまうため、季節によっては光熱費が高くなる恐れがあります。
インダストリアルスタイルを目指して内装や家具選びを楽しもう
無骨でありながら洗練されていて大人っぽい雰囲気のあるインダストリアルスタイルは、男女問わずに人気です。無骨さがあるゆえにDIYとの相性もよく、手作りの棚やテーブルが馴染みやすいのもひとつの魅力と言えるでしょう。
引越しを考えていて、次の住まいでは部屋の雰囲気をガラッと変えたいと希望されている場合は、ぜひインダストリアルも検討してみてください。
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