- 2Kとはキッチン+居室二部屋の間取り
- 家賃を抑えながら広い物件に住みたい方におすすめ
- レイアウトや家具の工夫次第で空間の有効活用ができる
居室が二部屋あり、ワンルームや1Kよりも広々と生活できる「2K」。部屋の広さのわりに家賃は低めの物件が多く、「今よりも広い部屋に住みたい」という方や「居室と寝室を分けて住みたい」という方にもおすすめです。
この記事では、2Kの間取りやレイアウト、メリット・デメリットについてご紹介していきます。今よりも広くて家賃を抑えた物件に住みたいという方や、2Kの間取りについて詳しく知りたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
2Kの間取りについて
まずは、2Kの間取りに関する基本情報についてご説明します。そもそも2Kとはいったいどんな間取りなのか、2Kと2DKの違いとは何かを知りたいという方はチェックしてみてくださいね。
2Kとは
2Kとは、キッチンスペース+部屋が二部屋ある間取りのことです。
下記の間取り図は、2Kの一例です。
キッチンスペースは4.5畳未満となります。居室が二部屋あるため、1Kやワンルームと違ってリビングと寝室を分けて使うなど、生活にメリハリをつけることができます。
2Kの物件は家賃が高いと思われがちですが、実は家賃が比較的安くコスパがよい点が特徴です。そのため、一人暮らしで家賃を抑えながら生活したいという方にも、おすすめの間取りと言えます。
2Kと2DKの違いとは
よく比較検討されることの多い2Kと2DKの違いとは、いったいどのような点でしょうか。その違いは、「キッチンスペースの広さ」です。2Kに比べ、2DKはキッチンスペースが広いことが特徴です。
下記の間取り図は、2DKの一例です。
2Kの場合は、基本的にキッチンのあるスペースは料理をするためだけの空間になるでしょう。一方、2DKの場合はキッチンのある部屋をダイニングのように食事をとるスペースとしても使うことができます。
2Kのメリットとデメリット
次に、2Kのメリット・デメリットについてご紹介します。一人暮らしや二人暮らしにおすすめの2Kの間取り。そのメリットとデメリットを押さえたうえで実際にどんな暮らしができるのかイメージしてみましょう。
2Kのメリット
-
家賃相場が安い
-
二部屋を自由に使い分けることができる
-
生活にメリハリが生まれやすい
-
来客時にもプライバシーを保つことができる
2Kのメリットは、部屋が二つあるためワンルームや1Kに比べて広々と過ごせることや、寝室とリビングを分けて生活できる点が挙げられます。2Kの平均的な広さとしては、二つの部屋を合わせて専有面積28~30㎡の物件が多い傾向に。
物件によって二つの部屋の大きさは異なりますが、二部屋ある分、部屋の使い方に自由度が出るため生活にメリハリが生まれやすくなります。さらに、2Kの部屋の家賃はその広さのわりに相場が安く、「コスパよく住める」という特徴もあります。
2Kのデメリット
-
物件数が少ない。
-
築年数が経過している物件が多い
-
エアコンがどちらか一つの部屋にしか付いていない場合が多い
-
掃除が大変
2Kという間取りは、1949年頃の昭和中期に流行した間取りのため、比較的に築年数が経過した古い物件が多いです。また、物件数自体が少なく探しづらいといったデメリットがあります。木造アパートの場合は、入居前に水まわりや害虫被害などの細かい部分までチェックするようにしましょう。
さらに、部屋が二部屋あるうちのどちらか一つにしかエアコンが付いていないケースも。そのため、エアコンの効き具合によっては、過ごしづらい部屋になってしまう可能性もゼロではないでしょう。またワンルームや1Kに比べると、一人暮らしの場合は掃除の手間がかかるという点も挙げられます。
2Kに向いている人って?
ここからは、2Kの間取りに向いている方についてご紹介していきます。自身が探している物件の間取りが自分のイメージする生活に合っているのかどうか知りたいという方や、自分の収入に見合った家賃がいったいどのくらいなのか知りたいという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
2Kのタイプ
一口に2Kの間取りといっても、2Kには大きく分けて二種類のタイプがあります。一つはキッチンから二つの部屋に入れるタイプ、もう一つがキッチンから入れる一つの部屋の奥に、もう一つの部屋があるタイプです。
前者のタイプの部屋は、二つの部屋がそれぞれ独立しプライバシーが守られているため同棲やルームシェアにもおすすめの間取りとなっています。一方、後者のタイプの部屋の場合、奥の部屋にたどり着くには手前の部屋を通って行く必要があります。また二つの部屋の間の壁は、引き戸などの可動式であるケースが多く、こちらのタイプの部屋は一人暮らしに向いている間取りです。どちらのタイプの部屋の場合にも、エアコンの設置場所を考慮する必要があります。
どんな人が2Kに向いている?
基本的に2Kの間取りは、一人暮らしで二部屋を使って広々と暮らしたいという方や、同棲やルームシェアなどがしたいという方にもおすすめです。ここでは、2Kのメリットやデメリットを押さえたうえで、2Kの間取りに向いている方のタイプをご紹介します。
-
生活空間を分けて暮らしたい
-
家賃を抑えたい
-
築年数が古い物件やアパートでも気にしない
-
和室でも問題ない
-
ペットを飼っている
-
友人や家族が家に訪れる機会が多い
-
一部屋を仕事部屋として使いたい
-
荷物や服など物が多く収納スペースがほしい
2Kは基本的に築年数が経過している物件が多く、古い物件や和室がある物件、駅から遠い物件などが多い傾向にあります。しかし、家賃が低めで広さのわりにコスパよく生活できることが特徴です。
また二つの部屋があるため、仕事や作業ができる部屋がほしい方や、プライベートな寝室空間を守りたい方にはおすすめの間取りでしょう。
家賃に合った収入の割合や目安は?
次に、自身が希望する家賃に合った収入の割合や、目安についてご説明します。家賃はいったい収入の何%以内に収めるのがよいのでしょうか。
一般的には、家賃は月の手取り収入の3割程度に収めるのがよいと言われています。住んでいる地域や家族構成によっても異なるため、あくまで目安となりますが、食費や娯楽費などのその他の生活費により重点を置きたいという場合には、もう少し家賃の割合を下げる必要があります。
また、家賃に合った収入の割合を考える際には、臨時の出費なども考慮してボーナスを含めない「手取りの月収」で計算することをおすすめします。
月収25万円、一人暮らしの場合
月収25万円の場合、手取り金額はだいたい月20万円程度になります。20万円の3割は約6.5万円になるため、この金額が家賃の上限金額と考えましょう。
月収25万円の一人暮らしの場合は、住みたい地域にもよりますが、だいたいワンルームや1Kで上限6.5万円までの家賃の物件が適しているということになります。
月収55万円、夫婦二人暮らしの場合
夫婦二人暮らしの月収が55万円の場合、手取り金額は月およそ44万円となります。この場合家賃の目安は44万円の3割、約13万円が目安です。
しかし、このケースはあくまでも子どもがいない共働き夫婦の目安となります。そのため今後子どもが増える予定の場合には、家賃をもう少し抑えて貯蓄の割合を増やすといった工夫も必要となります。
月収60万円、夫婦と子ども3人暮らしの場合
夫婦に子どもがいる場合には、今後の子どもの教育費や生活費といった支出を含めたうえで家賃を検討していきましょう。
月収60万円の手取りは約48万円、その3割は14.4万円となり、家賃の目安は14.4万円です。しかし、実際には子どもの成長や学費に合わせてより適した間取りや家賃の物件を検討する必要があります。そのため一概に目安にとらわれず、それぞれの生活に合わせた物件を探すことが重要になります。
2Kに合った家具とレイアウトのポイント
安さのわりに広くてのびのび過ごせる2Kですが、一般的なダイニングがある間取りとは異なるため、いったいどんな家具やレイアウトが適しているのか気になるのではないでしょうか。
そこで、ここからは2Kの間取りに合った家具やレイアウトのポイントについてご紹介していきます。実際に2Kで生活する場合には、具体的にどういった家具やレイアウトをしていけばいいのか、見ていきましょう。
2Kにおすすめの家具
2Kの間取りにおすすめの家具はコンパクトなサイズ感の家具です。二部屋あり、十分ゆとりがあるように感じて大きな家具を買いたくなる気持ちもあるでしょう。しかし一部屋ごとのサイズは意外と小さな物件も多くあります。
そのため、ソファやテーブルといった家具はコンパクトなものを選ぶことで、家具の向きや配置に困らなくて済みます。さらにローソファやローベッドなど、背の低い家具は圧迫感が出ないため、部屋をより広く見せることができます。
またコンパクトな家具を取り入れると、掃除がしやすくなったり物が増えにくくなったりと、空間をより有効活用して広々と生活できるようになります。
2Kレイアウトのポイントとは
次に、2Kの間取りのレイアウトのポイントについてご紹介していきます。部屋のタイプによっては、二つの部屋同士が引き戸などの可動式扉でつながっているケースもあります。この場合、二つの部屋のインテリアの色や材質、テイストなどを統一しましょう。そうすることで部屋同士に統一感が生まれ、より一層部屋をすっきりとおしゃれに見せることができます。他にもいくつかレイアウトのコツがあるので、以下にそれぞれまとめていきます。
一部屋ごとに目的に合わせて部屋を振り分ける
たとえば二つの居室の一つを寝室、もう一つをリビングとして使う、または一つの部屋をワーキングスペース、もう一つの部屋を生活スペースとして使うケースなどがあります。目的ごとにそれぞれの部屋をきっちりと分けて使うことで、生活にメリハリが生まれます。
また、急な来客時にもプライバシーをしっかりと守れるといったメリットがあります。自分自身のライフスタイルに合わせて、目的ごとに部屋を振り分けることが大切です。
一人暮らしで物が多い場合
もしあなたが一人暮らしを希望していて服や荷物など物が多い場合、一部屋を収納部屋として使用するのもおすすめです。荷物や物があふれている部屋は、どうしても散らかった印象になってしまうもの。そこで2Kの二部屋ある間取りを活用して、一部屋を完全に収納部屋とすることで生活スペースを広くすっきりと確保できます。
キッチンから遠い居室を寝室にする
キッチンスペースから入れる部屋のもう一つ奥に部屋があるタイプの2Kの場合は、奥の部屋を寝室にするのがいいでしょう。なぜなら、キッチンから遠い部屋を寝室にすることで、料理の匂いが寝室まで届きにくくなるからです。
また、キッチンで料理した食事をそのまますぐにリビングやダイニングスペースに運べるようになります。そのため手前の部屋がリビングやダイニングスペース、奥の部屋を寝室にするとより快適に過ごしやすくなるでしょう。
広くて安い2Kは二人暮らしにもおすすめ
2Kとは、キッチンのあるスペースに部屋が二つある間取りを指します。一人暮らしでも二人暮らしでも生活しやすい間取りで、広さのわりに家賃が安い特徴があります。
物件数が少なく探しにくいことや、築年数が経過している物件が多いといったデメリットはあります。しかし、この点を許容できる方や少しでも家賃を抑えて広い部屋に住みたいという方には、ぴったりの間取りです。また、リビングと寝室、ワーキングスペースを分けて使いたい方にもおすすめです。今回の記事を参考に、ぜひお気に入りの物件を探してみてくださいね。
ピタットハウスのお問い合わせページに移動します
お問い合わせページに移動します
あわせて読みたい
よくある質問
-
お部屋探しに役立つ情報はありますか?
-
物件探し(不動産購入・売却)について役立つ情報はありますか?
この記事をシェアする
お部屋を探す
特集から記事を探す
記事カテゴリ
おすすめ記事
物件をご所有されている方、
お住まいをお探しの方
売りたい
土地活用・相続の相談がしたい
売るか貸すかお悩みの方はこちら