- デジタル遺品・デジタル遺産にはさまざまな種類がある
- 放置されると、トラブルを招く恐れがある
- 元気なうちに、生前整理をすることが大切
「介護」「老後資金」「施設・住まい」
「相続」「老後の暮らし」などの
ご相談が一つの窓口で対応可能
-
通話
無料 - 0120-952-870
受付時間:月~土 9:00~18:00(日・祝日定休)
デジタル遺品・デジタル遺産とは
スマートフォンやパソコンの利用が日常になった時代では、亡くなった方が残すデジタル遺品・デジタル遺産への対応が重要な課題となっています。 これらは性質が異なり、相続や手続きの方法も異なるため、違いを正しく理解する必要があります。
項目 | デジタル遺品 | デジタル遺産 |
---|---|---|
定義 | 故人が残したデジタルデータやアカウント | 故人が残したデジタル形式の財産 |
主な内容 | 写真・動画・メール・SNS・連絡先など | ネット銀行口座・証券口座・仮想通貨・電子マネー・ポイントなど |
財産価値 | 基本的に価値はなく思い出や個人情報が中心 | 財産的価値があり、相続の対象になる |
管理の 目的 |
故人の思い出の保存、個人情報の削除や整理 | 相続手続き、財産分与のための確認 |
手続きの 必要性 |
アカウント削除やデータ引き継ぎなど | 相続財産として申告・分配が必要 |
トラブル の例 |
アカウントにログインできない、削除できない | 財産が発見できず相続漏れや分配トラブルが発生 |
デジタル遺品とは
デジタル遺品とは、亡くなった方が保有していたデータやアカウントなどの情報全般を指します。 大きく分けて、①スマートフォンやパソコンなどの電子機器や、USBメモリなどの記録媒体に保存されたオフラインのデータと、②インターネット上で保存されたオンラインデータの2種類があります。
代表的な例としては、以下のようなものが挙げられます。
- 写真や動画データ
- メール、LINE、SNS(Facebook、X、Instagramなど)のアカウント
- 知人の連絡先やスケジュール、メモなどのデータ など
デジタル遺産とは
デジタル遺産とは、亡くなった方がデジタル形式で保有していた財産のことです。 現金や不動産と同様に相続の対象となり、適切な管理や手続きが求められます。
具体的には、以下のようなものが挙げられます。
- ネット銀行や証券会社のオンライン口座、
FXや仮想通貨 - 電子マネー、ポイント、マイレージ
- 定額課金サービスやサブスクリプションの契約情報 など
特にデジタル遺産は財産的価値があるため、相続漏れがないよう注意が必要です。
デジタル遺品・デジタル遺産のトラブル
スマートフォンやパソコンなどに保存されたデータや、オンライン上の口座・ポイントサービスは、放置すると相続手続きや家族間のトラブルにつながる可能性があります。 ここでは、デジタル遺品とデジタル遺産、それぞれで起こりやすいトラブルの例を紹介します。
デジタル遺品のトラブル例
- 故人の端末やアカウントのパスワードがわからず、データにアクセスできない
- 大切な思い出の写真や動画が取り出せず、消失する可能性がある
- 故人の知人の連絡先が分からず、訃報を伝えられないままになる
- 故人が秘密にしていた情報が見つかり、遺族に知られたくないことが露呈するリスク
デジタル遺産のトラブル例
- ネット銀行や証券口座のID・パスワードが不明で資産を引き出せない
- 投資していたFXや仮想通貨が把握できず、知らない間に負債が増え相続人が迷惑を被る可能性がある
- 資産の存在を把握できず相続手続きがやり直しになったり、税務調査で相続税の申告漏れを指摘される可能性
- 有料サービスやサブスクリプションが自動解約されず、利用料金が引き落とされ続ける
- 故人の端末やアカウントがハッキングされ、銀行口座やクレジットカード情報が流出する危険
デジタル遺品もデジタル遺産も生前整理が重要
このように、デジタル遺品・デジタル遺産は放置すると、思い出の喪失や金銭的トラブルだけでなく、相続税の申告漏れや不正利用被害といった深刻な問題に発展する恐れがあります。
トラブルを防ぎ、残された家族がデータやアカウントを探し回る負担を軽減するためにも、生前の段階で整理やリスト化を行っておくことが非常に重要です。
デジタル遺品・デジタル遺産の生前整理

前章で紹介したようなトラブルを防ぐためには、生前整理を行うことが不可欠です。
ここでは、生前整理を行う際のポイントを解説します。
アカウント情報・パスワードの整理
スマートフォンやパソコンのパスワードはもちろん、利用している各種サービスやアカウントのログインID・パスワードを一覧化しておきましょう。 特にネット銀行や証券口座、仮想通貨などの金融資産は、存在や金額が把握できないと相続手続きが複雑化します。
また、NetflixやAmazonプライムなどのサブスクリプション契約は、利用者が亡くなっても自動解約されず料金が発生し続けるため、契約状況もリスト化しておくことが重要です。 これらの情報は、財産目録として作成したり、エンディングノートや遺言書に記載したりする方法もあります。
不要なサービス・アカウントの整理
利用していないサービスやアカウントは、定期的に見直して解約しましょう。 これにより、死後の解約手続きの負担を軽減できるだけでなく、日常生活における無駄な支出の削減にもつながります。
データの削除・保管方法
不要になった写真や動画、メールなどは、こまめに削除する習慣をつけると整理が容易になります。 一方で、残しておきたいが遺族には見せたくないデータがある場合は、専用のフォルダにまとめてパスワードを設定し、死後に削除するよう伝えておくと安心です。
おひとりさまは、死後事務委任契約も検討
身寄りのない方や単身者の場合は、死後事務委任契約を結んでおく方法もあります。 葬儀や埋葬、公共料金の精算など一般的な手続きだけでなく、デジタル遺産の処理や契約サービスの解約まで委任できるため、安心して備えることができます。
こちらの記事も読まれています
まとめ
ここまで、デジタル遺品・デジタル遺産の生前整理の重要性と具体的な進め方について解説してきました。 スマートフォンやパソコン、ネット銀行やサブスク契約など、私たちが日常的に利用するデジタル資産は年々増えており、死後に家族が把握できず相続手続きが滞るトラブルも少なくありません。
生前整理を行えば、家族が安心して相続手続きを進められる環境を整えるだけでなく、不要な契約やデータを見直し、現在の生活そのものをシンプルに整える効果も期待できます。 今から少しずつでも準備を始めることで、残された家族への負担軽減と、自分自身の安心感につながります。 将来のリスクに備え、今日できることから一歩踏み出してみましょう。
また、今ご覧いただいているサイト「クラモア」では、「介護」「老後資金」「施設・住まい」「相続」「老後の暮らし」などのご相談が一つの窓口で対応可能です。 少しでもお悩みがある方は、下記よりお気軽にお問い合わせください。
「介護」「老後資金」「施設・住まい」
「相続」「老後の暮らし」などの
ご相談が一つの窓口で対応可能
-
通話
無料 - 0120-952-870
受付時間:月~土 9:00~18:00(日・祝日定休)
あわせて読みたい
この記事をシェアする
不動産を買いたい
特集から記事を探す
記事カテゴリ
おすすめ記事
-
【2025年最新】港区(東京都)のマンション売却相場は?価格推移や高く売るためのコツを徹底解説
-
2025年版!品川区(東京都)のマンション売却相場と価格推移|高く売るためのポイントとは?
-
【2024年改正】使いやすくなった相続空き家の3,000万円特別控除とは?
-
【2024年7月改正】800万円以下の売買、仲介手数料が上限33万に!
-
マンション売却の注意点とは?流れや費用、失敗例を把握しよう!
-
マンション売却の流れ10ステップとは?初心者さんにわかりやすく解説
-
2024年以降の不動産市況はどうなる?2023年の特徴と今後の動向を解説
-
【最新】2024年以降に住宅購入される方必見!住宅ローン控除の注意ポイント!
-
2024年住宅ローン金利は上昇するの?これから家を買う予定の人はどうすべき?
物件をご所有されている方、
お住まいをお探しの方
記事カテゴリ
おすすめ記事
-
【2025年最新】港区(東京都)のマンション売却相場は?価格推移や高く売るためのコツを徹底解説
-
2025年版!品川区(東京都)のマンション売却相場と価格推移|高く売るためのポイントとは?
-
【2024年改正】使いやすくなった相続空き家の3,000万円特別控除とは?
-
【2024年7月改正】800万円以下の売買、仲介手数料が上限33万に!
-
マンション売却の流れ10ステップとは?初心者さんにわかりやすく解説
-
2024年以降の不動産市況はどうなる?2023年の特徴と今後の動向を解説
-
【最新】2024年以降に住宅購入される方必見!住宅ローン控除の注意ポイント!
-
2024年住宅ローン金利は上昇するの?これから家を買う予定の人はどうすべき?
物件をご所有されている方、
お住まいをお探しの方