
賃貸物件や分譲マンションなどでガーデニングを始める前の基礎知識を解説します。初心者にとってはややハードルが高いと思われがちなガーデニングですが、多年草の花やハーブなど、それほど手がかからない植物も多くあります。ガーデニングで配慮すべきことも押さえておきましょう。
- ガーデニングは「癒し」や「やりがい」を得られ、家族などと協力しながら取り組める趣味
- 始める前にまずは規約を確認!ベランダなどは「共有部分」に該当するので要注意
- セントポーリアやマーガレット、各種ハーブなど初心者でも育てやすい植物は多い
広めの部屋やベランダ・バルコニーがある物件への引越しを機に、「ガーデニングを始めたい」という方もいるでしょう。季節の草花やきれいな観葉植物は、日々の生活に彩りを与えてくれます。初心者に育てやすい植物もあるため、思い切ってガーデニングの世界に飛び込んでみてはいかがでしょうか。
しかし、物件によってはガーデニングを始める前に注意すべきポイントがあります。それらに配慮しながら、ガーデニングで心安らぐ空間づくりを目指しましょう。
ガーデニングによって得られるもの
「小さい庭しかないのでできない」「植物を育てたことがないので不安」など、初心者にとって“ややハードルの高い趣味”と思われがちなガーデニング。しかし、ガーデニングは決して難しいものではなく、植物の正しい扱い方や注意点を理解すれば誰でも手軽に取り組むことができます。
まずは、ガーデニング生活によって得られるメリットをご紹介します。
癒しや育てる楽しさ、やりがいを得られる
土に触れる、緑の葉や鮮やかな花を見て美しさを楽しむ、風に揺れる葉音や甘い香りを感じる――。植物には五感を刺激し、触れることで心を癒してくれる効果があります。植物を育てていくには水やりなどの手間がかかりますが、こうした作業からやりがいを得ることもできるでしょう。
季節の移ろいを確認できる
植物の芽吹きや開花は、季節の変化を感じ取れるタイミングでもあります。ガーデニングで育てている植物が成長してつぼみをつけたり、花が満開になって咲き誇ったりする様を目にすることで、季節の移り変わりを実感することができます。
思いがけない感動を得られる
植物の成長を日々見守っていると、思いがけない感動に出会うことも。そうした植物の変化にともなう驚き、感動などを写真に残し、SNSなどに投稿するという楽しみ方もよいでしょう。「おしゃれ」「写真映え」という観点から、インテリアの一部にできるような植物を選んで育てるのも手です。
食べられる植物もある
ガーデニングで育てる植物のなかには、食べられるものもあります。自分で育てた植物が食卓に並ぶ、という楽しみも増えるかもしれません。料理で使用するバジルやミントなどのハーブ類、ブドウ、ミカン、ザクロ、イチジクといった果実がなるような樹木を育てれば、自宅にいながら「採れたて」を味わえます。また、八百屋やスーパーではあまり見かけないフェイジョアやグーズベリー、ブルーベリーといった珍しい果物を育てることも可能です。
家族や恋人と一緒に楽しめる
家族や恋人と一緒にガーデニングに取り組めば、手間を分け合い、楽しさを分かち合うこともできます。ガーデニングをする際には「何を育てるか」「どこに植えるか」「水やりは誰がするか」といったことを決めるため、会話も自然と増えていくでしょう。また、自然と触れ合うことが少ない都会暮らしの子どもにとっては、自然の素晴らしさや植物の魅力に触れられる貴重な機会になるかもしれません。協力しながら一つの作業に取り組めるのも、ガーデニングの魅力です。
賃貸でもガーデニングを楽しみたい!注意点は?

ガーデニングを楽しみたいという方は、まず自分が住んでいる賃貸物件や分譲マンションの規約を確認しましょう。引越し先でガーデニングを考えている場合は、不動産会社に確認してください。
規約上、「共有部分でのガーデニングは禁止だが、専有部分でのガーデニングはOK」となっている場合は注意が必要です。「ベランダやルーフバルコニーは専有部分だろう」と思うかもしれませんが、実は、ベランダなどは共有部分に該当します。よって、こうした規約がある場合はベランダやルーフバルコニーでガーデニングをしてはいけません。ただし、大家さんや不動産管理会社との交渉によってOKになるケースもあるため、相談してみることをおすすめします。
ガーデニングで配慮すべきこと
「ガーデニングOK」の物件に住んでいたとしても、ガーデニングをする際には注意しなければならない点がいくつかあります。以下の2点に注意しましょう。
大きい植物はベランダやバルコニーに置かない
大きすぎる植物をベランダやバルコニーに置くのはNG。これは、共有部分に大きい植物を置くと、火事などがあった際に避難が困難になる(避難経路や避難はしごのフタをふさぐ)恐れがあるからです。また、上層階にある物件の場合、鉢植えなどが落下して階下の人にケガをさせたり、器物破損を招いたりするリスクもあります。マンションの景観を損ねるという観点にも配慮が必要です。
近隣に迷惑をかけない
ベランダやバルコニーでのガーデニングでは、土や落ち葉などによって「排水溝の目詰まり」を招いてしまうことがあります。排水溝が詰まってしまうと雨などが流れず、近隣に迷惑をかけてしまうかもしれません。また、水やりの際には階下の洗濯物を濡らしてしまわないよう注意が必要です。グリーンカーテンを作っている場合は、つるなどが隣や上下階のベランダに伸びないように手入れしましょう。
小さい庭のある庭付き物件ならガーデニングできる?
「庭付き物件」であっても、賃貸物件ならまずは規約の確認が不可欠です。ガーデニングをすることが禁止されている場合には、大家さんや不動産管理会社などに相談してみてください。
ただし、規約上OKであっても、周囲への配慮は忘れないようにしましょう。たとえば、蚊や蜂などが発生しやすい、手入れが行き届いていない庭だと近隣から苦情が寄せられてしまうかもしれません。マンション、アパートの庭付き物件でも庭付き一戸建て(一軒家)でも、近隣に迷惑をかけることなく、常識の範囲内でガーデニングを楽しむことが求められます。
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初心者でも簡単!ベランダや室内で育てやすい植物とは

ガーデニングの初心者にとっては、育てるのに手間がかかる植物や枯れやすい植物は避けたいでしょう。続いては、初心者におすすめのベランダや室内で育てやすい植物をご紹介します。
マーガレット
マーガレットは、明治末期にヨーロッパから日本へ伝わった常緑の多年草(2年以上にわたって同じ株から花を咲かせる植物)です。品種によっては、一年草(発芽から枯れるまでの期間が1年以内の植物)として扱われます。庭に植えると年を経るごとに株が大きくなり、春になるとたくさんの花が咲くのが特徴。白い一重の花を咲かせるマーガレットが有名ですが、園芸用の品種も多く販売されており、一重から八重咲までと咲き方も花色もさまざまです。
高温多湿環境が苦手なので、梅雨場や夏場は風通しのよい場所へ移動させ、半日陰で管理します。真冬の12月から2月にかけては、霜よけを施してください。
セントポーリア
セントポーリアはスミレに似ているかわいらしい花で、品種は2万以上あります。育成環境がよければ、1年中いつでも室内で花を愛でることが可能。明るい部屋の窓際で、直射日光が当たらないようにレースのカーテン越しに置いておき、半日以上日に当てるとよいでしょう。
夏になったら風通しのよい場所に移し、植木鉢の土の表面が乾燥したらたっぷりと水を与えてあげてください。冬は水やりを控え、室内の気温を10℃以上に保ちましょう。
クレマチス
英国では“つる植物の女王”として位置づけられるガーデンプランツ(園芸植物)です。開花期が長いのが魅力で、寒さに強いため育てやすい植物と言えます。クレマチスには数多くの品種があり、花が咲く時期や花の形も大きさもさまざまですが、どのクレマチスでもよい日当たりと風通しが必要なので、適した場所に置いて育てるようにしましょう。
ただし、寒さに強い反面、暑さには弱いので、夏になったら半日陰に置き、植木鉢の土の表面が乾燥し始めたらたっぷりと水をあげるようにしてください。
カランコエ
葉は肉厚で、1本の茎に小さな花がたくさん集まった状態で咲くカランコエは、多年生の多肉植物です。インテリアプランツ(室内ガーデニング用の花)として高い人気があります。カランコエは改良された園芸用の品種で、贈答用としても数多く販売されているのが特徴です。
晩秋から春先ごろまでは、日当たりがよい窓辺に置いておきます。寒さには弱いので、冬場は10℃以上の室温を保つのがポイント。夏になったら風通しがよい半日陰の場所に移し、植木鉢など土が乾燥してきたらたっぷりと水をあげましょう。
ローズマリー
ローズマリーはシソ科に属するハーブの一種です。抗酸化作用を有しているため、「若返りのハーブ」と呼ばれることもあります。淡い青色の花を秋から春にかけて咲かせてくれるのが特徴。香りは強く、料理に使用されるのみならず、サシェ(ハーブを入れた小さな香り袋)などとしても利用されています。
ローズマリーは地中海沿岸の植物なので、夏の日差しや強い風には耐性があります。日当たりがよく乾燥した場所を好むため、あまり水や肥料をあげすぎるのはよくありません。鉢が小さくなってきたら、2~3年に一回程度植え替えをします。
セージ
セージもシソ科に属するハーブの一種で、免疫力を助長することから「長寿のハーブ」の異名を持ちます。種類により異なりますが、初夏から秋にかけてまでが主な花期で、赤、紫、ピンク、青、白などのさまざまな色の花が咲きます。水はけのよい土を好み、酸性が強い土や過湿環境を嫌うので、その点を考慮した土選びをしましょう。
種から育てる場合は、気温20℃前後の発芽適温に合わせて3~4月頃、もしくは9~10月頃に種まきをします。セージを育てるのが初めての方は、苗から育てると失敗が少ないでしょう。
室内で試したいガーデニングアイデア

ガーデニングは庭やベランダ・バルコニーだけでなく、室内でも十分に楽しめる趣味です。室内における日光量の不足に気を付けたり、エアコンの風を植物に直接当てないように配慮したりする必要はありますが、育てにくい植物を選ばなければ手入れも比較的簡単と言えるでしょう。
以下では、植物を活用するためのアイデアや、玄関・リビングなどのレイアウト術についてご紹介します。
植木鉢は高低差をつけて置き、メリハリを出す
「せっかく室内に緑が増えてきたのに、なんだか雑然としていて全然おしゃれに見えない……」と悩んでいる方がいるかもしれません。それは、植木鉢の置き方に原因があります。メリハリを出すためには、木製の台などでそれぞれの植木鉢に高さをつけてあげるのがおすすめ。植木鉢の配置が立体的になるので、平面的な印象がなくなるでしょう。
植木鉢を立体的に配置することで、大きな観葉植物の下に潜り込んでしまうような小さな植物にも日光が届きます。見た目だけでなく、生育環境もよくなるので意識して見ましょう。アンティーク調の踏み台などを飾り台の代わりに利用するのも素敵です。小さな植物を高い場所に置くことで、日常的な掃除の際、不注意で傷めてしまうリスクも減ります。
ラダータイプのシェルフを使う
「一般的な普通の植物用の棚ではインテリアとして面白くない」という場合は、ラダータイプ(梯子型)のシェルフやラックの使用をおすすめします。場所を取らずに小さめの植物をきれいにレイアウトできるので、リビングなどに飾ればいいアクセントになるでしょう。
玄関には寒さに強い観葉植物を
日中あまり日光が差し込まない玄関には、日陰や半日陰であっても元気に育ち、耐寒性のあるアジアンタムやモンステラなどを選ぶのがおすすめです。玄関に入ってすぐの靴箱の上などにおしゃれな観葉植物を飾れば、気分も上がるのではないでしょうか?
また、風水の考え方において、玄関は運気を取り込んでくれる場所、悪い気を締め出す場所と考えられています。そのため、よいエネルギーのある観葉植物を玄関に飾ると、運気を上げる効果が期待できるかもしれません。
ガーデニングの初心者でも楽しめる植物は多い
ガーデニングは誰でも手軽に楽しめる魅力的な趣味です。初心者でも安心して育てることができる花やハーブなどがたくさんあるので、まずは「育てやすい植物」から始めてみるとよいでしょう。ただし、マンション・アパートのベランダや庭などでガーデニングをする際は、その物件が「ガーデニングを禁止していないか」を確認することが大切です。大家さんや近隣の家庭に迷惑をかけないよう配慮しながら、お気に入りの植物を育てましょう。
ガーデニングを楽しむことができる賃貸物件や分譲マンションをお探しの方は、お気軽にお問い合わせください。
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