- マンションの駐輪場にはいくつかの種類がある
- 駐輪場ではトラブルが発生することも少なくない
- 住まい選びの際は駐輪場がない場合の対策も
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都市部ではバスや電車、地下鉄などのさまざまな公共交通機関が利用できるので、自家用車の必要性はあまり感じないという方も多いでしょう。一方で、ちょっとした移動時には自転車やバイクなどがあると便利です。
そんな自転車やバイクを停める駐輪場ですが、マンションなどの集合住宅に駐輪場が設置されていることもあります。
ここではマンションの駐輪場を、トラブルを避けながら快適に利用するためのポイントについてご紹介します。これから引っ越し先の物件探しをしている方や、今住んでいる集合住宅の駐輪場の利用を検討している方は参考にしてみてください。
マンションの駐輪場にはどんなタイプがある?
マンションの駐輪場にもいくつかのタイプがあります。ここではまずそれぞれのタイプの特徴とメリット・デメリットをご紹介します。
駐輪スペース
単に駐輪するためのスペースのみが用意されている場合があり、気軽に自転車などを停められるという点がメリットです。一方で、契約者しか利用できない場合、どこに停めればいいのかわからなくなってしまうことも少なくありません。
スペースが区切られている場合も自転車の大きさや停め方によっては隣まではみ出してしまい、トラブルなどに発展する可能性もあります。また、誰でも自由に出入りできるタイプの場合、盗難やいたずらなどセキュリティの面での心配も残ります。そのため、自分でロックをかけるなどの対策が必要になるでしょう。
平面式のラック
自転車を固定することができるラックが備えられた駐輪場です。居住者や契約者ごとにラックが用意されているので、駐輪スペースのみがあるケースと比較すると自分の自転車を置く場所がわかりやすくなっています。
ハンドルなどがぶつからないように工夫されていることも多く、居住者や契約者同士のトラブルが発生しにくいという点がメリットです。また、ラック方式の方が自転車をロックしやすく、セキュリティ面でやや安心できるという点もメリットと言えます。ただ、ラックや自転車の種類やサイズによっては利用できない可能性もあるので注意が必要です。
2段式ラック
同じスペースでもより多くの自転車を保管できるように2段のラックが設置されている駐輪場もあります。狭いスペースでも多くの自転車を駐輪できるというメリットがある一方で、上段のラックの自転車はやや取り出しにくいのがデメリットです。とくに子どもやお年寄りなどの場合は自分の力で自転車を引き出せない可能性があることや、出し入れに危険が伴うことも懸念点と言えるでしょう。
この2段式ラックにはさまざまな種類があり、上段のラックを下ろす方法が異なることもあるので、事前の確認が必要です。
マンションの駐輪場トラブルとは
マンションの駐輪場は多くの居住者や契約者が利用します。そのため、トラブルが発生することもしばしばあります。ここではマンションの駐輪場で発生しやすいトラブルをご紹介します。
収納台数不足
マンションによっては、すべての居住者が利用できるだけの駐輪場が備えられていないことがあります。それぞれの部屋で駐輪スペースを割り振られていても、1部屋につき1台分のスペースしか用意されていないケースもあります。その結果、複数人世帯だと全員が駐輪場を利用できない場合もあるのです。
また、ラックのない駐輪スペースの場合、自転車の停め方によって収容台数が変わってしまうことがあります。収容台数に余裕がない場合、居住者同士のトラブルに発展してしまう可能性があるので注意が必要です。
とくに家族で複数台の自転車を停めるのであれば、駐輪場の収納台数はしっかりとチェックしましょう。
セキュリティ上の問題
自転車は常に盗難やいたずらなどの問題と隣り合わせです。車などとは異なり、状況によっては簡単に持ち出せてしまうため、各自でセキュリティ対策を講じることが求められます。
先述のように、駐車スペースのみが用意されているタイプの場合、誰でも自由に入れる可能性があります。施錠はもちろんのこと、そのほかにタイヤロックを用意するといった対策をとると安心でしょう。
どうしてもセキュリティ面に心配が残るのであれば、ラック式や屋内駐輪場のあるマンションを選択するのがおすすめです。
住民以外の自転車が駐輪されている
自由に自転車を乗り入れることができる駐輪スペースタイプの場合、居住者以外の自転車が停められていることもあります。場合によっては持ち主不明の自転車が放置され、住民の駐輪スペースが圧迫されてしまうこともあるでしょう。
明らかに長期間にわたって使用されていない自転車などが放置されている場合、駐輪場の管理がしっかりされていない可能性があるため、内見の際に確認するようにしましょう。
自転車以外でも、空気入れなどが駐輪場に放置されているケースもあります。この場合もほかの駐輪スペースが圧迫されたり、利用者同士のトラブルに発展したりする可能性があるので注意しましょう。
電動アシスト式自転車が使用できない
現在では、坂道などを楽に登れることから電動アシスト式自転車の人気が高まっています。しかし、駐輪場のタイプによっては電動アシスト式自転車が利用できない場合もあるため、注意が必要です。
2段ラック式の駐輪場などは自転車のサイズなどが限定されていることも多いため、事前の確認が必要になります。
駐輪場がないときはどうすればいい?
マンションなどの集合住宅でも、駐輪場が備えられていなかったり、すでに契約者で一杯になっていたりする場合があります。最後に、駐輪場がない場合の対策をいくつかご紹介します。
部屋に自転車を持ち込む
部屋に十分なスペースがある場合、部屋に自転車を持ち込むというのもひとつの方法です。マンションによってはエレベーターが広く、十分に自転車を乗せられることがあります。毎回部屋に出し入れするのを大変に感じるかもしれませんが、セキュリティ面でも安心です。
近年では室内に自転車を置くためのラックなども販売されているのでチェックしてみましょう。折りたたみ自転車であればさらに少ないスペースで自転車を保管できるのでおすすめです。なお、マンションの共有廊下などに自転車を置くことは違反行為なので、注意しましょう。
近くの駐輪場を利用する
駅の周辺などには有料の駐輪場が設けられていることが多いです。月極契約ができる駐輪場もあるため、マンションに駐輪場がない場合は検討してみましょう。有料の駐輪場は当然コストがかかりますが、セキュリティ面でも安心できるのがメリットです。
自転車のレンタル・シェアサービスを利用する
都市部を中心として、必要なときに自転車をレンタルできるサービスも増えています。自転車を所有する必要がないので、当然駐輪場は必要ありません。マンションなどの集合住宅で自転車を停める場所がないのであれば、最初から自転車を所有するのではなく、必要なときだけ借りるという選択肢も良いでしょう。
トラブルを避けて駐輪場を上手に利用しよう
多くのマンションには、自転車などを停めることができる駐輪場が備えられています。しかし、利用時にトラブルが発生するケースも決して少なくありません。今回ご紹介したポイントをおさえて快適な利用を心がけましょう。
駐輪場のあるマンションをお探しの方は以下の窓口よりお気軽にご相談ください。あなたがもっと豊かな生活を送ることができるよう、住まい探しのお手伝いをさせていただきます。
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