- 引越しする前に引越し会社の選び方や費用相場を理解しておこう
- 引越し期日までにやることはまとめておく
- 引越し後は生活に必要なライフラインの準備を優先的に行う
初めて引越しする場合、荷物をまとめる以外にもどんな準備が必要になるのかわからない方も多いでしょう。実は引越しするときには、段階を踏まえてやることがたくさんあります。
「ちゃんと準備しておけばよかった」と後悔しないように、やるべきことを事前に把握して、効率よく引越しをしましょう。引越しを検討している方が準備すべきこと、費用面など詳しい内容を紹介していきます。
引っ越しを行う前にやることとは?
まずはどの物件に引っ越すのか慎重に検討したり、引っ越すに伴うさまざまな手続きをしたり、引越しをする前の段階から、いくつかやることはあります。具体的に引越しを行う前に何をやるのかを詳しく紹介していきます。
新しい部屋を探して期日を決める
まず引越しするなら、引越し先を決めるところから始めます。このときに大切なのが引越しを希望する部屋は、内覧しておくことが大切です。情報として見ているだけでは、間取りの印象や日当たりなどがハッキリとわからないことがあります。
エレベーターが設置されているのかなど、荷物の搬入がしやすい環境なのか確認しておくとよいでしょう。自分が引越したいと思える物件を見つけたら、いつに引越しするか期日を決めていきます。
荷物をまとめる時間やほかのやることが完了できるよう、余裕を持ったスケジュールに設定しましょう。
引っ越し会社は複数社から見積もりを出させてから決めよう
引越しする際に、荷物が多い場合には、引越し会社に相談するケースがあります。そんなときにどこでもよいから決めるのではなく、何社からか見積もりを取ってから依頼しましょう。後からほかの引越し会社のほうが、引越し費用が安くて損をしたという失敗談もあるので、複数の引越し会社から見積もりを取り寄せて、吟味したうえで決めてください。
引っ越しが決まった段階で賃貸の契約解除の連絡を行う
現在住んでいる住宅が賃貸なら、引越し先が決まった段階で、契約解除の連絡を行う必要があります。賃貸の契約解除は、基本的に1ヶ月前から連絡を入れる必要がありますが、契約によっては1ヶ月以上前に通知しなくてはいけないケースもあります。契約時に交わした書類などを確認し、連絡方法も事前に確認しておきましょう。
インターネット回線は1ヶ月前くらいから移転準備をしたほうがよい
現在の住宅で使っているインターネット回線やプロバイダ契約を続けて利用するなら、早めに移転手続きを済ませておく必要があります。移転するには時間がかかるケースが多いので、引越ししてからすぐにインターネットを利用したい場合には、前もって手続きを行っておくことが重要です。
手続きするタイミングとしては、引越しする1ヶ月前に連絡を入れておきましょう。
単身で引っ越しするときにはいくら費用がかかる?
引越しをするときに気になるのが、引越し費用の相場です。家族世帯が引越しすることと比較すると、単身世帯のほうが荷物は少ないので安く済ませられます。ただ引越し先が遠かったり、引っ越し会社が繁忙期だったりするときは、費用は高くなります。
繁忙期は3月から4月にかけてですが、通常の時期と比較して費用は1万円から10万円程割高になります。
荷物が多い単身者で引越し先が15km未満の場合、平均約5万円程度になるでしょう。
引越し会社によっても細かい値段の設定は異なりますので、よく確認してください。
引越しするタイミングを見極めて、できるだけ費用がかからないように注意してください。
引っ越し期日が2週間前に迫った時期にやること
引越しの当日まで2週間前に迫った時期にも、やることはたくさんあります。今後の予定を進めることや、現在の住居で使用している電気やガスなどを停止する手続きが必要になってくるでしょう。具体的に、引越し期日が2週間前に迫ったときにやることを紹介していくので、参考にしてみてください。
新しい引っ越し先のレイアウトや必要な物を検討する
引越し先の間取りを確認しながら、家具や家電をどこに置くのかレイアウトを事前に検討しておきましょう。どのような配置にするのか前もって考えておけば、スムーズに搬入作業が完了できます。
またレイアウトを検討したときに足りない物や必要な物を買い足しておくことで、より快適な部屋作りが実現できるでしょう。内覧のときに部屋の寸法を測定しておけば、家具や家電の配置を正確に検討できます。玄関やドアの幅も測っておき、幅広い家具などが入るのか確認しておきましょう。
入れられる物から徐々に荷造りしていく
荷物を梱包するための段ボールやガムテープを用意しておき、準備を進めていきます。段ボールなどの梱包材は、依頼した引越し会社から発送されることもあるので、依頼する際に確認しておきましょう。引越し期日まで2週間前の段階で、すぐに使用しない物を荷造りしていけば、後から慌てて梱包しなくて済みます。衣類や靴、本などすぐに使用する物以外は徐々に梱包を始めていきましょう。
割れ物などを梱包するときには、緩衝材を段ボールに入れてから、新聞紙に包んでおくのがポイントです。
役所の窓口で必要な手続きを行う
引っ越すということは住所を変更する必要があるため、役所に立ち寄って必要な手続きをしましょう。今とは違う市区町村に住む予定なら、「転出届」を窓口で渡して手続きします。そのときにもらえる転出証明書は、新しい住所で「転入届」を行う際に渡す必要があるので失くさないように注意しましょう。
引越し先が現在の住居と一緒の市区町村であれば「転居届」を提出することになるので、どこに引っ越すかによって書類は異なります。
支払いが被らないように電気などの停止手続きを行う
現在住んでいる物件の電気やガス、水道の利用を停止してもらう手続きを前もって行う必要があります。手続きが遅れてしまったり忘れたりしていると、引越した後も支払いが被ってしまい、その分の利用料金を請求されてしまうでしょう。引越しするときには、電気・ガス・水道の利用を停止する時期を電話かインターネットで伝える必要があります。契約している会社にいつまで利用するのか連絡して、停止してもらいましょう。
「面倒だから、まとめて停止手続きできないかな」と、誰もが思うことでしょう。実は、電気・ガス・水道をまとめて手続きができるサービスもあります。
専用サイトに名前、電話番号、引越し前と引越し先の住所を入力することで、公共サービスの停止・開始処理を一括で手続きできます。オンラインでいつでも申し込みができるので、仕事や家事で忙しい人でも大丈夫です。ライフラインの手続きは対応が遅れると忘れてしまうこともあるので、余裕を持って利用停止手続きをしきましょう。
引っ越し当日はやることが多いため効率よく行動
新しい住まいに引越しする当日はやることが多いため、前もって何をするのか把握しておく必要があります。主に冷蔵庫などの大型家電の運搬準備や荷物の搬出、ガス閉栓の立ち会いなどです。具体的に、引越し当日に必要な作業には何があるのか見ていきましょう。
家電に溜まっている水を抜く作業
冷蔵庫や洗濯機などの家電には水が溜まっていることから、説明書を読みながら正しい水抜き作業を行う必要があります。簡単に水抜き作業の流れを紹介すると、冷蔵庫ならコンセントを外して水受けに溜まっている水を除去しましょう。
洗濯機については水が出てしまわないように蛇口を閉めてからホースを外し、内部に残っている水を取り除きます。商品によって細かい水抜き作業の方法が異なるので、必ず確認したうえで当日に行いましょう。
最終的な荷物の梱包と搬出作業
最後まで使っていた物を段ボールに梱包していきます。すべての荷物を梱包したのであれば、引越し会社に依頼して搬出作業を行ってもらいましょう。梱包した荷物がなくなった後は、部屋をキレイに掃除してください。
汚れている状態では原状回復費用を請求されてしまう可能性があるので、しっかりと清掃しましょう。入居の際に敷金を支払っている場合は、敷金が返ってくることがあります。
ガス閉栓の立ち会いを行う
事前にガスの利用停止手続きを行っていれば、ガスの閉栓をガス会社の作業員が行ってくれるでしょう。当日にガス閉栓を行うので、一緒に立ち会ってガス栓を閉めたことを確認します。電気や水道の利用停止については、電話やインターネットで手続きを済ませるだけなので、とくに立ち会いは必要ありません。
引っ越し費用は作業前に支払うケースもある
引越し会社が荷物を運び出す前に、引越し費用は前もって支払うケースが多いでしょう。ただ支払いのタイミングについては引越し会社によって違うことも多いので、依頼する際にどのタイミングで支払うのか確認しておく必要があります。なかには後払いでも問題ないケースもあるので、支払うタイミングを間違えないようにしましょう。
引っ越し後にやることは挨拶や手続き関連
引越した後は、「疲れた~」と一息つきたくなりますが、まだ引越しは完了していません。隣人への挨拶や手続き関連を行うなど、生活環境を整える作業が残っています。具体的に、引越した後はどのようなことを行うのか詳しく紹介していきます。
事前に申し込みを行っていたガスなどの開栓
引越しが完了した後は、生活に必要な環境を整えましょう。まずは電気やガス、水道の開栓を行うので前もって申し込んでおきます。電気についてはブレーカーを上げることで、簡単に使用できます。
水道についても元栓を開けることで使えるようになるので、引越し後はすぐに利用できるか確認をしておきましょう。ガスについては開栓するときに立ち会う必要があるので、都合のよい時間帯に予約しておく必要があります。
隣人への挨拶はケースバイケースで
引越し後の隣人への挨拶ですが、最近では防犯上の理由で挨拶をしないことも増えてきています。隣人の方が女性の一人暮らしの場合や、仕事などで日中留守にしていることが知られてしまうケースがあるからです。無用なトラブルを避けるため、必要であれば隣人への挨拶は済ませておいてもよいでしょう。
可能であれば、引越しの音で迷惑をかけてしまう可能性があるので、引越し作業が始まる前に挨拶に行くのがベストです。挨拶が夜遅くになりそうであれば、翌日以降の挨拶にしたほうが迷惑になりません。
段ボールの荷物を取り出して配置する
電気やガス、水道などの開栓手続きが完了した後は、ゆっくり荷ほどきをしていきましょう。段ボールから取り出して、生活に必要な物から順に配置していくことをおすすめします。荷物が多くて時間がかかる場合は、あまり優先順位が高くない物は置いておき明日以降に整理整頓することも考えましょう。
役所でさまざまな手続きを届け出
住所が変わったことから、役所に手続きを行う必要が出てきます。以前に転出届を提出して受け取った「転出証明書」と身分証明書、印鑑を持って「転入届」を役所で手続きましょう。ほかにも国民健康保険や国民年金の住所変更の手続きも役所で行えるので、まとめて申請すれば何度も足を運ぶ手間が省けます。
運転免許証を持っている方は、住所変更を行う必要があるので、所定の場所で手続きを行ってください。住所変更しないといけないものはたくさんあるので、急ぎ対応できるものから進めていきましょう。
インターネット開通は時間がかかるため前もって手続きしておく
引越先がインターネット完備物件ではない場合、インターネットを自分で契約しなければなりません。快適にインターネットを使える光回線が人気ですが、光回線の契約を進める前に、開通工事を行う必要があります。賃貸物件の管理会社や大家さんに、光回線の開通工事が可能かどうかを、事前に確認しましょう。
開通工事には時間がかかるので、手続きの開始は1ヶ月前から始めておくとよいでしょう。前に住んでいた物件と同じインターネット回線を利用できるなら、住所変更を申請して新しい回線の開通工事の予約を入れます。
基本的には開通工事を行う際には立ち合いが必要になるので、予定が空いている日を確認しておきましょう。新規でインターネット回線を契約する際には、名義などの情報を連絡する必要があります。開通工事が完了した後にはモデムやWi-Fiルーターが届けられるので、接続を行ってインターネットを繋げていきましょう。
引っ越しはやることが多いから前もって理解して行動しよう
初めて引越しする方は前もって行動できるように、計画的に引越し準備を進めていきましょう。また費用相場も理解しておき、引越し会社の見積もりでお得な料金のサービスを利用することが大切です。
引越しでやることはたくさんあるので、手続きや荷物の梱包などは早めに対応して余裕を持った行動を心がけましょう。とくにインターネットの開通工事は時間がかかる傾向にあるので、1ヶ月以上前から手続きを行って対応が遅くならないようにしてください。
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