- 引越しの繁忙期を把握して計画的かつお得に引っ越そう
- 自分に合った引越し時期を知って満足のいく引越しにしよう
- 引っ越す日や時間帯を変えることでコストダウンになることも
引越しを考えるときに、「お得に引越しを済ませたい」と思う方は多いのではないでしょうか。「希望の物件を選びたいけどいつから探せばいいのだろう」「どこの引越し会社に頼んだらお得に引越せるだろう」など、さまざまな心配事が思い浮かぶかもしれません。よい物件が出る時期と引越しが安く済む時期などを加味して、ベストタイミングを選びたいですよね。
この記事では、引越しに適した時期や、事前に知っておきたい情報などをご紹介します。お得に引越しを済ませたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
引っ越しの時期にこだわりたい理由って?
引越しは1年の間で、時期によって初期費用や引越し会社の値段が変動します。仕事始めやイベント、長期休暇が多い時期には需要も多くなるため、必然的に値段が高くなる傾向にあります。ここでは時期によって変動するものや、それぞれの特徴やメリットについてご紹介します。
引っ越し会社の繁忙期っていつなの?
一般的に引越し会社の繁忙期は3月〜4月と8月〜9月と言われており、進学や就職、転勤など人の移動が多い時期です。需要が多く引越し会社のスタッフ人数も必要になるため、アルバイトの人件費もかさみます。その結果、繁忙期には他の時期と比べて料金設定も高くなる傾向にあります。
引っ越しにかかる値段はどれくらい?
とくに学校や就職の始まる4月に向けて移動する方が多いので、3月から4月上旬は最も引越し費用が高くなります。また、繁忙期の引越し時期は時間指定が難しい場合や割増料金が発生することがあります。
具体的には、通常期の1.5倍から2倍の料金設定にしている引越し会社が多い傾向に。二人暮らしの引越しにかかる料金は全国的な平均で「7万円」であるのに対し、3月から4月にかけては「10万円」ほどが平均になると言われています。
お得に引越ししたいのであれば、3月から4月上旬にかけて引っ越すのは避けたほうが無難でしょう。繁忙期以外の時期で、「通常期」と呼ばれている5月から翌年2月に引越すほうがお得になる傾向にあります。
物件数は時期によって変わってくる!部屋探しの繁忙期はいつ?
引越し会社のシーズンと同様に、部屋探しも1月から3月は繁忙期にあたります。人の移動が多い分、空き物件数も増えるのが特徴です。よい物件が空いている可能性も高く、選択肢が豊富にあるのがメリットと言えます。
デメリットは、部屋を探している方も多くなるため競争率が高くなる傾向に。また、迷っている間に気に入った物件が埋まってしまう場合も多くあるため、繁忙期では気に入った物件があったらすぐ決める決断力も必要です。
繁忙期以外は空き物件が少ないの?
繁忙期以外のシーズンでも、繁忙期に入居者が決まらなかった、もしくは時期をずらして引越した人の物件が空いている場合もあります。繁忙期に比べて、物件の価格を下げて出していたり、フリーレントなどのキャンペーンをやったりしている場合が多いのも特徴です。
オフシーズンの期間に探す際に、こだわりや条件を高く設定して探していると、希望の物件に近い部屋にヒットする件数が少ない場合があるかもしれません。また希望の物件が、探している最寄り駅や地域でないこともあるでしょう。そのため、余裕を持って部屋を探し、候補を多めに出しておくのがおすすめです。
引っ越しするのに「おすすめの時期」はズバリ!
通常期でも、よりお得になりやすい時期があるのをご存知でしょうか? ここからは、おすすめの時期を詳しくご紹介します。
引っ越しするなら5月から翌年の2月の通常期がおすすめ!
引越し会社の繁忙期が過ぎた5月から翌年の2月は、引越し料金が安くなる傾向があるのでおすすめです。
急に転勤が決まってしまったり、子どもの学校の始まりに合わせなければいけなかったりなど、時期をずらしようがない場合は仕方ありませんが、価格を重視するのであれば料金が一番高い時期である3月〜4月は避けたほうがよいでしょう。料金を抑えたい場合は、通常期での引越しを検討しましょう。
おすすめのオフシーズンのなかでもとくに梅雨が狙い目!
繁忙期が終わり、引越し会社も不動産会社も落ち着いてくる6月から7月は狙い目の時期になります。梅雨の時期や蒸し暑い時期には引越しを避けたいと考える方も多くなる傾向に。需要が少ない時期だからこそ、お得に引越しをしたい方にはおすすめの時期です。
六曜の考え方を逆手にとってお得に引越そう!
引越しの日にちや時間などを決めるときに「六曜」を気にされている方も多いようです。そもそも「六曜」とは、それぞれどういう意味かご存知でしょうか?
六曜って何?それぞれの意味についてご紹介
六曜は「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の6つのことを指します。日本では日にちの吉凶を占う指標として利用されています。
これを元に、冠婚葬祭や引越しなどの行事を決める方も多いですよね。元は中国で時間を区切る際に使われていた考え方です。
六曜「曜」は星を表した漢字で星は金、つまり「お金」をイメージしていることから、「六曜」は賭け事のタイミングを決める際によく利用されてきました。そのため、商売を営んでいる方のなかには気にされている方も少なくありません。
これらはその日に「やってはいけないこと」を考える指標です。それぞれの指す意味を簡単にご紹介します。
・先勝……午前が吉、午後が凶
・友引……朝吉、昼凶、夕吉
・先負……午前が凶、午後が小吉
・仏滅……物が終わる日、法事や悪縁を切りたい方におすすめ
・大安……やってはいけないことがない。とくに害のない日、凶の時間帯がない
・赤口……すべてが消滅する日。大凶とも言えるが、午前11時から13時の正午だけは吉
このように、日にちのなかの時間帯でも縁起がよい時間帯が変わってきます。「大安」は「やってはいけないことはない日」とされています。
また、「凶の時間帯がない日」とされているので結婚式など長時間におよぶ行事では、とくに希望される方が多くなる傾向に。
しかし六曜の考え方はさまざまな歴史を経て、現代の仕様になったもの。「信憑性が薄いのでは」という考え方もあります。
「仏滅」を狙って引っ越しするのもあり!
最も縁起がよいとされている「大安」の日には引越し希望者が殺到するので、縁起が悪いとされている「仏滅」は、料金が他の日より安く設定されている傾向にあります。
この考え方を逆手に取り、仏滅に引越し日を設定するのも価格を抑える手段の一つです。
時期別の部屋の市場傾向は?人によっておすすめ時期が違う
物件探しは、1月から3月がピークです。その次は人事異動などで人の移動が多い9月から10月が物件探しにはおすすめと言われています。しかし、単身の引越しやカップル、ファミリーなど人によって少しずつその時期も変わってきます。
1月~3月はたくさん物件の候補が欲しい方におすすめ!
物件の選択肢は一番多い時期です。進学や就職、転勤など4月に向けて人が動く時期だけあり、引越しする方が多い分退去する方も多いので、よい物件が空きやすいメリットがあります。
ただし、同じ考えでよい物件を狙っている方も多いので競争率が高く、迷っている間に入居者が決まってしまう場合もあります。
4月〜5月は狙い目物件が多め!引っ越し費用を抑えたい方にもおすすめ
新生活が始まる時期なので、引越しをする方は3月までに決めていることが大半です。そのため、そのシーズンに入居が決まらなかった物件などの狙い目の物件が出てくる傾向にあります。
物件数は少なくなりますが、部屋探しをしている方も減るので比較的ゆっくりと内見できるのも特徴です。この時期には入居者を少しでも早く決めたい大家さんが積極的に対応してくれることもあるので、じっくり探すことで満足のいく物件に出会える可能性も。
6月〜8月は一人暮らしの方におすすめ!初期費用・引っ越し費用がお得な時期
この時期は梅雨で天気も安定しないことが多いため、引越しを考える方は少なくなります。そのため引越し料金が安く設定されていることも。不安定な天気や気温の暑さが気になるかもしれませんが、引越し費用を抑えたい方にはおすすめの時期と言えるでしょう。
9月〜10月はファミリーやカップルにおすすめの時期!
この時期は転勤や人事異動が多くなります。第2の引越しシーズンと言われているだけあって、物件数が増え間取りもファミリーやカップル向けの物件が増えます。
ファミリーやカップルでの引越しを考えている方には、4月頃に次いでおすすめの時期になります。引越し会社は通常期にあたるので、比較的お得に引っ越せるのもポイントです。
11月〜12月は新築物件を探したい方におすすめ!引越し費用も抑えられる
1月からの繁忙期に向けて、11月前後から新築物件の情報が増えていきます。新築物件がよいというこだわりを持っている方にはこの時期がおすすめです。ただし、12月に引越しを考えている方は年末に被らないように早めに動き出すようにしましょう。
引っ越しシーズンの時期に費用を安く抑える方法は?
引越しにかかる料金が高い時期やお得な時期を把握したとは言え、状況や都合によって引越し時期を選べない方もいるでしょう。少しでも安く抑えるためのポイントをご紹介します。
有給を取って平日に引っ越しをしよう!
引越しは休日に集中するので、基本的に土日は料金が高くなります。その次に値段が高いのが、土日と休みをつなげることができる金曜日、月曜日です。そのため週の中日の平日を狙うのも、価格を抑える手段の一つでしょう。
時間帯をあらためてみる!
引越しをする際には、午前中から作業を開始したいと考える方が多いもの。午後からの引越しの需要が少なくなるため、「午後からの便」や「時間を引越し会社にお任せ」などにすると通常より安く利用できることもあります。
ファミリーでの引越しだと荷物も多く午前中から始めるのがベストですが、単身の方や荷物がそこまで多くない方であれば午後から作業を始めてもそこまで時間はかからないので、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
また、1ヶ月のなかでも上旬には引越しを終えていたいと考える方が多いため、下旬は少し値段が上がる傾向にあります。そのため月の上旬から中旬を選び、できるなら平日を狙うとよいでしょう。
何より早めの予約を計画的にするのも大切!
ある程度引越しする時期や場所が決まったら、早めに予約することをおすすめします。早めに予約することで希望する日が確実に取れて結果的にコストダウンにもつながります。
時期を見極めて納得のいく引っ越しを
引越しは、時期によって物件の選択肢の幅や引越し会社の料金などが大きく変わってきます。今回記事のなかでご紹介したように、引越したい時期に余裕を持って物件を決め、安く抑えられるところは抑えつつ、希望の物件に引越せるよう早めに準備することが大切です。
不動産会社や引越し会社によっても値段は変わってくるので、信用できる会社を探すことも大切です。早めに見積もりを取るなど、事前に連絡をしておくこともスムーズに引っ越すためのポイント。
引越し直前に物件を急いで決めてしまっては、入居してから後悔してしまうこともあるかもしれません。引越し会社や物件探しはなるべく余裕を持って計画し、希望に近い物件を狙ってお得な引越しをしましょう。
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