【クラモア】もっと、わたしらしい暮らしを。- presented by STARTS

「自分らしい暮らし」の為のリノベーション ~子供が成長した後の第二の人生を考える~

更新日:2022.11.15

「自分らしい暮らし」の為のリノベーション ~子供が成長した後の第二の人生を考える~

小さかった子どもが成長し、だんだんと手が離れてくると、一人の人間として“自分らしい暮らしとは?”と考え始める方が多いと思います。今回は、クラモアROOM公認ライターである私が、設計&デザインプランを担当させて頂いたお客様・E様のケースから、“自分らしい暮らし”のためのリノベーション事例をご紹介します。

  • レトロなものの魅力を活かした空間作りは、全てを一新しないことが大切
  • 新しくするところ、既存のまま残すところの見極めや判断が大切
  • 既成概念にとらわれず「自分に合った」ものを考えてみる

もくじ

  1. あなたの理想的なライフワークとは?

  2. 全てを一新せずに、活かせるものは活かす

  3. 「自分に合った」ものを選ぶことを大切に

  4. まとめ



 

あなたの理想的なライフワークとは?

家庭菜園

@e_fukui

E様は日頃から家庭菜園を楽しまれていて、収穫した野菜やハーブを季節の感じられる料理にしたり、アロマオイルを精製したり、将来的には「自然を身近に感じてもらえるワークショップを開催したい!」という強い想いを持たれていました。

お子さまが独り立ちされたので、ご自身のこれからのライフワークと理想の空間づくりのために、リノベーションプランのご依頼を頂きました。

今住んでいるマンションを生活の場として残しながら、リノベーションした空間で過ごす時間も徐々に長くしていきたいという考えのもと、今回は、ライフワークを叶える場所として、義父母がかつて住んでいた空き家(中古住宅)をリノベーションすることに。

リノベーション前の和室

※リノベーション前の和室

@e_fukui

リノベーション前のリビングダイニング

※リノベーション前のリビングダイニング

@e_fukui

全てを一新せずに、活かせるものは残す

義父母が大切にしていた、レトロ感漂う冷蔵庫やピアノ、棚、さらにオイルランタン等が、空き家に残っていました。
年季が入っているけれど、故人の大切な魅力ある思い出の品です。

レトロなものの魅力を活かした空間作りは、全てを一新しないことが大切です。
今回は、それらの魅力を活かしてリノベーションすることをE様に提案しました。

下の写真は、リノベーション後の和室とリビングダイニングです。

リノベーション後の和室

※リノベーション後の和室

@e_fukui

リノベーション後のリビングダイニング

※リノベーション後のリビングダイニング

@e_fukui

リビングの床の状態が非常に良く、ちょうどレトロな雰囲気にぴったり。
リビングのドアもそのまま利用した方が良いと判断し、敢えて新しくしませんでした。

「自分らしい」リノベーションをするには、新しくするところ、既存のまま残すところの見極めや判断が大切だと考えています。

「自分に合った」ものを選ぶことを大切に

下の写真は、リノベーション前のシステムキッチンです。

リノベーション前のシステムキッチン

@e_fukui

キッチンでは、アロマオイルを精製したり、土鍋でご飯を炊いたりすることが多いとE様から伺いました。
ご要望をヒアリングしていくと、「ガスコンロ台を低く作りたい」「お湯と水の蛇口を別々にしたい」など、一般的なシステムキッチンではなく、“業務用のキッチン”の方が良さそうだということに。そこで今回は、ステンレスの業務用キッチンを採用することにしました。

ステンレスは無機質でクールな印象になりがちなので、壁はレトロ感のあるタイルを貼ったり、床もお掃除しやすく、かつレトロな雰囲気を演出できるフロアタイルを選んだりと、温かみがあるお部屋のコーディネートを提案しました。

最後は、元々お持ちだった土鍋や竹製のかごやトレイなどをオープン収納され、ステンレスの無機質感がちょうど良いアクセントとなり、レトロながらも新鮮さのあるインテリアが実現できました。

リノベーション後のキッチン①

※リノベーション後のキッチン①

@e_fukui

リノベーション後のキッチン②

※リノベーション後のキッチン②

@e_fukui

扉色でデザインをつける、蛇口は一つで……などという、「一般的」と言われるキッチンでは、E様の“理想のライフワーク”は叶いませんでした。

既成概念にとらわれず「自分に合った」ものを考えてみると、アイデアや工夫が浮かんでくるものです。

まとめ

キッチンで味噌づくりの準備をするEさん

キッチンで味噌づくりの準備をするEさん

@e_fukui

第二の人生や暮らしの転機に差し掛かり、リノベーションを検討する際は、まず下記について考えてみることをおすすめします。

  • ・自分のライフワークとなるのはどんなことか?
  • ・自分や家族にとっての“新しい理想の暮らし方”とは?
  • ・どんな暮らしが自分にとって豊かだと感じるのか?

今まで自分や家族が大事にしてきたモノ・生活習慣をある程度残しつつ「必要なところは一新する」という考え方を持つことで、暮らしがより充実したものになるのではないか、と考えています。
 



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オブザーバー兼公認ライター

福井栄里

イルトコ 。代表
インテリアデザイナー/建築士

大手住設メーカーの住宅アドバイザーを経て、インテリアコーディネーターへ。その後、注文住宅の内装の設計に携わる経緯から、現在は住宅や店舗のプラン設計・デザインを主に担当。
irutoco。二級建築士事務所代表。
プライベートでは小学生と保育園児の男女2児のママ。
子育て目線とインテリアのプロ目線、2つの視点から「心地よい暮らし」を提案している。

Instagram

@e_fukui

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