更新日:2022.11.24
【整理収納アドバイザー直伝】キッチンの効率的な整理収納とは?
キッチンは、食器や調理器具などかさばる物が多く、家の収納でもっとも悩みが多い場所です。今回は、整理収納アドバイザー2級認定講師である私が実践している、整理収納の順番や、使いやすい収納のポイントについて解説します。
- 必要な物の見直し→収納場所の決定で無駄がなくなる
- いらない物の精査は“全出し”が基本
- 調理器具の収納は、使う場所の近くにしまうこと
整理収納の正しい順番とは?
整理収納をやみくもに始めると、片付けがなかなか進まず悪循環に陥りやすいです。
正しい順番で進めることで、効率良く片付けることができ、リバウンドもしにくくなります。
「基本のき」整理収納とは?
整理収納とは、収納された物の管理や維持をすることですが、“不必要なものを取り除く”と言う意味も含まれています。
皆さんが巷でよく見る“片付け本”は、不必要なものを取り除いた後、どう収納するのか?ということを前提に書かれているものが多いです。
まずは、「今ある物が、要るのか要らないのか?」の仕分けから始めましょう。
基本は「全出し」すること
いらない物の精査を行うには、まずは全出し(全部出すこと)が基本です。
全出しすることにより、全体の量を把握することができ、何を残して何を処分するかの判別がしやすくなります。
全出しするスペースがない場合には、同じジャンルごとに出し、ジャンルごとに見直すという作業をおすすめします。
ご自宅の収納スペースにより適正量は変わりますが、まずは“食器棚や収納スペースに収まるだけを残す”などと決めると判断しやすいです。
判断が難しい物は「保留品」として分別する
整理を進める上で、手放すかどうか判断に迷ってしまう物も出てくると思います。
それは、保留品として分別することがポイントです。
整理が終わったら、捨てるまでの猶予期間を決めて、目立つところにまとめて置きます。
期間内に使用することがなければ、潔く手放しましょう。
収納場所の決定
調理器具の収納は、使う場所の近くにしまうことを意識します。
例えば、フライパンはIHやガス台で使うので、キッチンのコンロ下に収納する。
お鍋は水を入れて使うことが多いので、シンク下に収納するなど、使う時に最短で使える動線を考慮しましょう。
すぐ手に取れる位置にお掃除グッズを収納すると、こまめに掃除することができるのでおすすめです。
収納方法のポイント
収納する場所が決まったら、ここでようやく収納方法を考えます。
整理する前に、収納グッズなど色々買い込んでしまう方も多いと思いますが、結局使わず無駄になってしまうことも少なくありません。
前述した【必要な物の見直し→収納場所の決定】という手順を踏んだ上で、収納グッズを買うと無駄が無くなります。
オススメの収納アイデア①
例えば調味料収納を挙げてみます。
わが家では、よく使う調味料は“詰め替え”をしています。
そのままボトルや袋ごと収納する事も出来ますが、詰め替える手間を考えても「使う時に液ダレのストレスが少なく、見た目もスッキリとさせる収納」を優先しています。
自分がどうしたいか?が理想の収納になるので、「何を優先するのか」をよく考えた上で収納グッズを購入することをおすすめします。
オススメの収納アイデア②
わが家では、フライパンやお鍋などを立てて収納しています。
立てて収納することで一つ一つが独立するので、取り出しやすくなるからです。
この方法は、引き出し収納や観音開き(両開き)の収納にも使えます。
そのままだと重ねて収納するしかないアイテムも……
立てて収納することにより一つ一つが独立し、取り出しやすくなります。
わが家は、ニトリの『ざるボウル、フライパンスタンド 』を使用しています。
引き出しの高さが足りず、垂直に立てるとぶつかってしまうため、仕切りを斜めに少し寝かせて収納しています。
そうすることで、すっきり収納ができ、取り出しやすくなりました。
ザルボウルやお鍋も、ニトリのスタンドを使い、立てて収納しています。
食器類も、無印良品の『アクリル仕切りスタンド』を活用し、立てて収納しています。
お皿を若干斜めに配置することにより、しっかりとホールドされ、手前に転がることもなく取り出しやすくなっています。
まとめ
今回は収納メインではなく、“整理収納の流れ”という観点からポイントをお伝えしましたが、この基本を覚えておくことにより、どの場所でも効率的に片付けが出来ます。
これから収納を見直す方は、ぜひ試してみてくださいね。
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オブザーバー兼公認ライター
a.organize
娘21歳と息子18歳の2児の母。
整理収納アドバイザー、インテリアコーディネーター、アメブロ公式トップブロガー【A+organize 美しく魅せるシンプル収納アイデア】
日々の暮らしを通して、時短、そして楽しくをモットーに、整理収納やインテリアのアイデアなど発信しています。
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