- 新婚夫婦が物件を探すときに知っておきたい家賃の目安
- 新婚夫婦が共同で生活する賃貸物件の選び方
- 引越し費用や初期費用を抑えるためのポイント
新婚夫婦が二人で生活を始める場合、賃貸の家賃はどれくらいが適切な金額なのでしょうか。収入から考えられる家賃の目安を把握しておけば、賃貸物件を探すときも素早く理想的な物件を見つけられるはずです。また部屋を探す際、間取りの広さなどは何を基準に選べばよいのか迷ってしまう方もいるでしょう。
今回は、新婚夫婦に向けて、賃貸を決めるときの家賃の目安や部屋の決め方についてご紹介します。
新婚夫婦が賃貸を借りるときの家賃の目安は?
新婚夫婦が共同で生活するための部屋を探す場合、家賃の目安はどれくらいが適切なのでしょうか。収入から考えて家賃が高いと日々の生活が苦しくなることから、目安以上の家賃の物件は借りないほうがよいでしょう。ここでは、新婚夫婦が賃貸を借りるときの家賃の目安についてご紹介します。
食費などの生活費も考えて家賃は手取りの20%から25%が適切
新婚生活で必要になる費用は、家賃だけでなく生活費もかかってきます。そのため家賃の目安としては、手取りの20%から25%程度が適切な金額と言えるでしょう。家賃は毎月発生する固定費であることから節約することができず、高すぎると生活を圧迫させる原因になってしまうことがあります。
またエレベーターやオートロックなど、設備が整っている賃貸物件では家賃以外にも管理費などが高いケースもあるので、家賃と合わせて確認しておくことが大切です。
家賃の金額は5年後も払い続けられるか検討する
新婚夫婦の場合、妊娠や出産を迎えると生活に大きく変化が訪れます。その際に、同じように家賃を支払い続けられるのか検討したうえで、部屋の家賃を決めることが大切です。二人だけであれば生活ができても、子どもができるとよりお金がかかるようになります。そんなとき、家賃が高いと生活が厳しくなることもあるので、予算には余裕を持って物件を選びましょう。
また5年後となると、仕事についても変化が訪れている可能性があります。退職や転職などで、物件を決めたときと比較すると収入が減っていることもあるので、先を見越したうえで部屋を決めることが大切です。
生活を豊かにするためにも月々の支出は見直すことが大切
新婚夫婦が生活を送るうえで、手取りと比較して家計が厳しいと感じるときは支出を減らすことが大切です。毎月発生する支出を見直す方法として、家賃や保険、車などにかかっている費用を抑えることを意識しましょう。手取りに見合った費用であれば、生活が苦しくなることは少ないので、よく検討してみてください。
新婚夫婦が住む賃貸物件の間取りや立地の選び方
家賃の目安を把握したうえで、次に間取りや立地は何を基準に選べばいいのでしょうか。新婚夫婦が快適な生活を送るには、間取りの広さを意識することも重要になってきます。ほかにも、子どもが生まれることを想定した立地選びも必要に。ここからは、具体的な部屋の選び方について解説します。
新婚夫婦が将来子どもを育てるなら部屋の広さや部屋数を意識する
二人で暮らす部屋を探すうえで、間取りの広さなどは重要な要素になってきます。新婚生活を豊かに送りたいのであれば、2LDK程度の間取りは欲しいところです。また、将来子どもを育てる意思があれば、子どもが生まれたときのことを考えて部屋を決める必要があります。
探すポイントとしては、たとえ築年数は古い物件でも、部屋の広さや部屋数を優先してみましょう。子どもの泣き声なども考慮して、防音性の高い部屋であれば理想的と言えるでしょう。
お互いの生活スタイルや荷物量を考慮した間取りを意識する
新婚夫婦が共働きである場合、起床時間や睡眠時間が異なるケースも多いでしょう。そんなときお互いの生活スタイルを乱してしまうと、ストレスが溜まってしまい衝突する原因になってしまうことがあります。そのため、生活スタイルを考慮して二部屋以上の間取りを選ぶことも重要です。
さらに、二人分の荷物を収納できるスペースも十分に確保する必要があります。部屋数が多ければ、一つの部屋を荷物だけ置く空間とすれば圧迫感なく普段の生活を送ることができるでしょう。
仕事で転勤が多い場合は初期費用を抑える意識を
今後の仕事関係で転勤を求められる場合は、礼金などがない物件を探して初期費用を抑える努力も必要になるでしょう。また共働き夫婦で職場が別々なのであれば、お互いの職場からの距離についても考慮したうえで部屋を選ぶ必要があります。
子どもを育てる場合は学区についても調べておく
部屋の立地を選ぶなかで、将来子どもを育てたいと考えているなら、住む場所がどの学区になるのかを調べておく必要があります。周辺の治安や学校の様子など、具体的に情報を集めておけば、子育てにおける安心感も得られるでしょう。
私立に通わせることを考えている場合は、私立学校からの距離なども考慮しておくとよいでしょう。
周囲に買い物ができる施設などがそろっているか?
生活を送るなかで、普段から買い物ができる施設は整っているのかを確認しておくことも大切です。食料品を購入するためのスーパーや、ちょっとした買い物をするときに便利なコンビニなどがあれば、仕事帰りに買い物を済ませることも容易でしょう。
また病院などの施設も近くにあれば、何かあった際にもすぐに対応してもらえるので安心でしょう。
引っ越しするときの費用を安く抑えるためのコツとは?
賃貸物件へ引越しを行う際には、引越し費用や初期費用がかかってきます。事前にどれくらいの費用がかかるのか、相場を理解しておくことで予算を検討できるでしょう。ここからは、引越し費用や初期費用を安く抑えるには、どのような方法があるのか詳しくご紹介します。
引っ越しにかかる費用相場と時期について
細かい金額は引越し会社によって異なりますが、平均的には7万円程度かかることが想定されます。また引越しを行う時期によっても費用は変わってくるので、引越しを行うタイミングはしっかり検討することが大切です。
一般的に、引越し費用が高くなるのは、3月~4月上旬。時期による価格の変動は、費用で計算すると通常の料金よりも、3万円程度は高くなる傾向にあります。そのため、急ぎで引越しをしないといけないとき以外は、時機を見て引越し予定を立てるのがよいでしょう。
初期費用に関しては、家賃の5ヶ月から6ヶ月分程度かかります。家賃が7万円程度の物件であれば、35万円から42万円程度が初期費用としてかかるでしょう。
賃貸物件の初期費用を抑える方法として家賃補助を利用する
賃貸物件のなかには、家賃補助の制度を利用できる「特定優良賃貸住宅(特優賃)」があります。ただし、世帯年収が各自治体の定める条件を下回っているなど厳しい条件があるため、共働き世帯などは入居条件に満たないケースが多いでしょう。
ほかに「UR賃貸住宅」にも家賃補助がありますが、収入面や国籍などの条件が定められているので、事前に調べておくことをおすすめします。また、新婚夫婦を対象とした「子育て割」など、家賃が通常より安くなるプランもあるので、条件にマッチすればお得に借りられるでしょう。
初期費用を抑えるために敷金や礼金がかからない物件を選ぶ
賃貸で部屋を借りる場合、初期費用として敷金や礼金がかかってくることがあります。しかしなかには敷金と礼金がかからない物件もあるため、初期費用を抑えられることもあるでしょう。
ただし、敷金に関しては退去するときに原状回復などの費用がかかるので、無料の場合でもあまり意味がないかもしれません。
ほかにも、事前に決められた期間の家賃が0円になる物件として、「フリーレント」と呼ばれる物件があります。家賃が無料になるサービスは魅力に感じますが、途中で契約を解除したときには違約金が発生することもあるので注意が必要です。そのため、転勤などで急な引越しが必要になるケースでは、フリーレント物件はおすすめできません。
引っ越し費用が高くなる繁忙期は避ける
通常の引越し費用よりも3万円ほど高くなる繁忙期では、費用が余計にかかってしまうので引越しの時期はよく検討しましょう。
よい物件が見つかったときには、ほかの人に取られたくないという気持ちから契約を急ぐ方もいるかもしれません。しかし、引越し費用を抑えるには、急いで引越しを決断するよりも時期を見計らったほうが得策でしょう。どうしても引越さないといけない理由がない限りは、引越しの繁忙期は避けることをおすすめします。
新婚夫婦が共働きなら家賃の負担はよく話し合おう
新婚夫婦が一緒に生活するうえで、家賃や生活費の負担は事前に話し合っておくことが大切です。女性が専業主婦であれば男性が全面的に費用を負担するケースが多いですが、共働きであれば負担の割合は変わってくるでしょう。後からトラブルに発展しないためにも、お互いの希望は伝える必要があります。
お互いの収入を開示したうえで費用負担について相談
夫婦のどちらも働いているのであれば、どちらがどれくらいの費用負担を背負うのかよく話し合って決めることが大切です。男性のほうが多く負担する家庭も多いですが、今では女性が活躍している家庭も増えているでしょう。
共働きであれば収入の観点から、費用負担の割合を決めていけば、後からトラブルに発展することも少ないはずです。お互いがどれくらいの収入なのか、情報を開示したうえで費用負担について話し合っていきましょう。
共働きなら家賃は折半して生活費を男性が支払うパターンもある
新婚夫婦が共働きであれば、家賃については折半する家庭もあるでしょう。折半ならお互いの費用負担も半減するので、トラブルに発展することも少ない傾向にあります。ただ、男性の収入のほうが高い場合には、家賃は折半でも生活費は男性が支払うというケースも多いでしょう。
費用負担については細かく決めておかないと、将来的にトラブルにつながるケースも。よく話し合ったうえで、費用負担の割合を決めていきましょう。
お互いが間取りなどに対してゆずれない部分を決める
新婚生活で一緒に住む賃貸を探しているときに、自分の希望をすべて叶えるのは難しいでしょう。そのためいくつか自分の要望を相手に伝えておき、そのなかからゆずれない優先順位を決めておけば、物件選びも円滑に進みます。お互いの意見を尊重したうえで、理想的な賃貸物件を見つけていきましょう。
新婚夫婦が快適に暮らすために物件は慎重に決めていこう
夫婦が共同で生活するための賃貸物件を探すとき、どれくらいの家賃が適切なのか事前に確認しておく必要があります。収入に見合った家賃ではないと、生活が苦しくなるので無理のない金額の物件を選びましょう。
また子どもが生まれることを想定したうえで物件を選ぶことも重要です。間取りの広さや部屋数なども、よく検討しておいてください。引越し費用や初期費用などは高くつくこともあるので、節約できるポイントを押さえて費用は安く済ませることが肝心です。予算に余裕があれば、分譲マンションを購入して売買を考慮するのも一つの手段でしょう。
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