- 「バス・トイレ別」のほうがスペースの広さや利便性の高さなどでメリットが多い
- 掃除の手間を減らしたい場合は「ユニットバス」という選択もあり
- 「バス・トイレ別」は家賃が高い傾向にあるので、家賃を基準に選ぶのも重要
賃貸物件を探す際に重視する方が多いのが、バスとトイレの仕様です。賃貸物件におけるバス・トイレの仕様は、「バス・トイレ別(セパレート)」と「ユニットバス」に分類することができます。どちらを選ぶかで、その住まいでの生活スタイルも変わってくるでしょう。この記事では、「バス・トイレ別」と「ユニットバス」の特徴や違いをご説明します。
「バス・トイレ別」のメリット・デメリット
「バス・トイレ別の物件」はその名の通り、バスとトイレが別々の場所にある物件のことです。多くの場合、バスとトイレは近い場所にありますが、壁で仕切られていることからそれぞれが完全に独立した設備になっています。
また、バス・トイレ別の物件には、脱衣所に独立洗面台があることも珍しくありません。独立洗面台は洗顔や歯磨き、メイクなどがしやすくなることから女性を中心に人気がある設備です。物件探しの際は、独立洗面台の有無も確認しておきましょう。
メリット
浴室の洗い場をゆったりと使えます。入浴時に十分なスペースで体を洗いたいという方は、バス・トイレ別のほうがよいでしょう。体を洗うための場所が浴槽と独立しており、浴槽にゆったりとつかれるのも魅力です。
また、バス・トイレ別の浴室にはものを置く場所を確保しやすいというメリットもあります。シャンプー、リンス、せっけん、カミソリなどをバスに置いておきたいという方にも、バス・トイレ別がおすすめです。当然、トイレでも十分な専用スペースが確保できます。トイレの使いやすさを重視したい方にも魅力的な選択肢になるでしょう。
デメリット
バス・トイレ別の物件では浴室とトイレが別々の場所にあることから、掃除に手間がかかってしまう点はデメリットとなります。掃除に手間をかけたくない方の場合、バス・トイレ別物件は向いていないかもしれません。
また、浴室とトイレそれぞれに専用スペースを確保しているバス・トイレ別の物件では、ほかのスペースが狭くなってしまいがちです。キッチンや玄関、居室などが狭い物件もあることは覚えておくとよいでしょう。
バス・トイレ別のメリット
・洗い場をゆったりと使える
・シャンプーやせっけんなどを置く場所を確保しやすい
・トイレが使いやすくなる
・浴槽にゆったりつかることができる
バス・トイレ別のデメリット
・掃除に手間がかかる
・居室など別のスペースが狭くなりがち
「ユニットバス」のメリットとデメリット
本来、工場で風呂場のパーツをあらかじめセットで製造し、それらを施工現場で組み立てるタイプの浴室を「ユニットバス」と言います。
浴室が独立しているタイプのユニットバスを「1点ユニットバス」、浴室内に洗面台があるタイプを「2点ユニットバス」、浴室内に洗面台とトイレがあるタイプを「3点ユニットバス」と言いますが、今日においてはバスとトイレが一緒になったものをユニットバスと呼ぶケースが一般的です。賃貸物件探しにおいては、「バス・トイレ別」物件の対義語のような意味合いで使われます。
少しわかりにくいですが、1点ユニットバスと2点ユニットバスは「バス・トイレ別」を意味し、3点ユニットバスはいわゆる「賃貸物件におけるユニットバス」のことだと覚えておきましょう。
メリット
2点式、3点式ユニットバスの大きなメリットの一つに、掃除が楽になるという点があります。3点式ではバスとトイレの掃除を同時に済ませられるため、手間や時間をかけたくない方にとってはとくに大きなメリットになるでしょう。
また、バス・トイレ別の物件に比べて家賃が安いことが多いため、できるだけ家賃を抑えたいという方にもおすすめです。バス・トイレの占有スペースが狭いため、居室などほかのスペースが広くなりやすいのもユニットバスの特長と言えるでしょう。
デメリット
3点式ユニットバスでは、バスとトイレを同時に使用しにくいというデメリットがあります。たとえば来客があった場合、1人がシャワーなどを浴びているともう1人がトイレに行きにくいといった問題が生じるため、生活面では不便を感じることもあるでしょう。
また、占有スペースが狭いので、ものを置くスペースが限られるというデメリットも生じます。バスまわりにシャンプーやせっけんなどを置いておきたい方の場合、この点でも不便を感じることは多くなるでしょう。
「ユニットバス」のメリット
・掃除が楽になる
・家賃が安いことが多い
・バス・トイレ以外のスペースを広くとりやすい
「ユニットバス」のデメリット
・バスとトイレを同時に使用しにくい
・占有スペースが狭い
・ものを置くスペースが限られる
後悔しないための判断ポイント
バス・トイレの仕様は生活スタイルにも大きな影響を与えるため、物件選びの際は自身の生活に合うタイプであることを重視しましょう。
掃除に時間・手間をかける余裕があるか
バス・トイレのタイプについて考える際に重要なポイントとなるのが、掃除に時間や手間をかける余裕があるかどうかです。ユニットバスの掃除には、時間・手間があまりかかりません。よって後悔を避けたいなら「自身がバス・トイレ掃除にどれくらいの時間や手間をかけられるか(かけてもよいと思えるか)」を考えておきましょう。
同棲や来客を想定しているか
ユニットバスには、「バスとトイレの同時使用がしにくい」というデメリットがあります。たとえば同棲をする場合、この点は大きな問題となることから、将来の生活スタイルの変化を念頭において物件選びをすることも大切です。また、この点は友人が来る際などにも問題となるため、自宅に友人を招くことが多い方もよく検討しておきましょう。
想定家賃に見合うのはどちらか
バス・トイレのタイプは、家賃にも大きく関係します。バス・トイレ別物件の家賃は、ユニットバスに比べて高くなる傾向があります。そのため、物件選びでは最初に家賃の目安を決めておきましょう。それに見合ったバス・トイレのタイプがどちらなのか把握しておけば、おのずと候補となる物件も絞ることができます。
お湯を張ってゆったりとつかりたいか
バス・トイレのタイプは、入浴方法にも大きな影響をおよぼします。ユニットバスの場合、先に体を洗うことを考えると、毎日浴槽にお湯を張るのは現実的ではないでしょう。したがって、毎日浴槽にゆったりとつかりたい方にユニットバスはあまりおすすめできません。一方、毎日シャワーだけで問題ない方なら、バス・トイレ別を選択する必要はないでしょう。
使いやすさを重視したい方にはバス・トイレ別がおすすめ
なぜバス・トイレ別物件に人気が集まるのかを理解しておくと、「バス・トイレ別」と「ユニットバス」、どちらが自分に合っているのかも判断しやすくなるでしょう。また、浴室やトイレの使いやすさを重視したい方は、それぞれに十分なスペースや設備があるバス・トイレ別を選択するのがおすすめです。
バスやトイレの使い勝手にもこだわりたい方、生活スタイルに合った快適な物件を探したい方は、以下よりお気軽にお問い合わせください。
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