- 収納スペースのサイズ測定は、細部もしっかり確認する
- 収納アイテムは、モノを整理してから必要数をそろえる
- 収納スペースを増やす前に、モノの持ち方を見直す
収納スペースのサイズ測定は「ミリ単位」で行う
上の写真は、階段上収納を活用した、洗面脱衣所の収納棚です。
ここには当初、引き出しタイプの収納ケースを、横に3つ並べて使う予定でした。
もちろんサイズを測定して、棚に入る大きさであることを確認していましたが、いざ設置しようとしたところ、入りませんでした。
その原因は“雑巾摺り(ぞうきんずり)”でした。
壁と底の接地部に設置された細い部材を雑巾摺りと言い、10mm幅の部材が階段上収納の両側に設置されており、合計20mmありました。
この幅を見誤ったことにより、シンデレラフィットしていたはずの引き出し収納ケースを、3つ並べて使うことができず、収納アイテム選びに失敗しました。
その後しばらくは、適当な板を雑巾摺りの高さに底上げして収納ケースを置いていましたが、断捨離が進みモノが減ったおかげで、引き出し収納ケースを3つ横に並べる必要はなくなりました。
また厄介なのが、開き戸や箱の蓋を開閉できるようにするための金具「蝶番(ちょうばん)」です。蝶番は思いのほか厚みがあり、収納ケースを選ぶときに気を付けなければなりません。ほんの少しの厚みであっても、ぶつかったら引き出せなくなります。
棚の内寸(内側の有効寸法)を測るときは、雑巾摺りや蝶番の存在を気に留めて、正確なサイズ測定をミリ単位で行うように心がけてみてください。
収納アイテムの買いすぎに注意する
わが家のウォークインクローゼットは、ハンガー収納を主としています。
新居への入居時に、ハンガーを揃えて収納した方がすっきりとして良いのでは?と考え、当時持っていた衣類の分だけハンガーを買いそろえました。
ところが、この2年半で断捨離が進み、ハンガーがたくさん余ってしまいました。
子どもが生まれ、夫婦ともに衣類に対する購買意欲が激減したこともあり、新しい服を購入する際は、今ある服をひとつ減らしてから購入することを心がけています。余っているハンガーは、いずれ子どもたちの衣類の収納に使う予定です。
収納アイテムを買いそろえる時は、まず整理してから必要数をそろえることが大切であることを学びました。
収納スペースをやみくもに増やすことばかり考えない
断捨離する前は、収納スペースをいかに増やすかを日々試行錯誤していました。収納スペースを増やせば、必然的に収納アイテムも必要になります。
そんな中、洗面脱衣所の収納棚は、奥行の深いスペースだったので、その奥行を利用して収納スペースを増やしたことがありました。
棚の奥に“ファイルボックスハーフ”を横に並べて、収納スペースを確保。 この方法がひらめいたときは、ファイルボックスハーフ8個分も収納スペースを増やせたことに、小躍りしました。
ところが、手前には“衣類を入れたボックス”が収納してあるので、奥に収納したボックスが見えません。見えないと、どこに何を収納したかがわかりづらく、探す手間がかかってしまうことに・・・。
あっという間に、奥行を利用した収納方法はやめました。
この経験により、管理ができない収納方法は、管理のできないモノが増えるだけだということを学びました。
中身が見えないタイプの収納ボックスを選ぶ
透明ケースは外から中身が見えるので、モノを探しやすいというメリットがあります。
しかし、見た目はごちゃごちゃして落ち着きません。
たとえば、子ども部屋でつかっている衣装ケースですが、左と右では見た目の印象が随分違います。
やはり、中身が見えない方(右)がすっきりとして気持ち良いです。反対に、中身が見える方(左)はごちゃごちゃしてすっきりしません。
新しく収納ボックスを買う際は、中身の見えないタイプのモノを選ぶようになりました。
収納アイテムは一生モノ
上の写真は、わが家でお蔵入りとなっている収納アイテムです。
主に赤ちゃんのお世話グッズを収納していたので、役目を終えた今は持て余しています。どれもあまり深く考えずに、収納したいモノのことだけを考えて購入しました。
わが家で多用しているファイルボックスだったら、使い勝手が良く統一感もあるので、他の場所でも使いまわせます。しかし、バラバラの収納アイテムだと、使い勝手が悪く統一感もないため、持て余しています。 今は子どものおもちゃ収納に何とか使えないかと残してある状態です。
ライフスタイルの変化にも対応できる“収納アイテム選び”が重要だと学びました。
このように、数々の収納アイテム選びの失敗を経験し、今は収納アイテム選びにとても慎重です。 「収納するモノと、収納アイテムの相性」、「収納アイテムと、収納スペースの相性」をしっかり見極めています。
今回ご紹介した“アイテム選びのヒント”はいかがでしたでしょうか?
皆さんもぜひ、日頃の習慣や収納アイテムを見直してみてくださいね。
“心地よいお部屋づくり”の参考になるものが、ひとつでも見つかるようでしたら幸いです。
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