- 同棲を始めるにあたって、まずは互いの両親に挨拶を行い、了承を得ることが大切
- 初期費用は一般的に60~80万円、生活費は家賃を含めておよそ30万円
- 同棲を始める前に、照明や寝具など入居初日から使うものは揃えておくべきである
同棲とは
同棲とは、婚姻関係にない恋人同士が同じ住居で生活することです。一般的に、結婚生活の予行練習のような意味合いがあります。
同棲のメリット
同棲のメリットは、結婚生活を具体的にイメージできることです。デートなどでは相性がよくても、実際に一緒に暮らしてみると価値観が合わない部分がわかることはよくあります。相手の長所・短所が顕著に見えてくるため、本当に結婚すべきか判断しやすく、お互いにとって有益です。
また、二人暮らしをすることで生活費を折半できるのも、同棲のメリットです。家賃や光熱費の負担が軽くなる分、結婚資金のための貯金もしやすくなります。
同棲のメリットについては以下の記事でも紹介しているので、ぜひご一読ください。
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同棲のデメリット
同棲のデメリットは結婚のタイミングがつかみにくいことです。同棲して相手がそばにいるのが当たり前になると、「このままでよい」という意識が芽生え、結婚が先延ばしになってしまう可能性があります。そのため、結婚を見越しているのであれば、同棲前に結婚時期について話し合っておくことをおすすめします。
一度同棲すると、相性が合わないとわかっても簡単に別れられないことも念頭に置いておきたいところです。別居の際、物件の解約や新居の手配、引っ越しなどの手続きに時間がかかり、ストレスの原因となる相手としばらく生活を続けなければなりません。
同棲する上での注意点については以下の記事でも解説しています。
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同棲を始めるまでの流れと期間
同棲を始める前には、まず相手の両親に挨拶をすることをおすすめします。双方の両親から同意を得られたら物件探しを始め、部屋を契約して入居したら同棲開始という流れになります。
同棲を始めるまでの流れについては以下の記事も参考にしてみてください。
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一般的に、物件探しにかかる期間は最低でも1ヶ月程度、物件を申し込んでから入居審査を受け、契約を結ぶまでの期間は1週間程度が目安です。部屋を探し始めてから引っ越しが完了するまでは1〜2ヶ月ほどかかるので、余裕を持って同棲準備を進めましょう。
同棲にかかる費用はいくら?
同棲を始めるまでの初期費用や、始めたあとの生活費は一般的にいくらくらいかかるのか解説します。
同棲にかかる初期費用の目安
同棲する物件の家賃の目安は、二人の合計月収の3分の1程度であり、入居時にかかる初期費用の目安は家賃の5~6ヶ月分とされます。おおまかな内訳は、前家賃1~2ヶ月分、敷金・礼金がそれぞれ1~2ヶ月分、不動産会社に支払う仲介手数料が1ヶ月分です。
仮に家賃10万円の物件を選び、さらに引っ越し代金や火災保険料、家具・家電の購入費などがかかることを考えると、少なくとも60~80万円はかかると見積もっておきましょう。
また、同棲を始めるにあたって必要な金額については以下の記事を参考にしてみてください。
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同棲にかかる1ヶ月の生活費の目安
二人以上の世帯の平均的な支出額は、光熱費が約2万円、食費が約7~8万円、通信費が約1万円です。仮に10万円の物件を選んだ際には、家賃・交通費・生活用品代などと合わせて、1ヶ月に30万円程度の生活費がかかると想定できます。
なお、二人で暮らす場合の生活費目安については、以下の記事で詳しく解説しています。
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同棲する部屋を契約するには?
同棲する部屋を探す前に、家賃の上限や間取り、生活費の支払い分担などについて二人で話し合う必要があります。とくに契約者を誰にするか確認しておくことは、入居審査の通りやすさや同棲解消のしやすさに関わるため重要です。契約者のパターンは大きく分けて、収入の多いどちらか一方が契約者となる場合と、連名で二人とも契約者になる場合の2つがあります。
話し合いがまとまったら、不動産会社で同棲可能の物件を紹介してもらいましょう。 内見をして選んだ部屋の入居審査に通過したあと、賃貸借契約を結びます。契約時には、身分証明書と住民票が二人分、収入証明書は契約の名義人のみ必要です。
また、保証会社利用必須の場合が多く、勤続年数や年収によっては保証会社+連帯保証人を立てることも求められる場合があります。
同棲する部屋選びのポイント
同棲する部屋を選ぶうえで重要なポイントは、お互いの譲れない条件を話し合い、二人のライフスタイルに適した間取りを探すことです。たとえば、二人での時間を大切にしたいのであれば1LDKが向いており、自分だけの時間を持つために別々の部屋がほしいときは2DKや2LDKがおすすめです。
同棲するうえでおすすめの間取りについては、以下の記事で詳しく解説しています。
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以下の記事では二人で部屋を選ぶ際のポイントなども紹介しているので、ぜひご一読ください。
同棲準備で最初に揃えておくべきものは?
同棲生活で必要なものは、「必ず揃えておくべきもの」と「あると便利なもの」に分けられます。優先順位を考えて家電や家具をリストアップし、同棲初日から困らないよう準備しましょう。
同棲準備で揃えておくべきものリスト
同棲準備で揃えておくべきものの一部を紹介します。なかでも最初に揃えておくべきなのは、カーテン・照明器具・ベッドなど、入居初日から使うであろうものです。
- カーテン
- ベッド
- 照明器具
- 冷蔵庫
- 洗濯機
- 掃除機
同棲準備であると便利なもの
同棲では、単純に考えると二人分の荷物を部屋に置くことになります。そのため、食器棚や洗濯ラックなどの収納家具・グッズがあると便利です。自炊をするためには、電子レンジ・炊飯器・トースターといった調理家電一式も揃えておくことをおすすめします。
同棲準備であると便利なものについては以下の記事を参考にしてみてください。
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初めての同棲に必要な手続き
同棲を始める際は、必要な手続きも多くあります。ここでは、引っ越し前と引っ越し後にやるべき手続きを紹介します。
引っ越し前に必要な手続き
引っ越し前は、住民票を移すための転出手続きが必須です。現住所と別の市区町村に引っ越す場合、現在住む地域の役所に転出届を提出し、転出証明書を発行してもらわなければいけません。期限は、引っ越し日の2週間前から当日までの間です。
また、1週間前までに電気・水道・ガスの開通手続きも行いましょう。手続きを忘れてしまうと生活インフラが使用できず、引っ越し作業にも支障が出ます。
引っ越し後に必要な手続き
引っ越し後2週間以内には、新住所を管轄する役所に転入届を提出して住民票の異動を完了させなければいけません。期限内に手続きしないと法律違反となり、罰金が科せられることがあります。
住民票の異動後は、運転免許証やスマホ、クレジットカードなどの住所変更も早めに済ませることが必要です。運転免許証の手続きでは、更新のお知らせが新住所に届くようにするために、警察署や運転免許センターで住民票などを提出します。
引っ越し前後でやることなどは、以下の記事を参考にしてみてください。
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同棲がうまくいくためのコツ
同棲がうまくいくためのコツは、二人で話し合って生活上のルールを決めておくことです。具体的には、同棲期間・生活費の分担・家事の分担などを決めるとよいでしょう。また、お互いの予定の共有ルールも決めておけば、生活リズムの違いを把握できます。拘束力が強すぎず相手を尊重できるようなルールを設ければ、二人暮らしのストレスが軽減され、良好な関係を保ちやすいでしょう。
同棲を始める前にルールを決める際は、ぜひ以下の記事を参考にしてみてください。
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また、家事の分担については以下の記事でポイントを紹介しています。
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まとめ
同棲の成功を左右する要因は、相性のよさだけとは限りません。恋人との生活を滞りなく始めるために、よく話し合って十分な費用やものを準備し、住民票の異動をはじめとする必要な手続きを済ませる必要があります。さらに、双方のライフスタイルに合った間取りを選んだり、喧嘩を防ぐためのルールを設定したりして、快適な居住空間をつくることも重要です。同棲には2~3ヵ月ほどの準備期間が必要なため、余裕を持って進めるようにしましょう。
同棲を検討している方は、下記よりお気軽にお問合せください。
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