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一人暮らしでも貯金は可能?お金が貯まりやすい管理方法と生活費節約術

更新日:2021.03.31

一人暮らしでも貯金は可能?お金が貯まりやすい管理方法と生活費節約術

一人暮らしで貯金するためにガス代や電気代、ご飯代の節約方法が知りたい方はこちらをご覧ください。ブログのレシピなどで食費を節約する方法もありますが、まずは固定費の見直しが重要です。目標を立てて、収入と支出を管理しましょう。

  • 貯金の目安は、税金などを差し引いた手取り収入に対して2割程度
  • 普段使いの口座と別に貯金用の口座を作っておくと、「ついつい……」の出費を減らせる
  • 出費の種類(内訳)を把握し、固定費→変動費の順で見直す

もくじ

  1. 一人暮らしは貯金しやすい?それともしにくい?

  2. まずは具体的な目標を立て、収入と支出を管理しよう

    1. 年代別の平均的な資産保有額はどれくらい?

    2. 大事なのは継続管理。収入の大小はあまり関係ない

    3. 一人暮らしの節約には貯金用口座の開設がおすすめ

    4. 節約の前に、出費の種類(内訳)を把握する

  3. 項目別、節約で支出を減らすポイント

    1. 一人暮らしの固定費で節約できるケース

    2. 一人暮らしの変動費で節約できるケース

  4. 一人暮らしでの貯金は、現状把握からスタートを



 

一人暮らしのスタートをきっかけに節約し、貯金したいと考えている方もいるのではないでしょうか。一人暮らしのうちから将来を見据えて貯金を始めるのは、とても有意義なことです。しかし、一人暮らしは節約しやすい環境である一方、強い意思がないとなかなか難しい側面もあります。

この記事では、貯金の目標額の立て方や一人暮らしで支出を減らすポイント、検討したい具体的な節約方法について解説します。一人暮らしの出費が気になる方や少しずつでも貯金したいと考えている方は、参考にしてみてください。

一人暮らしは貯金しやすい?それともしにくい?

一人暮らしを“卒業”して恋人と二人暮らしをしたり、結婚・出産して家庭を持ったりすると、住宅ローンや子育てなどで出費がかさみ、なかなか思うように貯金できなくなります。その点、一人暮らしは貯金を始めるにあたってちょうどよいタイミングと言えるでしょう。

しかし、一人暮らしでは自分でお金を管理しなければなりません。セルフコントロールが苦手な方はガス代や電気代、食費がかさんだり、余計な買い物が増えたりして想定通りに貯金できないことも。他に家計を握っている方がいない分、「ちょっとだけならムダ使いしても……」という気持ちが芽生えたら出費は膨らむばかりでしょう。

一般的に一人暮らしを始める時期は、クレジットカードが契約できる年齢に近いタイミングです。支払いを後回しにできるクレジットカードを持ったばかりの頃は、嬉しさなどもあって知らず知らずのうちに使いすぎてしまうおそれも。クレジットカードはポイント還元などもあってうまく利用すればお得ですが、「後払いだからいいか」などと考えるのは危険です。



 

まずは具体的な目標を立て、収入と支出を管理しよう

まずは具体的な目標を立て、収入と支出を管理しよう

本格的に貯金を考えているなら、まずは期日(いつまでに)と貯金額(どれくらい)の目標を具体的に設定しましょう。これから一人暮らしを始める方は、金額をイメージしにくいかもしれませんが、目安は「税金などを差し引いた収入(手取り)に対して2割程度」と言われています。給与の手取りが18万円なら、3.6万円が貯金額の目安になるわけです。

年代別の平均的な資産保有額はどれくらい?

2019年における20代、30代、40代の単身世帯の平均金融資産保有額は、以下のようになっています。

20代 30代 40代
収入なし:21万円
300万円未満:54万円
300~500万円未満:167万円
500~750万円未満:498万円
750~1000万円未満:1,280万円
収入なし:48万円
300万円未満:173万円
300~500万円未満:402万円
500~750万円未満:851万円
750~1000万円未満:1,555万円
収入なし:16万円
300万円未満:242万円
300~500万円未満:664万円
500~750万円未満:1025万円
750~1000万円未満:2,507万円

出典:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査 単身世帯調査(2019年)」

上記はあくまで目安です。実際に生活してみて「手取りに対して2割の貯金」が難しいと感じたら、目標金額を自分なりに調整してみてください。お金を貯めるためには無理なく、少しずつでも確実に進めていくことが大切です。

大事なのは継続管理。収入の大小はあまり関係ない

貯金可能な金額は、同じ年齢であっても状況によって大きく変わります。たとえば、以下の2人では貯金のしやすさが大きく異なります。

正社員:収入が毎月20万円で家賃が4万円
大学生(アルバイト):収入が毎月12万円で家賃が6万円

当然ながら収入が出費より多いのであれば、少しずつでも貯金は可能です。しかし「収入が多い」「家賃が安い」といった理由だけで貯金ができるとは一概に言えません。ライフスタイルによっては、「収入が多くてもまったく貯金できない」という方もいますし、反対に「収入が少なくても少しずつ貯金している」という方もいるからです。

貯金に収入の大小はあまり関係ありません。日頃からお金の管理を気にしつつ、節約を意識することが大切です。まずはスマホアプリなどを使って毎月の家計簿を記録し、収入に対して支出がどれくらいあるのかを把握しましょう。

「忙しいから」といった理由で家計の管理や見直しをやめてしまったために、大きな買い物をしていないのに貯金が減ってしまう――というケースは珍しくありません。予定通りに貯金が進んでいない場合は、出費が増えた原因を発見し、改善することが重要です。家計簿を毎月つけ続けていれば、そういった原因を見つけ出すことも難しくないでしょう。

一人暮らしの節約には貯金用口座の開設がおすすめ

貯金を始める前に、普段使いの口座とは別に貯金用の口座を作っておきましょう。普段使う口座にお金があると、つい使ってしまうからです。一般的な利用口座とは別に、同じ銀行でお金を管理できる「目的別口座」を開設できる場合もありますが、簡単にお金を移動できるのは考えもの。できれば資金を移動するのに一手間かかる、別銀行の口座がおすすめです。

頻繁に貯金額を見てモチベーションを高めたいなら、「確認の手軽さ」も考慮して貯金用口座を作る銀行を選びましょう。ネット銀行も選択肢に入りますが、ネット銀行の場合は「いつでも引き出しできるため簡単に貯金を崩せてしまう」という点も踏まえなければなりません。

節約の前に、出費の種類(内訳)を把握する

貯金したいなら、発生している出費の種類(内訳)を把握しておく必要があります。まずは、自分が毎月「何に対してどのくらい支払っているのか」を書き出してみてください。

最初のうちは“管理漏れ”があるかもしれませんが、家計簿の記入を通して出費を把握しようとする意識付けが大切です。慣れてくればレシートをもらい忘れたことにすぐ気付けたり、レシートがなくても出費を思い出せたりするようになるでしょう。

項目別、節約で支出を減らすポイント

項目別、節約で支出を減らすポイント

出費を項目別に書き出す際は、「固定費」と「変動費」に分類しましょう。固定費とは、家賃や通信費、通院代など、毎月同じ金額を必ず支払うタイプの出費です。数ヶ月に1回購入するものは1ヶ月あたりの金額にならして考えます。携帯電話の通話料や電気代などは、厳密には金額が変動しますが、固定費として捉えるのが一般的です。

一人暮らしの固定費で節約できるケース

まずは固定費を減らす方法がないか考えてみましょう。固定費を減らせれば、計算上は毎月同じ額を貯金に回せます。無理に節約するのではなく、まずは簡単にできることから見直しましょう。

たとえば、より安い賃貸の物件へ引っ越せば家賃は抑えられますが、引っ越しには労力に加えて出費(敷金・礼金や引っ越し代)が発生します。固定費を1万円下げるため、1万円安い家賃の物件にお金をかけて無理に引っ越すのは本末転倒ですよね。近いうちに引っ越しを考えている方は、検討してみてもよいでしょう。

住宅費

賃貸物件の家賃、親名義の住宅に住んでいるなら住宅ローンや固定資産税の月割が「住宅費」に該当します。ほとんどの一人暮らしは賃貸だと思いますが、上記のように近いうちに引っ越しを考えている方以外、無理に下げようと考える必要はありません。

反対に引っ越しを考えている方やこれから一人暮らしの住居を探すという方は、初期費用をすべて含めた金額で住宅費を計算してみてください。例として、家賃5万円で初期費用と更新費用がある物件A、家賃6万円で初期費用も更新費用もない物件Bを比較してみましょう。

【物件A】
家賃5万円×36ヶ月+初期費用30万円+引っ越し代10万円+更新費用5万円×3年=235万円
【物件B】
家賃6万円×36ヶ月+初期費用なし+引っ越し代10万円+更新費用なし=226万円

3年スパンで考えると、6万円と月々の家賃が高い物件Bのほうが最終的には費用が節約できる計算です。貯金の目標期日を立てているなら、その年数までで計算してみるとまた試算結果が変わってきます。

携帯電話(基本料)

一人暮らしの固定費で比較的節約しやすいのは、携帯電話料金です。格安スマホや大手キャリアの格安プランに移行するだけで、大きく節約できるケースもあります。

メールアドレスなどの関係などで別キャリアに移るのが難しい場合は、利用している携帯電話会社にプラン相談窓口やシミュレーションサイトがないか調べてみましょう。状況を踏まえたうえでぴったりなプランがないか調べてくれます。

自宅でインターネット回線を契約しているなら、「家にいる時間が短く休日もスマホ利用でSNSがメイン」という方は、携帯電話の通信だけでまかなえるかもしれません。ただし、リモートワークの機会がある場合は不都合が生じることもあるため、慎重に検討しましょう。

自動車関連費用

自動車を持っている方は駐車場代やガソリン代、保険料などが固定費として加わります。金額の安い駐車場を探したり、保険内容を見直したりすれば節約できるかもしれません。自動車保険は「とりあえず言われるがまま加入した」という方もいるでしょう。しっかり契約内容を吟味すれば、ムダに気づける可能性があります。

地域によっては「自動車がないと不便」なところもありますが、公共交通機関が発達している都市部などでは「たまにしか乗らない」という方も少なくないはず。乗る頻度が少ないなら、カーシェアリングを利用して節約するといった選択肢もあります。

電気代、ガス代などの光熱費

電気代やガス代の節約で考えつく工夫として、「こまめに電源を消す」「お湯を出している時間を短くする」といったことを思い浮かべる方も多いでしょう。しかし、携帯電話のように電力会社・ガス会社を乗り換えるだけで、もっと簡単に光熱費を節約できるかもしれません。

一般的に賃貸物件でも個別に従来の電気やガス会社と契約している場合は、新電力やガス会社に切り替えられる可能性が高いです。自分が普段利用しているサービスとセット契約にすることで、割引料金が適用される可能性もあります。念のため、契約前に大家や管理会社に確認しておきましょう。

ガスの場合は基本的に都市ガスの物件のみが契約変更の対象で、プロパンガスを契約している物件で別会社へ乗り換えるのは難しいと言えます。そういったケースでは、風呂に溜める湯量を減らしてみるなどしてみましょう。電気製品の主電源をこまめに消して節約するのも、もちろん効果があります。製品によっても異なりますが、生活のなかで消費電力が高い主な家電は以下のものです。

・冷蔵庫
・照明器具
・テレビ
・エアコン

一人暮らしの変動費で節約できるケース

固定費を下げることが難しいと感じたら、次に変動費を見直していきましょう。

食費

食費は「変動費を節約しよう」と思った際、最初に検討する方も多い項目です。しかし、無理に量を減らしたりメニューが偏ったりすると体調不良にもつながりかねないので、もともと外食が多くない方の「長期的な節約」には不向きと言えます。

無理に食事の内容を変えるのではなく、まずは食品ロスの削減を意識してみましょう。「休日に買った食材が使わないうちに消費期限を迎えてしまった」といったケースはないでしょうか?「冷蔵庫に食材が残っているのを忘れていて、同じ商品を買ってしまった」というのもムダな出費の典型です。

なかなかロスを防げない方は、余り物レシピなどを紹介しているサイトやブログを参考に、「傷みやすい食材中心のメニュー」に変えてみるのもおすすめです。自炊をせず、食事は弁当が中心という方は、一緒にお菓子を購入していないかチェックしましょう。自宅に食材があるなら、コンビニやスーパーに寄らないように意識するだけでも衝動買いを減らせます。

美容費

化粧品や美容院にかける費用(美容費)は、一般的に変動費として考えます。化粧品は価格が安くなる商品を選べば節約につながるかもしれません。しかし、いつもとは異なる商品を利用すると、肌トラブルが発生したり気分が乗らなかったりという形で影響が出る可能性もあります。

無理なく節約するなら、他のメーカー・ブランドには変えられないアイテムを何点か決めておき、それ以外を替えてみるという方法も手です。化粧水は自分に合ったものを選び、マスカラは手頃な価格の製品を使うなど、ものによって予算を決めておきましょう。

ヘアカラーを自分でやってみるという方法もありますが、うまくいかない場合もあります。日々のモチベーション低下にもつながるため、「今以上の節約は難しい」と思ったら別の項目で節約することを考えましょう。

日用品費

日用品費は消耗するペースが変わらないため、節約しにくいと感じるかもしれません。日用品費自体は使用量が変わらなくても、一緒に購入する商品には注意が必要です。

ドラッグストアやホームセンターへ行くと、つい値引き商品や特売品などに目がいってしまい、余計なお菓子や使わない雑貨をカートに入れてしまうリスクも増えます。頻繁に行くのではなく、自宅内のストックをチェックし、月に1、2回程度購入する日を設定しましょう。行く頻度を減らすことで、ムダな出費が減ります。

一人暮らしでの貯金は、現状把握からスタートを

結婚・出産後は多方面で出費が増えるため、一人暮らしのうちにタイミングで貯金計画をスタートさせるのは有効です。ただし、貯金のために節約したいなら、自分を律してきちんとお金を管理しなければなりません。

家計簿を記入するなどして出費の内訳を把握したら、携帯電話料金や自動車関連費用、ガス代や電気代などの光熱費といった固定費の節約にトライしましょう。食費や美容費、日用品費などの変動費は、固定費を下げることが難しいと感じたタイミングで節約方法を考えてみてください。



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