- セキュリティ対策がしっかりした物件を選ぶことが、女性の一人暮らしには必須
- 防犯意識の高さをアピールすることが、自分の身を守ることにつながる
- 自分でできる防犯対策を積極的に導入して、安心・安全な暮らしを実現
一人暮らしの場合、防犯対策は必ず考慮したいポイントです。なぜなら実家暮らしであれば複数人が同居しているので、不審者も近寄りづらく避ける傾向があります。一方で、一人暮らしはターゲットにされやすいと言えるでしょう。
とくに女性は物件探しにおいてセキュリティにも気を配り、防犯対策がなされている部屋を探したほうが安心できるでしょう。一人暮らしの防犯対策について、配慮しておきたい注意点をまとめましたので、新生活スタート前の参考にしてみてください。
安心して一人暮らしライフを楽しむために必要な対策
進学や就職をきっかけとした新生活や初めての一人暮らしに、胸を躍らせている方もいるかもしれませんが、浮かれてばかリはいられません。女性の一人暮らしは、事件やトラブルに巻き込まれるリスクが男性よりも高いと言えます。防犯対策として、セキュリティには気を配る必要があるでしょう。
巻き込まれやすい犯罪を知っておく
まずは女性が被害に遭いやすい犯罪を知り、そのうえで対策することが身を守るための近道です。一人暮らしの女性が巻き込まれやすい犯罪には、下記が挙げられます。
【女性の一人暮らしで起こりやすい犯罪】
・のぞき事件
・下着泥棒
・不法侵入
上記の犯罪は男性と比べて女性が被害者になりやすいので、きちんとした対策が不可欠です。また、そのほかにもつきまといやストーキングにまつわる不審者が発生するなど、予期せぬトラブルに巻き込まれるケースもあります。最悪の場合は強盗強姦に巻き込まれるなどの恐れもあるため、セキュリティ面は注意してもし過ぎることはないと肝に銘じておきましょう。
物件選びの時点から警戒心を持つ
まず物件選びの時点で、オートロックやカメラつきインターフォンなどが整備されているのかの確認が大切です。しかし、それ以外にも実際に物件を見に行って、「死角がないか」「隣のビルから侵入できるか」などの危険がないかチェックしましょう。
このとき、肉親や友人など男性からの視点で、防犯面において不備がないかどうかを確認してもらうのもおすすめです。マンションやアパートであれば近隣住人の情報などもそれとなく確認してみるのもいいでしょう。
夜道や人通りの少ない道を一人で歩かない
物件選びの際は、駅から自宅までの道のりは必ず確認しましょう。実際に辿ることで、「この道は家まで近いけれど裏通りなので夜は避けよう」など新たな発見があるかもしれません。
夜の場合は、防犯のために友人などと二人で歩いてみて確認するのをおすすめします。昼間は賑やかでも夜はうってかわって静かで暗くなる場所もあります。夜は繁華街からの人手があり、酔っぱらいが増えるなど時間によって表情が変わる街も多いようです。見落としがないよう、内見の時点で昼と夜どちらも見に行くのが安心につながります。
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犯罪回避のために治安の良いエリアを選定しよう
犯罪に巻き込まれないためには、エリア選びも重要です。犯罪発生率が低く、ファミリー層が多く住む、治安のよい落ち着いたエリアをチョイスすることをおすすめします。家賃の相場としては、高めの設定になる傾向がありますが、「日々の安全のために必要な費用」と発想を変えてみるのもいいでしょう。
東京23区の治安がいい街ランキング
人気の都内、それも東京23区内にフォーカスし、治安のよさをチェックしておきましょう。こちらは、警視庁が発表した「2020年の市区町村別犯罪発生件数」が少なかった順でランキングしています。
【2020年犯罪発生件数が少なかった街ランキング】
順位 | 区 |
---|---|
1位 | 文京区 |
2位 | 荒川区 |
3位 | 目黒区 |
4位 | 中央区 |
5位 | 墨田区 |
6位 | 千代田区 |
7位 | 品川区 |
8位 | 中野区 |
9位 | 北区 |
10位 | 港区 |
上記ランキングは人口数の違いもあるので、一概に「上位なら安全」と言い切ることはできませんが、犯罪発生数の少なさは一つの指標になるでしょう。また、このランキングには入っていない場所でも落ち着いた地域はたくさんあります。事前に口コミをしっかり調べるのはもちろんのこと、さらに詳細な地域情報に関しては、不動産会社に直接聞いてみましょう。
上記のランキングで治安がいい街と評価されているエリアは、ファミリー層が多く住む街でもあります。そのため、一定以上の人通りが日常的にある場所です。駅前などに商業施設や商店街が多いエリアなので、最寄り駅周辺の道が賑やかなことも治安維持につながっていると考えられるでしょう。一人暮らしをスタートさせるなら、まずは治安のいい街を選ぶのも大切です。
引っ越し時の注意点
治安がよいエリアで物件の契約が決まったら「もう安心」と気を抜いてしまう方もいるでしょう。しかし、思わぬところに犯罪の危険性は潜んでいます。とくに盲点となりやすいのが引越しの際の防犯です。自身の物件情報を周囲に知られないように気をつける必要があります。
引越荷物は中身が見えないように注意して梱包する
引越当日の作業には、引越し会社のスタッフが出入りします。スタッフとはいえ、あまり見られたくないものは、外から見ても中身が分からないような袋などに入れて梱包しましょう。貴重品類に関しても、紛失などの事故が万が一にもないように、大切なものは自分で持ち運ぶと安心です。また、引越し時に男性のスタッフを入れたくないと考える方は、女性スタッフを手配してくれる業者を利用することも検討しましょう。
スタッフが出入りするときには、立会人を依頼する
新生活をスタートさせるためには引越し会社をはじめ、電気やガスの開通、インターネットの手続きなどでたくさんのスタッフの出入りが必要となります。一人暮らしを始めたばかりの住まいに、スタッフとはいえ知らない人を入れることに、不安を感じる人もいるかもしれません。
そんなときは、業者訪問時に家族や友だち、恋人などに立ち会ってもらえるようお願いしましょう。スタッフが出入りする日はできるだけ一日、二日にまとめておくと、立ち会いを依頼しやすくなります。
近隣住宅への挨拶は必須ではないと考える
ひと昔前は、引越をしたら近所に挨拶をするのが一般的でしたが、最近は一人暮らしの女性の住まいであることを知られたくないと、挨拶は控えるケースが増えています。近所に顔見知りがいると防犯面で役立つこともありますが、一方で顔を知られることがリスクになる場合もあります。よく検討したうえで、挨拶が必要か判断しましょう。無理をしてまで挨拶をする必要は、ありません。
セキュリティがしっかりしている物件を選ぼう
安心して暮らすためには、セキュリティがしっかりしている物件を探すのが大前提となります。ただし、安全性が高い反面、家賃が若干高めの設定の場合が多いので、予算なども含めてさまざまな角度から検討してみましょう。
女性の一人暮らしに安心な防犯設備
犯罪に巻き込まれないために、建物には防犯設備を完備してもらいたいところです。では具体的にどんな設備が整っていれば信頼度が高まるのでしょうか。物件選びのときに、下記の設備があるか注意してチェックしてみてください。
オートロック
女性の一人暮らしには、オートロックは必須と考えましょう。オートロックがない物件の場合、不審者が部屋の前まで簡単に侵入できてしまう恐れがあります。オートロックが設置されていれば、不審者にとってはエントランスのなかには侵入しづらくなります。防犯対策としては非常に心強い設備です。
カメラつきインターフォン
最近は、多くの物件で採用されているカメラつきインターフォンですが、女性の一人暮らしには必須の設備と考えましょう。カメラつきインターフォンがない場合、インターフォンが鳴ったらドアスコープ越しに来訪者をチェックします。ドアスコープは視野が狭く、たとえば宅配スタッフなどを装って不審者が来訪したとしても気づかない危険性があります。
カメラ付きインターフォンがある物件でも、ない物件でも、来訪者があった場合は誰なのかをしっかりと確認するまでは、玄関のドアを開けないようにしてください。宅配スタッフなどを装って不審者が押し入る事件も発生しています。くれぐれも玄関を開けるかどうかの判断は慎重にしましょう。
防犯カメラ
防犯カメラが設置されている物件は、エントランスなどに「防犯カメラ設置物件」と表示されていることが多いでしょう。それだけである程度の犯罪抑止力になります。万が一、犯罪に巻き込まれた場合も、動画で記録を残しているため、事件の早期解決にも役立ちます。
女性専用物件
防犯に不安がある場合は、女性専用物件を検討するのも一つの方法です。女性専用物件はセキュリティ対策がしっかりしている建物が多いだけでなく、男性の入居はもちろん、男性の出入り自体を禁止していることも珍しくありません。安全度がかなり高い物件と言えるでしょう。
恋人や父親などを部屋に招待できないデメリットもありますが、一人暮らしの女性には安心して暮らせる住まいです。
1階より2階が安全?フロアに関する注意点
一人暮らしの女性は1階への入居時に注意するポイントがあります。道を歩いている人がそれとなく建物を見た時、室内の様子まで見えてしまわないようにカーテンや目隠しなどを必ず設置しましょう。また侵入者が付近を散策する際に、足音が聞こえるように砂利をまいたり、窓際に空きボトルを置いたりするのもおすすめです。
なお、「1階でなければ安全」と2階以上のフロアで油断していると犯罪に巻き込まれやすくなります。2階以上だとセキュリティに対してやや甘めになる傾向が見られるようです。実際に、2階に住んでいた住人が夏場に窓を開けて寝ていたところ不審者が侵入したという事例もありますのでくれぐれも注意しましょう。
防犯意識を持って日々暮らすことが、安全につながる
防犯カメラやオートロックなどの防犯システムが導入されている物件に住み、そのうえでしっかりとした危機管理意識を持つことが、身を守ることにつながります。また、それにプラスして自分でも実践できる防犯対策に積極的に取り組み、自分の身は自分で守りましょう。おすすめの防犯対策をご紹介します。
ピンクのカーテンには要注意?
不審者は、一人暮らしの女性が住んでいる部屋を狙います。あからさまに女性が一人暮らしをしていることがわかる状況は避けたほうが安心です。
たとえば、カーテン。ピンクや花柄などの明らかにガーリーなものを使う場合は注意しましょう。外から見ると女性が暮らしていることがひと目でわかってしまいます。ミラーカーテンを使う、外側に一枚別のカーテンを使うなど、工夫したほうがいいでしょう。また出窓にぬいぐるみを置くと外から女性が住んでいると推測されていまいます。こちらもできれば避けたほうが無難です。
来客時には、注意深く対応する
インターフォンが鳴ったときに、すぐに玄関ドアを開けてはいけません。カメラつきインターフォンやドアスコープで、相手が誰なのかをしっかり確認して対応しましょう。来訪者が特定できないときには、居留守を使うのも一つの方法です。
ドアスコープでもドアの外は確認できますが、死角ができやすいのも特徴です。また、ドアスコープは相手が指などで塞いでしまえば見ることができません。ドアスコープを塞いだうえで「緊急事態です!」と相手を焦らせてドアを開けさせるという悪質な手法もあるようなので、被害に遭わないように注意しましょう。
洗濯物は室内干しにする
洗濯物については昔から「男性の下着を一緒に干すといい」などと言われていましたが、最近では下着などを室内干しにする女性が増えています。ガーリーな服は室内干し、タオルなどはベランダ干しなど考慮するといいでしょう。
注意深く物件を選び、正しい防犯対策をすれば安心な暮らしは手に入れられる
女性が安心して一人暮らしをするためには、治安のよい街にあるセキュリティがしっかりした物件を選ぶことが第一歩となります。さまざまな事情で、そうした条件の物件を選べなかった場合は、自分自身で身を守る意識を持つことが必要と考えましょう。
防犯対策がしっかりしている物件を選んだ場合も、日頃から防犯意識を持つことは忘れてはいけません。不審者に目をつけられないためには、警戒心を持って生活していることをアピールする行動を心がけましょう。とはいえ、必要以上に怖がる必要はありません。適切な防犯意識を持てば、安全な暮らしは実現できます。正しい知識と対策を身に着け、一人暮らしライフを楽しんでください。
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