更新日:2021.05.10
バルコニーはどんなもの?ベランダとの違いやメリット、目隠し方法を解説!
物件のなかにはバルコニーが付いている賃貸があります。バルコニーをうまく活用すれば、家庭菜園などを楽しめるでしょう。今回は、バルコニーとはどんなものなのか詳しい内容とメリットについて解説していくので、参考にしてみてください。
- バルコニーは屋根の部分がない屋外スペースを指す
- バルコニーは日当たりがよく家庭菜園やガーデニング空間として利用しやすい
- 周囲からの目が気になる場合は目隠し方法を試そう
賃貸物件を見ていると、物件の情報のなかに「バルコニー付き」と記載されている物件があります。バルコニーがあれば、自由な使い方ができるのでメリットに感じる部分も多いでしょう。しかし、なかには周囲の目が気になるという方もいるかもしれません。周囲から見られることを避けたいという方は、バルコニーの目隠し方法について知っておきましょう。今回は、バルコニーの概要やメリットについて解説します。
バルコニーとベランダの違いについて
賃貸物件などの情報を見ていると、バルコニーとベランダは別物として掲載されています。なんとなく「同じようなもの?」と認識している方も多いですが、バルコニーとベランダは異なるものなので、それぞれの特徴を把握しておくことが大切です。
バルコニーは屋根がなく解放感のある空間
一般的にバルコニーとは、屋外のスペースで屋根がない開放感のある空間を指しています。集合住宅よりも一戸建て(一軒家)に多い屋外スペースで、洗濯物を干すときは日光が当たりやすいのが特徴です。
ほかにも、下の階の屋根部分を利用した屋根のない屋外スペースを「ルーフバルコニー」と呼ぶことがあります。ルーフバルコニーは比較的広い屋外空間として利用できるので、テーブルなどを置いて家族で食事を囲むなど、開放感のある雰囲気を楽しめます。ただし、管理規約上バーベキューなど食事を行うことを禁止しているマンションもあるため、事前に確認してルールに則るようにしましょう。
ベランダは屋根が設けられている屋外空間
一般的に、ベランダは屋外スペースに屋根が設けられている空間を指します。集合住宅で多く見かけるのはベランダで、屋根の部分は上階のベランダ部分です。雨風がしのげるので、雨の日でも濡れにくいのが特徴です。ただし、ベランダの向きによっては日が当たりにくく、室内が暗く感じてしまう可能性もあるでしょう。
バルコニーを設けるメリット&デメリット
集合住宅などの賃貸物件には少なく、一戸建てに採用されることが多いバルコニー。ここからは、バルコニーを設けるメリットやデメリットについて解説します。
屋根がないため日当たりがよく部屋が明るく見える
バルコニーには屋根部分がないため、日当たりがよいのが特徴です。バルコニーにいれば日光浴ができるだけでなく、部屋のなかまで日が入るので明るい印象になります。
庭の代わりにバルコニーで家庭菜園ができる
賃貸では庭がなく、家庭菜園などができない環境がほとんどです。しかしバルコニーであれば、日当たりがよいので庭の代わりに家庭菜園やガーデニングを楽しめます。
日当たりがよく冬場でも暖かく感じる
バルコニーがある部屋は、日光が部屋のなかまで入ってくるので、冬場でも暖かいのが特徴です。バルコニーの向きにもよりますが、自然光によって過ごしやすい環境が期待できるでしょう。
賃貸物件によってはバルコニーに置いてはいけない物も
賃貸物件のバルコニーの場合、共用部分であるため置いてはいけない物などがルールとして決められていることも。たとえば、火災などが発生したときにバルコニーは避難経路として確保しておく必要が多いため、花壇などを置くと邪魔になってしまいます。ほかにも、避難の妨げになるような物をバルコニーに置くのはNGです。事前に確認しておきましょう。
屋根がないため雨風に弱いのがデメリット
バルコニーには屋根がないことから、雨風に弱く劣化が早い傾向があります。また、バルコニーで洗濯物を干している場合は急な雨に対応できない可能性も。
バルコニーが周囲から見えないように目隠しする方法
バルコニーでは、洗濯物を干したり家庭菜園をしたりなど、さまざまな利用方法があります。しかし、プライベートな空間が周囲から見えてしまうのは抵抗がある方もいるでしょう。ここでは、バルコニーを目隠しする方法をいくつかご紹介します。
劣化も防ぐ「シェード」
バルコニーを周囲から見えないようにしたいのであれば、シェード(コードやチェーンによって上下に開け閉めできるタイプのカーテン)を利用する方法があります。目隠しに一役買うシェードは、ポリエチレン製であれば雨をはじいてくれるため、バルコニーの劣化を予防する効果もあるでしょう。シェードにはさまざまな種類があるので、自分の好みに合わせたアレンジも可能です。紐で結んで取り付けるだけなので簡単です。
和テイストのオシャレな「すだれ」
割り竹などの素材でできているすだれは、和テイストでオシャレな雰囲気を演出できます。目隠しとしての役割だけでなく、日光が眩しいときは日よけとしても活躍します。また、すだれは通気性がよく風を通してくれるので、夏場でも快適な空間となるでしょう。
通気性のよい「すのこ」
1枚板の「すのこ」を利用すれば、簡単に目隠しできます。すのこを固定させるには、紐や金具などを利用するのがポイント。すのこが厚かったり重さがあったりする場合は、紐だけでの固定は不安定な可能性があります。すのこが倒れないように、しっかりと固定しましょう。
リフォームで取り付ける「フェンス」
外から見えないように、バルコニーに「フェンス」を取り付けるリフォームも。フェンスには格子状の「ラティス」や「目隠し専用フェンス」など種類があるので、用途に合わせて選ぶのがポイントです。フェンスを取り付ける際のリフォームは、一度行うと取り外しにもお金がかかるので、計画的に進めましょう。
賃貸物件の場合は目隠しができない可能性がある
賃貸物件の場合、バルコニーは避難経路として使用されることがあるため、目隠しのために置いた物が邪魔になることも。さらに、DIYなどを行って原状回復できないレベルでアレンジするのは基本的に禁止しているところが多いため、賃貸の部屋でDIYを行う際は必ず大家さんや管理会社などに確認しておきましょう。ただし、原状回復可能なレベルのDIYであれば問題ないケースも多いので、100均などのアイテムを使ってアレンジしてみるのもおすすめです。
バルコニーをアレンジしてオシャレな空間に
バルコニーを有効活用すれば、ガーデニングなどの趣味も楽しめます。ここでは、バルコニーをオシャレに使用するコツやリフォーム方法などをご紹介します。
すのこを立てかけて植木鉢を置けばオシャレなガーデニングに
バルコニーで家庭菜園やガーデニングを楽しみたいなら、すのこを利用してオシャレに見せる方法があります。立てかけたすのこに小物類などをかけておけば、目隠しになるだけでなく、オシャレな演出にも。好きな植木鉢を置いて、自分だけの家庭菜園やガーデニングを楽しみましょう。
バルコニーを補強してのんびり家族で過ごせる空間にリフォーム
一軒家の場合、リフォームを行うことでバルコニーをより快適な空間にグレードアップできます。たとえば、洗濯物を干すためだけに設置したバルコニーを補強したり、スペースを増やすリフォームをしたりすれば、家族で過ごせる空間に早変わり。暖かい季節は、食卓を囲むこともできるでしょう。
全開口タイプにリフォームすればテラスのような開放感に
バルコニーを全開口タイプにリフォームすることで、テラス席のような開放感ある空間に仕上げられます。日光が部屋に届きやすくなるので、自然と室内も明るい印象に。また、全開口であれば風も入りやすく、暑い季節でも快適に過ごせます。バルコニーの奥行きを増やせば、テラス付きカフェのようなオシャレな空間にすることも可能です。
回遊できるバルコニーにリフォームすれば自然光で明るい部屋に
バルコニーを部屋の中心に設けることで、吹き抜けから入ってくる自然光で、部屋全体を明るい雰囲気に。また、回遊できるようにアレンジすれば、部屋のどこからでもバルコニーに出られます。
バルコニーをオシャレにアレンジして有効活用しよう
屋根がない屋外スペースを指すバルコニーは、雨風が入りやすい一方で、日当たりがよく部屋全体を明るい印象に仕上げてくれます。一戸建てならリフォームすることができますが、賃貸物件の場合はリフォームできないケースが多いでしょう。より広く、オシャレなバルコニーで趣味を楽しみたいという方は、バルコニー付きの物件を新たにチェックしてみましょう。
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