- 出窓はリフォームをすれば20万円から設置することが可能
- 出窓はインテリアをディスプレイや収納スペースとしても活用できる
- 出窓に設置できるカーテンも種類が豊富なので違いを把握しておこう
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窓を設置する主な目的は「日光を取り入れる」「風通しをよくする」「換気をする」「景色を眺める」などですが、出窓にすることでそれ以上の使い方もできるようになります。出窓はリフォームであとからでも設置が可能なので、家を建て替えずにお部屋の雰囲気を変えたい方におすすめです。この記事では、出窓に興味のある方のために、出窓の種類やメリット・デメリット、活用方法などをご紹介します。
出窓にはどんな種類がある?特徴を解説
出窓を設置すると、見映えがよくなるだけではなく機能面で選択肢が広がります。リフォームをして後々後悔しないためにも、事前に出窓のメリット・デメリット、出窓の種類やそれぞれの特徴をしっかり理解しておきましょう。
出窓を設置するメリット
出窓を設置するおもなメリットは以下のとおりです。
スペースを活用できる
普通の窓は壁沿いに設置されますが、出窓であれば奥行きが出てスペースができます。お気に入りのインテリアや置物をディスプレイして部屋をコーディネートできるだけでなく、収納スペースとして活用することも可能です。
部屋が明るくなり広く見える
出窓にすることで採光率が上がり、日光が多く取り込まれることで室内が明るくなります。また、出窓には奥行きがあるため、その分部屋を広く見せられるのもメリットです。
外観もおしゃれになる
最近は建築費用を抑えるために、外観に凹凸のないシンプルな住まいも増えてきました。しかし、出窓を設置することで外観にも変化が生まれ、おしゃれに見えるようになります。
カーテンの装飾をより楽しめるようになる
普通の窓でもカーテンは設置できますが、裾を大きくたくしあげるレースカーテンなど、普通の窓とはあまりマッチしない形状やデザインもあります。出窓ならマッチするカーテンの選択肢が増えるため、お部屋の雰囲気や気分に合わせてカーテンを交換してみてもよいでしょう。
出窓を設置するデメリット
出窓を設置するおもなデメリットは以下のとおりです。
結露しやすくなる
出窓は外側へ突き出ているため、外の温度に影響されやすくなります。とくに寒い時期は結露しやすくなるため、出窓にしたら「換気を心掛ける」「二重窓にする」などの対策が必要です。
部屋の温度が上昇しやすくなる
出窓は採光率が上がる反面、室温が高くなりやすいのもデメリットと言えます。また、インテリアや本などを出窓に置くと、日焼けしたり、変色したりすることがあります。
出窓の種類とそれぞれの特徴
出窓にもさまざまな種類があり、デザインによって雰囲気だけでなく特徴や使い方も変わってきます。出窓の種類としては、次のようなタイプがあります。
台形(角型)出窓
出窓の突き出ている部分が台形(または角型)になっているタイプです。どんな部屋にも合わせやすいため人気があります。
三角出窓
突き出ている箇所が三角になっています。出窓のスペースが狭いので住まいのアクセントとして設置されることが多いです。
ハーフ出窓
通常の出窓のスペース(奥行)を半分ほどにしたタイプです。通常の出窓に比べ結露ができにくく、温度の上昇を防ぎます。キッチンや高い場所、隣の家との距離が近い場合などにおすすめです。
弓型出窓
出窓の突き出ている部分が弧を描くように弓形になっており、ボウウィンドウとも呼ばれます。4~6面がガラスになったエレガントなデザインですが、スペースが狭く収納やディスプレイには向きません。
トップライト出窓
出窓の天井部分もガラスになっているタイプです。天窓と似た機能をもつため、壁面に設置する窓と比べて採光効果が高く、夜になれば星空も眺めやすいでしょう。
試してみたい出窓の活用アイデア
出窓はディスプレイ・収納場所として利用するのが一般的ですが、設置している場所や窓の大きさ、デザインによって活用方法に多少の違いが出てきます。ここでは、具体的な出窓の活用方法を解説していきます。
出窓の活用方法
まずは出窓の具体的な活用方法として、「ディスプレイと収納」に焦点を当ててご紹介します。
雑誌や本を並べる
部屋に本棚を置く場合にはスペースを必要としますが、出窓を利用すればブックスタンドを置くだけで読みかけの本や雑誌をキレイに収納することができます。
棚として使う
組み立て棚やかご、ボックスなどを使えば、出窓を収納スペースとして最大限に利用することができます。ただし注意したいのが、収納ばかり重視して出窓をめいっぱい収納に使ってしまうと、十分に光が入らず部屋が暗くなってしまう点です。ものは最小限にして、棚の背板は外すなどの工夫が必要です。
アクセサリー置き場として使う
アクセサリースタンドなどを使ってアクセサリーを飾れば、インテリアとしてお部屋のアクセントになります。ただし、アクセサリーは直射日光に当たると変色してしまうので、置き場所は慎重に選びましょう。
植物を育てる
日当たりのよい出窓なら、その空間を利用して植物を育てるのがおすすめです。観葉植物や花だけでなく、種類によっては野菜やハーブなども育てられます。
出窓の種類別おすすめの活用方法
出窓のタイプによって活用できるスペースの広さ、形が異なります。ここでは、出窓の種類ごとにおすすめの活用方法をご紹介します。
台形(角型)出窓
宝石のカットにように光が反射し、キラキラしたスペースを演出できる台形の出窓。美しい小物やインテリアをディスプレイするのにぴったりです。また、角型の出窓もスペースが広いため、観葉植物や小物を置くなど、さまざまな用途に使用できます。
三角出窓
スペースが狭いので、ディスプレイをするのがメインになります。一輪挿しやアクセサリースタンド、お気に入りの写真などを飾るのがよいでしょう。
ハーフ出窓
キッチンにハーフ出窓がある場合は、スパイスや調味料置き場として活用するとよいでしょう。三角出窓と同様にスペースが少ないため使い方は限られます。
弓型出窓
出窓自体にデザイン性がある弓型出窓にも、観葉植物や小物を置いてみてもよいでしょう。壁一面が弓型出窓になっているタイプのものなら、部屋全体に広がりができる点も魅力です。
トップライト出窓
日光を多く取り込めるため、部屋を明るくしたい場合におすすめです。出窓の前に机を置けば、日中は照明なしでも手元を明るくして勉強や仕事に集中できるでしょう。
出窓空間をおしゃれに見せるテクニック
デザイン性と機能性を兼ね備えた出窓ですが、アイデア次第でさらにおしゃれな空間に演出できます。
ここでは、出窓空間をおしゃれに見せるテクニックをいくつかご紹介します。出窓以外の空間でも活用できるため、お部屋の模様替えをする際にも試してみてください。
まずは部屋全体のスタイルを決める
出窓空間をおしゃれに見せるためには、まずは部屋全体のスタイルを決めることが大切です。部屋全体がまとまりのある空間になり、出窓に何を置くかも自然と決まってきます。
おもなスタイルと部屋全体のまとめ方は次のとおりです。
和風スタイル
障子を設置する、書道や生け花、和風の置物などを置く
アメリカンスタイル
カントリー調の収納家具を置く、ポップアートのポストカードなどを使って現代アート風にまとめる
北欧スタイル
北欧のテーブルウェアを飾る、北欧生地のカーテンを設置する
韓国スタイル
韓国のナチュラル系スタイルも人気。白やベージュをベースカラーに、ファブリック素材の家具、レースカーテンなどを取り入れる
部屋全体のテーマカラーを決めて統一感を出す
スタイルが決まっても、配色に統一感がなければまとまりのない印象になります。まずは、テーマカラーを3色決めましょう。3色は「同系色」もしくは「反対色」で選びます。3色を選ぶのが難しい場合は、「SchemeColor(スキームカラー)」「Color Hunt(カラーハント)」などのカラーパレットツール・サービスを参考にすると、好みの空間をイメージしやすくなります。
夜は間接照明やキャンドルライトを使って出窓をおしゃれに演出
夜は出窓に間接照明やキャンドルライトを置いて明かりを灯してみましょう。柔らかな光のなかでは、ディスプレイしているインテリアや小物も昼間とは違う表情を見せてくれます。なお、カーテンのある出窓でキャンドルライトを使用する際は、十分にご注意ください。
出窓にガラス製品を飾る
太陽の光が当たる出窓にガラス製品を置くと、よりいっそう美しく見えます。ガラスの花瓶に花を生けて飾ったり、普段使っているグラスやカラーの入ったガラスボトルを並べてみたりするのもおすすめです。また、夏は風鈴、クリスマスはオーナメントなどを飾って、出窓に季節感を出すのもよいでしょう。
香りを使ってさらに演出
空間の演出には香りも外せない要素です。狭いスペースでも置けるポプリ、お香、アロマキャンドル、ディフューザー、香りのあるお花やハーブを飾ることで、香りも楽しめる空間になります。
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出窓のカーテンはどう選ぶ?
出窓に必ずしもカーテンは必要ではありませんが、隣の家との距離が近かったり、角部屋で西日が差し込んだりする場合はカーテンを設置しましょう。
カーテンはプライバシーの保護や断熱の機能を果たすだけでなく、インテリアの一部として部屋を華やかにしてくれます。また、生地やデザイン、色だけでなく、機能性をよく理解して選ぶことも大切です。ここではカーテンの基礎知識と、カーテンとレール選びのポイントをご紹介します。
カーテンの役割・機能とは
インテリアの一部として室内の雰囲気を変えてくれるカーテン。その機能についてまずは振り返っていきましょう。
光を遮る
外からの光を遮ることがカーテンの大きな役割です。遮光性能は1級~3級に分けられ、1級が最も遮光性能が高いカーテンになります。
熱を遮る
カーテンは光だけでなく、外からの熱を防ぐ断熱効果もあります。熱を遮るために厚みのある生地にしているものや、特殊なコーティングが施されたカーテンがあります。
音を遮る
音を吸収・遮断する防音性能を持たせたものもあります。ただし、カーテンだけでは壁や床の振動により伝わる音を防ぐことが難しいです。
カーテンの開き方を選ぼう
「両開き」と「片開き」がありそれぞれの特徴は次のとおりです。
両開き
カーテンが2枚に分かれていて、真ん中から両脇へ開くタイプのカーテンです。「出窓が左右対称に見える」「中央の鍵がかけやすい」などのメリットがあります。
片開き
窓1箇所に対して1枚のカーテンを設置します。片開きのカーテンは小さい窓によく使われます。
「両開き」と「片開き」のどちらにするかは、基本的に窓の大きさで考えます。壁一面の出窓を設置する場合は、カーテンが3枚になることもあるでしょう。片開きより多くの生地が必要なので、価格は両開きのほうが高くなります。
ブラインド(タテ型・ヨコ型)
カーテンと同じく、日差しを遮断する性能を持つブラインド。主に、左右に羽根(ルーバー)を開閉するタテ型と、上下に開閉するヨコ型があります。アルミ素材に限らず、おしゃれな部屋ともマッチする木製ブラインドもあり、羽根の角度を変えて光の取り込み量を変えられる点も魅力です。
出窓用にカーテンの縫製スタイルを選ぼう
カーテンと言えば波打つ形になっているものをイメージする方は多いでしょう。その形を作っているのが、上部にあるヒダの部分です。ヒダはカーテンの縫製スタイルよって数が異なり、仕上がりの雰囲気や価格も変わってきます。おもな縫製スタイルは次の4つです。
フラットタイプ
ほとんどヒダのないタイプで、レールの長さの1.1倍の生地を使用。使う生地が少ないため、価格もリーズナブルです。
ポール通し
ポールに生地を通すタイプでヒダがないため、価格はフラットと同程度になります。ただし、使う生地を多めにすれば、ヒダがなくてもフリルのようにすることができます。
標準タイプ
もっとも一般的な縫製スタイルです。レールの長さの1.5倍の生地が必要です。
ゴージャスタイプ
レールの長さの2倍の生地を使ってヒダを増やすため、その分波が多くなり、ボリュームのあるラグジュアリーな仕上がりになります。
カーテンレールを選ぼう
デザイン性を重視するなら、カーテンレールにもこだわりましょう。カーテンレールのおもな種類とそれぞれの特徴は次のとおりです。
機能性レール
開閉がしやすく、音が静かなのが特徴です。素材にはアルミや樹脂を使用しているため、耐久性に優れています。
装飾性レール
デザイン性を重視しており、ウッドタイプやアイアンタイプなどがあります。レールに重みがある場合、壁の強度によっては設置できないこともあるので注意が必要です。
テンションポールタイプ
つっぱり棒を壁と壁の間に設置するだけなので、壁に穴を開けることなくカーテンを取り付けられます。取り外しが簡単なので、気軽にカーテンの模様替えを行えます。
出窓を使って自分好みの空間を作りましょう
窓際に物を置くスペースを確保できることは、出窓の大きなメリットです。収納としても、ディスプレイとしても使用できるなど、使用用途はさまざま。自分好みの空間づくりのためにも、ぜひ出窓を有効活用してみましょう。
また、出窓にもいくつか種類があります。どれが自分の理想に合った出窓か検討し、実際に出窓がある物件をお探しの方は、ぜひ下記よりお問い合わせください。差し込む光とスペースを上手く利用して、素敵な出窓空間を演出しましょう。
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