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一人暮らしするなら貯金は必要?平均貯金額や貯金のポイントを解説!

更新日:2021.09.27

一人暮らしするなら貯金は必要?平均貯金額や貯金のポイントを解説!

社会人になり収入が安定すれば、一人暮らしを希望する方も増えてくるでしょう。ただ、一人暮らしにはお金がかかるため、貯金にお金をまわすことが難しい方もいると思います。そこで今回は、一人暮らしの平均貯金額や貯金のポイントについて解説していきます。

  • 実際に一人暮らしをしている方の平均貯金額を参考にしよう
  • 突発的な出費に備えるためにも貯金は大事
  • 貯金が難しい場合は支出を見直そう

もくじ

  1. 一人暮らしをしている世帯の平均貯金額について

    1. 単身世帯の貯金額について

  2. 貯金をしたほうがよい理由

    1. 病気などの出費に素早く対応できる

    2. 子どもの教育資金に備えられる

    3. 精神的な余裕が持てる

    4. 年代別の平均貯金額について

  3. 一人暮らしで効率よく貯金をするポイント

    1. 貯金専用の口座を開設する

    2. 給与の10%は貯金する

    3. 自動積立の定期預金を利用する

    4. 貯金が難しい場合は支出を見直す

    5. 会社が許可した場合は、副業も検討

  4. 一人暮らしでもコツコツと貯金はできる

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就職して収入が安定すると、一人暮らしを検討する社会人の方も多いでしょう。しかし一人暮らしは家賃や生活費など、さまざまな費用がかかるため「貯金できるか不安……」という方も少なくないはずです。

うまく運用していけば、一人暮らしでも貯金することは可能です。将来のことを考えると、貯金にお金をまわすことは重要になります。そこで今回は、一人暮らしをしている方の平均貯金額や貯金のポイントについて解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。

一人暮らしをしている世帯の平均貯金額について

一人暮らしをしている世帯の平均貯金額について

何かと「お金がかかる」イメージのある一人暮らし。しかし、実際に一人暮らしをしている方でも、しっかり貯金にお金をまわすことは可能です。一人暮らしをしている世帯の平均貯金額について、詳しくまとめられたデータがあるので紹介していきます。

単身世帯の貯金額について

金融広報中央委員会が実施した調査によると、単身世帯の平均保有額は「653万円」というデータがあります。この平均保有額には、将来のための金融資産として蓄えているものも含まれているのが特徴です。また、この平均保有額は事業や土地・住宅といった金融資産ではなく、あくまでも「定期性預金」や「普通預金」などの金融資産を指しています。

「653万円」という金額を見て、「思ったよりも多い」「自分はそんなに貯金できない」と思った方も多いでしょう。

実は、単身世帯の平均保有額の中央値は「50万円」というデータもあります。中央値とは、調査対象世帯を金融資産の保有額が少ない順(もしくは多い順)に並べたときに、真ん中に来る世帯の保有額を指します。そのため、中央値にいる世帯から見ると、半分の世帯が自分よりも保有額が多く、半分の世帯が自分より保有額が少ない状態になります。

つまり、今回調査で導き出された「50万円」という中央値は、世帯全体の実感により近い数値とも言えるのです。これから貯金をはじめようという方は、まず中央値の「50万円」を目標にするのも、一つの方法です。

出典:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」[単身世帯調査] (2020年)



 

貯金をしたほうがよい理由

一人暮らしでは、日々の生活で収入のほとんどを使ってしまうケースもあるため、貯金にまわすお金がないという方も多いでしょう。しかし貯金はある程度しておいたほうが、今後のためにも役立ちます。以下では、「なぜ貯金したほうがよいのか」その理由を具体的に解説します。

病気などの出費に素早く対応できる

貯金があれば病気やケガでかかる医療費や入院費に対して、素早く対応できます。もし入院してしまっても、貯金があればこれまでの生活をある程度維持できるという安心感が生まれます。

また社会人になると、冠婚葬祭でお金が必要になるケースもあります。生きていくうえ生きていくうえで誰でも発生する可能性があります。貯金がないと生活自体が苦しくなる恐れもあるので、少しでも貯金しておくことは大切です。

子どもの教育資金に備えられる

将来的に結婚すれば、子どもを授かることもあるでしょう。そのとき重要になるのが、教育資金の存在です。子どもが大学に入るまで、すべて公立・国立に通ったとしても、1,000万円以上の教育資金はかかるとされています。私立の学校や塾に通わせることを考えれば、さらに大きな出費になる可能性があります。

貯金をしていれば、そこから将来の教育資金を捻出できるため、大きな助けとなってくれるでしょう。

ほかにも将来のためには、自分の老後資金も貯めておくことが重要になります。公的年金では十分に生活できない恐れもあるので、余裕をもって生活したいなら、長期的にコツコツと老後資金は貯金していきましょう。

精神的な余裕が持てる

貯金があれば、勤めていた会社が急に倒産したとしても、次の職を探すまで生活費にゆとりが出やすくなります。経済的・精神的に余裕をもって行動できるので、転職活動や今後の生活について、正常な判断を下せるでしょう。

毎月の収入だけで生活していると「いつか資金が尽きるのではないか」「急に会社が倒産したらどうしよう」と、不安な気持ちを抱えてしまう恐れがあります。しかし、貯金があれば「万が一の場合も、当面の暮らしは維持できる」と思えるようになります。精神的な安定のためにも、ある程度は貯金しておいたほうがいいでしょう。

年代別の平均貯金額について

平均貯金額は、年代によっても異なります。以下で年代別の平均貯金額を紹介していくので、参考にしてみてください。

【年代別の平均貯金額】
・20代:113万円
・30代:327万円
・40代:666万円
・50代:924万円

出典:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」[単身世帯調査](令和2年)

一人暮らしで効率よく貯金をするポイント

いざ「貯金をしよう」と思っても、「手元にお金があるとつい使ってしまう……」という方も少なくありません。以下では、効率よく貯金をするためのポイントを紹介していくので、参考にしてみてください。

貯金専用の口座を開設する

一人暮らしで効率よく貯金するには、貯金専用の口座をつくる方法がおすすめです。毎月の給料が入ったら、そのうちのいくらかは貯金専用の口座に振り込んでおきましょう。どれくらい貯まったのか可視化できるので、貯金のモチベーションも上がります。

給与の10%は貯金する

新社会人や一人暮らしをはじめたばかりの方だと、生活費を余らせるのが難しいこともあるでしょう。そのため、毎月の給与が支払われたら、「まずは10%を貯金する」という意識をもてば、貯金の習慣を身に付けられます。先ほど紹介した貯金専用の口座をつくっているなら、その口座に給与の10%を貯金するようにしましょう。

自動積立の定期預金を利用する

自分で貯金するのが苦手という方であれば、自動積立の定期預金を利用してみてください。収入から設定した金額が貯金されるので、自動的に貯金ができます。

自動積立の定期預金は申請しない限り、簡単にはお金が下ろせないのが特徴です。そのため、「手持ちのお金をつい使ってしまう」という事態を防げます。また、残りのお金で生活できる習慣が身に付けられるため、自然と節約できるようになります。

貯金が難しい場合は支出を見直す

日頃の貯金が難しいときには、一人暮らしをするうえで何が大きな出費となっているのか、支出を見直していきましょう。支出を抑えれば、貯金にまわせるお金が確保できる可能性があります。

抑えられる出費としては、まず「食費」が挙げられるでしょう。外食を抑えて自炊を心がけるだけでも、食費の削減を見込めます。

ほかにも、固定費である「光熱費」や「通信費」の見直しもおすすめです。電気・ガスに関しては契約会社の変更を検討しましょう。また、スマートフォンなどの通信費は格安SIMに乗り換えることで長期的な節約が望めます。貯金が難しいときは、支出を見直して少しでもお金が残せるように工夫してみてください。

会社が許可した場合は、副業も検討

働き方改革などの影響で、従業員の副業を許可する会社が増えています。その場合、副業で収入を増やす方法も検討してみましょう。

家に帰ってから、少しずつ副業をしたり休日だけ副業をしたりするだけでも、徐々に貯金できるお金は増えてきます。ただ無理をしすぎるのは禁物なので、時間に余裕があるときだけに留めておきましょう。

一人暮らしでもコツコツと貯金はできる

一人暮らしでもコツコツと貯金はできる

社会人になって一人暮らしをはじめると、何かと出費が増え貯金にまわすお金を確保しにくくなります。しかし支出を抑えたり定期預金を利用したりすれば、貯金が可能なこともあります。
「自分の貯金額が少なくて不安」「将来のために貯金をしたい」と思ったら、今回紹介した貯金のポイントを実践してみてください。

貯金をするためには、家賃を抑えるのも有効な手段の一つです。
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