- 1Kレイアウトの基本法則を押さえて、広々と快適な生活空間をキープ
- インテリアや大物家具は「本当に必要か」を購入前に見極める
- 恋人や友人が長居したくなる居心地のいい雰囲気の清潔な部屋を目指す
1Kの基本的な間取り
一人暮らしをする際に人気の間取りは1Kです。
下記の間取り図は、1Kの一例です。
生活の中心となる部屋と、仕切りがあった上で3~4.5帖程度のキッチンルームが設置されているのが1Kの標準的な造りです。ワンルームは物件全体が区切りのない一つのスペースであることに対して、1Kの場合はある程度暮らしのゾーンを区切れます。そのため、一人暮らしの自由度が高く、レイアウトのアレンジがよりしやすいと言えるでしょう。
この記事では単身ライフの満喫をお望みの方に向けて、男女別の一人暮らしの1Kインテリア術をご紹介します。
1Kを広々使うレイアウトアイディア
1Kでの暮らしは、キッチン以外の生活道具が一部屋に集まることが想定されます。そのため、部屋のレイアウトが快適に暮らせるかどうかの重要なポイントとなるでしょう。まず大切なのは、玄関から1Kまでのアプローチです。とくに生活感が出やすい場所になるため、整理整頓を心がけましょう。ゴミ袋や段ボールなどが床に置かれ、キッチンには調味料などが乱雑に散らばっている状態では、いくら部屋が片づいていても魅力は半減してしまいます。
散らばりやすい調味料のビンなどをカゴに入れるなどして、スッキリ見せることを心がけましょう。キッチンまわりが乱雑になってしまう最大の理由は、置き場所が決まっていないということも原因の一つ。ゴミ袋もビニールのまま置いておくと、だらしない印象を与えてしまいかねません。そのため、ゴミ箱を用意することを検討しましょう。蓋つきを購入すれば、ニオイ対策にもぴったりです。玄関からキッチンまわりをある程度整理できたら、次は部屋のレイアウトを考えましょう。
部屋の広さで家具配置が変わる
一人暮らしの部屋に置きたいインテリアと言えば、テレビにベッド、ソファなどが定番でしょう。しかし、そうした定番アイテムを何も考えずに配置してしまうと部屋が一気に野暮ったい印象になってしまうこともあります。1Kという部屋の広さに制約がある間取りだからこそ、しっかりと考えたうえで、機能的な配置を心がけるべきです。
ベッドのスマートなレイアウトアイディア
ベッドは、一人暮らしの部屋に置きたい大型家具の一つです。前提として、ベッドはサイズが大きいので、一番面積のある壁側に寄せて配置するのが一般的とされています。窓側に寄せて使うのも人気ですが、防犯面や冬や夏は外気の影響を受けやすいという理由から、常に注意が必要にはなります。寝相が悪い人の場合、寝ている間に窓ガラスを蹴ってしまいヒビが入ってしまうなんていうことも想定できなくはないでしょう。
なお、「とにかくベッド近くですべてを完結させたい」という希望がある場合は、部屋の中央にベッドを置いてしまうのも手です。そのほかの家具の配置など、部屋全体のレイアウトとしては非常に難しくはなりますが、そうした選択ができるのも一人暮らしならではと言えます。
テレビのレイアウトアイディア
テレビを配置する場合、まずは「どのような姿勢で見たいか」を考えてみましょう。ベッドやソファに座ったり、寝転んだりしながら見るか、床に座って見るのかなど、それぞれ好みがあるはずです。
床に座る場合はテレビの位置も低いほうがいいでしょうし、ベッドからテレビを見ることが多いならベッドの場所を決めてからテレビの配置を決めましょう。最近は薄型テレビがほとんどなので、レイアウトに悩むケースは減ってきました。しかし、どうしても置き場所が確保できないのであれば、プロジェクターとスクリーンを使って壁に映すという方法もあります。
賃貸ではかなりハードルの高かったテレビの壁掛けも、壁に専用ホチキスを使うだけで設置できる便利なアイテムも発売されています。大きな穴を開けることもないので、気になる方は一度チェックしてみるといいでしょう。
ソファのレイアウトアイディア
一人暮らしで部屋にソファを置くことに憧れている方もいるでしょう。その際は、ソファを配置しても暮らせるスペースがあるかどうかを冷静に判断することが先決です。それを踏まえたうえで、狭くてもソファが欲しいという希望がある場合は、「ソファベッドにしてベッドは置かない」など理想と現実のバランスをほどよく調整するようにしましょう。
シンプルな二人用のソファを置くのであれば、ベッドとの配置も兼ねてL字型で置くパターンが多いでしょう。しかし、一人暮らしの場合、あえて一人用のソファを選ぶのもおすすめです。一人用の小ぶりなソファを部屋のコーナーに設置して、そこを徹底的にくつろぎのスペースと決めてしまうのもアリでしょう。そうすれば部屋の中に動きが生まれ、一気におしゃれなムードを演出できます。近くにスタンドライトも追加すると雰囲気もよくなるでしょう。キッチンの扉を開けた際に、まずそこに視線が行くように配置してみてください。
映える1Kにするための家具選び
1Kでかっこいい部屋にするためには家具のセレクトも重要です。いろいろ買ってみたけれど、実際に部屋に置いてみたら合わなかったという経験をした方も少なくないでしょう。1Kで一人暮らしをする時の家具選びの方法についてもご紹介します。
部屋の壁や床の色に合わせたテーマカラーを決める
インテリア家具を選ぶ前に、まずは部屋のテーマカラーを決めておきましょう。部屋の壁紙と床の色をチェックして、その部屋に馴染むトーンの家具を選ぶと部屋が広く見えます。床がフローリングの場合はその色に合わせた木目家具を選ぶと統一感のあるスッキリとした部屋になるでしょう。
引っ越し前から使っている家具を大事にしていて、テイストは違うけれどそのまま使いたいという場合は、その家具に床と同じ色のインテリア小物を置くと全体を眺めたときに統一感が出ます。色をそろえたい場合は、100円均一などでも販売しているシール型の木目シートなどを貼ってみるといいでしょう。
「カフェ風」「アメリカン」など部屋のテーマを決めてから家具選びを
部屋のテーマカラーが決まったら、家具のテイストをそろえましょう。それぞれいろいろなアイディアや好みがあるはずです。部屋のレイアウトを考えるうえでも、もっとも楽しい時間なので、存分に試行錯誤してみましょう。
家具のテイストをそろえるのに大切なのは、部屋のテーマを決めることです。「カフェのようにくつろげる部屋」なのか「さまざまなアイテムが存在するおもちゃ箱みたいな部屋」などコンセプトは自分次第。この点のアイディアが明確になってくると、家具を選ぶときも迷いがなくなるはずです。
入居前に家具配置を決めておく
ここまでご紹介したポイントを実践すれば、テイストや色味の合った家具を見つけやすくなるはずです。では続いて最後のポイント、家具配置について解説します。
ベッドとテレビ、収納棚、テーブルとイス、ソファなど、ご自身が設置したい家具をリストアップしてみましょう。新居の間取りが記載された紙に、実際の配置で書き込んでイメージしてみるのもおすすめです。書き込んで客観的に見てみると、「これじゃ狭すぎる」「家の中が動きにくいのでは」など冷静に分析できるものです。
頭の中で考えているだけでは、なかなか問題点は見えてこないかもしれません。実際にレイアウト図を作り、「どの家具が絶対に必要か」「ここの家具は必要ないのではないか」など厳選していきましょう。それを何度か繰り返すだけで、かなり洗練された部屋になることが期待できます。
【女性向け】居心地がいい!異性も同性も長居したくなるインテリア
女性に人気のテイストの部屋を手軽に実現するには、どのようにすればいいのでしょうか。1Kで広々と暮らすレイアウトのコツを押さえながら、理想とする部屋づくりをしましょう。 また、掃除のしやすい家具配置やインテリアも大切です。恋人や友人が遊びに来た際に「雑貨にほこりがかぶっている」「床に物が散乱している」と思われないように、掃除のしやすさもポイントにインテリアを検討します。人気の「シンプル」「ナチュラル」「北欧風」「モダン」の4点に絞ってご紹介します。
その1:シンプル
ライトグレーやナチュラルカラー、白など、明るくやわらかな色味で部屋をコーディネートすると、清潔感のある印象になります。家具も、デザイン性よりも質を重視したアイテムを選ぶようにすると、シンプルながらもオシャレな空間を演出できるはずです。家具の数を厳選して質の高いアイテムを意識的に配置することをおすすめします。
その2:ナチュラル
ナチュラルテイストを目指すなら、家具はぬくもりが感じられるウッディなアイテムを選ぶようにしましょう。部屋の床の色に合わせた家具を選ぶと、統一感が生まれるはずです。また、小さなグリーンを部屋のポイントごとに飾ると、生き生きとした空気感が宿ります。
その3:北欧風
憧れの北欧風の部屋は、それらしいテキスタイルを導入するだけで簡単にコーディネートできます。まずは、北欧風の布をソファやベッドにさりげなく掛けてみてください。クッションカバーを北欧風の柄に変えるだけでも、部屋の雰囲気は大きく様変わりします。
方向性が決まったら、北欧風のインテリアや雑貨を導入しましょう。ビビッドなカラーの小さなオブジェを配置するだけでも、空間が締まります。
その4:モダン
モノトーンで統一すると、一気にモダンな雰囲気の部屋を演出できます。白と黒、どちらの配色を多くするかで部屋の印象は変わるでしょう。白をベースに、ポイント的に黒いアイテムを入れるとアクセントになって、部屋の雰囲気を引き締めてくれるでしょう。床がウッディなフローリングの場合は、白のラグを敷いて全体のカラーを調整するのもおすすめです。
【男性向け】自分らしさを主張するインテリア
女性に続き、今度は男性に人気のインテリアにも注目してみましょう。1Kで一人暮らしをする場合に手軽に取り入れられるインテリア術をご紹介します。男性の場合は、テイストも大事ですが、掃除が苦手という方でも部屋の清潔感をキープできる、手入れのしやすさを意識した部屋づくりが重要です。男性に人気の「シンプル」「ヴィンテージ」「モダン」「西海岸風」の4点をまとめました。
その1:シンプル
「インテリアにこだわりはないし、飾るのも苦手」という男性は、シンプルを極めましょう。家具は徹底的に厳選して、デザイン性の高いアイテムをミニマルにまとめることで、広い空間を確保できます。シンプルさを極める男性の姿は、ソリッドな印象を与えるはず。殺風景になりすぎる場合は、大きめの観葉植物や、アートを取り入れるのがおすすめです。
その2:ヴィンテージ
インテリアの色味の主張が少ないアイアン製のアイテム、たとえばアイアンシェルフなどを導入するとカフェのようなヴィンテージ風の空間づくりができます。DIYショップでベニヤ板を購入し、つや消しの黒をスプレーしたあとで、アルファベットの白文字をスタンプすると一気にヴィンテージな雰囲気を演出できます。
その3:モダン
モダンな部屋を目指すなら、モノトーンを意識してインテリアを選びましょう。色味を控え、アイテムも厳選してムダのないコーディネートを心掛けることで、洗練された空間を演出できます。やりすぎて息苦しい印象になってしまった場合、一つだけ薄い色の木のオブジェを置くことで緩和されるケースもあります。ホテルインテリアなどを参考にするのもいいでしょう。
その4:西海岸風
マリンスポーツが好きならば、それを前面に出してアメリカ西海岸の風を感じさせるサーフコーディネートも人気です。サーフコーディネートは、爽やかなブルーやホワイトを基調とした、落ち着いた印象にまとめます。また、マリンスポーツに使うグッズをスタッキングボックスに入れて部屋に置くだけでもかっこよくなるでしょう。
一人暮らしの部屋で自分好みのインテリアを楽しもう!
手狭に思われがちな1K物件は、レイアウトやインテリアのコーディネートを少し意識するだけで印象が大きく変わるものです。将来的にはライフステージが変化し、暮らし方も部屋のサイズも変わっていくことが想定される中で、一人暮らしを満喫できる時間は限られています。単身ライフを充実させるためにも、このチャンスに自分だけの空間を好きなように演出して、ぜひ楽しんでください。
ピタットハウスのお問い合わせページに移動します
あわせて読みたい
よくある質問
-
お部屋探しに役立つ情報はありますか?
-
物件探し(不動産購入・売却)について役立つ情報はありますか?
この記事をシェアする
お部屋を探す
特集から記事を探す
記事カテゴリ
おすすめ記事
物件をご所有されている方、
お住まいをお探しの方
売りたい
土地活用・相続の相談がしたい
売るか貸すかお悩みの方はこちら