更新日:2022.05.26
ウォークインクローゼットで上手に収納するには?スッキリ空間を作るアイデア
ウォークインクローゼットの特徴や、上手に活用するためのアイデアをご紹介します。たくさんの洋服などを収納できることから人気のウォークインクローゼットですが、上手に使いこなせていない方もいるのでは?せっかくの広い収納を持て余すことがないよう、注意点やポイントを押さえておきましょう。
- 代表的なレイアウトは4種類あり、広さによって適したレイアウトは異なる
- 定位置を決める、手前と奥を使い分ける、詰め込みすぎないなどの工夫が不可欠
- ラックや可動式棚などの有効活用によって、デッドスペースは解消できる
たくさんの洋服などを収納できることから人気のウォークインクローゼット。「将来はウォークインクローゼットがある家に住みたい」という方も少なくないでしょう。しかし、憧れのウォークインクローゼット付き物件に住んだからと言って、全員が上手に使いこなせているというわけではないようです。効率的な使い方がわからず、「せっかくの広い収納を持て余している……」という声も。
この記事では、ウォークインクローゼットを上手に活用するためのアイデアをご紹介します。
ウォークインクローゼットの基礎知識
「ウォークインクローゼット」は、人が歩き回れるサイズの収納スペースを指す言葉です。壁の一面を利用した、内部に歩けるスペースのない収納は「壁面クローゼット」などと呼びます。
まずは、ウォークインクローゼットのメリットを、壁面クローゼットと比較しながら見ていきましょう。
壁面クローゼットと比較した場合のメリット・デメリット
収納力が高いことからメリットばかりのように思えるウォークインクローゼットですが、デメリットもいくつかあります。
●メリット
最大の特長は、なんと言っても「広さ」です。広いからこそ、壁面クローゼットに比べて多くのものを収納できます。大家族や洋服・荷物などをたくさん持っている方にとってはメリットが大きい設備と言えるでしょう。
また、クローゼット内でその日のコーディネートを考えたり、洋服を選びながら着替えたりすることも可能です。スペースが広ければ、内部の動線設計やインテリアデザインにもこだわれるでしょう。部屋のように独立したウォークインクローゼットがあると生活感を隠しやすく、来客があってもスッキリした印象を与えることができます。
●デメリット
デメリットは、大きく分けて2つ挙げられます。
1つ目は、ウォークインクローゼットを設けた分だけ居住スペースが狭くなること。広さを有効活用できないと、通路部分がデッドスペースになってしまい、「もっと広く使えたはずなのに……」と後悔する結果にもなりかねません。
2つ目は、配置や使い方を考えないと、逆に「使いにくい収納」になってしまう点です。通路に箱や荷物、収納家具などを置いてしまうと、単なる“物置”のようになる恐れもあるでしょう。
ウォークインクローゼットの代表的なレイアウト
ひと口に「ウォークインクローゼット」と言っても、いろいろなレイアウトがあります。ここでは、それぞれの特徴をご紹介します。
●Ⅰ型
通路の片側にだけハンガーパイプや棚を配したものを、「Ⅰ型クローゼット」と呼びます。比較的スペースが小さくても設置できる、ウォークインクローゼットです。
●Ⅱ型
左右の壁に収納スペースを設け、中央に通路スペースがあるのが「Ⅱ型クローゼット」です。Ⅰ型クローゼットよりも大きなスペースが必要な一方、収納力が大幅に増えるというメリットがあります。
●コの字型
「コの字型クローゼット」は、左右と奥側の3辺の壁にハンガーパイプや棚が配されたウォークインクローゼットです。Ⅱ型より左右のスペースが小さくなりますが、十分な収納スペースを確保できます。
●L字型
左右どちらかの壁と奥の壁の2辺に収納スペースを設けるレイアウトが「L字型クローゼット」です。少し収納スペースが減ってしまう反面、コンパクトな作りにすることも可能。ただし、角がデッドスペースになりやすいので注意が必要です。
広さに適した種類とは?
上記でご紹介した4種類のレイアウトは、それぞれどのくらいの広さに適しているのでしょうか。部屋の広さごとに、適したタイプを見ていきましょう。
●2畳のウォークインクローゼットの場合
2人暮らしでは、クローゼットに必要な広さは2畳程度と言われています。収納できる衣類の数は、150~200着が一般的。2畳だとそこまで広くないので、「Ⅰ型」もしくはスペースをさほど必要としない「L字型」のタイプがよいでしょう。
●3畳のウォークインクローゼットの場合
3人暮らしの場合、ちょうどよいサイズのクローゼットは3畳程度。3畳ほどの広さが取れれば、250~300着の衣類を収納することができます。十分な広さを確保できることから、「Ⅱ型」のウォークインクローゼットがおすすめです。
●4畳のウォークインクローゼットの場合
4人暮らしなら、4畳以上あれば不自由なく使えると考えられます。収納できる衣類の数は400着ほど。「コの字型」のウォークインクローゼットにすれば、複数人が同時に入っても使いにくさを感じないでしょう。
ウォークインクローゼットを使いやすくする3つのポイント
ここからは、ウォークインクローゼットを使いやすくするためのポイントを3つご紹介します。
定位置を決める(上部・中央・下部)
クローゼットで一番目につきやすいのは、やはり目線の高さにあるものですよね。これを利用し、「上部」「中部」「下部」に分けて収納の定位置を決めることで使い勝手は向上します。
例えば、以下のように定位置を決めて分類するのも効果的です。
上:帽子や手袋などの小物、オフシーズンの服、あまり着なくなった服など
中:よく着る服
下:使用頻度の高い下着・靴下・ハンカチなど
手前と奥を使い分ける
シワになりやすい素材のワンピースや冬物のコートなどは、オフシーズンでも畳んで収納することはないでしょう。一年中吊るすタイプの衣類については、手前側にオンシーズンのもの、奥側にオフシーズンのもの、といった形で分類するのがおすすめです。
詰め込みすぎない
ウォークインクローゼットの収納率は、ハンガーや棚といった収納スペース全体の7~8割くらいの量で常に抑えておきましょう。そうすることで、「自分が何を持っているのか」「どこに何を置いているか」を把握しやすくなります。
また、詰め込みすぎるとウォークインクローゼットの特徴である「人が通れる」動線をふさいでしまうことになります。服や小物を詰め込みすぎず、歩き回れる動線を確保できるように意識しましょう。
デッドスペースをなくす3つのアイデア
ウォークインクローゼットは小さい部屋のような独立した空間になっているため、「デッドスペースができやすい」という欠点があります。せっかくのウォークインクローゼット、広いスペースをムダなく使い切りたいですよね。
以下では、広いスペースを有効に使うためのアイデアをご紹介します。
ハンガーパイプセットを2段にする
ハンガーパイプの高さは、床から180cm前後の位置が多いと言われています。シャツやジャケットなどの着丈がおおまかに80cm程度と考えると、その下に1m以上のスペースがあることになります。
ハンガーパイプを1段ではなく2段にすれば、このスペースを有効活用できます。よりたくさんの洋服を収納できるようになり、種類ごとの仕分けも容易になるでしょう。
棚やラック、引き出しを置く
市販の棚やラックを置くことは、デッドスペースの活用につながります。
ただし、奥行きのあるウォークインクローゼットの場合、引き出しのある収納を置くと奥まで手が届かなくなることがあるので注意が必要です。引き出しを活用するなら、奥行も考慮しておきましょう。
可動式の棚を設ける
収納するものに合わせて位置や高さを変えられる可動式の棚を設ければ、「冬は手袋や帽子を置いたり、ストール・マフラーを掛けたりする場所が欲しいけど、夏はTシャツをできるだけ取りやすい場所に置きたい」といった要望も叶うでしょう。季節に応じて、使いたいものを使いやすいように収納しておくことが可能です。
タイプ・広さに応じた収納術で、「快適な暮らし」の実現を
憧れのウォークインクローゼットのある住まいで暮らせるようになっても、そのスペースを効果的に使えなければ生活の満足度は高まりません。ウォークインクローゼットにはメリットもデメリットもあり、使い勝手は家族の人数や広さ、レイアウトなどによって変わってきます。それぞれのウォークインクローゼットに応じた収納術を試しながら、「快適な暮らし」を実現しましょう。
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