湾岸エリア（月島、勝どき、豊洲、東雲、有明）の特徴とタワマン選びの注意点

湾岸エリアはもともと、宅地として開発されたエリアではありませんでした。都市開発がスタートしたのは1990年代。2010年代以降は五輪開催に向けた再開発も行われたことで、現在ではタワーマンションなどの高級・高層マンションが立ち並ぶ街へと生まれ変わりました。
まずは、湾岸エリアが都内でも屈指の人気エリアになった理由を見ていきましょう。

湾岸エリアは、東京湾沿岸のなかでも都心に近い場所です。交通網も整っており、東京メトロ各線や都営大江戸線、新交通ゆりかもめ、東京臨海高速鉄道りんかい線などさまざまな路線を利用できます。この都内各所へのアクセスのよさが魅力です。
新しく開発された街ということもあり、道路がしっかり整備されているのも特徴です。首都高速なども利用しやすいため、マイカー移動が多い方にとっても住みやすい街と言えます。

湾岸エリアは海に面しているため、とても開放感があります。多くのビルやマンションが林立しているエリアは窮屈に感じてしまうこともありますが、湾岸エリアはもともと埋め立て地であり、計画的な整地にもとづいて美しい都市景観がつくられています。
マンションからの眺望に憧れている方も多いでしょう。東京タワーやレインボーブリッジなどを一望できるタワーマンション上層階からの景観は特に人気があります。

タワーマンションなどが立ち並ぶ高級住宅街というイメージがある湾岸エリアですが、地価はまだ上がりきっていません。今後も注目度は高まっていくと見られていることから、物件の価値が上がる可能性・将来性も魅力の一つと言えます。

湾岸エリアは、買い物ができる商業施設や飲食店などが充実しています。そのため、買い物や外食などで困ることはありません。また、夜でも比較的明るいので、女性や子どもがいる家庭でも安心して暮らせます。

湾岸エリアは都内でも人気の住宅街の一つですが、それぞれの街には異なる特徴があります。ここでは湾岸エリアを代表する街である月島、勝どき、豊洲、東雲、有明を3つのブロックに分け、その特徴をご紹介します。

もともと下町を代表するエリアとして知られてきた月島・勝どきは、湾岸エリアでも特に人気の街です。再開発によって高層ビルなどが立ち並ぶ一方、西仲通り商店街（月島）のような下町の風情を感じるスポットも残っており、どこか懐かしさ、温かさを感じさせてくれるエリアでもあります。高層ビル・マンションだけでなく、個人商店や飲食店なども多くあり、生活環境は充実しています。

どちらも都営地下鉄大江戸線を利用でき、六本木駅や新宿駅などへ乗り換えなしで移動可能。月島駅からは東京メトロ有楽町線も使え、銀座一丁目駅、永田町駅、飯田橋駅、池袋駅などに1本で行けるため通勤にも便利です。

豊洲は、五輪開催に向けて大規模な再開発が進んだエリア。タワーマンションだけでなく、高層オフィスビルやアーバンドックららぽーと豊洲などの大型商業施設もあります。都会的でありながら、海沿いのエリアには大きな公園などが整備されているのも子育て世帯に人気の理由です。
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豊洲に隣接する東雲も、再開発により発展を遂げている街です。東雲1丁目の再開発エリアには大規模なマンションが建設され、食品売り場は24時間営業しているイオン東雲店など商業施設も充実しています。豊洲駅からは東京メトロ有楽町線と新交通ゆりかもめが、東雲駅からはりんかい線が利用可能。有楽町線の辰巳駅も徒歩圏内で、都心へのアクセスは良好です。

有明は、港区の台場などと合わせて臨海副都心と呼ばれることもある地域。開発途上ではありますが、大規模複合施設の有明ガーデンをはじめ2020年頃からさまざまな施設がオープンしており、利便性が向上しました。湾岸エリアのなかでも、特に将来性を感じさせる街と言えます。

お台場海浜公園や有明テニスの森など、広い公園やスポーツ施設が近い点は育児・子育て世帯にとっても魅力です。お台場海浜公園駅や豊洲駅にも近く、買い物などで困ることもないでしょう。有明駅からは新交通ゆりかもめが利用可能。りんかい線の国際展示場駅も徒歩圏なので、渋谷駅、新宿駅、池袋駅などに行くのも便利です。

湾岸エリアでタワーマンションの購入を検討している方も多いかと思います。最後に、タワーマンションのメリット・デメリットや選び方のポイントをご紹介します。

タワーマンションの高層階からは、遠くの景色を見渡すことができます。湾岸エリアは計画的に整備された街なので、都会的で開放感のあるオーシャンビューを楽しめます。

ゲストルーム、キッズルーム、ジムといった共用設備が充実しているマンションが多くあります。一般的なマンションと比べて、ハイグレードな設備が整っているのもタワーマンションの魅力です。

高層マンションの低層階には、さまざまな商業施設や飲食店がテナントとして入っているケースも少なくありません。このような物件であれば、建物から出ることなく買い物や食事などを済ませることも可能です。

高層階に住むと、外に出るまで時間がかかる点がデメリットの一つです。エレベーターは完備されていますが、多くの住民が暮らしているため、朝の通勤・通学ラッシュの時間や夕方・夜の帰宅ラッシュの時間になると、エレベーターが混み合うことがあります。

新しいタワーマンションでは「免震」などの災害対策が講じられていますが、それでも大地震などに対して不安を感じている方は少なくないようです。2011年に東日本大震災が起きた際は、下水道が機能しなくなるトラブルなどが発生しました。また、停電になればエレベーターが使えなくなるため、高層階からの避難に時間がかかる恐れがあります。

タワーマンションを選ぶ際には、いくつかチェックしておくべきポイントがあります。
まず、周辺の開発状況の確認は欠かせません。美しい景色を楽しむために購入しても、すぐ近くに大きなビルや工場などができたら景観が損なわれてしまいます。そうした事態を避けるには、現在の周辺状況だけでなく、今後の開発予定なども調べておくことが大切です。

また、その街の将来性についても把握しておくことをおすすめします。たとえば、湾岸エリアはまだ開発中の地域も多く、今後さらに便利な街になっていく可能性があります。このような将来性まで踏まえて物件を選ぶことで、長く快適に暮らすことができます。

1990年代から開発が進められている湾岸エリアは、道路や施設などが整備されて暮らしやすいこと、そして都心へのアクセスが良好なことから、ファミリー層を中心に人気を集めています。高級・高層マンションの選択肢が豊富なため、タワーマンションに絞って住まい探しをしている方もいるでしょう。

湾岸エリアでタワーマンションの購入を検討している方は、以下の窓口からお気軽にご相談ください。あなたの理想の住まい選びをサポートいたします。

※2023/4/1～2024/3/31お客様アンケート集計結果

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