【首都圏】私立小学校人気ランキング｜おすすめのエリアも解説

まずは、首都圏にある私立小学校について志願倍率をもとにした人気ランキングを紹介します。

出典：「お受験じょうほう」を基に作成（※2021年秋から2022年春頃までに実施）

上記は、2022年度の首都圏における私立小学校の倍率を元にした人気ランキングです。志願者数ではなく、倍率で順位を出しています。有名大学の付属校に加えて、小中高一貫教育をはじめとした独自の教育方針や進学実績、そして好立地など特徴のある小学校が上位に入っている印象です。

少子化が進んでいますが、上位の私立小学校は依然として高い倍率を維持しているといえます。また、東京23区だけでなく、神奈川や埼玉の人気小学校も幅広く上位に入っています。

私立小学校を選ぶポイントは、教育理念、学校の特徴、通学のしやすさになります。それぞれ、詳しく解説します。

私立小学校を選ぶ際には、教育理念を確認することが大切です。公立小学校の場合は自治体が教育方針を考えますが、私立小学校はそれぞれの学校が独自の教育理念を掲げているためです。学校ごとに教育方針が大きく異なるため、校風も含めて事前に確認することで、子どもにとって最適な学校選びにつながります。

教育理念に共感できない場合は、たとえ入学できたとしても、子どもが学校と両親の異なる教育方針の間で板挟みになってしまいかねません。パンフレットやホームページの確認に加えて、学校説明会で直接校長先生の話を聞くことをおすすめします。

教育理念に加えて、学校の特徴も重要な判断ポイントです。学校の特徴は、子どもの学校生活や考え方、そして成長に大きく影響を与えます。たとえば基本的な部分では、男女共学か男子校、女子校かは大きな違いです。また、中学校・高校・大学の付属校か否か、宗教系か否かなども重要なポイントでしょう。

また、共働き家庭であれば学童や放課後教育の充実度も重要な要素になります。そのほかにも、校庭や図書館などの設備、教員のレベルなど特徴はさまざまです。家庭の教育方針と照らし合わせて、子どもの成長に最もよいと考えられる特徴を持った学校を選ぶことが求められます。

通学のしやすさは、決して軽視すべきではありません。どんなによい学校でも、子どもが毎日通える場所でなければ、入学は現実的ではないでしょう。小学生にとって、公共交通機関を利用して毎日通学するのは、大人が思うよりも負担が大きいものです。

通学自体も長い目で見れば勉強の一環だと考えられますが、あまりにも負担になるようであれば入学は避けなくてはなりません。子どもの体力を考えると長くても片道1時間、できれば20～40分以内で通える学校を選ぶことがおすすめです。仮に遠くてもどうしても通わせたい小学校があるのなら、家族で引っ越すことも選択肢の一つだといえます。

ここでは、首都圏向けの人気の私立小学校がある、おすすめエリアについて紹介します。

世田谷区は閑静な高級住宅街としてのイメージが強く、ファミリー層から人気を博しています。都内にありながら公園が多く、交通アクセスも抜群で治安もよいなど、住みやすいエリアです。私立小学校も複数あり、たとえば、田園調布駅から徒歩約14分の立地に田園調布雙葉小学校、経堂駅からは徒歩約13分の場所に東京農業大学稲花小学校があります。

田園調布駅周辺は、世田谷区と大田区に広がるエリアです。世田谷らしい閑静な高級住宅街であり、駅の西側に扇状に広がったロータリーが特徴的です。東口から東急電鉄の多摩川駅にかけては商店街も広がっており、家族で落ち着いた暮らしができるでしょう。

経堂は、駅周辺に商業施設が集中し、気軽に利用しやすいレストランや小児科も多数存在することからファミリー向きのエリアです。

千代田区は、日本のビジネス・政治の中心地として知られるエリアです。千代田区には東京駅があるため、どのエリア向かうにも交通アクセスは良好だといえます。日比谷公園大音楽堂（日比谷野音）やテニスコートがある日比谷公園や、皇居に隣接する北の丸公園など、都会の中に自然や公園が存在する魅力的な地域です。

私立小学校も多数あり、たとえば都営地下鉄新宿線の九段下駅から徒歩約6分の距離に白百合学園小学校、同じく徒歩約6分の距離に暁星小学校があります。

九段下は、靖国神社といった歴史ある建築物とビル街が共存し、病院や商業施設もあることから、住宅地としても魅力があります。また、千代田区内の街としては、市ヶ谷駅周辺もおすすめです。駅から徒歩約7分の距離に私立雙葉小学校もあり、病院や商業施設にも恵まれた魅力的なエリアです。

豊島区は、東京23区の北西部に位置するエリアです。東京の三大副都心である池袋駅を中心として交通アクセスがよい駅が多数あり、都心へはもちろん、埼玉方面へも移動しやすい立地にあります。閑静な住宅街やにぎやかなエリアなど、さまざまな街が存在する区でもあり、私立小学校は、池袋駅から徒歩約7分の位置に立教小学校、目白駅から徒歩約3分の場所に川村小学校があります。

目白は、閑静な住宅街が広がるエリアながら池袋をはじめとした都心へのアクセスが良好で、川村小学校だけでなく学習院大学もある文教地区です。駅の西側には商店街が広がり、利便性も抜群です。

また、豊島区の駅としては駒込駅もおすすめできます。JR山手線と東京メトロ南北線が乗り入れており、新宿駅や渋谷駅まで乗り換えなしでアクセス可能です。庭園が多く、自然豊かでありながら、買い物スポットにも不自由しません。

渋谷区は、東京23区の西部に位置する特別区です。副都心である渋谷を中心として発展を遂げたエリアであり、観光スポットや商業施設が非常に多くあります。また、有名大学の付属小学校が複数あり、たとえば青山学院初等部は、渋谷駅から徒歩約10分とアクセス抜群の立地です。また、東京メトロ日比谷線の広尾駅から徒歩約6分の場所には、慶應義塾幼稚舎があります。

広尾駅周辺は、高級な雰囲気のお店と昭和レトロを感じさせるお店が共存しているのが特徴です。大使館が複数あることから警察官が常にさまざまな場所にいるため、治安がよい場所でもあります。公園や買い物施設も充実しており、ファミリー層にはおすすめです。

また、渋谷区内の街としては、恵比寿駅周辺もおすすめします。きれいな街並みと交通アクセスのよさが魅力であり、飲食店の数が豊富なことから住みやすい街です。

国立市は、多摩地域の中央にあるエリアです。市内のほぼ全域に閑静な住宅街が広がっており、駅前には飲食店が多数あります。私立小学校は、JRの国立駅から徒歩約18分の場所に桐朋学園小学校、国立駅から南西に徒歩約11分の距離には国立学園小学校があります。

国立駅は国立市の中心エリアに存在し、さまざまな教育機関の最寄り駅です。たとえば、駅から徒歩約6分の距離には一橋大学があります。自然豊かで美しく整備された街が広がっており、駅周辺にはスーパーマーケットや飲食店が多く利便性は抜群です。

また、JR南武線の谷保駅周辺も魅力的です。国立駅からほぼまっすぐ南の方角に位置し、学生街が周囲に広がっています。駅から徒歩約9分の距離に国立市役所、徒歩約4分の場所には谷保天満宮もあります。

私立小学校を選ぶ際には、教育理念や学校の特徴を確認し、家庭の教育方針と合っている学校を選ぶことが重要です。また、通学のしやすさも軽視してはいけません。もし家からの距離が遠いものの、魅力的で諦められないような小学校があるのであれば、引っ越しも検討すべきでしょう。

通わせたい私立小学校の最寄り駅へ引っ越しを検討している方は、下記よりお気軽にお問合せください。

※記事内における料金や所要時間等は、あくまでも目安です。（2023年1月現在）
 

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