菊名の住みやすさは？治安や口コミ・子育て世帯の住環境・駅の周辺情報を解説

菊名駅は、東横線の特急や急行の停車駅で、同じ神奈川県内の横浜駅だけでなく、渋谷駅や池袋駅などの都心へのアクセスが非常によく、また、住環境も整っているのでお子さまのいるファミリー世帯にとっても住みやすいエリアです。住みやすさを知るには、周辺環境をチェックすることが大切です。
菊名の周辺環境を知るために、交通アクセスや交通機関、商業施設について紹介します。

菊名は交通アクセスが良好なエリアです。菊名駅は、JR横浜線と東急東横線を利用でき、横浜方面・渋谷方面へのアクセスが便利です。菊名駅から東急東横線で横浜駅まで約6分、渋谷駅まで約25分と、通勤・通学が可能です。
JR横浜線を利用すれば新横浜駅まで約3分のため、出張などで新幹線を利用する人にも菊名周辺はおすすめです。また、JR横浜線では快速列車を、東急東横線では急行・特急列車を利用できるため、急いで移動したい場合でも利用しやすい駅です。

菊名には公共施設も多くあります。菊名駅から徒歩5分ほどの位置には横浜市港北図書館があり、小さいお子さまの絵本を借りに行ったり、静かな空間で勉強したり、便利に活用できます。
また、港北区役所が菊名駅から徒歩15分の位置にあるため、書類の申請・提出がしやすいメリットもあります。そのほか、子どもから高齢者まで誰でも利用できる菊名地区センターでは、サークル活動やレクリエーションを通じて地域の人々との交流が可能です。

菊名周辺は商業施設も多く、外食や買い物にも便利です。菊名駅には24時まで営業している東急ストア菊名店が直結しているため、仕事の帰りが遅い方の助けとなる存在です。菊名駅から徒歩約5分の位置に200台の駐車場を設けているサミットストア 菊名店もあり、車で買い物したいときも便利です。食料や日用品から衣料まで、幅広い商品の取り扱いがあります。

また、価格が安いと評判のまいばすけっと菊名駅店、24時間営業のファミリーマート+miniピアゴ菊名駅西店もあり、生活スタイルに合わせてさまざまなお店を利用できます。ほかにも、菊名駅から徒歩10分圏内にはコンビニやドラッグストアもあるので、生活必需品の購入にも困りません。

菊名駅周辺にはパチンコ店や風俗店がないため、繁華街のあるエリアに比べると穏やかです。一方で菊名駅の位置する港北区全体で見ると、日産スタジアム（横浜国際総合競技場）などの大型施設があり人の出入りが多いため、置引きや車上ねらいのような犯罪件数が多いようです。
しかし港北区では、「港北AAA（安全で安心な明日を）」として、区民の防犯意識を高めるとともに安心して生活できるよう、防犯など暮らしの安全に関する情報を提供しています。商店街でパトロールを行ったり、地域の企業団体が防犯広報を実施したりするなど、街全体でさまざまな取り組みを行っています。

出典：横浜市役所 「防犯」

子どもを元気に育てるには、快適な住環境は欠かせません。どういった点で菊名が子育て世帯におすすめなのか、快適な住環境を支えているポイントを見ていきましょう。

先述したように、菊名駅には直結したスーパー、東急ストア菊名店があります。東急ストア菊名店は7時から24時まで営業しており、朝の出勤前や仕事で帰りが遅くなったときでも買い物ができるので、とくに仕事と子育てを両立している人にとってはありがたい存在です。
14台の駐車場と駐輪場があるため、買い溜めなどで一度に購入する量が多く、自家用車や自転車で買い物へ出るという人にもおすすめです。

菊名駅の賃料相場は下記のとおりです。

出典：ピタットハウス 「JR横浜線の家賃相場から探す」
※2024年3月8日現在

また、菊名駅周辺の土地・建物の2021年第2四半期〜2022年第1四半期の不動産取引情報によると、駅から徒歩10分圏内には3,900万円から18,000万円までの幅広い価格帯の物件が出ています。間取りや金額も含め、さまざまな選択肢が考えられるので、自分たちに適した家を見つけることができます。

出典：国土交通省　「土地総合情報システム」

菊名駅周辺はスーパーや飲食店などの店舗が密集していますが、商店街を抜けて少し歩けば閑静な住宅街が広がっています。大型商業施設や居酒屋も少ないため「夜なのに外が騒がしい」とストレスを感じることは少ないです。また、菊名は自然が多い街です。住宅街を散歩すれば、緑豊かな公園が見え、とくに菊名池公園にはきれいな桜が咲くため、春に子どもと散歩やピクニックに出かけても良いでしょう。

菊名は住環境が良いだけでなく、子育てに関する行政のサポートも充実しています。妊娠・出産時のサポート、育児サポート、中高生向けのサポートについて紹介していきます。

妊娠中に心身の調子が悪くなり、子育てに支障が出たり、出産後の家事・育児の負担が大きかったりする場合は、ヘルパーを派遣してくれる「産前産後ヘルパー派遣事業」を活用できます。食事の準備・後片付けや、洗濯・掃除などの家事と、授乳・おむつ交換などの育児に関する支援を受けられます。また、出産直後の心身のケアのために、助産師が自宅へ訪問してくれる横浜市産後母子ケア事業も活用できます。

乳幼児期のお子さまは心身ともに成長が早いため、どのように育児をすれば良いのか悩む人も多くいます。そんな悩みを解消することを目的に、横浜市では育児に悩んでいる方に向けて、臨床心理士によるアドバイスを公開していますし、「港北区の赤ちゃん会」と称して、初めての子育てに役立つ情報を提供する集まりも開催しています。

出典：横浜市港北区役所 「子育てワンポイントアドバイス」

横浜市港北区では、乳児や幼児の育児だけでなく、小中高生向けのサポートも行っています。子育て・いじめ・不登校・情緒不安定・思春期の問題や子どもの心配ごとを電話で相談できる相談窓口を利用可能です。 また、港北区には横浜型児童家庭支援センターが開設され、電話ではなく、直接専門の職員に相談できる体制が整えられているため、子育てに不安を抱えている方でも安心です。
直接相談したい場合は、事前に電話をして予約を取る必要がある点を覚えておきましょう。

菊名は子育てにおいて良い環境を整えていますが、注意が必要なポイントもあります。菊名に住む前に知っておくべき注意点について、解説していきます。

横浜市は待機児童数が多いエリアです。横浜市の待機児童数は16人、そのうちの5人は港北区のため、市内でもっとも激戦区であることが分かります。（令和3年4月時点）
とくに1歳児の待機児童数は全体の7割ほどを占めており、出産後も働きたい人にとっては深刻な問題です。しかし横浜市の対策として、令和4年以降に認定保育所を10ヶ所の新設、横浜保育室から認定保育所への移行の予定があり、問題解決が期待できます。

出典：横浜市役所 「令和３年４月１日現在の保育所等利用待機児童数について」

先述したように、菊名駅周辺には大型施設や大きな繁華街はないので、電車が混雑することはほとんどありません。しかし、1つ隣の新横浜駅には日産スタジアム（横浜国際総合競技場）などの大型施設があるため、イベントが開催されると電車が混雑します。日常で電車を使用する分には問題ありませんが、イベントが開催される日は別の交通手段を使うことをおすすめします。

菊名の住宅街は閑静ではありますが、高低差があるため、坂道や階段が多くあります。住む場所によっては、毎日の通勤・通学で坂の上り下りが必要になる点を覚えておきましょう。
元気な子どもは坂道も平気に上れるかもしれませんが、出産後で体力が落ちている人やベビーカーを押す人は移動が大変なものです。また、菊名は細い道も多いので、子どもを連れてのベビーカーでの移動、自転車や車での移動に不便を感じる可能性もあります。引っ越し先を決める前に、一度現地に足を運び、自分の目で確認しておきましょう。

菊名の住みやすさについて紹介しました。
菊名は交通アクセスが良好で、公共・商業施設も多いです。横浜市が取り組んでいる子育て支援事業のサポート内容も充実しているため、安心して子育てができます。
菊名への引っ越しを検討している方は、下記よりぜひ一度ご相談ください。

※記事内における所要時間は、あくまでも目安です（2022年10月現在）。
 

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