- 3年連続で待機児童ゼロを達成
- 千葉市独自の子育て支援制度が充実している
- 親子のお出かけにぴったりな商業施設や公園が揃う
千葉市の子育て支援制度を調査

千葉市は、2015年に首都圏政令市で初となる2年連続待機児童ゼロを達成しました。その後、2022年4月1日時点で3年連続の待機児童ゼロを達成したことから、千葉市は積極的に子育て支援制度を行う街として注目されています。こちらでは、そんな千葉市の子育て支援制度を具体的に紹介しますので、ぜひ役立ててみてください。
出典:千葉日報 『千葉市の「待機児童」2年連続ゼロ達成 首都圏政令市で初』
出典:千葉市役所 「待機児童ゼロを3年連続達成しました! ~千葉市の保育所等利用待機児童数~」
補助金・助成金
千葉市では、子育てに役立つ児童手当の支給を行っています。千葉市に住み、中学校卒業までの児童を養育している方が対象です。ただし、所得制限が定められているため、あらかじめ制度の内容を確認したうえで手当の申請を行いましょう。子どもの年齢や所得制限によって変動しますが、保健福祉センターこども家庭課に申請を認められた場合は月額5,000円〜15,000円が支給されます。
出典:千葉市役所 「『児童手当』(2022年9月12日時点)」
医療費の助成・援助
千葉市では、0歳〜中学3年生までの子どもを対象に、保険診療における医療費の自己負担額の全部または一部を助成する制度を設けています。負担額は年齢によって異なるため、あらかじめ確認しましょう(※ただし、市町村民税所得割が課税されない方の負担額は無料です)。
0歳~小学3年生の保護者負担額は、通院1回につき300円、調剤1回につき300円(院外処方のみ)、入院1日につき300円です。
また小学4年生~中学3年生の保護者負担額は、通院1回につき500円、調剤1回につき500円(院外処方のみ)、入院1日につき300円となります。
千葉市には、ほかにも子育てに役立つ助成・援助があります。例えば、国指定の小児慢性疾患がある児童を対象とした「小児慢性特定疾病医療支援」では、保険診療の範囲内で医療費を助成します。さらに、ひとり親家庭を対象とした医療費助成制度もあるため、母子家庭・父子家庭でもしっかりとした医療環境を整えやすいでしょう。
出典:千葉市役所 「子ども医療費助成制度」
出典:千葉市役所 「小児慢性特定疾病医療支援」
出典:千葉市役所 「ひとり親家庭等の医療費助成制度」
(※2023年1月11日現在)
子育ての相談窓口・情報
千葉市は、千葉駅から徒歩約14分の場所にある複合施設「Qiball(きぼーる)」の6階に、子育て中の親子が交流できる「子育て支援館」を開設しています。子育て仲間と触れ合えるだけでなく、保育士や看護師、臨床発達心理士などに子育ての悩みも相談できるのが嬉しいポイントです。子育てについて1人で悩みがちな人も、支援館を利用することでほっと一息つけるのではないでしょうか。
また、子育て中の親子が気軽に集える「子育てリラックス館」を市内13ヶ所に設置しているのも千葉市の特徴です。親子同士の交流はもちろんのこと、子育て相談や地域の子育て情報の発信、子育て講習なども行っています。子育ての悩みを分かち合ったり、情報収集をしたりする場として活用するのがおすすめです。
出典:千葉市役所 「子育て支援館」
出典:千葉市役所 「子育てリラックス館のご案内」
保育施設・サービスの充実度
千葉市には、157ヶ所の保育施設があります。例えば、新千葉駅から徒歩約1分のそらまめ保育園 新千葉駅前や、千葉駅から徒歩約6分のキートスチャイルドケア 新田町など、駅から徒歩圏内にも保育施設が揃っているため、通勤時に立ち寄りやすいでしょう。千葉市では休日保育や延長保育の利用案内も行っていますので、営業時間外に保育施設へ子どもを預けなければならない場合に役立てられます。
また、前述の通り、千葉市は2022年に3年連続待機児童数ゼロを達成しました。保育施設の整備やきめ細やかな入所斡旋などを通して、積極的な待機児童対策が行われています。なお、千葉市と隣接する市の待機児童数は、八千代市で119人、習志野市で16人(2022年4月時点)です。隣接市と比べても、千葉市は保育施設に入りやすい環境が整っているといえるでしょう。
出典:千葉市役所 「休日保育のご案内」
出典:千葉市役所 「延長保育のご案内」
出典:千葉県庁 「市町村別保育所等利用待機児童数(千葉県「千葉県待機児童数」)」
千葉市の特徴的な子育て支援・取り組み

千葉市では「エンゼルヘルパー」「赤ちゃんの駅」「子ども交流館」といった独自の子育て支援を行っています。ここからは、千葉市内で実施されている支援や取り組みについて紹介します。
昼間の家事・育児をサポート「エンゼルヘルパー」
「エンゼルヘルパー」とは、昼間に家事や育児の手伝いをしてくれる人がいない妊娠中もしくは出産後1年未満の方やその家族を対象としたヘルパー制度です。なお、多胎出産の場合は、家事育児をできる人がいても対象となります。
各保健福祉センターこども家庭課、健康課、幼保支援課の窓口や「ちば電子申請サービス」などで事前登録を行っておけば、ヘルパー派遣の依頼ができるようになります。周りに家事育児を手伝ってくれる人がいない場合に利用してみてはいかがでしょうか。
出典:千葉市役所 「エンゼルヘルパーのご案内」
安心して乳幼児とお出かけできる「赤ちゃんの駅」
「赤ちゃんの駅」とは、授乳やおむつ替えができる千葉市内の公共施設や民間施設のことです。当サービスに登録された施設は目印のステッカーが貼られているほか「千葉市子育てナビ」の「施設一覧」などにも掲載されているため、外出中もスマートフォンで気軽にチェックできます。
活用すれば、外出中に授乳やおむつ替えが必要になった場合も近くの施設ですぐに対応可能です。親子で安心してお出かけできる環境を整えたいと考えている子育て世帯に役立つでしょう。
出典:千葉市役所 「赤ちゃんの駅のご案内」
健全で自由な遊び場を提供「子ども交流館」
「子ども交流館」は、子どもたちが放課後や休日に過ごす場所を作るために開設された施設です。千葉駅から徒歩約14分の複合施設Qiball(きぼーる)の3〜5階にあり、18歳未満であれば誰でも無料で利用できます。スポーツを楽しめるアリーナフロアや個人学習用の学習室など、子どもたちに役立つ設備が整えられているのが魅力です。
また、身体を動かして楽しく遊びながら音楽を学ぶ「わくわくリトミック」などの乳幼児対象のイベントや、「初めてのギターレッスン」などの小学生以上対象の講座も実施しており、子どもたちの新たな学びの場となるでしょう。放課後や休日も子どもたちの居場所を作りたいと考えている共働きの子育て世帯におすすめです。
出典:千葉市役所 「子ども交流館」
千葉市の子育て世帯におすすめの区・駅

ここからは、千葉市内で2LDK以上のファミリー向け物件が多いエリアをランキング形式で紹介します。
◇千葉市で子育て世帯向けの物件数が多いエリアランキング
順位 | エリア名 | 物件数(2LDK以上の物件) |
---|---|---|
1位 | 中央区 | 80 |
2位 | 花見川区 | 77 |
3位 | 緑区 | 66 |
出典:ピタットハウス 「千葉県の家賃相場から物件を探す」
※2023年2月3日時点
各区の魅力については下記で後述していますので、千葉市内で住む場所を決める際の参考にしてください。
➡千葉市の記事一覧はこちら
ランキング1位:中央区
千葉市の南西部に位置する中央区は、千葉駅を中心として複合商業施設やオフィスビルなどが立ち並ぶ、利便性の高いエリアです。千葉駅からはJR総武本線、JR総武線、JR外房線、JR成田線、千葉市モノレール1号線、千葉市モノレール2号線が運行しており、都心への通勤通学にも役立てられます。
千葉駅には駅直結のショッピングセンターペリエ千葉があり、買い物や飲食を楽しめます。四季折々の植物に囲まれた屋上庭園ではワークショップやイベントを定期的に開催しているため、子どもと一緒に参加するのもよいでしょう。
また、千葉駅から徒歩約11分のところにはプロ品質の食料品を低価格で販売する業務スーパー千葉中央店があるため、日常の買い物にも困らないでしょう。さらに千葉駅から徒歩約7分の千葉公園は広大な敷地面積を誇り、ボート遊びやスポーツなどを満喫できます。買い物スポットが充実し、子どもが遊べる公園もあるエリアに住みたい方におすすめです。
➡千葉市中央区でおすすめの賃貸物件一覧
➡千葉市中央区でおすすめの購入マンション一覧
➡千葉市中央区でおすすめの戸建て物件一覧
ランキング2位:花見川区
花見川区は千葉市の北西部に位置し、のどかな雰囲気を感じられる自然豊かなエリアです。区内にある幕張本郷駅と新検見川駅からはJR中央・総武線が運行しています。
幕張本郷駅から徒歩約19分のイオンタウン幕張西には、ドラッグストアのほかに内科や歯科などのクリニック、24時間営業のフィットネスジムが揃っているため、健康管理に役立ちます。
新検見川駅から徒歩約2分のところには24時間年中無休の西友新検見川店があり、早朝や夜間に買い物が必要になった場合におすすめです。
また、区内を縦断する花見川には遊歩道やサイクリングコースが整備されており、休日になるとサイクリングや釣りを楽しむ家族の姿を見かけられます。春が訪れると約400mに渡ってソメイヨシノの桜並木と菜の花畑が続き、お花見スポットとしても人気です。駅周辺には複合商業施設が揃いながらも、身近に自然を感じられるエリアに住みたい方に適しているでしょう。
➡千葉市花見川区でおすすめの賃貸物件一覧
➡千葉市花見川区でおすすめの購入マンション一覧
➡千葉市花見川区でおすすめの戸建て物件一覧
ランキング3位:緑区
千葉市の東南部に位置する緑区は、多くの山林や田畑を有し、緑豊かな景観が広がります。区内にある土気駅にはJR外房線、おゆみ野駅には京成千原線が運行しています。
土気駅から約1分歩いたところにあるあすみが丘 バーズモールは、ベーカリーやスイーツショップ、日用雑貨店、ファストフードショップなど多種多様な店舗が揃い、買い物から飲食まで幅広く楽しめるのが魅力です。
おゆみ野駅から徒歩約12分のイオンタウンおゆみ野はスーパーマーケットや家電量販店、アパレル、飲食店などがあり、休日は家族連れで賑わいます。
また、土気駅から徒歩約27分の千葉市 昭和の森は、千葉県内でも有数の規模を誇る都市公園です。四季折々の自然を楽しめるのに加え、アスレチックやローラー滑り台などの遊具もあり、子どもたちの遊び場として人気を集めています。大規模な公園を有し、買い物の利便性も高いエリアを探している方には緑区がぴったりでしょう。
➡千葉市緑区でおすすめの賃貸物件一覧
➡千葉市緑区でおすすめの購入マンション一覧
➡千葉市緑区でおすすめの戸建て物件一覧
子育て支援制度が充実した千葉市
千葉市は3年連続で待機児童ゼロを達成し、保育施設の整備を始めとした積極的な子育て支援を行っているのが特徴です。中央区や花見区、緑区といったエリアには親子で出かけるのに最適な複合商業施設や公園も充実しており、ファミリー層が住むのにおすすめです。家族で住みやすい場所を探している場合は、千葉市も候補に入れてはいかがでしょうか。
千葉市への引っ越しを検討している方は、下記よりお気軽にお問合せください。
※記事内における料金や所要時間等は、あくまでも目安です。(2023年2月現在)
ピタットハウスのお問い合わせページに移動します
ピタットハウスのお問い合わせページに移動します
あわせて読みたい
よくある質問
-
お部屋探しに役立つ情報はありますか?
-
物件探し(不動産購入・売却)について役立つ情報はありますか?
この記事をシェアする
お部屋を探す
借りる
注目のタグから記事を選ぶ
人気記事
人気記事
-
単身女性必見!大阪での一人暮らしにおすすめのエリア
大阪での一人暮らしを検討している女性にとって、どの地域が安全なのか、住みやすさや町の雰囲気など気になる点は多いことでしょう。単身女性の参考になる大阪の雰囲気や家賃相場、おすすめのエリアや一人暮らしの注意点などについて解説します。
-
高齢夫婦は何歳までなら賃貸に住める?制限や物件探しのポイントを解説!
セカンドライフに賃貸物件で住むことを選んだ高齢夫婦の場合、何歳まで賃貸に住むことができるでしょうか。高齢者が賃貸物件を借りる場合、年齢制限などいくつか制限があり条件を満たしている必要があります。高齢者が住みやすい物件探しのポイントも一緒に解説します。
-
家族向け・一人暮らし別にみる引っ越しにかかる総額
引越しには、引越し代金や新居にかかる費用以外にもお金がかかります。どんな項目にお金がかかってくるのか、引越しにかかる総額の相場を把握して、節約できるポイントを考えてみましょう。この記事では節約のポイントについても詳しく解説します。
-
高齢夫婦は何歳までなら賃貸に住める?制限や物件探しのポイントを解説!
セカンドライフに賃貸物件で住むことを選んだ高齢夫婦の場合、何歳まで賃貸に住むことができるでしょうか。高齢者が賃貸物件を借りる場合、年齢制限などいくつか制限があり条件を満たしている必要があります。高齢者が住みやすい物件探しのポイントも一緒に解説します。
-
単身女性必見!大阪での一人暮らしにおすすめのエリア
大阪での一人暮らしを検討している女性にとって、どの地域が安全なのか、住みやすさや町の雰囲気など気になる点は多いことでしょう。単身女性の参考になる大阪の雰囲気や家賃相場、おすすめのエリアや一人暮らしの注意点などについて解説します。
-
家族向け・一人暮らし別にみる引っ越しにかかる総額
引越しには、引越し代金や新居にかかる費用以外にもお金がかかります。どんな項目にお金がかかってくるのか、引越しにかかる総額の相場を把握して、節約できるポイントを考えてみましょう。この記事では節約のポイントについても詳しく解説します。