- 内見をするときはメジャーやカメラなど必要な物を準備する
- 内見は物件や周辺環境などを細かくチェックしておく
- 新婚夫婦で物件を探す際は確認すべきポイントを押さえよう
自分が住む物件を探すうえで大切なのが、どのような物件なのか「内見すること」です。内見では、物件に住む前に実際に足を運んで「どのような環境なのか」を確認できます。間取りや全体的な部屋の雰囲気など、インターネットの情報だけではわからないこともリアルに見られるのがメリットです。
そんな内見の際に、チェックしておきたいポイントをはじめ、新婚夫婦に向けた物件探しポイントや注意点について解説します。
内見ってどんなことをするの?準備しておきたい物とは
「いいな」と思う賃貸物件を見つけたとき、すぐに賃貸借契約を結ぶのではなく、実際に部屋の様子を見たいと思う方がほとんどでしょう。契約前に部屋を見学できる「内見」について、流れや準備しておきたい物についてご紹介します。
内見するなら18時までが限度
不動産会社の紹介で内見する場合、「18時まで」に終えられるようにしましょう。それ以上遅くなると、日が落ちて外観や周りの環境を確認しにくくなるため、計画的に内見できるよう不動産会社とスケジューリングしましょう。
内見するのに移動の時間も考慮し、10時から内見を始めたとして1件1時間程度の計算で1日に回れる件数を決めましょう。
内見するときに準備しておきたい物
内見するときには、事前に準備しておきたい物がいくつかあります。とくに部屋の間取りなどを確認するためのカメラやメジャーは必須。衛生面が気になる方は、スリッパなども常備しておくとよいかもしれません。
不動産会社が用意してくれる「図面」
内見するときは、部屋の間取りや図面があるといいでしょう。部屋の図面は不動産会社の方が用意してくれるので、部屋の現状と図面に違いがないかよく確認しておきましょう。不明点や不安なことがあれば、不動産会社のスタッフに質問して解消してきましょう。
スマホで代用できる「カメラ」
後から部屋の状況を確認できるように、カメラを持っていくことをおすすめします。動画で撮影しておき、気になる箇所は写真に収めておきましょう。入居を決めた際には、退去時に原状回復の費用負担で話し合いになった際の有効な証拠となることもあるので、入居時にすでに傷などがある箇所は写真に収めておくと安心です。
家電・家具が設置できるか確認するための「メジャー」
内見するときに持っていたほうがよいアイテムに、メジャーがあります。家電や家具などを設置できるのか、メジャーで細かく幅を測っておけば「部屋に入らなかった……」といったトラブルが防げます。カーテンの高さなども測っておけば事前に購入でき、引越し後すぐに設置できて安心です。測定した寸法は忘れないようにメモしておきましょう。
ほこりなどから足元の汚れを防ぐ「スリッパ」
築年数が経っている物件や人が入っていない物件では、ほこりなどが発生していることもあります。不動産会社の方が事前にスリッパを用意してくれることが多いですが、衛生面が気になる方は自身でスリッパを用意しても問題ありません。
初めての方が内見で失敗しがちなことは?
賃貸物件を探すのが初めてという方は、内見の経験が少ないことから後に「失敗した……」と思うこともあるかもしれません。たとえば「部屋の間取りに注力するあまり、周辺環境をチェックしていなかった」などが挙げられるでしょう。ここでは内見で失敗しがちな点をピックアップするので、内見の際にチェックしてみましょう。
周辺環境で買い物できる場所が少なかった……
内見の際、部屋のなかの環境ばかりに目がいき、周辺環境について確認していなかったという失敗例があります。たとえば、日頃の食材や日用品を購入するスーパーやコンビニなどが近くにないと、買い物をするだけでも一苦労。移動を最小限にしたいという方は、近くに買い物できる施設があるかどうかを確認しておきましょう。
「静かさ」で選んだら通勤に苦労した……
内見の際に静かな環境に惹かれて契約したものの、「通勤で使う駅から遠くて大変……」という失敗例も。物件情報などにも「駅から徒歩〇分」といった情報が記載されていますが、実際に自分で歩いて時間を計ってみたり、周囲の環境をチェックしたりすることをおすすめします。
内見でチェックしておきたいポイントは?物件や周辺環境について
内見で理想の物件を見つけるには、「日当たりはどうか」「立地は問題ないか」などをチェックしましょう。ほかにも「周辺環境には買い物できる施設があるか」なども重要な要素となってくるでしょう。
内見のときに物件でチェックしておきたいポイント
内見のときには、日当たりや内部設備など細かい部分まで確認しておく必要があります。防犯面に気をつかいたい女性は、オートロックが付いている物件を選ぶのもいいでしょう。
日中の日当たり状況はどうか?
図面上でもある程度は判断できますが、周辺の建物の状況によっては日中の部屋の明るさが変わってきます。周囲に高さのある建物があれば、日光が遮られて十分な明るさを確保できないこともあるでしょう。内見の際はできるだけ明るい時間帯に足を運び、日当たり状況について確認することをおすすめします。
自分が求めている設備や機能性はある?
女性はとくに、オートロックなどの設備があれば、セキュリティ面で安心できる部分も多いでしょう。内見するときは、求めたい設備が導入されているかどうか、事前に確認しておくことが大切です。
ほかに浴室乾燥機などもあると便利な性能ですが、電気代がかかることを考慮したうえで選択しましょう。魅力的な設備が付いていても、「実際に自分が使用するかどうか」を考えて物件を選んでくださいね。
内見のときに周辺環境でチェックしておきたいポイント
内見のときには、周辺環境についてもチェックしておきたいポイントがあります。「スーパーやコンビニなどの買い物ができる施設は近くにあるか」、子どもがいるなら「病院が近くにあるか」などを重点的にチェックしましょう。
夜道の街灯はちゃんとある?
閑静な住宅街でも、駅から自宅に帰るまでの道中に「街灯があるかどうか」などを確認しておくと安心です。その街の雰囲気を確かめる意味でも、日中と夜に2回ほど足を運んでチェックしてみてください。
周囲に買い物できる施設はある?
食料品などが買えるコンビニやスーパーなどの施設が近くにあるかどうかを確認しておきましょう。また、店はいつまで空いているかなど、営業時間もチェックしておくことをおすすめします。
子どもがいる家庭なら近くに病院や公園はある?
小さい子どもがいる家庭は、病院や公園が近くにあると安心です。車で移動する際には周囲の交通状況についても確認しておきましょう。
物件選びから契約までの流れについて
初めて賃貸物件を探すとき、どのような流れで進めていければいいのか不安に思う方もいらっしゃるでしょう。そんな方のために、賃貸物件を探すときの流れについて解説します。
自分が理想としている賃貸物件の条件を決める
理想の賃貸物件を探すために、どのような条件は外せないのかイメージしておくことが大切です。希望条件を明確にしておけば、自分のなかで譲れないものが自然と見えてくるでしょう。
「職場に近いところ」など希望のエリアを決める
賃貸物件を探すなかで、「どのエリアに住みたいか」を具体的に意識する必要があります。たとえば職場に近いエリアを希望する場合は、同じ地域か駅から近い物件を探して、通勤時間を減らす工夫をしてみましょう。バスで移動できる範囲なども検討しておけば、さらに選べる物件の範囲を広げることができます。
「飲食店が多いところ」「商店街が近いほうがよい」など自分の生活をイメージする
たとえば、自炊が苦手な方は「飲食店が多いエリア」にある物件を探すなど、自分の生活をイメージしてみましょう。また、「近所で買い物を済ませたいから商店街が近い物件のほうがよい」といった、自分が生活するうえで具体的な条件をまとめていきましょう。
ネットや不動産会社で物件を探してみる
さまざまな賃貸情報を確認するために、インターネットなどで物件をチェックする方法があります。条件などを加えて探すと、理想とする物件が見つかる可能性が広がります。興味がある物件を見つけたら、その物件を掲載している不動産会社に足を運んで、物件を紹介してもらいましょう。実際に不動産会社の方に相談することで、インターネットでは見つからなかった物件情報などを教えてもらえることもあります。
気になる物件を内見してみる
紹介してもらった物件のなかで興味を持った物件があれば、内見して部屋の様子を確認しましょう。人気の物件は入居の内見順で決まってしまうことがあるので、気になる物件があれば早めに内見することをおすすめします。
入居申込書を作成して審査を行う
よい物件に巡り合い入居を決めたら、「入居申込書」を記載して審査に通します。必要事項の住所や名前、勤務先などを記入すれば正式に入居審査が始まります。入居審査には、ほかにも収入証明書が必要となるので、事前に用意しておきましょう。
また、審査の際には連帯保証人を立てることがほとんどです。親族に連帯保証人になってもらうことが多いですが、事前に連帯保証人を誰にするのか決めておくとスムーズです。なかには保証会社の利用が必須の物件もあるため、事前に確認しておくと安心です。
契約時に「重要事項説明」を聞く
契約する前に受けるのが「重要事項説明」です。契約予定の物件の仕様や細かい契約内容についてしっかりと説明を聞きましょう。このときに確認したほうがよい内容は「退去するときの原状回復について」です。原状回復のための費用はどちらが負担するのかなど、契約内容についてしっかりと確認しておきましょう。納得がいかない場合は、入居を断ることも可能です。
契約内容に問題がなければ契約する
入居審査に通り、契約内容にも納得できれば契約を進めていきます。契約時にはさまざまな書類などを用意する必要があるので、事前に準備しておきましょう。主に、契約金や印鑑、収入証明書などが必要となります。
新婚夫婦が物件を探すうえで確認しておきたいこと
新婚の夫婦が賃貸物件を探すうえで、いくつか確認しておきたいことがあります。たとえば、今後子どもを産むことなどを考えている場合は、それを見越した物件選びをすることが重要です。
とはいえ仕事などが忙しく、「物件を探す時間がなくて困っている……」という方もいるでしょう。そんなときは不動産のプロに相談すれば、条件に合わせて希望の物件をいくつか提案してくれます。ここからは、新婚夫婦が賃貸物件を探す際に確認すべきポイントについてご紹介します。
子どもの予定があれば防音性なども検討する
子どもを授かりたいという希望があれば、子どもができた後のことをイメージした物件探しが重要です。たとえば、子ども部屋や収納力がある物件を選ぶなど、家族で住みやすい環境をイメージしましょう。また、子どもの泣き声が隣人トラブルを引き起こす恐れもあるので、不安な方は防音性の高い部屋を探すのも手です。
動物を部屋で飼うなら「ペット可」の条件が必要
将来的にペットを飼いたいという場合、賃貸物件の条件として「ペット可」の物件を選びましょう。通常の物件では、泣き声や糞尿のニオイなどでトラブルに発展する可能性があるほか、内緒で飼っていると立ち退きを求められることもあるので注意が必要です。
お互いの親に二人で暮らすことを事前に伝えておく
一緒に暮らすことを決めたら、お互いの親に報告してから物件を探すとスムーズでしょう。子どもを育てるうえで両親の協力を得たいときは近くの物件を探すなど、相談しながら決めると円滑に進められるでしょう。
内見するときには住みやすい環境かチェックを怠らないこと
賃貸物件に住む場合、自分の希望をまとめたうえで、理想の物件かどうか細かくチェックしましょう。とくに内見では、物件だけでなく周辺環境なども確認しておくことが重要です。新婚夫婦の方は、将来設計を踏まえた物件を見つけてくださいね。
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