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1DKってどんな間取り?定義や相場、一人暮らしや同棲に向いているかも解説

更新日:2021.04.13

1DKってどんな間取り?定義や相場、一人暮らしや同棲に向いているかも解説

一人暮らしや同棲を始めるにあたっては、間取りや部屋の広さで悩むこともあるでしょう。これらのケースで人気なのは1DKです。家具の配置や間仕切りなどの工夫で、自由にレイアウトを変更できるのがこの間取りの特徴。家賃相場や1DKを広く見せる工夫についても解説します。

  • DKを居室のようにも使える1DKは、さまざまな生活に対応しやすい間取り
  • 東京都における1DKの家賃相場は10万円前後で、1Rや1Kよりやや相場は高い
  • 1DKは家具の配置や間仕切りの工夫次第で、部屋を広く見せることが可能

もくじ

  1. 1DKのDKって何?ワンルームや1LDKとの違いは?

    1. 1DKとは

    2. 1DKとの違い~ワンルーム~

    3. 1DKとの違い~1LDK~

  2. 都内1DKの家賃相場はどのくらい?

    1. 東京都

    2. 大阪府

    3. 愛知県

    4. 北海道

    5. 福岡県

  3. 【タイプ別】暮らしやすい1DKの間取りとは?

    1. DK部分が広々としたタイプ

    2. 廊下でDKと脱衣所が仕切られたタイプ

    3. DKがダイニングとキッチン空間に分かれているタイプ

    4. DKも居室もバルコニーに面しているタイプ

  4. 1DKを広く見せるレイアウト術

    1. 間仕切りをなくす

    2. 空間に見合う大きさの家具を選ぶ

    3. 収納アイテムを使って整理整頓する

    4. 配置は「窓側を空ける」が基本

    5. 観葉植物などをフォーカルポイントにする

    6. 家具の高さで配置を調整する

    7. 大きめのものを無地に、小物は柄物に

  5. 1DKはメリハリのある空間を意識しましょう



 

賃貸物件の間取りには、ワンルーム(1R)や1Kなどさまざまな種類がありますが、そのなかで一人暮らしや同棲を始めるカップルに人気なのが「1DK」です。とはいえ、本当に1DKが自分(自分たち)に最適な間取りなのか、そして1DKの家賃相場はいくらなのか、といった点は気になるところでしょう。

この記事では、1DKという間取りの特徴や、東京都、大阪府、愛知県といった大都市圏における1DKの家賃相場について解説します。1DKを広く見せるコツもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

1DKのDKって何?ワンルームや1LDKとの違いは?

まずは、1DKの定義や広さ、ワンルームや1LDKとの違いについてご説明します。

1DKとは

1DKとは、下記のような間取りのことです。

1dk

「DK」は「ダイニングキッチン」のこと。その名の通り、食事をする「ダイニングスペース」と料理や家事をする「キッチンスペース」がセットになった空間で、1DKは1部屋+ダイニングキッチンの組み合わせを指します。

「DK」と呼ばれる間取りは、広さの定義が決まっています。公益社団法人首都圏不動産公正取引協議会の不動産広告ルールによれば、1DKにおけるDKの広さは「4.5畳以上8畳未満」。なお、LDKの場合はLDKの部分の広さが「8畳以上」となっています。

1DKとの違い~ワンルーム~

1DKと混同しやすいのが、「ワンルーム」と呼ばれるタイプの間取りです。
下記の間取り図は、1Rの一例です。

1r

ワンルームは一つの部屋にキッチンが備え付けられており、仕切りがないのが特徴です。そのためテレビを見る、寝る、料理をするなど、すべての生活動作を一つの部屋で完結できます。

部屋の仕切りがなくシンプルなデザインである分、1DKなどの部屋に比べて価格はリーズナブルな傾向があります。単身赴任や学生生活など、一時的に一人暮らしをする方、最低限の設備と部屋が備わっていればよいと考えている方におすすめです。

ワンルームは家具やインテリアをおくことでさらにスペースが限られるため、物の配置などには工夫が必要です。さらに、「調理や食事のニオイがこもってしまう」「誰かと過ごす場合にはプライベートな空間を保ちにくい」といったデメリットも理解しておかなければなりません。

1DKとの違い~1LDK~

「LDK」は「リビングダイニングキッチン」のことで、1LDKは、1部屋+居間兼ダイニングキッチンという間取りです。
下記の間取り図は、1LDKの一例です。

1ldk

好きなようにゆったりすごせるリビングと、食事や料理をするスペースとして活用できます。寝室と生活空間をしっかりと分けられるため、二人暮らしを始めるカップルや夫婦などにもピッタリです。

1DKよりも空間にゆとりがあり、LDK部分は8畳以上とDKタイプより広くなるため、ダイニングテーブルを置いても動線を確保しやすいのがメリット。また、広さに余裕があれば、デスクワーク用のスペースも確保できるでしょう。小さな子どもが遊ぶスペースや来客用のスペースを設けることも可能。ライフスタイルや同居人数の変化に合わせてレイアウトを変えやすいのが、1LDKの魅力と言えます。



 

都内1DKの家賃相場はどのくらい?

都内1DKの家賃相場はどのくらい?

都内で1DKを借りる場合に気になるのが、毎月の家賃です。同じ1DKを借りるにしても、エリアによって家賃は変わってきます。以下では、大都市圏の人気エリアにおける、1DKの家賃相場を見ていきましょう。

東京都

東京都の家賃相場は、ワンルーム・1K・1DKで5万円から13.9万円となっており、もっとも高いのが港区、最安は国立市でした。23区内の最安エリアは江戸川区で、6.4万円。葛飾区も相場は6万円台、次いで足立区や練馬区が7万円台となっています。1DKはワンルームや1Kよりもやや相場が高いので、「平均よりはやや金額が上がる」と考えておきましょう。

大阪府

大阪府のワンルーム・1K・1DKの家賃相場は3.3万円から6.5万円で、もっとも高かったのは大阪市福島区と中央区、茨木市でした。大阪市内に絞ると、4万円台の後半から6.5万円が主なレンジになります。大阪市内で家賃相場が最安だったのは旭区、大阪府全体で最も安いのは寝屋川市でした。

愛知県

愛知県のワンルーム・1K・1DKの家賃相場は、2.4万円から6.4万円。もっとも高かったのが、名古屋市の中心となる中区。一方で、もっとも安いのは知多郡美浜町となっています。なお、1LDK以上の物件でもっとも高いのは名古屋市中区で、名古屋市内に限定すると天白区が最安のエリアになっています。

北海道

北海道のワンルーム・1K・1DKの家賃相場は2.6万円から5.7万円となっており、苫小牧市がもっとも高く、江別市が最も安値になりました。札幌市内では、南区が最安で2.7万円。物件数が多い中央区が3.9万円でもっとも高い結果となっています。

福岡県

福岡県のワンルーム・1K・1DKの家賃相場は、2.8万円から5.7万円。高いのは福岡市中央区、安いのは東区となりました。中央区は福岡市の中心地として栄える場所で、いずれの間取りにおいても相場の上位を占めています。



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【タイプ別】暮らしやすい1DKの間取りとは?

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一人暮らしや二人暮らしの同棲カップルにおすすめの1DKにも、さまざまな間取りのバリエーションがあります。ここでは、それぞれの間取りの特徴やおすすめしたいケースについて詳しく解説します。

DK部分が広々としたタイプ

まずは、DKの面積が広く取られたタイプの部屋です。DK部分が広いと、食器棚や家電を置いたり、食材を収納したり、ダイニングテーブルを置いたりすることが可能になります。料理をしたり、DKの空間で食事をしたりしたい方におすすめ。料理にこだわる方は食材や調味料、家電なども増えるので、広々したDKが適しているでしょう。

一方で、料理をあまりしない場合は、DKがそれほど広くある必要はありません。その分、もうひとつの部屋が広々とした間取りになっているほうがよい場合もあるでしょう。ライフスタイルによって、「DK部分が何畳あるとよいか」というのもチェックしておきたいポイントです。

廊下でDKと脱衣所が仕切られたタイプ

1DKの間取りでは、居室とDKの間が廊下で仕切られているパターンもあります。各部屋が独立しているため、生活パターンが異なる者同士が一緒に住む場合もストレスが少なくて済むでしょう。同居している方のどちらかが「夜勤で遅くに出かける」というときや「帰宅が遅くなる」というときも、物音が響きにくいので安心です。1DKではDKの一部を居室のように使うこともできるので、さまざまな生活に対応しやすい間取りと言えるでしょう。

DKがダイニングとキッチン空間に分かれているタイプ

DKのなかに仕切りがあり、ダイニングとキッチンがそれぞれ分かれているタイプです。仕切りがあるため空間にメリハリができ、来訪があってもキッチンを見せないようにできます。ひとつの空間として使いたい場合は、仕切りを外せばOK。ダイニングを仕事スペースやくつろぐスペースとして活用し、もう一つの部屋を寝室にするといった活用方法もあるでしょう。

DKも居室もバルコニーに面しているタイプ

日当たりや風通しが悪いと湿気がこもり、壁などにカビが生えやすくなります。体調面への懸念や、掃除の手間が増えるといった心配も出てくるでしょう。しかし、部屋がすべてバルコニーに面していると、明るく開放的な空間で快適にすごせます。DKも居室もバルコニーに面している窓が多いタイプなら、日差しや風通しに困ることもないでしょう。

ただし、光の差し込み方によっては就寝中にまぶしさを感じることがあるかもしれません。「部屋をできるだけ暗くして寝たい」という場合は、遮光カーテンなどで調整してください。

1DKを広く見せるレイアウト術

1DKを広く見せるレイアウト術

家具の配置などによっては動線が乱れてしまい、使い勝手が悪くなったり、間仕切りによって圧迫感が出てしまったりするケースもあります。以下では、1DKの部屋を広く見せるレイアウトのコツについてご紹介します。

間仕切りをなくす

ダイニングとキッチンの間に間仕切りがあるタイプでは、間仕切りを使わないのも手です。一つの空間を広く取れば、開放的な印象をもたらすことができます。

空間に見合う大きさの家具を選ぶ

1DKの場合は、部屋を手狭に感じることもあるでしょう。部屋にダイニングテーブルなどを置きたいなら、家具のサイズに注意してください。「お店で一目ぼれしたテーブルを持ち帰ってみたら、サイズが大きすぎて入らなかった」というケースも少なくありません。大きめの家具は、空間のサイズを把握したうえで購入することが失敗を避けるポイントです。

収納アイテムを使って整理整頓する

1DKの部屋を広く見せるには、できるだけ床にものを置かないこと。床が見える面積が大きいほど、視覚的に部屋を広々と感じることができるからです。そのためには、空間の高さや隙間を活用した収納を意識しましょう。

もともと収納が多い部屋であればよいですが、1DKでは収納できる場所が少ないことも多いはず。そういったとき、たとえばダイニングとキッチンの間仕切りとしてスリムな収納棚を取り入れてみましょう。それにより、「間仕切りの役割を果たしつつ収納も増える」というダブルのメリットが生まれます。

配置は「窓側を空ける」が基本

玄関から入り、目に入るところにものがあると、それだけで部屋が狭く見えてしまいます。また、窓側にベッドやテレビ、ソファがあるなど、窓が家具・家電で遮られているのも狭く見える原因です。窓側にはできるだけ何も置かず、家具・家電を壁付けに配置することで窓が広く見えます。それによって、部屋全体を広く見せることができるでしょう。

観葉植物などをフォーカルポイントにする

フォーカルポイントとは、建築や園芸において「空間の中で目を引く場所」を指す言葉です。フェイクグリーンや観葉植物などをフォーカルポイントとして飾ることで視点が一ヶ所に集まり、空間にメリハリを与えることができます。

家具の高さで配置を調整する

タンスなどの背の高い家具は空間を狭める原因になります。どうしても背の高い家具を置きたい場合は、できるだけ入り口から遠くに置くようにしましょう。そうすることで視界に入りにくくなり、部屋を広く見せることができます。テレビ台やローテーブルなど、背の低い家具は中央や入り口近くに配置するとよいでしょう。

大きめのものを無地に、小物は柄物に

インテリアを変えるだけで、部屋の雰囲気は大きく変わります。カーペットやラグ、ソファカバーといった面積の大きいものを無地のデザインにし、飾りたい絵や置物などに柄やアクセントカラーが入ったものを使うと、部屋全体をすっきりした空間に見せることができます。

1DKはメリハリのある空間を意識しましょう

1DKはさまざまな生活に対応しやすい間取りですが、「DK」をどのように使うかが暮らしやすさを左右するポイントになるでしょう。ダイニングとキッチンを分けてもよし、デスクワークスペースを設けてもよし。アイデア次第で自由なレイアウトにできるのが魅力です。間仕切りや家具の配置を調整すれば、部屋を広く見せることも可能でしょう。一人暮らしや二人暮らしデビューで家探しをする際は、1DKをチェックしてみてはいかがでしょうか。



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