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手取り20万円で一人暮らしはできる?家賃の目安や理想的な生活費の内訳とは

更新日:2021.04.16

手取り20万円で一人暮らしはできる?家賃の目安や理想的な生活費の内訳とは

手取り20万円でも一人暮らしはできます。ただし目安となる家賃や理想的な生活費用の内訳を知っておかないと、一人暮らしを始めたあとに「きつい」と感じる原因に。この記事で毎月貯金ができるような生活費の内訳や家賃を安く抑えるポイントを学びましょう。

  • 手取り20万円の一人暮らしの家賃の目安は66,000円
  • 東京23区内でもエリアによって予算内で住める物件がある
  • 生活費は優先順位をつけて節約するのがコツ

もくじ

  1. 手取り20万円に見合う家賃とは?

    1. 手取り20万円に適切な家賃は約66,000円

  2. 【データで見る】一人暮らしの一般的な家賃

    1. 都内でも大きな差が出る家賃

  3. 一人暮らしでかかる毎月の生活費

    1. 一般的な一人暮らしの生活費の内訳をチェック

  4. 見直しで節約につながる通信費

  5. 一人暮らしの家賃を抑えるための部屋の探し方

    1. 都心から離れたエリアも見てみる

    2. 駅からの徒歩分数を広めにする

    3. 築年数が古い物件も検討する

    4. 収納スペースは自分で工夫

  6. 手取り20万円の一人暮らしは優先順位を決めるのが大切

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手取り20万円でも一人暮らしはできます。しかし手取り20万円でも満足度の高い生活を送るには、物件探しをはじめさまざまなポイントを押さえる必要があります。

この記事では手取り20万円で一人暮らしを始めたいと考えている方に向けて、適切な家賃の目安や家探しのポイント、理想的な生活費の内訳を紹介。各種生活費の節約方法もピックアップします。

手取り20万円でもうまくやりくりすれば、貯金をしつつ満足度の高い生活を送ることができるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

手取り20万円に見合う家賃とは?

手取り20万円に見合う家賃とは?

まずは手取り20万円に見合う家賃の目安について見ていきましょう。手取り20万円は、月収にすると24万円から25万円ほど。ここから以下のような金額が差し引かれています。

給料支給額から差し引かれるもの
厚生年金保険料
健康保険料
雇用保険料
所得税(源泉徴収税額)
住民税

また奨学金や車のローンなどの返済がある場合は、その金額も月々から差し引かれることを考えなくてはなりません。

手取り20万円に適切な家賃は約66,000円

一般的に、家賃にあてるのは手取りの3分の1程度が適切と言われています。つまり手取り20万円の場合、理想的な家賃の目安は以下のように算出できます。

手取り20万円の理想的な家賃の計算式
「20万円÷3=約66,000円」

共益費や管理費にも要注意

紹介した計算式で算出された家賃の目安には、毎月の支払いすべてが含まれることを忘れないでください。つまり物件探しをする際は、毎月の家賃の支払いのみではなく、そこにプラスされる共益費・管理費にも注目しましょう。

たとえば家賃は65,000円で、そこに共益費や管理費が毎月6,500円かかるとなると、毎月の支払い合計は71,500円となり、予算オーバーしてしまいます。生活が苦しくなることも考えられるため、物件探しの際は毎月の支払い合計額をしっかり確認しましょう。



 

【データで見る】一人暮らしの一般的な家賃

そもそも一人暮らしをする人が支払っている家賃はどのくらいなのでしょうか。ここで「全国賃貸管理ビジネス協会」の全国家賃動向調査のデータをご紹介します。

2021年1月に行われた調査によると、東京・神奈川・千葉・埼玉の1部屋の家賃は以下のようになっています。

2021年1月の東京・神奈川・千葉・埼玉の1部屋の家賃平均
東京:68,404円
神奈川:58,172円
千葉:53,334円
埼玉:52,949円


出典:全国賃貸管理ビジネス協会「全国家賃動向調査 2021年1月」

このように東京都の家賃はもっとも高く、手取り20万円の家賃の目安とされる66,000円を超えています。一方、神奈川・千葉・埼玉の1部屋の家賃平均はいずれも6万円未満。住むエリアによっては手取り20万円でも快適に住める物件を見つけられる可能性があることがわかります。

都内でも大きな差が出る家賃

さらに家賃は都内でも大きな差があります。まずは23区内と23区外それぞれの、一人暮らしで一般的に選ばれることが多いワンルーム(1R)・1K・1DKの家賃相場を見てみましょう。

ワンルーム(1R)・1K・1DKの家賃相場
東京23区:6万円から13万円前後
東京23区外:4万円から8万円前後

このように23区内と23区外でも、家賃相場に大きな差があることがわかります。

23区内でも予算におさまる物件がある

23区内の家賃相場は23区外よりも高めですが、手取り20万円の方が絶対に住めないわけではありません。

ピタットハウスの賃貸物件検索で東京23区内のワンルーム(1R)・1K・1DKかつ賃料7万円以内の賃貸物件を検索してみると、2,512件がヒットします。主な区別で検索してみた結果をご覧ください。※2021年3月時点

ワンルーム(1R)・1K・1DK・賃料7万円以内で検索した結果
千代田区:1件
港区:5件
中央区:3件
渋谷区:33件
新宿区:24件
品川区:84件
中野区:93件
足立区:137件
練馬区:171件
葛飾区:116件
江戸川区:139件

このように、千代田区・港区・中央区など都心エリアは7万円以内の物件は非常に少ないことがわかります。一方で足立区・葛飾区・練馬区・江戸川区などのエリアでは100件以上がヒット。比較的安い家賃の物件に出会える可能性が高いことがわかります。

「手取り20万円では、23区内に住めるところはない」と最初からあきらめず、エリアを変えながら物件探しをしてみましょう。手取り20万円で住みやすい物件を探すポイントについては後半でもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

一人暮らしでかかる毎月の生活費

冒頭で「手取り20万円の人が快適に生活するための家賃の目安は、手取りの3分の1程度」とお伝えしました。これは一人暮らしで一般的にかかる生活費に基づいています。では1ヶ月の生活費にはどのようなものが含まれるのでしょうか。

一般的な一人暮らしの生活費の内訳をチェック

総務省統計局では毎年、全国の家計調査を実施しています。2020年の「家計調査報告」によると、単身世帯(勤労・一人暮らし世帯)の消費支出の平均は168,965円でした。

この消費支出の平均金額に家賃の目安である66,000円をプラスすると234,965円。毎月の予算をオーバーしてしまいます。毎月の支出を予算内に収めるためには、以下のような支出内訳を目指すのが理想的です。

手取り20万円の一人暮らしで目安にしたい生活費内訳

家賃 66,000円
食費 42,000円
水道・光熱費 12,000円から15,000円
通信費 5,000円から10,000円
交際・教養・娯楽費 12,000円から20,000円
日用品・雑費・理美容費 15,000円から20,000円
貯金・予備費 27,000円
合計 179,000円から200,000円

以上の項目のなかで金額に幅を持たせている項目は、やりくり次第で節約が見込める項目です。ここからそれぞれの項目についての詳細と、節約ポイントをご紹介します。

出典:総務省統計局「家計調査 2020年」

男女間で差がある食費

2020年の「家計調査報告」によると、単身世帯の食費の平均は40,235円。一方、男女それぞれの平均を見てみると以下のような結果になっています。

単身男性と女性の食費平均
・単身男性:44,720円
・単身女性:34,127円


出典:総務省統計局「家計調査 2020年」

食費は男女間で1万円以上の差があり、これは外食や自炊の頻度が関係していると考えられます。ただし「自炊=食費を抑えられる」とは限りません。自炊も凝りすぎると、食材費やガス代などの負担が大きくなる原因にもなるためです。

また一人暮らしで仕事が忙しいと、なかなか自炊する時間がないこともあるでしょう。そのような場合は外食よりも中食で支出を抑えたり、冷凍食品をうまく活用したりする方法もあります。自身で継続しやすい節約方法を見つけることが大切です。

生活スタイル・季節などによって差が出る水道・光熱費

2020年の「家計調査報告」によると、単身世帯の水道光熱費の平均は「10,405円」。電気代「5,055円」、ガス代「2,914円」、上下水道代「2,016円」となっています。

水道光熱費は、生活スタイル・季節によって差が出やすいですが、「家は寝に帰るだけ」といった生活スタイルの場合、光熱費はそこまで高くならないでしょう。

【電気代の節約方法】
暑い夏や寒い冬はエアコンを使う機会が増え、どうしても電気代がかさみがちです。とはいえ節約のためにエアコンをまったく使用しないと体調不良の原因に。エアコンの設定温度は冬場20度・夏場28度を目安にし、以下のようなものをあわせて使用して快適に過ごせる工夫をしましょう。

電気代節約に役立つアイテム
・厚手のカーテン
・隙間テープ
・サーキュレーター

厚手のカーテンは、冬場は窓からの冷気を抑え、夏場は強い日差しをカットしてくれます。隙間テープでサッシの隙間を埋めれば、暖房・冷房効率アップに。サーキュレーターを併用すればエアコンの循環に一役買います。

また初期投資はかかる可能性がありますが、省エネ家電を購入したほうがランニングコストを抑えられ節約につながることもあります。

【水道代の節約方法】
水道代の節約方法として真っ先に思い浮かぶのは、「風呂」ではないでしょうか。湯船に浸からずシャワーで済ますと、時短や節水効果につながることも。一方、湯船に浸かったほうが質のよい睡眠につながりやすいため、体調と相談することが大切です。

「湯船には浸かりたいけれど節水もしたい」という方におすすめしたいのが、節水用シャワーヘッド。シャワーヘッドに水を止めるボタンがあり、蛇口をひねる手間がなくなるほか、少ない水量で十分な水圧を感じられるため、節水効果が期待できます。

また、食器洗いの際の節水テクニックは、キッチンスクレーパーで汚れを一旦落とす方法があります。とくに鍋にこびり付いた汚れを落とす際、はじめから水を流しながら洗うと水のムダ使いに。キッチンスクレーパーで汚れをこそげ落としてから洗うと、節水効果が期待できます。

さらに近年では、スプレーすると汚れが落ちやすくなる洗剤も販売されているため、うまく活用するのも手です。

【ガス代の節約方法】
ガス代の節約方法としておすすめなのが、都市ガスの物件を選ぶ方法です。プロパン(LP)ガスは都市ガスよりも料金が2倍程度高くなることもあり、長い目でみると大きな差が発生します。

またガス会社が提供する電気代とガス代のセットプランで支払いがお得になることも。各社の料金プランを確認するとよいでしょう。ガスの種類や契約の見直しとあわせて行いたいガス代節約方法を、以下にまとめました。

あわせて行いたいガス代の節約方法
・風呂のフタや保温シートを使用
・野菜の下茹でなどは電子レンジを使用
・圧力鍋や保温鍋を活用
・炊飯器でご飯と一緒にほかの食材を調理

見直しで節約につながる通信費

見直しで節約につながる通信費

2020年の「家計調査報告」によると、単身世帯の通信費の平均は「8,673円」。しかし「ケータイの料金プランは学生時代からそのまま」という方も多いのでは?

近年は格安SIMや各社新料金プランなどの登場により、契約内容見直しで大幅な削減が見込めることも。また物件探しの際、無料Wi-Fi付きの物件を条件にする方法もあります。

やりくりしがいのある交際費・娯楽費

2020年の「家計調査報告」によると、単身世帯の教養娯楽費の平均額は「17,921円」。交際費の平均額は「11,564円」となっています。この項目はもっともやりくりが工夫できる部分でしょう。

たとえば、飲み会の頻度を少なくするだけで節約が見込めるほか、近年普及したオンライン飲み会で出費を抑える方法もあります。また習い事もスクールに通学するよりもオンラインの習い事に切り替えると月謝を安く抑えられます。

無料で学習できるWebサービスを展開しているケースもあるため、この機会にオンラインの習い事を検討してみるのもよいでしょう。

優先順位を確認したい日用品や雑費

日用品や雑費などには、生活に必要な消耗品購入費に加え、衣類購入費や理美容費なども含まれます。2020年の「家計調査報告」によると、単身世帯の家事・家具用品費の平均は「5,377円」。理美容サービスおよび理美容用品は合計「5,495円」、被服および履き物「6,374円」、諸雑費「14,170円」となっています。

衣類や理美容にかかる費用は、美容やファッションにこだわりのある方は高くなりやすい項目。節約すると全体の支出を抑えられるかもしれませんが、節約しすぎると生活の満足度が低くなる原因に。生活のなかで何を重視したいのか、自分なりの軸を持つとよいでしょう。

たとえば衣類一つとっても、長く大切に着用するものにはある程度投資し、流行のものはファストファッションで安く済ませる方法もあります。日用品も消耗が激しそうなものはしっかりしたつくりのものを選択。細かな収納用品などは、まとめて100円均一ショップなどで購入するのも手です。

出典:総務省統計局「家計調査 2020年」

一人暮らしの家賃を抑えるための部屋の探し方

ここまで一人暮らしの生活費について見てきましたが、やはり生活費のなかでもっとも大きな割合を占めるのは家賃です。月々の家賃はできる限り安く抑えたいものですよね。ここからは、できる限り家賃を抑えたいという方に向けて、物件探しの際に押さえるべきポイントをご紹介します。

都心から離れたエリアも見てみる

都心に近いエリアはどうしても家賃が高めです。都内であれば千代田区・港区・中央区の平均家賃は高いと覚えておきましょう。物件の家賃は一般的に、中心部から離れるほど、また西に行くほど安くなる傾向があります。

ただし安さだけを求めると通勤時間が長くなってしまい、休日外出のための電車代もかさむ原因に。無理なく生活できる範囲で、都心から離れたエリアの物件を探してみましょう。

駅からの徒歩分数を広めにする

駅から近い物件は人気があり、家賃も高い傾向があります。そのため、家賃をできる限り抑えたい場合は、最寄り駅からの徒歩分数の範囲を少し広めにしてみましょう。具体的には、最寄り駅から徒歩15分程度まで範囲を広げると、予算内の物件がヒットする可能性があります。

築年数が古い物件も検討する

築浅物件は人気が高く、すぐに借り手が見つかります。一方、築年数の古い物件は比較的探しやすく家賃も低め。リノベーションによって住みやすくなっている場合もあるため、築年数のみで判断せず、実際に見てみることをおすすめします。

収納スペースは自分で工夫

収納スペースが豊富な物件は人気のため、家賃も高めに設定されていることが多い傾向に。工夫次第で収納スペースは自分で賄うこともできるため、こだわりすぎずに選んでみるのも手です。

たとえば、最近はDIYブームにより一人暮らしの収納家具を自分でつくる方も増えています。ホームセンターなどにDIYコーナーが常設されているところも多く、収納ボックスであれば100円均一ショップでもそろえられます。家賃の安さを優先させるために、収納スペースについて見直してみるのも一つの手でしょう。

手取り20万円の一人暮らしは優先順位を決めるのが大切

手取り20万円でも、物件の選び方や生活費のやりくりを工夫すれば、十分一人暮らしは可能です。しかしそのなかでも満足度の高い生活をするには、自身が生活するうえで何を大切にしたいのかを決めることが大切です。

生活費を抑えるために節約に走ってしまうと、自分が重視したい部分がないがしろになり、精神的にきついと感じる原因になるかもしれません。この機会に多少お金がかかっても大切にしたい部分や、節約によって優先的に圧縮したい部分などを見極めてみましょう。

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