- 大型犬を飼育できない賃貸物件は多く、物件を探すときにはコツが必要になる
- 一緒に暮らしたいならペット可能物件だけでなく、ペット共生物件も視野に入れる
- ペットを飼育する場合、運動できる環境や健康状態の管理は飼い主の責任
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「大型犬を飼いたい」「すでに飼っている」という場合、物件を探すときに着目するのは「ペット可能な物件かどうか」ではないでしょうか。しかし、大型犬は飼育禁止としている物件も少なくありません。
今回は、大型犬を飼育しづらい理由から大型犬と暮らしやすい物件を探すコツまで解説していきます。また、ペット共生物件についてもご紹介するので、広い視野を持って大型犬と暮らせる物件を探していきましょう。
大型犬の飼育が難しいとされる理由
ペットOKの住宅が見つかっても、飼えるペットが指定されていたり、大型犬を飼育することが禁止されていたりする物件があります。なぜ大型犬をマンションで飼育するのは難しいのでしょうか。まずはその理由について見ていきましょう。
そもそも大型犬ってどこからどこまで?
そもそも大型犬に該当する犬はどのくらいの大きさを指しているのでしょうか。一般的には大人になったときの体重が20㎏を超える犬種を大型犬と呼びますが、明確な定義があるわけではありません。また、40㎏以上になる犬種のことは、超大型犬と呼びます。
大型犬の犬種を具体的に挙げるのであれば、ゴールデンレトリバーやダルメシアン、ドーベルマン、秋田犬などです。
しつけが難しいから
スイスやドイツでは犬を飼うために免許を取得したり、講習を受けたりする必要があるなど、しつけができる人しか犬を飼えないようになっています。一方、日本ではしつけに関するルールが明確に決まっておらず、大型犬の飼育を禁止にしているオーナーが多いです。小型犬であれば何か起こっても被害が大きくなることは少ないですが、大型犬となると住民に危害や恐怖心を与えることがあります。
ニオイがきついから
ペットを飼っていない住民からすると、ペットの独特なニオイを不快に感じることがあります。欧米ではペットのトイレは外で行うことが一般的ですが、日本では室内でもペットのトイレを設置しています。それにより換気中にニオイが入ってくるなど、他の住民に迷惑をかける可能性があります。しかし外でしかトイレを許可しないとなると、膀胱炎の原因になるだけでなく、天気が悪い日でも外に連れ出さなくてはなりません。
鳴き声が騒音被害につながるから
ペットによる音に対して苦情が入ることも、大型犬を飼いづらい理由の一つです。環境省がデータ化した犬の鳴き声の大きさを見ると、通常のマンションの性能では防音しきれない大きさとなっています。騒音トラブルに発展してしまうと、その後入居者の確保が難しくなるケースもあり、事前にトラブルを防ぐための対策を講じているオーナーも多いのです。
その他の理由
それ以外にも、「ペットが苦手な住民が怖がる」「共用部において他の住民に迷惑をかける可能性がある」などが理由に挙げられます。また、過去に作った規約を変更できないという理由もあるようです。
大型犬OK物件の探し方
それでも大型犬と暮らしたい場合に、物件をどのように探したらいいのか悩んでしまうことでしょう。ここからは、大型犬OKの物件を探す方法について解説していきます。実際に物件を探すときには参考にしてみてください。
サイトで「ペット可能」の条件を指定して探す
物件を探すときに、物件検索サイトを利用する方は多いのではないでしょうか。検索条件に「ペット可能」という条件を付けて検索すれば、簡単にペットが飼える住宅を探すことができます。ただ、ペット飼育OKの物件であっても、大型犬が飼える物件であるかまでは不明なため、不動産会社や大家さんに確認する必要があります。
不動産会社や大家さんに相談する
ペット可能な物件は物件数が多くないので、早めに押さえないとすぐに埋まってしまう可能性が高いです。そのため、気になる物件を見つけたら早めに連絡を取ってみましょう。
また、ペット可能な物件では不動産会社や大家さんとの交渉次第では、大型犬を受け入れてくれる場合もあるので、1度相談してみるのもよいでしょう。
一戸建て(一軒家)も視野に入れてみる
大型犬を賃貸の部屋で飼いたい場合には、一戸建ての物件も視野に入れて探してみましょう。周りの住民への迷惑をかけにくく、広いスペースが確保できるので犬自体にもストレスがかかりにくくなります。
駅から離れた物件を探すなど条件を緩和してみる
自分の生活に必要な条件を指定し、さらに「ペット可能」という条件で検索すると、かなり物件数がしぼられてしまいます。ペットと暮らすことが譲れないのであれば、それ以外の条件を緩和してみましょう。たとえば駅から遠い物件も視野に入れてみたり、駅を変えてみたり、などです。自分にとって緩和できる条件を検討してみましょう。
通常の賃貸物件よりも費用がかかることは覚悟しておこう
ペット可能な物件で、そのなかでも大型犬を飼育できるような物件は非常に少ない傾向にあります。そのため、家賃相場が下がりにくく一般的な賃貸物件の初期費用と比較すると高額な費用が必要になることは覚悟しておきましょう。また、壁や床が傷んでしまうことも考えられるので、敷金礼金や退去費用が高くなることもあります。入居時から退去時まで、通常の賃貸物件と比べて費用がかさむ可能性があることを把握しておきましょう。
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ペット共生物件とは
ペット可能物件を探すほかに、「ペット共生物件」で暮らすという選択肢もあります。ペット共生物件とは、ペットと暮らすために配慮された物件で、オーナーや管理会社がペットのためにサービスを提供することもあります。このタイプの物件であれば、ペットと暮らすことが前提となっているため、安心して入居することができるでしょう。
玄関や共用部にペットをつないでおけるようなフックがあったり、傷のつきにくいフローリングの素材になっていたりします。ドッグランやトリミングルームのある物件もあり、ペットにやさしい設備が設けられているのが特徴です。
ペット可能物件との違い
ペット可能物件は、ペットが飼える物件であり、飼わない方も多く暮らしています。そのため住民とのトラブルが起きる可能性が高く、肩身の狭い暮らしをすることになるかもしれません。ただ物件数は比較的多く、入居しやすいというメリットを持っています。
一方、ペット共生物件であれば、ペットと暮らす人が多く入居するので、トラブルに発展することも少ないでしょう。ペットのための設備も充実しているので、ストレスのたまらない暮らしを実現できます。大型犬を飼えるだけでなく複数飼いも可能とする物件が多く、ペット好きにはたまらない環境となっています。物件数が少なめでペットの審査もあるので、希望の物件に入居できないかもしれない点には注意しましょう。
ペット共生物件のメリット
入居者がペットと暮らすことを前提として暮らしていることと、ペットのための設備が整っているのことが最大のメリットと言えるでしょう。一般的な物件ではペットが苦手な住民も暮らしていますが、ペット共生物件であればほとんどの人がペットと暮らしています。そのため、ペット関連のことには寛容で、住民同士の付き合いもうまくいきやすいです。
ペットが歩きやすく傷がつきにくい床材を使っていたり、リードフックが玄関に取り付けられていたりなど、設備の充実度もうれしいポイントです。広さもある程度確保されているため、ペットのストレスを軽減する効果も期待できます。このようにペットと共生できる環境が整っているため、快適な暮らしを実現できるでしょう。
ペット共生物件で暮らす注意点
ペット共生物件だからといって、ペットに関するルールがまったくないわけではありません。たとえば飼育できる頭数が決まっていたり、大型犬を飼育できるのは1階と決まっていたりする場合があります。物件によって異なるので、あらかじめ確認してから入居するようにしましょう。
また、都心の物件は少ない傾向にあります。都内でペット共生物件を探すのに時間がかかることもあるので、早めに探しておくと安心でしょう。
ペットとの暮らしを始めるなら、周辺環境もチェック
ペットと暮らしていくのであれば、物件自体だけでなく周辺環境にも目を向けてみましょう。大型犬を飼うのであれば、散歩と体調管理は欠かせません。周辺には大きな公園があるかどうか、体調を崩したときにすぐに連れていける動物病院があるかどうかを確認してみてください。
犬の体調管理は飼い主の責任
ペットの健康管理は飼い主の責任であり、病気にかかったときの世話だけでなく、ワクチンを接種させることも必須です。狂犬病防止法により年に1回の接種が義務付けられています。ワクチンを接種させることで、病原体の感染予防になりますが、効果は免疫能力や時期、頻度によって左右されるので、獣医師と相談して適切な時期に接種するようにしましょう。
大型犬と暮らすためには物件探しを工夫しよう
大型犬と暮らせる物件は限られており、ペット可能な物件でも大型犬は禁止されている場合も少なくありません。集合住宅で暮らす場合には、他の住民に対しての配慮が必要になるだけでなく、原状回復費用が高くつく場合もあります。
大型犬と快適な生活を送るには、都心から離れた場所での検討もおすすめです。あらかじめペットと暮らすことが想定されており、ペットのための設備も充実しているため、快適な暮らしを実現することができます。
ペットと暮らすということはペットに対して責任をもって生活することです。しつけだけでなく、健康状態を良好に保つための対策をとる必要があることは、忘れないようにしましょう。
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