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床暖房を導入するにはどんな点に注意すべき?メリット・デメリットも紹介

更新日:2021.07.08

床暖房を導入するにはどんな点に注意すべき?メリット・デメリットも紹介

乾燥を防ぎながら部屋を暖められる床暖房ですが、導入には費用と時間がかかります。後悔なく床暖房を導入するために、床暖房の種類と特徴、導入時の注意点について解説していきます。快適な暮らしのために住宅や生活に合った床暖房を導入してみてください。

  • 床暖房は肌や空気を乾燥させずに部屋全体を均一に暖めることができる
  • ヒーターを使うタイプと温水パイプを使うタイプの2種類に分かれている
  • 設置方法や住宅の断熱性の高さに合わせて導入する方法を検討しよう

もくじ

  1. 床暖房の効果

    1. 室内が均一に暖まる

    2. 心地よい暖かさを感じられる

    3. 空気をきれいな状態に保つ

    4. 乾燥が気になる方にもおすすめ

    5. 収納に困らない

    6. 床暖房を使う際の注意点

  2. 電気式床暖房とは

    1. 電気式床暖房のメリット:温度調整がしやすい

    2. 電気式床暖房のメリット:導入しやすい

    3. 電気式床暖房のデメリット:立ち上がりまでに時間がかかる

    4. 電気式床暖房のデメリット:ランニングコストがかさむ

  3. 温水式床暖房とは

    1. 温水式床暖房のメリット:スピーディーに部屋を暖めてくれる

    2. 温水式床暖房のメリット:低温火傷が起こりにくい

    3. 温水式床暖房のデメリット:定期的なメンテナンスが必要になる

    4. 温水式床暖房のデメリット:初期費用が高い

  4. 床暖房を導入する際のポイント

    1. 設置方法

    2. 建物自体の断熱性

    3. 床暖房に対応したフローリングを選択する

  5. プラスαで豊かな生活を手に入れよう



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足元を暖めるだけでなく、部屋全体を快適な温度に保ってくれる床暖房。しかし、設置するのにコストと時間がかかるため、踏みとどまっている方もいるでしょう。今回は、床暖房の基本的な知識をはじめ、床暖房の種類や特徴、導入する際の注意点について解説していきます。床暖房を検討している方は、ライフスタイルに合わせた導入を検討してみてください。

床暖房の効果

部屋を暖める手段として、ヒーターやエアコンのほかに床暖房があります。床暖房は、熱を発しているのは床のみですが、時間の経過とともに部屋全体を暖めてくれます。ここでは、床暖房の効果や、使用する際の注意点について解説します。効果を把握して、適切に床暖房を使用できるようにしましょう。

室内が均一に暖まる

床暖房が熱を発しているのは床だけですが、足元だけでなく部屋全体が暖まります。床から発した熱が壁や天井などで反射し、部屋全体を均一に暖めてくれるという仕組みです。サウナと同じ原理を利用していると考えれば、わかりやすいでしょう。部屋全体が暖まるまでには時間がかかりますが、暖かさが部屋全体に広がるのはメリットです。

一方、エアコンの暖房やヒーターは空気を暖めるので、暖まった空気が天井付近にたまってしまいます。均一に部屋を暖めるのは難しく、「部屋は暖かく足元が寒い」といった現象が起こりがちです。

心地よい暖かさを感じられる

晴れた日に心地いい暖かさを感じられるのは、太陽から発せられる熱が地面を反射するからです。それと同じ原理で部屋を暖める床暖房は、ヒーターや暖房にない心地よさを感じることができます。足元が暖められることで、リラックス効果が高まったり、冷え性が改善されたりといった効果も期待できます。

空気をきれいな状態に保つ

石油ストーブやヒーターを使うと、結露が起こりやすくカビやダニなどの繁殖を促進します。また、エアコンの暖房のように空気の循環を促すものだと、ホコリや汚れが充満してしまい、アレルギー反応を引き起こす可能性もあります。

一方、床暖房はきれいな空気の状態のまま部屋を暖めてくれます。空気を循環させることもないので、アレルギーが心配な方や子どもがいる家庭でも使いやすいでしょう。

乾燥が気になる方にもおすすめ

空気は暖まると湿度が低くなる性質を持っているので、エアコンの暖房機能を使うと部屋全体が乾燥してしまいます。エアコンの使用により喉を痛めたり肌の乾燥を感じたりしたことのある方は多いのではないでしょうか。

床暖房は空気そのものを暖めるわけではないので、湿度が下がりにくく部屋を乾燥させにくいという特徴があります。「部屋は暖かく空気や肌は乾燥しにくい」という環境が保てるので、体調不良を引き起こす可能性も軽減できます。加湿器を用意しなくてもいいため、手間やコストの負担も減らせるでしょう。

収納に困らない

ヒーターやストーブを使わない時期は収納場所の確保が必要になります。しかし、床暖房であれば床に埋め込まれているため、スペースに余裕がなくても設置可能なのです。コードやコンセントなどの危険要素もないことから、ペットや子ども、高齢者のいる家庭でも利用しやすいのがポイントです。

床暖房を使う際の注意点

ここからは床暖房を使ううえでの注意点について解説していきます。メリットの多い床暖房ですが、使う人によってはマイナスに感じることもあるかもしれません。設置する前に確認して、快適に床暖房を活用できるようにしましょう。

設置するのに費用がかかる

床暖房を設置するには、床材を変える必要があります。新築住宅であっても60~80万程度かかると言われており、リフォームなどで後付けする場合は、100万円を超えることもあります。

また、設置費用だけでなくランニングコストがかかるのも現状です。床暖房の立ち上げや暖かさを維持するのに時間がかかるので、寒さの厳しい日はとくに光熱費がかさんでしまうことも。床暖房とヒーターや暖房を併用した場合には、二重で費用がかかることも把握しておきましょう。

部屋が暖まるまで時間がかかる

床暖房は空気を暖めるのではなく、反射による熱で部屋を暖めるので、温度上昇に時間がかかります。立ち上げてから暖かさを感じるまでは、約1~2時間程度かかると考えておいていいでしょう。部屋が完全に暖まるまでは、快適な室温で過ごすことは難しいかもしれません。ただ、商品によってはタイマー設定できるものもあり、暖めておきたい時間に合わせて設定することもできます。

故障した時は手間と時間がかかる

床暖房が故障した場合、床材を剥がさなくてはなりません。修理できそうにない場合には、床暖房を取り換えなくてはならず、導入部分を総入れ替えするケースもあります。故障時には費用や時間がかかることは念頭に置いておきましょう。

電気式床暖房とは

電気式床暖房とは

一口に床暖房といっても種類があり、「電気式床暖房」と「温水式床暖房」に分かれます。ここからは、それぞれの種類に分けて特徴やメリット・デメリットについて解説していきます。ライフスタイルや住宅の形態に合わせて、快適に過ごせるものを選んでみてください。

「電気式床暖房」とは、床下に電熱線のヒーターを張り巡らせることで部屋を暖めるタイプの床暖房です。断熱材や下地、ヒーターを入れてフローリングでコーティングして床暖房を作ります。なかには蓄熱式のタイプもあり、深夜電力を使って光熱費の節約につなげることも可能です。

電気式床暖房のメリット:温度調整がしやすい

ヒーターを床のなかに設置するタイプで、温度調整の機能が搭載されています。そのため、温度調整をしやすく自宅や地域に合わせて快適な温度で使用できるのです。なかには部分的に温度調整ができるものもあり、日当たりのいい部分は低めの温度、冷えやすい部屋は高めの温度に調整することも可能です。住宅の特徴に合わせてカスタマイズできるので、無駄なく床暖房を活用できるでしょう。

電気式床暖房のメリット:導入しやすい

電気式床暖房なら、ヒーターを床下に敷くだけなので比較的導入しやすいと言えるでしょう。工事も短時間で終了するため、時間の確保が難しい方にもおすすめです。また、古くから取り入れられている方法なので、信頼度が高いのも特徴です。ヒーターの大きさを柔軟に変えることができ、部分的な導入も可能です。トイレや日当たりの悪い省スペースにだけ導入すれば、効率的に部屋を暖めることができます。

電気式床暖房のデメリット:立ち上がりまでに時間がかかる

電気式床暖房はヒーターを使った床暖房なので、立ち上がりや暖まるまでに時間がかかります。床暖房の特性上、部屋を素早く暖めるのが難しいですが、電気式になると2~3時間ほどかかるのが懸念点でしょう。

電気式床暖房のデメリット:ランニングコストがかさむ

工事も短時間で終わるので、導入しやすく初期費用が安い傾向にありますが、ランニングコストがかさんでしまうこともあります。ヒーターを立ち上げるのに時間とパワーが必要になるので、光熱費の面で心配が残ります。初期費用が安くても、のちのち経済的な負担が大きくなるケースがあるのです。

温水式床暖房とは

一方、「温水式床暖房」は温水を利用した床暖房で、床下に敷いたパイプに温水が通ることで床を暖めます。「温水式電気床暖房」は、電気を使って温水を作り、「温水式ガス床暖房」はガス給湯器を使って温水を作ります。

温水式床暖房のメリット:スピーディーに部屋を暖めてくれる

ヒーターを使うとヒーター自体が暖まるまでに時間がかかりますが、温水式床暖房であればすでに温まったお湯が巡るので部屋が暖まるのが比較的早い傾向にあります。また、電源をオフにした後でも、お湯が冷めるまでは部屋を暖めてくれるので、予熱が残りやすいのもメリットでしょう。

温水式床暖房のメリット:低温火傷が起こりにくい

温水式床暖房の床の温度は高くても40度で、電気式床暖房は45度くらいまで上がることもあります。そのため、電気式に比べて低温火傷のリスクが低くなります。ただ、温水式であれば低温火傷が起きないわけではないので、長時間の接触を避けたり温度調整をしたりする対策は講じなくてはなりません。

温水式床暖房のデメリット:定期的なメンテナンスが必要になる

給湯器や不凍液は定期的なメンテナンスが必要で、約10年で交換時期が来るのが一般的です。お湯を温める熱源が故障した場合には、すべて新しいものに取り換えなくてはならないケースもあり、メンテナンスを怠ると費用がかさんでしまいます。

温水式床暖房のデメリット:初期費用が高い

温水式床暖房を導入するには、パイプや熱源、給湯器などの部品が必要になり、設置時の初期費用がかさんでしまいます。導入時に経済的な負担が大きくなるのがデメリットでしょう。

ただ、お湯が温まればそこまでパワーを使わないので、ランニングコストは低い傾向にあります。電源を切った後でもしばらくは暖房効果を感じることができるので、コスト削減もできるでしょう。

床暖房を導入する際のポイント

部屋全体を均一に暖め、乾燥しにくい床暖房を設置する際に、チェックしておきたいポイントについて解説します。ライフスタイルや住宅様式に合った床暖房を導入しないと、せっかく費用をかけても満足度が低いということもあるかもしれません。下記のポイントを押さえて、自宅にぴったりの床暖房を導入しましょう。

設置方法

既存のフローリングに床暖房を導入する方法として、「床の上に直接張る」「床を剥がして設置する」の2択があります。直接張る方法は、既存の床の上にヒーターやポンプなどを設置して、新たにフローリングを重ねます。そのため、床が少し高くなることが考えられます。ただ、床材を剥がして設置するよりも手間や費用がかからないので、導入しやすい方法と言えます。

建物自体の断熱性

床暖房は、壁や天井への熱の反射によって部屋をじっくり暖めるものなので、建物自体の断熱性が低いと反射による熱が冷えてしまいます。窓やドアの断熱性を高めることで効果を感じやすくなるので、断熱ガラスの導入もおすすめです。

床暖房に対応したフローリングを選択する

暖房器具を床下に設置するので、フローリングは熱に強いものを選ぶようにしましょう。一般的な住宅で使われているようなタイプでは、熱によって反り返ったりひび割れを起こしたりしてしまう可能性も。床暖房専用のフローリング材を導入して、しっかりと保護するようにしましょう。

床暖房は分譲マンションに多い傾向

便利である反面、導入するのにコストや手間がかかる床暖房は、一般的な賃貸物件には導入されていないことがほとんどです。床暖房が導入されているのは分譲物件が多いので、物件の購入を検討してみるのもいいでしょう。

プラスαで豊かな生活を手に入れよう

部屋全体を均一に暖めてくれる床暖房。ランニングコストがかかるものの、導入すれば乾燥対策にもなり快適な暮らしを実現できるでしょう。床暖房には種類があり、それぞれ特徴が異なるので、ライフスタイルや経済事情に合わせて検討することをおすすめします。

ご希望の物件を探している方は、下記よりお問い合わせください。床暖房導入の物件をはじめ、魅力的な物件を多数ご用意しております。



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