- 自炊が続かない理由に「食材を余らせる」「忙しい」「キッチンが狭い」などが挙げられる
- 一人暮らしの自炊を続けるためには、「簡単」、「時短」、「まとめ買い」がポイント
- 物件選びでは「スーパーが近い」、「キッチンが広い」などに注目してみよう
一人暮らしで自炊が続かないと悩む人は少なくありません。栄養面や経済的なことを考えると自炊がよいことはわかってはいるものの、「時間がない」などの理由から途中で挫折してしまうケースもあります。またキッチンが狭いことも自炊のやる気を下げる要因となり得るでしょう。今回は一人暮らしの自炊が続かない理由や自炊を続けるためのポイント、おすすめのキッチンについてもご紹介します。
一人暮らしの自炊が続かない理由
一人暮らしを始めたころは「自炊をがんばろう!」と意気込んでいても、さまざまな理由から続かずに挫折してしまった人もいるでしょう。一人暮らしでなかなか自炊が続かないのにはいくつか理由があります。ここでは一人暮らしではなぜ自炊が続かないのか、その理由に迫ります。
忙しくて自炊する時間がない
大学生の場合は授業やサークル活動などで私生活が多忙なため、自炊に割く時間がないという人もいるでしょう。社会人では残業で帰宅が遅くなり、自炊をする気力がわかないということもあります。多忙な生活では惣菜を買う、外食に頼ることも多くなってしまいがちです。
買い物、調理、片付けが面倒に感じる
自炊をする場合は、「食材を買う」「調理」「後片付け」、という一連の流れをこなさなければなりません。自炊が好きな人は気にならないかもしれませんが、慣れていない人は作業を面倒に感じてしまい、自炊が続かない場合もあるでしょう。
献立を考えるのが難しい
一人暮らしでいざ自炊をしようと思っても、同じような献立が続いてしまう場合や、新しい献立が思い浮かばない場合などもあるでしょう。どんな料理をつくったらよいか考えるのも段々と面倒になり、結局続かなくなってしまうのもありがちなケースです。
狭いキッチンで作業しづらい
キッチンが狭いと、食材をカットするのに十分なスペースがなかったり、調味料が狭いスペースに散乱してしまったりしがちです。狭さによって快適に調理できないことがストレスになり、キッチンに立つのが億劫になってしまうこともあるでしょう。
食材が余ってしまい、ムダが生じる
一人暮らしの自炊でよくあるのが、食材を余らせてしまうことです。安さを理由に多めに購入したものの、食べきることができずにムダにしてしまうともったいないですよね。結局は「惣菜や外食のほうが安いのでは」という心理になり、自炊の頻度が減ってしまうこともあるでしょう。
一人暮らしで自炊を続けるコツ
自炊を続けていくためには、食材の買い方や使い方に気をつけることが大切です。ここでは、自炊を続けるコツを見ていきましょう。
カット済みの食材を活用する
食材をカットするのが面倒という人もいるでしょう。また、キッチンが狭く作業しにくいという悩みを持っている人もいるはずです。そんなときにおすすめなのが、「カット済み野菜」です。あらかじめカットされた状態で販売されているので、洗って調理するだけという手軽さがあります。
また野菜炒め用にさまざまな種類の野菜がカットされた状態で販売されていることもあるので、ぜひチェックしてみてください。
食材は使い切りサイズのものを使用する
たとえば一人暮らしでキャベツひと玉を消費しようとすると、毎日大量のキャベツを食べなければなりません。しかし、数日の間に出張が入る場合やアルバイトなどで帰宅が遅くなり、自炊ができないこともあるでしょう。夏場はとくに野菜は日持ちしにくいため、腐らせてしまう可能性もあります。
このような悩みを解決してくれるのが「使い切りサイズの食材」になります。キャベツでも1/2カットや1/4カットというように一人暮らし用に小さめサイズで販売していることもあり、食材をムダなく使い切ることができるでしょう。
買い物は週1回にする
一人暮らしの自炊では、計画性が重要です。こまめに買い物に行って、つい多めに食材を買ってしまうということもあるでしょう。あらかじめ何を購入するかをスマートフォンなどにメモしておき、1週間分をまとめて購入することで食材のムダを防ぐことができます。
定番のレシピを確立し、食材や調味料を変えて応用する
レシピを考えるのが難しいと感じている人もいるでしょう。凝ったレシピを考える必要はなく、シンプルでつくりやすい定番のレシピからまず挑戦してみてください。調理法を決めておくと、食材や調味料を変えて応用することができます。
つくり置きは用意しすぎない
忙しい人におすすめの調理法として、「つくり置き」が注目されています。しかし一人暮らしでは、友人や同僚と外食の予定が突発で入る場合などがあり、結局は料理を余らせてしまうこともあるでしょう。つくり置きは忙しいときにとても重宝しますが、つくりすぎないことがポイントです。
冷凍保存する
白米を多めに炊いておき、ラップで一食分ずつ冷凍しておくだけでも自炊がとても楽になります。帰宅後の手間を減らすために朝炊いて保温にしておく方法もありますが、光熱費がかさむうえ、ご飯の水分が抜けておいしく感じないこともあるでしょう。ラップしておけば食べたいときに電子レンジで温めるだけなので、時短にもつながります。
簡単な調理でつくれるレシピをマスターする
パスタや肉じゃがなども、電子レンジでつくることが可能です。火を使わずに簡単につくることができれば、自炊のハードルも下がります。電子レンジでつくれるレシピをアプリなどで調べて、レパートリーを増やしておくと忙しいときに助かるでしょう。
自炊と外食の費用を比較してみよう
自炊では実際にどれくらい節約ができるのでしょうか。ここでは三食自炊にした場合と三食すべて外食にした場合とで例を挙げて、それぞれの食費を比較してご紹介します。
三食自炊の場合(例)
朝食 パンとスープ
・トースト(8枚切り)1枚:12円(1斤96円)
・スープ(5食入り)1食分:60円(5食300円)
昼食 ラーメン
・乾麺(5食入り)1食分:40円(5食200円)
・もやし 1/2袋:10円(1袋20円)
・にんじん1/4カット:6円(1本24円)
夕食 肉野菜炒め
・豚肉100g:100円
・キャベツ 1/4カット:25円(1玉100円)
・にんじん1/4カット:6円(1本24円)
・ご飯1杯:13円(5kg1,000円)
三食の合計272円
(※こちらはあくまで目安になります。食材などは地域やお店によって価格が異なります)
朝食は火を使わずに簡単に準備できるものを用意し、昼食は麺をゆでて野菜を炒めるだけで手軽につくれるラーメンを取り入れた例です。夕食は炒めるだけでできる肉野菜炒めとご飯に。かかった金額を合計すると、272円と低価格に抑えることができています。
三食外食の場合(例)
朝食
ハンバーガーセット:500円
昼食
牛丼:500円(並盛)
夕食
回転寿司:1,200円
三食の合計2,200円
(※こちらはあくまで目安になります)
朝食はファストフード店で、ドリンクなどがついたハンバーガーセットを1コインで注文し、昼食は職場近くの牛丼チェーン店で定番の牛丼(並盛)を注文した例です。夕方は友人と回転寿司に行き1,200円の出費に。合計すると2,200円という出費になります。
これは一例になりますが、自炊のほうが外食の場合に比べて1,928円ほど安くなっていることがわかるでしょう。毎日このような外食を続けた場合には、2,200円×30日=66,000円の食費がひと月にかかることになります。
一方、自炊で仮に1日300円ほどに抑えることができた場合、300円×30日=9,000円と外食に比べて大幅に食費を節約できます。ただ毎日三食自炊するのは大変なので、惣菜を取り入れてみるのもよいでしょう。友人や恋人との外食も楽しみつつ、負担にならない程度に自分のペースで自炊を続けていくことが大切です。
自炊が続く部屋を探そう
狭いキッチンの場合は、「まな板を置くことができない」「調理しにくい」などといった困りごとも起こります。一人暮らしで快適な自炊ライフを送るには、キッチンの広さなど環境的な要素も大事なポイントです。キッチンに立つ時間が楽しみになる、自分に合ったお気に入りのキッチンを探してみるのもよいでしょう。
ここでは自炊しやすい一人暮らしの住まいの特徴についてご紹介します。
調理スペースが広い
狭いキッチンでは、買った食材や調理器具などがスペースを占領してしまい、調理をする場所が狭くなりがちです。スペースがないために別の場所で下ごしらえをしなければならない場合や、ものをあちこちに置かざるを得ないような状況では、動線の効率が悪くなるためストレスに感じることもあるでしょう。調理スペースはある程度広々としていると、作業効率もアップして快適に自炊をすることができます。
収納力が高い
キッチンのスペースを食器や調味料が占領してしまうこともあるでしょう。理由のひとつとしては十分な収納がないことが挙げられます。飾り棚や収納棚がある、コンロ脇に調味料ラックを置くところがあるなど、収納力が高いかどうかもチェックしておくとよいでしょう。ものを収納できれば、その分作業する場所を広く確保できます。
水切りかごを置きやすい
シンクのサイズやデザインなど、水切りかごを設置しやすいかどうかも確認しておきたいポイントです。キッチンのスペースが狭いために洗った食器を置くことができないこともあるでしょう。
また食器洗いなどの片付けと調理を同時に進めていくことも考えられます。水切りかごを置けるかどうかといった点でも、キッチンのデザインなどをチェックしましょう。
コンロが2口以上ある
お味噌汁を作りながらメインのおかずをつくりたいというときに、コンロが2口以上あるととても便利です。同時調理ができると時短にもつながります。
掃除がしやすい
軽くふくだけで汚れが落ちやすい、段差や溝が少ないフラットなデザインなど掃除のしやすさという点でキッチンを選んでみましょう。掃除がしやすければ、いつでもキッチンを清潔に保つことができ、気持ちよく調理することができます。
周辺にスーパーなどがある
近所や帰り道にスーパーがあれば、買い物もしやすくとても便利です。立地という点で住まいの候補を絞ってみるのもよいでしょう。
調理スペースを確保できる一人暮らし用のキッチンで快適な自炊ライフを送ろう!
一人暮らしの自炊を続けるには、時短レシピなどを上手に活用すること、がんばりすぎないことが大切です。またキッチンが狭い場合は動線がスムーズにいかないため、自炊自体がストレスになることもあります。
賃料や立地などの条件やバランスを見ながら、少しでも広く作業場所を確保できる、収納が充実しているキッチンを基準に部屋を探してみるというのもおすすめです。
快適なキッチン設備を備えた物件をお探しの方は、ぜひ下記よりお問い合わせください。
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