更新日:2022.01.14
“ドライフラワー”のある暮らし。飾る時のポイントと管理方法とは?
最近また人気が出ている”ドライフラワー”のある暮らし。生花にはない雰囲気が楽しめて、お洒落に見えるドライフラワーですが、家の中に飾ったままお手入れを怠っていると、様ざまな身体への弊害が出てくる可能性があります。実際に体験したことを元に、ドライフラワーを飾るときのポイントと管理方法について、まとめてみたいと思います。
- ドライフラワーは生花よりも長く飾れ、落ち着いた色合いでインテリアに合わせやすい
- ずっと飾れるからと飾り続けることなく、一定期間で手放す
- 殺虫処理を定期的に行い、アレルギー症状にも注意する
- ガラスケースや瓶に入れて飾る
ドライフラワーを飾るメリット
長く楽しめる
花のある暮らしは、暮らしに彩りを与えてくれ、癒しを感じることができます。ただ、生花となるとすぐに枯れてしまうので、わずかな時間しか楽しめないもの。17世紀頃に始まったとされているのが、花を乾燥させて”ドライフラワー”として楽しむ文化です。生花に比べて長く楽しむことができるため、部屋のインテリアにも多く取り入れられています。
お部屋の雰囲気に馴染ませやすい
乾燥させてできた褪せた色は、生花に比べて落ちつきがあり、和らいだ雰囲気となります。そのため、インテリアのジャンルを超えて、部屋に馴染ませやすいというメリットがあります。また自然に作り出される形状は、穏やかな曲線を描き、柔らかさや可愛らしさを表現してくれます。ディスプレイのバランスを調和させる役割も持ち合わせているので、ドライフラワーがあると、お部屋がグッとお洒落になります。
ドライフラワーを飾るデメリット
掃除の手間が増える
時間が経過したドライフラワーは、少し触れただけでも崩れやすく、崩れた際に出る粉があらゆるところに舞い落ちます。また、ドライフラワーには埃が溜まるので、掃除の手間は増えます。
虫が発生しやすい
生花を乾燥させたドライフラワーには、虫が発生することがあります。人を直接噛むことはしませんが、繁殖により増加しやすく、粉物などの食材についてしまうと厄介です。
アレルギーなど身体への影響
過去にハンドメイド素材として、ドライフラワーを大量に扱っており、自宅のお部屋にもたくさん飾っていたことがありました。ただ、咳が出るようになったので、ドライフラワーを飾る期間を短くしました。また、ドライフラワーに発生した虫が食材についてしまった場合、その食材を食べることでもアレルギーを引き起こすことがあります。
ドライフラワーの寿命ってあるの?
枯れ落ちる生花に比べて判断が難しいドライフラワーの寿命ですが、永遠ではありません。飾っている環境やお花の種類によっても異なりますが、おおよそ半年~1年といわれています。
飾れるからと言っていつまでも飾り続けていると、デメリットとして挙げたような弊害が出てくることも。お洒落で快適な部屋を保つ、また健康を守る部屋を作るためにも定期的にドライフラワーを一新し、楽しむようにしましょう。
おすすめのお手入れ方法と飾り方
ドライフラワーに発生する虫に対応した、殺虫剤を定期的に使用するのがおすすめです。
また、部屋中に虫が広まってしまうことを防ぐために、ガラスケースやガラス瓶に入れてドライフラワーを飾る方法があります。
クリアな見た目でドライフラワーを楽しみながら、虫が発生した場合には、被害が少なく済むのでおすすめです。 ただし、湿度調節は忘れずに乾燥材などを一緒に入れて、高湿度とならないように管理しましょう。そして、ドライフラワー自体のこまめな交換をおすすめします。
デメリットに対する予防をしっかり行いながら、ぜひドライフラワーのある暮らしを楽しんでくださいね。
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オブザーバー兼公認ライター
瀧本真奈美
クラシング代表
収納歴35年の整理収納コンサルタント/住宅収納スペシャリスト
ZIP!、あさイチ他メディア出演多数
SNS総フォロワーは19万人を超えるインフルエンサー
サンキュ!プレミアアンバサダー他、多数アンバサダーとして活動中
書籍5冊を出版、最新刊は「自分に心地よい小さな暮らしごと」(主婦の友社)
家族と心地よく暮らす頑張らない収納+家事+インテリアを提案している。
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