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【ビフォーアフター】私が築9年でリノベーションをした理由

更新日:2022.10.18

【ビフォーアフター】私が築9年でリノベーションをした理由

わが家は、現在築16年の建売住宅です。正確には“建売に近い注文住宅”なのですが、建材や床の色などはすべて指定された建築条件付きの土地であったことと、予算との兼ね合いで、自由度が低く理想とはかけ離れた家となってしまいました。そのため、7年前(築9年の時)にリノベーションをしました。今回は、リノベーションをした理由と、リノベーションしてよかったことをご紹介します。

  • 将来のライフスタイルを見据えた間取りやデザインにする
  • 快適な暮らしのために、家もアップデートが必要
  • できることから無理なく実行する

もくじ

  1. リノベーション前のリビングダイニング

  2. 部屋の仕切りはいらなかった

  3. 天井と壁の廻り縁をなくす

  4. 押し入れもいらなかった

  5. リノベーション後のリビングダイニング

  6. 大黒柱はあえて室内窓として残す

  7. まとめ



 

リノベーション前のリビングダイニング

リノベーション前のリビングダイニング

@a.organize

上の写真は、リノベーション前のわが家のリビングダイニングです。
当時はバリ風のインテリアが好きだったので、バリをテーマに床もダークブラウンにしました。
しかし数年後に好みが変わり、白系の家具でそろえたところ、フローリングだけが浮いてしまう始末……。

建材や床の色などがすべて指定された建築条件付きの土地だったので、注文住宅であれば選べるはずの建材や工務店も、すべて指定されていました。 その上、指定された物以外を使えば増額されます。

予算がたっぷりあるわけではなかったので、標準仕様から選ぶしかなく、フローリングも色しか選べませんでした。
本当は、無垢材(むくざい)やタイルなどを選びたかったです……。

部屋の仕切りはいらなかった

部屋の仕切りがあるリビングダイニング

@a.organize

わが家には、リビングダイニングの隣に、扉で仕切れる部屋が一つありました。
子どもがインフルエンザなどにかかった際に、リビングの隣に隔離できる部屋があったら便利だろうと仕切りをつけたのですが、リビングダイニングだけでは狭くて、いつも扉を開け、リビングダイニングの一部として使っていました。

今にして思うのは、リビングダイニング一体型の和室がベストだったのだろうな、ということ。
とはいえ、和室を作れる広さが取れず、この形しか選択肢がなかったのですが、わが家ではこのスペースをうまく使うことができませんでした。

もっと工務店さんと打ち合わせをして、私たち自身もきちんと間取りを考えていれば、9年目にしてリノベーションする必要もなかったかもしれません。

天井と壁の廻り縁をなくす

リビングダイニング

@a.organize

まずは、リビングダイニングの隣の部屋をリビングにつなげることにしました。
壁を壊し、リビングと一続きの空間にし、天井の廻り縁(まわりぶち)も一緒に外します。

天井の廻り縁

@a.organize

廻り縁とは、天井と壁の境目についている枠のようなもので、天井と壁の継ぎ目をキレイに見せるだけでなく、壁紙がはがれるのを防ぐという役割があります。
今は廻り縁のない家も多く、ない方がスッキリして見えるので、外してもらうことにしました。

建てたころは、廻り縁がついていることが当たり前だと思っていました。
当時からつけないという選択肢もあったのかもしれませんが、自分たち自身で調べることをしませんでした。
しっかり調べ、色々勉強しておけばよかったと反省しきりです。

押し入れもいらなかった

使っていない押し入れ

@a.organize

ダイニングの隣の洋室には、押し入れがありました。

“大は小を兼ねる”と信じていた以前の私は、大容量の収納があれば安心だろうと、可能な限り大きな押し入れを作りました。
けれど、私が整理収納に目覚めて、モノを整理できるようになると、収納するモノがほとんどなくなりました。
収納するモノがない空の収納場所が、わが家には存在していたのです。

押し入れをリノベーション

@a.organize

そこで、押し入れ部分も、お部屋として使うことにしました。

圧迫感のあるリビングダイニングを、とにかく広くすること。
これが、今回のリノベーションの一番の目的です。

押し入れをリノベーション

@a.organize

大容量の押し入れは、なんと1.5帖もありました。
1.5帖もあった押し入れを、収納場所ではなくリビングダイニングに変えることができて、本当によかったと思っています。

また、以前のリビングダイニングのドアは、玄関の真正面に位置していました。
ドアを開けるとキッチンが丸見えで、来客の度に気になっていましたが、押し入れ部分をリノベーションしたことで、リビングダイニングの入り口を玄関の右側に置くことができました。
もう、玄関からリビングダイニングが見えることはありません。

リノベーション後のリビングダイニング

リノベーション後のリビングダイニング

@a.organize

上の写真が、リノベーション後のリビングダイニングです。
天井の高さは変わっていませんが、廻り縁と壁がなくなっただけで、こんなにお部屋が広くなりました。

大黒柱はあえて室内窓として残す

室内窓をつけた大黒柱

@a.organize

ドアの横にある室内窓は、大黒柱が入っていて抜けなかった場所です。
そこをあえてインテリアとして生かそうと、室内窓としました。
生活する中で気づいたのですが、この窓があることで

●リビングに誰が入ってきたのかすぐにわかる
●キッチンからも窓越しにテレビが見える

などのメリットがあります。

まとめ

リノベーション後のリビングダイニング

@a.organize

築9年目でのリノベーション。世間的には早いと思われるかもしれませんが、思い切ってリノベーションしてよかったと思っています。
子どもは日々成長し、体は大きくなるばかり。部屋が狭い! と不満を抱えながらの生活には耐えきれなくなっていました。

家は、“建てて終わり”ではなく、快適な暮らしのためにはアップデートが必要なのだと実感しました。
今の暮らしにストレスを感じているのか、いないのか。ストレスを感じていた場合、どうしたら解決できるのか。家族で話し合ってみるのもいいと思います。

できることからムリなく実行。世間の常識に、とらわれるは必要ありません。
私のリノベーションの経験が、みなさまの暮らしの問題解決の一手段として、参考になりますように。
 



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オブザーバー兼公認ライター

a.organize

娘21歳と息子18歳の2児の母。
整理収納アドバイザー、インテリアコーディネーター、アメブロ公式トップブロガー【A+organize 美しく魅せるシンプル収納アイデア】
日々の暮らしを通して、時短、そして楽しくをモットーに、整理収納やインテリアのアイデアなど発信しています。

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