- 5年、10年先を見据えて自分たちの生活の変化を考慮しながら物件を選ぼう
- お互いのライフスタイルや生活リズムに合った間取りを決めよう
- 二人の話し合いが大切!お互いのこだわりや価値観を理解したうえで楽しい新婚生活を
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新婚さんにとって、「物件選び」や「間取り決め」はとても重要です。パートナーと末永く快適に暮らしていきたいからこそ、物件や間取り決めで失敗したくないと思うもの。そのためにも、新婚生活でどういったことが起きそうか、お互いがどんなライフスタイルや生活リズムなのかなど、二人で話し合ったうえで物件を決めていく必要があります。
そこで今回は、おすすめの間取りと物件選びのポイントをご紹介します。この記事を参考にしながら二人できちんと話し合い、これから始まる二人の生活にぴったりの物件や間取りを選んでくださいね。
新婚さん向け!物件選びのポイント【まず話し合うべき5つのこと】
まずは二人で生活をしていく物件を選ぶうえで、話し合っておくべき5つについてご紹介します。物件選びの基準となってくる大切なポイントなので、ぜひ二人で確認してみてください。
家賃の予算 「上限はどのくらい?」
お互いの貯金や収入を踏まえて、家賃の適切な予算を設定することはとても重要です。そのためにまずは、家賃にどのくらいの予算をかけられるのか、上限はどれくらいかを話し合いましょう。
平均としては、収入の3分の1から4分の1ほどを月々の家賃の支払いにあてている家庭が多いようです。それぞれの収入を考慮しながら、無理のない範囲で予算を設定しましょう。予算を決めるときは、今の生活だけでなく、今後子どもができた場合や各種ローンの支払いなど、今後の生活でどれだけのお金がかかるかも考慮したうえで設定するのがポイントです。
この家賃の予算の設定を基準として、物件のエリアや間取り・部屋の広さが決まってきます。お互いにとって適切な予算を設定し、物件をしぼっていく基準を定めましょう。
部屋に求める条件 「部屋のこだわりはある?」
具体的にどんな部屋に住みたいか、部屋に求める条件を話し合いましょう。新婚とはいえ、これまで違う家庭で生活を送ってきているので、価値観の違いやお互いに生活を送るうえでのこだわりがあるでしょう。それらを事前に知るためにも、部屋に求める条件をピックアップしていきましょう。
主な条件として、
・追い炊き機能は必要か
・バストイレは別がいいか
・コンロが2口必要か、1口でもよいか
・洗面台は独立タイプがいいか
・家の壁は防音性か
などがあります。これら物件の設備や部屋のタイプを見ながら、お互いにゆずれない部分があるか、こだわりがあるかをすり合わせるとよいでしょう。
また、赤ちゃんがいる場合や今後子どもがほしいと考えている場合は、子どもの将来を見据えて物件を決める必要があります。泣き声が響かない鉄筋コンクリートの壁になっているか、子どもの部屋のスペースを確保できるかなども、部屋を決めるうえでの重要なポイントです。
このように、今必要な条件だけでなく、先のライフスタイルまで想像しながら部屋に求める条件を考えましょう。
物件の立地 「周辺の利便性はどう?」
生活していくうえでの利便性を考慮し、今後使う駅、病院、スーパー、ゴミ捨て場、そして職場へのアクセスはよいかどうかを話しましょう。
とくに考慮したいのが、お互いの職場へのアクセスです。いざ新婚生活が始まっても、職場への通勤時間があまりにも長いと、家で過ごす二人の時間が少なくなってしまいます。まずはお互いの職場へのアクセスがよいかどうかを確認しましょう。
また、駅やスーパー、病院などの施設が近くにあるかどうかを確認することも重要です。たとえば、仕事で帰りが遅くなったとき、手軽にご飯を食べられるレストランやコンビニが近くにあったり、体調を崩したときにすぐに駆けつられる病院が近くにあったりすると便利です。
とくに土地勘のない場所で新婚生活を始める場合は、家周辺に何があるのかを確認しておくことが必要です。必ず物件の立地を二人で確認し、利便性を確かめましょう。
お互いの働き方 「今後の働き方に変化はある?」
今の仕事の状況だけでなく、今後の二人の働き方に変化はあるかを確認し合いましょう。これから長く生活を送っていくからこそ、お互いのライフスタイルに変化があることは確かです。たとえば、子どもができた場合にどちらかが仕事を辞めたり転職したり、または県外へ転勤の可能性があるなど、働き方に変化があるかもしれません。
このように、これからの5年、10年先まで想定して、お互いの働き方にどういった変化があるのかを考えておくと安心です。
荷物量を把握 「お互いの荷物は多い?何がある?」
二人それぞれの衣類や生活に必要な日用品など、自分たちの荷物がどれだけあるかを把握しておくことも大切です。
これまでの暮らしとは異なり、荷物が二人分に増えるため、お互いの荷物はゆとりを持って収納できるようなスペースが必要になります。さらに、日々生活していくうえで荷物は当然増えていくので、それらも考慮しながら物件を探すようにしましょう。
見落としがちですが、それぞれの荷物量によって選ぶ物件も変わってくるので、今後の生活を想像しながら、お互いの荷物がどれだけあるのか事前に確認しておきましょう。また、新婚生活を機に、お互いの荷物を断捨離し、最低限の持ち物に減らすのもおすすめです。
タイプ別!新婚さんにおすすめの間取り4選
次に、二人でどんな暮らしをしたいか、何を大切にしたいかという観点から4つのタイプに分けて、新婚さんにおすすめの間取りをご紹介します。
お互いの自分の時間を確保したい場合
お互いの自分の時間をきちんと確保したい場合は、2DKや2LDKの間取りがおすすめです。リビングルーム以外に二部屋ある間取りなので、お互いがそれぞれのプライベート空間を持つことができ、程よい距離感を保つことができます。
また、どちらかが仕事で早朝に出勤をしたり、帰りが夜遅くなったりする場合は、寝室を分けるという選択もあります。そうすれば、お互いの生活リズムを崩すことなく、それぞれがストレスのない生活を送ることができます。
このように、お互いが一人の時間を確保したい場合には、2DKや2LDK などの二人それぞれの部屋がある間取りを選びましょう。
二人の時間を長く取りたい場合
「二人の時間を長く取りたい」「二人で一緒にいる時間を楽しみたい」という場合は、1LDKの間取りがおすすめです。1LDKの場合、リビングルームが一つ、そして寝室が一つとなります。どれも二人の共有スペースになるので、二人で過ごす時間を長く取れるのが魅力です。
しかしすべての部屋が共有スペースとなるため、自分一人だけのプライベートな空間を作ることができないというデメリットもあります。また就寝時間に差があり、困ることもあるかもしれません。このような注意点があることも把握しておきましょう。
「プライベートな空間よりも一緒にいる空間を大切にしたい」「お互いの生活リズムが似ている」という方には、1LDKの間取りがおすすめです。
子どもができることを見据えて……
これから子どもが生まれる、または子どもを作る予定がある場合は、3LDKの間取りがおすすめです。
3LDKはリビングルームとは別に3つの個室がある間取りになります。お互いの二人分の個室の他にもう一部屋あるので、子ども部屋にしたり今後荷物が増えたときの収納スペースにしたりすることもできます。
このように3LDKは、今後一人~二人の子育てを検討している家庭や、収納スペースに余裕を持たせたい方にはぴったりの間取りです。
趣味のスペースも確保したいとき
寝室とは別に趣味部屋を確保したい場合は、3LDKまたは2SLDKの間取りがおすすめです。
3LDK・2SLDKの間取りの場合、二人それぞれのプライベートな部屋の他に、もう一部屋を確保することができます。たとえばゲームやコレクションが趣味の方、書斎が欲しい方は、このようにもう一部屋あると、趣味専用の部屋にすることができます。
また、趣味部屋があることで、二人の共有スペースに物が散らからないというメリットもあります。個人の物は各々の部屋で管理するように決めることで、お互いがストレスなく暮らすことができます。
このように趣味を大切にしたい方や趣味による持ち物が多い場合は、3LDKまたは2SLDKの間取りを選んで、趣味専用の部屋やスペースを作るのがおすすめです。
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賃貸と購入のどっちがいい?それぞれのメリット・デメリット
賃貸にするか、購入(持ち家)にするかも物件を決めるうえでの重要なポイントです。ここでは、賃貸と購入それぞれのメリット・デメリットをご紹介します。
賃貸と購入の種類
新婚の場合、7~8割程度の方がマンション・アパートの賃貸物件を選んでいるようです。賃貸の場合は、マンション・アパートの賃貸か、一戸建て賃貸のどちらかです。
また、なかには購入(持ち家)を検討している新婚の方もいるでしょう。購入の場合、一戸建ての購入、またはマンションの購入の二択になります。それぞれどんなメリット、デメリットがあるのでしょうか。
賃貸のメリット
賃貸のメリットには以下のようなものがあります。
・初期費用が安い
・管理が楽
・いざというときにすぐに引っ越しができる
賃貸だと、コストを抑えて二人暮らしをスタートできるのが魅力です。また、敷地内の管理は基本的にマンションの管理人が行ってくれるので、何かトラブルがあったら頼ることができるというメリットもあります。このように、できるだけ安く、気軽に二人での生活を始めたいという方には賃貸がおすすめです。
さらに、急きょ転勤が決まったり、トラブルに見舞われたりした際に、気軽に引越しできるのもメリットの一つです。
賃貸のデメリット
賃貸のデメリットは次の通りです。
・家を自分たちでアレンジできない
・音漏れなど、周りを気にしなければいけない
賃貸の場合は、自分の好きなように部屋をアレンジすることができません。たとえば、釘を打って棚を作ったり、壁が傷つくようなインテリアを設置したりすることはできません。このように、つねに汚れや傷に気をつけながら生活しなければいけないことがストレスに感じる可能性もあります。
またアパートやマンションの賃貸の場合、近隣の人に迷惑をかけないようゴミ出しの時間帯や音漏れなど、生活していくうえで気を配らなければいけないことが多くあります。
購入のメリット
購入のメリットは次の通りです。
・安定した資産になる
・家を好きなようにアレンジができる
家を購入することで、「自分たちの家」として安定して暮らせるようになるのがメリットです。とくに一戸建ての場合は、広々とした空間でストレスなく快適に過ごせるでしょう。
また、自分たちの好きなように部屋をアレンジできるのも魅力です。おしゃれなインテリアを設置したり、壁紙を張り替えたり、自由にDIYすることができます。
購入のデメリット
購入のデメリットは次の通りです。
・初期費用が高い
・家の管理が大変
・何かトラブルがあったときに引っ越しがしにくい
まず購入のデメリットは、賃貸に比べてお金がかかるという点です。お互いの収入が不安定、または貯金が少ない場合には、新婚生活でいきなり家を購入するのは厳しいかもしれません。
また購入の場合は、完全に「自分たちの家」となるので、自分の敷地となる場所はすべて自分たちで管理しなければいけません。庭やベランダなどの管理が面倒に感じる場合もあるでしょう。
さらに、何か近隣でトラブルがあったり、急きょ転勤が決まったりした場合に、引越しがしにくいという点も挙げられます。このように長期的に見たら資産となるものの、急な変化やトラブルには対応しにくいというデメリットがあります。
間取りや部屋の広さを決める上で話し合うべき3つのこと
必要な部屋の広さや間取りは、カップルが家でどういう過し方をするのか、お互いがどのようなライフスタイルなのかによって異なります。
ここでは、間取りや部屋の広さを決めるうえで話し合うべき3つのチェックポイントをご紹介します。間取りを考えるときには、まず以下のことを確認してみましょう。
仕事などによって、生活時間にズレはないか
お互いの仕事によって出勤・帰宅時間に差があったり、休日の起床・就寝時間にバラつきがあったりはしませんか? その場合は、それぞれの生活リズムが崩れないよう配慮した間取りにすることが大切です。
共有スペースの他に、それぞれのプライベートな部屋のある間取りにすることで、お互い迷惑をかけることなく生活できるでしょう。
このように、お互いの生活リズムにズレがないか、仕事によってお互いに迷惑をかけてしまうことがないかを話し合うとよいでしょう。
収納スペースは十分か
間取りや広さを決めるうえで、十分な収納スペースがあるかどうかを話し合うことも大切です。お互いの荷物は、生活していくにつれて日に日に増加していくものです。ある程度収納スペースに余裕がないと、これから生活する際に余裕を持って暮らすことができなくなってしまいます。
そのため、今後増える荷物のこともしっかり見据えたうえで、収納スペースが十分に確保できる間取りかどうかを見極めましょう。
出産が予定されているか
子どもがほしいと考えている、または子どもがいる場合は、子どものライフスタイルや成長も意識して間取りを決める必要があります。
子どもができると、子ども部屋が必要になるだけでなく、さらに多くの収納スペースが必要になります。これらのことを踏まえ、子どもができたときのことを想定しながら、余裕のある間取りや広さを確保することが大切です。
お互いの価値観やこだわりを理解したうえで選んでいこう
この記事では、物件選びのコツや間取り選びのポイント、そして新婚さんにおすすめの間取りをご紹介しました。
二人での新婚生活を気持ちよく送るためにも、物件選びや間取り決めはとても重要です。後悔しないためにも、あらかじめきちんと二人で話し合う時間を設け、お互いの価値観やこだわりを理解する必要があります。
とはいえ、100%お互いの要望にある物件・間取りを実現することは難しいということも頭に入れておきましょう。まずはきちんと二人で話し合い、お互い納得したうえで、物件や間取りを決めるようにしてください。二人にとってのベストな間取りで、気持ちよく新婚生活をスタートさせてくださいね。
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