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二世帯住宅のリフォームを成功させるコツ!間取り・費用・補助金制度を解説

更新日:2021.04.12

二世帯住宅のリフォームを成功させるコツ!間取り・費用・補助金制度を解説

親世帯と子世帯が一緒に暮らす「二世帯住宅」。ライフスタイルの変化に伴って、二世帯住宅へのリフォームを検討している家庭も増えてきています。この記事では、二世帯住宅へのリフォームを成功させるためのポイントや、二世帯住宅の間取り、かかる費用について詳しく解説します。

  • 二世帯住宅へのリフォームは、お互いの世帯へのメリットがたくさんある
  • リフォームするうえでの話し合いは必須!どんな間取りにするか、お互いの考えを尊重しよう
  • お金がかかるリフォームでは、補助金制度や減税対策もうまく活用しよう

もくじ

  1. 二世帯住宅のメリットとリフォームするタイミング

    1. 二世帯住宅へリフォームする3つのメリット

    2. リフォームをするタイミングは?

  2. 二世帯住宅の間取りを考えるときの5つのポイント

    1. キッチンを共用にするか

    2. 食事を一緒にするか

    3. 浴室・トイレを共用にするか

    4. リビングルームを共用にするか

    5. 玄関は分けるか

  3. タイプ別!リフォームプラン

    1. 完全分離型 二世帯住宅(独立二世帯)

    2. 部分共有型 二世帯住宅(共用二世帯)

    3. 完全同居型 二世帯住宅(融合二世帯)

  4. リフォームの費用は?二世帯住宅が得する補助金や減税対策

    1. リフォームにかかる費用

    2. リフォーム補助金を受け取るには?

    3. 相続税の減税

  5. お互いの考えを尊重しながらよりよい二世帯住宅に

親世帯と子世帯が一緒に暮らす「二世帯住宅」。ライフスタイルの変化に伴って、二世帯住宅へのリフォームを検討している方も多いのではないでしょうか。しかしリフォームとなると、費用がかかることはもちろんのこと、二世帯で話し合ったり、間取りを考えたりと、手間がかかるのも事実です。

そこで、この記事では二世帯住宅へのリフォームを成功させるためのポイントや、二世帯住宅の間取り、かかってくる費用について詳しく解説していきます。ぜひリフォームするときの参考にしてみてください。

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二世帯住宅のメリットとリフォームするタイミング

二世帯住宅のメリットとリフォームするタイミング

親世帯と子世帯が一緒に暮らす二世帯住宅には、どんなメリットがあるのでしょうか。そして、どんなタイミングで二世帯住宅へのリフォームを検討する方が多いのでしょうか。

二世帯住宅へリフォームする3つのメリット

まずは二世帯住宅へリフォームするメリットについてご紹介します。

生活費を節約できる

まず、生活費を節約できるというメリットがあります。リビングやキッチンを共用にしたり、浴室を共用にしたりすることで、水道・ガス・電気といった生活費を格段に抑えることができます。共用するものが多いほど、節約につながる場合が多くなります。

親世帯からのサポートを受けながら生活ができる

親世帯からのサポートを受けながら、支え合って生活できるのもメリットです。夫婦が共働きで子どもがいる場合、どうしても二人だけでは子どもの世話や家事まで手が回らないことがほとんどです。

そんなときに二世帯で暮らすことで、子どもの世話を親世帯にお願いすることができたり、役割を分担しながら家事ができたりするので、暮らしに余裕ができます。このような点からも、最近は二世帯で暮らすことを検討する方も増えてきているのです。

高齢になった親の介護ができる

親の近くにいることで、介護をすることができるのもメリットです。親が高齢になると、どうしても介護や生活面で心配になることが増えてきます。そんなときに、同じ屋根の下で二世帯が暮らすことで目が行き届きやすくなり、親の体調や生活を気にかけることができます。

リフォームをするタイミングは?

二世帯住宅へのリフォームを検討するタイミングは人それぞれです。

たとえば、
・共働きの夫婦が、親世帯と一緒に子どもの世話をしていきたいと考えるとき
・出産を控えた夫婦が、親世帯のサポートを受けて暮らしていきたいとき
・親が高齢になり、これからの生活が心配なとき 

などが挙げられます。

このように、親世帯と子供世帯が一緒に暮らすことで生まれる安心感を求めて、二世帯住宅へのリフォームを検討する方が多い傾向です。

 

二世帯住宅の間取りを考えるときの5つのポイント

 

では、実際に二世帯住宅の間取りを考えるとき、どのような点を意識すればいいのでしょうか。ここでは、間取りを考えるときのポイントを7つご紹介します。このポイントを意識して、間取りについて話し合ってみましょう。

キッチンを共用にするか

まず、毎日使用するキッチンを二世帯で共用にするかどうかを検討しましょう。キッチンは一つで十分という家庭もあれば、メインで使うキッチンの他に小さめのキッチンを一つ用意しておきたいという家庭もあります。

いつ、誰がキッチンを使うのか、キッチンを使う頻度はどのくらいかを踏まえて、キッチンを共用にするかどうかを考えるとよいでしょう。

食事を一緒にするか

二世帯で一緒に食事を取るかどうかも間取りを考えるうえで重要なポイントとなります。共働きで出勤時間や帰宅時間にバラつきがある場合、食事のタイミングが親世帯と子世帯で合わないこともあります。その場合は、食事はそれぞれの場所で済ますほうがいいかもしれません。

しかし「休日は一緒に食事をしたい」「朝はバラバラで夜は一緒にしたい」ということもあるでしょう。その場合は、ダイニングをそれぞれの部屋に用意する必要があります。このように食事を共にすることがあるかどうかで間取りが変わってきます。

浴室・トイレを共用にするか

浴室やトイレを共用にするかも検討しましょう。浴室やトイレを共用にすると、光熱費や水道代が抑えられるというメリットがあります。一方で、朝にトイレが混んだり、風呂の時間帯に順番を待たなければいけなかったりと、生活するうえでストレスになる場合もあります。

このようなことから、トイレは二つ設置したり、簡易的な洗面台やシャワーを用意したりする家庭もあるようです。それぞれの生活スタイルを確認しながら話し合うとよいでしょう。

リビングルームを共用にするか

キッチンやダイニングだけでなく、リビングルームを共用にするかも大切なポイントです。リビングを共用にするとエアコンや暖房が一つになるので、光熱費を抑えられるというメリットがあります。しかし、リラックスできる空間はしっかりと分けて、プライベートな空間を保つことを優先したいと考える方もいるでしょう。

お互いのプライベートな空間も尊重しつつ、リビングルームを共用にするか、広さはどのくらいにするかを考えてみてください。

玄関は分けるか

家への入口、玄関を分けるかも検討しましょう。リビングルームやキッチン、ダイニングなどを分ける場合、玄関自体を分けるかどうかも考えていく必要があります。玄関を分ける場合は、二階に玄関を設置し、外階段を取り付けるという造りにする場合が多くなります。

生活スタイルがまったく違って、プライベートな空間をきちんと分けたいという方は、玄関を分けるというのもおすすめです。

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タイプ別!リフォームプラン

タイプ別!リフォームプラン

二世帯住宅には、どこまでのスペースを共有するのかによって、大きく3つのタイプに分けることができます。ここではそれぞれのタイプの特徴、メリット・デメリットをご紹介します。どのタイプが自分たちの暮らしに合っているのか、リフォームプランの参考にしてみてください。

完全分離型 二世帯住宅(独立二世帯)

「完全分離型」は、同じ屋根の下にいながらも、玄関をはじめ、リビングルーム、キッチン、浴室やトイレ、廊下までもがすべて別々となっている住宅です。

完全に分離することで、リフォームの際に、意見をすり合わせる必要もなく、お互いの考えを尊重した造りにできるというメリットがあります。また、お互いがプライベートな空間を守りながらも、いざというときにはすぐに助けに行くことができます。

一方、キッチンや浴室など、それぞれを二つ分用意する必要があるため、単純にリフォームの費用が高くなること、そして光熱費などの費用も高くなることがデメリットとして挙げられます。

このように、費用面ではデメリットが多いですが、お互いのライフスタイルがまったく違い、プライベートな空間を尊重したい場合には、完全分離型がおすすめです。

部分共有型 二世帯住宅(共用二世帯)

「部分共有型」は、共有する場所と分離した場所の両方がある住宅です。家庭によってどこを共用にするかはさまざまですが、一日の過ごす時間の長いリビングルームやダイニングは別々に設け、浴室やトイレ、玄関などは共用にしている家庭もあります。そうすることで、リラックスできるプライベートな空間もありつつ、トイレや浴室を共用にすることで光熱費を抑えられるというメリットがあります。

しかし、どこを共用にするか、どこを別々で設けるかは、それぞれの家庭次第なので、きちんと話し合って意見をすり合わせる必要があります。また共用する部分としない部分があることで、「光熱費などをどう折半するのか」といった揉めごとが起きる可能性もゼロではありません。このように部分共有型は、お互いの考えに沿って融通が利かせてリフォームできる分、お互いの話し合いや意見のすり合わせが必要になります。

完全同居型 二世帯住宅(融合二世帯)

「完全同居型」は、玄関やリビング、キッチンなどすべての空間を共用しながら一緒に暮らすタイプの住宅です。寝室は分けられる場合が多いですが、それ以外の場所はすべて共用になるので、建築費用や日々のランニングコストを抑えることができるというメリットがあります。また、毎日顔を合わせて暮らすことで、お互いの家事を助け合うこともでき、仲よく円満に暮らすことができます。

しかし、すべての空間を共用にする分、プライベートな空間が確保しにくいというデメリットもあります。それぞれの世帯で生活リズムや価値観がまったく異なる場合は、お互いにストレスを与えてしまう可能性もあるので、完全同居型はおすすめできません。

後々になって後悔しないためにも、お互いの生活リズムなどをしっかり話し合って、完全同居型にするかどうかを検討する必要があります。

リフォームの費用は?二世帯住宅が得する補助金や減税対策

リフォームの費用は?二世帯住宅が得する補助金や減税対策

二世帯住宅にリフォームをするうえで一番気になるのは、やはり費用面ではないでしょうか。二世帯住宅へのリフォームには補助金が出たり、減税ができたりと、何かとメリットがあることも多いです。ここでは、リフォームの費用、補助金と現在対策について詳しく説明していきます。

リフォームにかかる費用

リフォームの内容や工事範囲、またリフォーム工事会社によって費用感が異なるため、まずはリフォーム会社などに見積を依頼するのがポイントです。

リフォーム補助金を受け取るには?

リフォームを考えている方にとって嬉しいリフォーム補助金ですが、受け取るにはいくつかの注意点があります。

申請期間がある!タイミングが大切

二世帯住宅へのリフォーム補助金を受け取るには、リフォーム着工前の申請が必須になります。工事が始まってからの申請では補助金を受け取ることができないので注意しましょう。

また、リフォーム補助金には、たいていの場合申請期間があります。基本的に春から申請の受付を開始し、予算に達し次第終了ということが多いようです。そのため夏や秋ごろには受付を終了している場合もあるので、申請は余裕を持って行うことをおすすめします。

補助金の種類

国から受け取ることのできる補助金には、以下のようなリフォームの場合が該当します。

  1. 介護・バリアフリーのリフォーム

    →20万円を上限に、自己負担額の1割~3割程度を補助

  2. エコ・省エネ・断熱性のリフォーム

    →1戸あたり200万円(マンションであれば125万円)を上限に、費用の2分の1以内を補助

  3. 耐震改良

    →1戸あたり100万円を上限に、費用の2分の1以内を補助

主にこの3つの工事・リフォームを行った場合、補助金がもらえる場合が多いとされています。

これ以外にも、それぞれの地方自治体によってオリジナルの補助金制度がある場合もあります。たとえば、秋田県秋田市では雪対策や床暖房の設置などの工事で、補助金が出る制度もあるようです。それぞれの地方で補助金制度も異なるので、チェックしてみてください。

相続税の減税

二世帯住宅へのリフォームをすることで、相続税を減税できるというメリットがあります。被相続人である親世帯の持つ土地に、子世帯が一緒に住んでいる二世帯住宅の場合、土地の評価額が80%も減額されます。土地の評価額が減額されることで、相続税の税額が低くなって、払わなければいけない税金が少なくなります

また2015年以降、減税が適応される土地面積が330㎡に広がったので、80%減税される対象が広がりました。その結果、子世帯が自分で土地を買って家を建てるよりも、かなり税金が安くなります。最近ではこのような点からも二世帯住宅へのリフォームを検討する家庭も増えています。
 

出典:国税庁「No.4124 相続した事業の用や居住の用の宅地用の価額の特例(小規模住宅地等の特例)」

 

お互いの考えを尊重しながらよりよい二世帯住宅に

 

今回は、二世帯住宅へのリフォームを成功させるためのポイントや、二世帯住宅の間取り・費用・補助金について解説しました。
何かとメリットも多い二世帯住宅へのリフォームですが、二世帯で暮らすからこそ、お互いの生活スタイルをきちんと話し合うことが重要です。

今回紹介した「間取りを考えるうえでのポイント」をきちんと話し合い、補助金などもうまく活用しながらお互いが納得のいくリフォームにしてくださいね。

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