更新日:2024.05.20
マンションの査定だけできる?依頼方法や査定だけする場合の注意点
マンション売却の第一歩となる査定。とはいえ、売却を悩んでいる段階で「査定だけ受けられないだろうか」と気になる方も多いでしょう。結論を言えば、マンション査定だけ受けることは可能です。この記事では、マンションの査定だけ依頼する方法や注意点について解説します。
- 査定前に事前知識を身に付けておくことが大切
- 査定だけ受けることも可能だが、「査定だけ」と伝えない方がよい
- 売却も視野に入れているのであれば訪問査定を受けておくのがおすすめ
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マンションは査定だけ依頼できる?
査定を検討するにあたり、「売却まで進めないといけないのでは?」と査定依頼を躊躇する方もいるでしょう。
結論を言えば、マンションの査定だけ依頼することは可能です。
不動産会社に査定依頼したとしても必ず売却(媒介契約)しなければならないということはありません。
査定額に納得できない、まだ売却の意志が固まらないという場合は、売却しないことを選択できます。
また、査定だけだからといって料金が発生することも基本的にありません。
不動産会社の査定は、不動産会社の営業活動の一環です。 不動産会社に対して支払いが発生するのは、基本的に売却が決まった際の仲介手数料だけであり、査定に対して料金が発生することはないのです。
マンション査定の種類
不動産査定には、大きく分けて下記の2つがあります。
机上査定
机上査定とは、築年数や所在地・延床面積・市場動向などのデータをもとに査定額を算出する方法です。
机上査定は、査定依頼から即日~3日で結果が分かるのが一般的且つ、必要最低限のデータを入力するだけで手軽に査定依頼できるため、「売却を悩んでいる」「とりあえずおおよその価格が知りたい」といった方に適しています。
ただし、机上査定はデータのみでの査定となり、マンション内部の状態など個別の情報は反映されないため、 次に紹介する「訪問査定」に比べて査定額の精度が低い点には注意が必要です。
また、近年はAIが自動的に査定額を算出する「AI査定」や個人情報の入力が不要な「匿名査定」というサービスもあります。 「AI査定」は入力した情報をもとにAIが査定額を算出するので、瞬時に査定額が分かるという魅力がありますが、AIに蓄積したデータによって精度が異なるため、机上査定よりも精度が低いケースも多い点に注意しましょう。
訪問査定
訪問査定とは、不動産会社の担当者が直接マンションを訪れ、物件をチェックして査定する方法です。
担当者との日程調整や算出に時間を要するため、依頼してから結果を得るまで1週間以上時間がかかるケースもありますが、築年数などのデータに加えて、マンション内部や周辺環境、細かい情報(築年数の割に状態はいい、陽当たりや眺めが良いなど、データでは伝えられないようなアピールポイント)も反映できるため、精度の高い査定が期待できます。 そのため、不動産の売却を検討していてより正確な査定額が知りたい方であれば、訪問査定が適しています。
売却を進めるうえで、不動産会社の担当者は重要なパートナーとなります。
訪問査定であれば担当者と対面できるので、売却についての不安を相談したり、担当者の人柄をチェックしたりすることも可能です。 不動産売却は不動産会社や担当者の力量にも左右されるので、担当者を見極められるのは訪問査定の大きなメリットともいえるでしょう。
マンションの査定だけ依頼する方法
ここでは、マンションの査定だけ依頼する方法として以下の2つを解説します。
査定サイトを利用する
不動産会社の査定サイトや一括査定サイトは、基本的に「机上査定」であり、ネット上で査定が完結します。
とりあえず査定額だけ知りたいという場合は、査定サイトを利用してみるとよいでしょう。
ただし、一度に複数の不動産会社へ査定依頼できる“一括査定サイト”の場合は、 査定額を比較しやすいというメリットがありますが、複数の不動産会社とのやり取りが必要になるなど、手間が増える可能性もあるので注意が必要です。
匿名査定やシミュレーションサイトを利用する
匿名査定やシミュレーションサイトであれば、より手軽に査定額が分かります。
匿名サイトは、電話番号など個人情報の入力なしで査定してもらう方法で、詳細情報を入力しないため、営業電話がかかってくる心配もありません。
シミュレーションサイトは、不動産会社が持つ成約事例などの独自のデータをもとにAIが査定額を算出するサービスです。 マンション名を入力するだけでも査定できることが多く、査定額も瞬時に算出されるため、手軽に査定額を把握できます。
マンションの査定だけ依頼する場合の注意点
マンションの査定だけ依頼する際には、いくつか注意しておきたいポイントがあります。
ここでは、注意点として以下の7つを解説します。
それぞれ詳しくみていきましょう。
事前に売却に関する知識を身に付けておく
マンション売却は、大きなお金が動く取引です。満足いく売却にするためには、自身でもしっかり不動産売却に関する知識を身に付けておくことが大切です。
事前に身に付けておきたい知識としては、以下のようなものがあります。
- マンション売却の流れ
- 売却相場
- 売却にかかる費用・税金
- 媒介契約の方法
- 必要書類
まず、査定を依頼するなら売却相場を知っておくことが大切です。
査定依頼すれば不動産会社が査定額を提示してくれるとは言え、相場が分からなければ査定額の妥当性も判断できません。自分でも相場を知ったうえで、不動産会社の査定額が妥当かどうかを判断し、相場よりも安値で売却することのないようにしましょう。
相場を調べる方法としては、下記のような方法があります。
- 国土交通省の「不動産情報ライブラリ」などで過去の取引事例を調べる
- 不動産会社のサイトで類似物件の売り出し価格を調べる
- クラモアの「住まいトレンド」を利用する
類似物件の過去の取引事例や売り出し価格から、自分のマンションのおおよその売却額を把握することが可能です。 ただし、同じマンションでも内部の状態や築年数などで条件が変わるため、類似物件であっても売却額が異なる場合もあります。
今ご覧いただいているサイト「クラモア」の”住まいトレンド”であれば、マンション名だけで相場や過去の取引事例、エリアの相場などを簡単に調べられます。併せて賃料相場もチェックできるため、売却か貸し出すか悩んでいる方の参考にもなります。
すぐに確認できるので、まずは一度チェックしてみるとよいでしょう。
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不動産会社によって査定額は変わる
不動産会社ごとに得意なエリアや扱っている不動産の種類、査定額の算出方法が違うため、同じマンションの査定を依頼しても、不動産会社ごとに査定額が大きく異なる場合があります。
例えば、マンション売却が不得意な不動産会社に依頼すれば、売却が難しいと判断されて査定額が低くなる恐れもあるため、特定の不動産会社の査定額だけを鵜呑みにして売却を判断するのはおすすめできません。
相場を把握した上で、複数の不動産会社と査定額を比較しながら判断することが大切です。
また、査定額から売却を判断する場合、査定額が高いか・低いかだけに注目せず、査定額の根拠まで不動産会社に確認することをおすすめします。
査定価格で売れるわけではない
不動産売却において、「査定額」「売り出し価格」「売却額」の3つの価格があります。
査定額
査定額とは、不動産会社がこの価格なら売れると算出した価格です。
査定方法は不動産会社によって異なりますが、おおむね3カ月以内で売却できると想定した価格になります。
売り出し価格
売り出し価格とは、実際に売却をスタートする時の価格です。不動産会社のチラシなどに記載されている価格も売り出し価格になります。
売り出し価格は、売主が自由に決めることが可能であり、査定額と同じである必要もありません。 相場よりも高値を付けると売りにくくなるため、相場や査定額を参考に売り出し価格をつけるのが一般的ではありますが、売り出し価格で売却をスタートしてもなかなか売れない場合は、売却期間中に値下げすることも可能です。
売却額
売却額とは、最終的に売却できた価格のことで「成約価格」とも呼びます。
売却額は、売主の希望だけでなく買主の合意もあって決まるため、買主が値下げ交渉する可能性が高く、売り出し価格よりも低くなるケースも少なくありません。
このような流れで最終的な売却額になるので、査定価格と売却額がイコールでない点は覚えておきましょう。
査定額で売れると想定して資金計画を立ててしまうと、計画が大きく崩れる可能性もあるので注意が必要です。
査定額はあくまで参考程度に考えておくことが大切です。
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最初から査定だけである旨を伝えないのがおすすめ
査定依頼する際は、最初から査定だけである旨を伝えないのがおすすめです。
不動産会社が無料で査定サービスを提供しているのは、営業活動の一環であり、最終的には媒介契約を結ぶことを目的としています。 もちろん、査定後に媒介契約に進まないケースもありますが、最初から「査定だけ」と固く意思表示すると、次につながる可能性がないと不動産会社に判断されることもあります。
そのため、査定依頼する際は「まずは査定の結果を見て売却を検討する」といったように、柔軟に伝えるようにしましょう。
査定依頼後は不動産会社とやりとりする必要がある
査定依頼後は、物件についての確認や査定結果の通知など、なにかしら不動産会社とのやりとりが必要になります。
手間はかかりますが、査定依頼後の電話は物件や査定額に関わる内容のケースもあるので、対応することをおすすめします。
査定依頼後の不動産会社とのやりとりは、売却を任せる不動産会社を選ぶ際の判断ポイントにもなります。
レスポンスの早さや丁寧さなどもチェックすると、信頼できる不動産会社を見極めやすくなるでしょう。
将来売却するには改めて査定が必要になる
先述したように査定額はおおむね3カ月以内で売却できる価格として提示されています。
不動産の状態や市場は、時間の経過によって変化するため、査定を依頼してから数か月たって本格的に売却を進める場合は、再度査定依頼からスタートする必要があります。
不動産会社の査定結果にも、有効期限などが記載されているケースもあります。 前回の査定額で売れると想定しても、市場の変化などで売却額が大きく変わってくるケースも少なくありません。
再度査定し直してもらい、その時点の査定額を元に売却を判断するようにしましょう。
一括査定を利用すると複数の不動産会社から連絡がある
一括査定サイトは、一度に複数の不動産会社に査定依頼できる便利さがありますが、多くの不動産会社へ査定依頼することにより、複数の不動産会社とのやりとりが必要となる点には注意が必要です。
なかには、営業電話がしつこい不動産会社がいる可能性もゼロではありません。
このように、一括査定サイトを利用する際には、メリットとデメリットを理解した上で利用するようにしましょう。
クラモアの無料査定は、複数の不動産会社から営業電話が来ることはありません。
60秒ほどの簡単な入力だけで査定依頼でき、売却査定だけでなく賃料査定も受けられるので、売却か賃貸かを迷っている方にもおすすめです。
ライフプランに合わせて最適な資産活用をご提案
マンションの査定だけ依頼する場合のよくある質問
最後に、マンションの査定だけ依頼する場合のよくある質問をみていきましょう。
登録不要・匿名で査定できる?
一般的に、一括査定サイトや不動産会社の査定サイトを利用する場合、氏名や連絡先などの個人情報の入力が必要です。直接、不動産会社に依頼する場合でも氏名などが必要になります。
登録不要・匿名で査定依頼したい場合は、匿名査定やシミュレーションサイトを利用するとよいでしょう。
ただし、机上査定より精度が落ちる可能性がある点には注意が必要です。
マンションの相場だけ知りたい場合は、マンション名だけで相場がチェックできるクラモアの住まいトレンドがおすすめです。
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マンション査定は無料なの?
マンション査定は、基本的に無料で受けられます。
査定後に、売却しないという場合でも査定料金が発生することはありません。
ただし、相続で査定額が必要な場合など、不動産会社への査定依頼ではなく、不動産鑑定会社に査定を依頼する場合には、費用(鑑定料)が発生します。不動産会社に依頼する場合には、基本的に無料で査定してもらえるので安心してよいでしょう。
みんなが売却査定を依頼した理由は?
クラモアが独自に調査した、不動産売却を検討している方へのアンケート結果によると、売却査定を依頼した理由として多かったのは、「いまが売り時だと考えたため」(22.2%)、「より良い住まいに住み替えるため」(21.5%)、「離婚・別居のため」(9.6%)でした。
最も多い回答が「いまが売り時だと考えたため」という結果であることから、ライフスタイルの変化によるタイミングだけでなく、不動産売却における価格動向や需要バランスなどの“不動産市況”を注視している方も多いことが分かります。
マンション売却では、不動産に関するさまざまな情報や知識があるかどうかで、成功の確率が変わります。 大切な不動産の売却で失敗しないためにも、不動産市場や売却のノウハウを持ち、その地域に精通した担当者がいる「信頼できる不動産会社」を選ぶようにしましょう。
まとめ
ここまで、マンション査定の方法や、依頼する際の注意点について詳しく解説してきました。
査定を依頼しても、必ずしもマンションを売却する必要はありません。
匿名査定やシミュレーションサイトであれば査定額を簡単に把握できますが、よりくわしい査定額が知りたいなら訪問査定がおすすめです。査定方法は複数あるので、査定を依頼したいマンションの状態、売却の意思がどのくらいあるのか、など自分に合った査定方法を選ぶようにしましょう。
不動産の売却を成功させるには、信頼できる不動産会社を選ぶことが大切です。
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対象エリア:東京都・千葉県・神奈川県・埼玉県・大阪府・京都府・兵庫県
※エリア内でも、ケースによってお取り扱いできない場合があります。
宅建士・2級FP技能士(AFP)・相続管理士
逆瀬川 勇造
大学卒業後、地元の地方銀行に入行し、窓口業務・渉外業務の経験を経て、2011年9月より不動産会社に入社。不動産会社では住宅新築や土地仕入れ、造成、不動産売買に携わる。2018年より独立し、2020年合同会社7pocketsを設立。
金融や不動産分野におけるコンテンツにおいて、現場での経験を活かし、読者の方が悩みやすいポイントを分かりやすく解説することを心がけている。
⇒逆瀬川 勇造さんの記事一覧はこちら
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