更新日:2021.04.27
ベッドのサイズってどんなものがある?選び方について解説!
ベッドのサイズには種類があり、快適な睡眠を得るには生活に合ったサイズを選ぶ必要があります。ほかにも、部屋のレイアウトに合わせて適切な物を購入することも大切です。ベッドの基礎知識について具体的に解説していくので、参考にしてみてください。
- ベッドは「シングルサイズ」「ダブルサイズ」など種類はさまざま
- 自分の身体や部屋の間取りに合ったベッドの選び方について知ろう
- ベッドは収納や折り畳み式など機能面にも着目して選ぶ
ベッドにはサイズの種類があり、事前に調べたうえで購入する必要があります。サイズが小さかったり大きかったり、適切なサイズのベッドを購入しないと睡眠の質が下がってしまう可能性があるので注意しましょう。
とくに部屋の間取りに合ったサイズのベッドを選ばないと、部屋が圧迫されてしまう恐れもあります。今回はベッドについての基礎知識や選び方などについて、詳しく解説していきます。
ベッドサイズはどんな種類がある?
ベッドのサイズにはいくつか種類があるため、適切なサイズのベッドを選ぶことが重要です。自分の身体や部屋の間取りに合うベッドを選ばないと、使いにくさを感じることも。具体的にどのようなベッドサイズがあるのか、種類について解説していきます。
一人暮らしには十分なサイズ感「シングルサイズ」
一人暮らしに最適なベッドは、「シングルサイズ」です。ブランドによって細かい寸法は異なりますが、おおよそ「幅97cm×長さ195cm」のサイズ感が一般的です。どのような部屋にでも導入しやすいベッドサイズなので、搬入に困る心配は少ないでしょう。比較的サイズが小さく、移動しやすいため模様替えがしやすいのもメリットです。
寝返りしやすいサイズ感「セミダブルサイズ」
シングルサイズよりも幅が広い「セミダブルサイズ」は、寝返りをしても落ちる心配が少ないのが特徴です。ベッドの寸法は、「幅120cm×長さ195cm」程度。一人で寝るときに、ゆったりとした広さのベッドがよいという方におすすめのサイズ感です。セミダブルサイズを2台並べて、家族みんなで寝るといった使い方も可能です。
コンパクトな二人用のベッドにおすすめ「ダブルサイズ」
二人で一緒に寝ることができる、最低限のベッドを用意したいという方には「ダブルサイズ」がおすすめです。ベッドの寸法は、「幅140cm×長さ195cm程度」が一般的。ダブルサイズといっても、シングルサイズが2個並ぶほどの広さはありません。二人で使用する際には少し窮屈に感じられることもあるので、余裕を持たせたい方は「クイーンサイズ」以上のベッドを選んだほうがよいでしょう。シングル・セミダブルベッドと比較すると、フレームなどの種類が多いため、自分好みの物が見つかりやすいでしょう。
二人で横になっても余裕がある「クイーンサイズ」
広々と二人で快適に寝られるベッドを探しているなら、「クイーンサイズ」がおすすめです。ベッドの寸法は、「幅160cm×長さ195cm程度」。夫婦それぞれがゆったりと寝られるスペースが確保できるので、寝返りも気軽にできるでしょう。クイーンサイズは、部屋へ搬入しやすいようにマットレスが2枚に分かれているものが多く、寝返りなどの振動が伝わりにくい特徴も。部屋の間取りに余裕があれば、夫婦で使うベッドとして検討してみましょう。
夫婦と子どもが一緒に寝られるサイズ感の「キングサイズ」
家族3人で一つのベッドで寝られるのが「キングサイズ」。ベッドの寸法は、「幅180cm×長さ195cm程度」です。ゆったりと寝られるスペースが確保できますが、部屋の間取りに余裕がないと搬入も難しくなります。キングサイズの場合、マットレスを2枚並べて使うタイプが多く、振動が伝わりにくい仕様になっています。家族みんなで寝られるベッドを探している方は、キングサイズを検討してみてください。
自分に合ったベッドサイズの選び方について
ベッドサイズにはいくつか種類があるため、どのような種類が自分に合っているのか、迷ってしまう方も多いでしょう。ポイントは自分の身体に合ったベッドサイズを選ぶこと。ここからは、ベッドサイズを選ぶ際のポイントについて解説していきます。
ベッド幅は身体の幅に30cm程度の余裕が欲しい
ベッドを選ぶうえで大切なのが、十分な「幅」を確保することです。そのためには、身体の幅から30cm程度の余裕を持たせたベッドサイズを選ぶのがポイントです。
一人用・二人用など状況に合わせてベッドサイズを選ぶ
ベッドを選ぶときには、一人用なのか二人用なのか、目的を明確にしてから購入する必要があります。たとえば一人用なら、身体の幅に合わせてプラス30cm程度の余裕があればよいでしょう。寝返りをして落ちるのが心配という方は、セミダブルサイズを検討しましょう。二人用を探しているなら、クイーンサイズやキングサイズがおすすめです。もちろん、ダブルサイズでも二人で寝られますが、「ゆったりと寝たい」という方には向きません。
子どもと一緒に寝るなら2台並べるかキングサイズがおすすめ
夫婦と子どもが一緒に寝られるベッドサイズを探しているなら、シングルサイズやセミダブルサイズを2台並べる方法があります。家族一緒にベッドで寝たいのであれば、横幅を十分に確保できるキングサイズを選んでもいいでしょう。
通常の長さでは身長が足りない方は「ロングサイズ」
通常のベッドで使用されるマットレスの長さは、195cmで統一されていることがほとんど。そのため、身長が高くて通常のマットレスの長さでは窮屈という方は、長さ207cmの「ロングサイズ」がおすすめです。
部屋に合ったベッドサイズの選び方
自分の身体のサイズに合うベッドサイズを選ぶことも大切ですが、部屋の間取りを考慮してベッドサイズを決めることも重要です。ここからは、部屋の間取りに合ったベッドサイズの選び方について解説します。
ベッドの周囲は60cm以上のスペースを確保する
部屋にベッドを置く場合、歩くスペースを最低限確保することが大切です。目安としては、ベッドの周囲60cm程度のスペースを確保しておくようにしましょう。部屋の間取りに対してベッドが大きすぎると、歩くスペースが狭くなってしまい、圧迫感を与えてしまう恐れがあります。快適な日常生活を送るには、部屋の間取りを十分に考慮して選ぶのがポイントです。
2台並べてベッドを置くときは50cm程度のスペースを確保する
夫婦で別々のベッドを2台置く場合、ベッドとベッドのスペースは50cm程度空けておくことをおすすめします。スペースを空けておけば、起きるときなども圧迫感がなくゆとりを持って日々の生活が送れるでしょう。2台のベッドを付けて置く場合には、ワイドキングサイズのシーツを使用すると、ベッドの隙間を解消できます。
部屋の壁とベッドの間には10cm程度の空間が必要
ベッドを壁に付けて設置する場合、空間がまったくないと圧迫感を覚えたりシーツが落ちたときなどの対処が難しくなったりします。そのため、部屋の間取りに余裕があれば壁とベッドの間には10cm程度の空間を設けましょう。少しの隙間があるだけでも、快適性が変わってくるので実践してみてください。
引き出しがあるタイプは出し入れするためのスペースを確保する
ベッドには引き出し付きのタイプもあります。十分な収納性が期待できますが、引き出しタイプの場合は、奥行きを考慮しておかないと使いにくくなってしまうケースも。引き出し部分をうまく利用するには、160cm程度のスペースを確保しておくことをおすすめします。そのほか、引き出しのタイプによっても変わってくるので、引き出しの長さに合わせて検討しましょう。
ベッドを選ぶときには機能性にも着目
ベッドの選び方として、機能性に着目するのも一つのポイントです。近年ではさまざまな機能性のベッドが販売されており、収納性の高いタイプや場所を取らない折り畳み式のベッドなどが人気です。具体的に、どのような機能性のベッドがあるのか見ていきましょう。
ベッドの下に衣類がしまえる「収納タイプ」
ベッド下に衣類などが入れられる「収納タイプ」には、引き出しタイプや収納力が高いチェストタイプなどの種類があります。とくにチェストタイプのベッドは、タンス1本分の収納力があるので、洋服や小物が多い方に人気です。
ほかに、マットレスを持ち上げて使用するトランクタイプの収納ベッドも。トランクタイプは女性でも持ち上げやすいガス圧式が採用されていることが多いため、力に自信がない方でも簡単に収納できます。
湿気をうまく逃がしてくれる「すのこタイプ」
ベッドのマットレスは、汗などの湿気によりカビが生えやすい環境です。「すのこタイプ」のベッドであれば、通気性がよく湿気をうまく逃がしてくれるため、快適に過ごすことができます。
とくに無塗装のひのきを使用しているベッドは香りもよく、リラックス効果が期待できます。蒸し暑い夏の時期にも、寝心地のよい環境を整えてくれるでしょう。
省スペースで使い勝手抜群の「折り畳みベッド」
部屋の間取りが狭くてベッドを置くスペースが確保できないという方には、「折り畳みベッド」がおすすめです。普段は折り畳んでおき、寝るときだけ広げれば、部屋を圧迫せずに済みます。また、折り畳みベッドはキャスター付きのタイプが多く、出し入れが簡単な点もメリット。自由に移動もできるので、使用しないときは部屋の端に寄せておくことも簡単です。
来客時にも邪魔になりにくく部屋を広く使用できるため、一人暮らしの部屋に打ってつけの機能と言えます。
ベッドサイズの種類を把握して自分に合うタイプを選びましょう
ベッドサイズにはいくつか種類があり、自分の身体に合わせたり部屋の間取りに合わせたりするなど、選び方にもポイントがあります。
部屋の間取りに合わないベッドを購入してしまうと、搬入ができないケースもあるので、事前に搬入経路なども確認しておくことをおすすめします。こだわりのベッドを置いて快適な生活を送るためにも、まずは自分に合った物件を探してみましょう。
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