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何階建以上がタワーマンション?いつかは住みたい!タワマンの基礎知識

更新日:2021.08.25

何階建以上がタワーマンション?いつかは住みたい!タワマンの基礎知識

眺めがよくて、高級感溢れる印象のタワーマンションですが、実際にタワーマンションとはどのような建築物でしょうか。何階以上がタワーマンションと呼ばれるのか、建物の特徴についても知りたい方は多いはずです。今回はタワーマンションの基礎知識やメリットについて、詳しい内容を紹介していくので参考にしてみてください。

  • タワーマンションは高さ60m・20階建て以上の超高層建築物
  • タワーマンションは共用施設や周辺の環境がすぐれている
  • タワーマンションには外干しができないなどのデメリットもある

もくじ

  1. どのような建物がタワマンと呼ばれている?

    1. タワーマンションは高さ60m・20階建て以上の超高層建築物

    2. 建築基準法によって建物や設備の構造強度も高い

  2. タワーマンションに住むうえでのメリットについて

    1. 共用施設が充実している

    2. 周辺施設が充実している

    3. 高層階なら周囲の視線が気にならない

    4. 虫が部屋に入り込みにくい

  3. タワマンが人気の理由とは?

    1. 眺めがよく日当たりもよい

    2. 多重オートロックなどセキュリティ性が高い

    3. 資産価値が高く下がりにくい

  4. タワーマンションの地震や火災に関する建築基準

    1. タワーマンションの地震に関する建築基準

    2. タワーマンションの火災に関する建築基準

    3. タワーマンションに住むうえでの注意点について

  5. タワーマンションは景色がよいが注意点も把握しておこう



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高層階建てで眺めがよく、高級感あふれる印象がある「タワーマンション(通称:タワマン)」。一度は住んでみたいと思っている方は多いのではないでしょうか。しかし、実際にタワマンとは、どのような建物のことを指しているのかご存じですか?

具体的にタワマンは何階建てという基準はありませんが、建築基準法では超高層建築物に対して、高さの基準が設けられています。今回は、タワマンの基礎知識やメリットについて、詳しい内容を紹介していきます。

どのような建物がタワマンと呼ばれている?

一般的にタワマンは、高層階建てで眺めがよく、家賃も高額、最新の設備がそろっていることが多いことから資産価値が高い建物のことを指しています。実際には、どのような建物がタワマンと呼ばれているのでしょうか。
タワマンの定義について、詳しい内容を解説していきます。

タワーマンションは高さ60m・20階建て以上の超高層建築物

具体的にタワーマンションは、細かく定義されている建物ではありません。ただ建築基準法などによって、建物は31m・60m・100mとそれぞれ基準が設けられています。

そのなかでタワマンとして認識されているのは、高さ60m・20階建て以上の「超高層建築物」です。超高層建築物は地震や火災といった事態にも備えて設計されており、厳しい基準が設けられています。さらに高級感あふれる内外装をしているのが、タワマンの特徴と言えるでしょう。

建築基準法によって建物や設備の構造強度も高い

高さ60m以上の建物になると、地震などによって倒壊しないように構造強度が高く設けられています。細かくシミュレーションした後に、安全性があると国土交通省の大臣に認められて、初めて建設の許可が下りるのが特徴です。

また建物内部の設備についても、震度6強から7程度の地震ではエレベーターのかごが脱落しないように設計することが義務付けられています。そのためタワマンは、建物や設備ともに構造強度が高く、入居者が安心して暮らせる環境に整っているのが特徴です。

タワーマンションに住むうえでのメリットについて

高さ60m・20階建て以上のタワーマンションでは、住人にどのようなメリットが感じられるのでしょうか。従来の高さのマンションと比較して、魅力的な部分について解説していきます。

共用施設が充実している

タワマンに住むメリットは、入居者が利用できる共用施設がハイスペックであることが挙げられます。物件によってはパーティールームやプールといった施設が建物内部に建設されているので、楽しい時間を過ごせるでしょう。
ほかにもゲストルームやフロントコンシェルジュなどのサービスも提供されており、便利に活用できます。通常のマンションよりも共用施設やサービスが充実しているので、過ごしやすい住環境が整っているのが特徴です。

周辺施設が充実している

タワマンは立地がよい場所に建設されていることが多いため、周囲に銀行やスーパーなど周辺施設が充実しているのが特徴です。日頃の買い物など、生活面で便利な環境が整えられています。
ほかにも駅と直結しているタワマンなどもあるため、アクセス良好な環境になっているのがタワマンの魅力です。

高層階なら周囲の視線が気にならない

通常のマンションであれば、ほかのマンションと建物の高さが変わらないため、室内が見えてしまう可能性があります。しかしタワマンの高層階であれば、周囲に同様の高さの建造物がない限り、室内の様子が見える心配がありません。
周囲の視線を気にすることなく生活できるので、ストレスなく過ごすことができるでしょう。

虫が部屋に入り込みにくい

タワマンで高層階に住んでいる場合、虫は高くまで飛ぶことができないため、虫が部屋に入り込む可能性は低くなります。ただ、エレベーターや荷物に紛れ込んでいることはあるでしょう。それでも通常のマンションよりは、窓から虫が入り込むといった事態は避けられます。

タワマンが人気の理由とは?

周辺環境が整っており、高級感あふれる内外装が特徴的なタワマンですが、具体的に人気の理由とはどのようなことが考えられるでしょうか。タワマンが人気の理由について解説していくので、参考にしてみてください。

眺めがよく日当たりもよい

タワマンの高層階では、都市が一望できるので眺めがよいのが特徴です。夜にはライトアップされた景色が楽しめます。
また周囲に同じような高さの建造物がなければ、日光を遮る物がないため、日当たり良好です。温かい日差しを受けながら生活できるのが、タワマンの人気の理由と言えるでしょう。

多重オートロックなどセキュリティ性が高い

タワマンに導入されている防犯対策は、通常のマンションより厳重なのが特徴です。多重オートロックや防犯カメラの設置など、防犯意識が高いため安心して暮らせる環境が整えられています。
ほかにも警備員が巡回するといったタワマンも多いため、不審者が侵入する可能性は低いでしょう。

資産価値が高く下がりにくい

好立地な場所に建てられていることが多いタワマンは、比較的資産価値が高い傾向にあります。状況によっては部屋を購入したときよりも、売却金額のほうが高くなる可能性もあるでしょう。

タワーマンションの地震や火災に関する建築基準

タワーマンションの地震や火災に関する建築基準

タワマンは建築基準法によって、地震や火災に対して安全性が確保されるように設計されています。具体的に、タワマンの安全性は建築基準法で、どのように定められているのか詳しい内容を解説していきましょう。

タワーマンションの地震に関する建築基準

一般的な建築基準に加えて、高さ31m以上の建物には非常用エレベーターや排煙設備などの中央管理室を取り付けることが義務付けられています。

また高さ60m以上の超高層建築物に定められている基準をクリアしないと、タワマンは建築できません。60m以上の建物を建設する際には構造耐力など、シミュレーションを十分に行ってから国土交通省の大臣認定を受ける必要があります。

ほかにもエレベーターに関する設備の基準は、下記のとおり基準を満たしておく必要があるのが特徴です。

・震度6強から7の地震:エレベーターのかごが脱落しない
・震度5弱の地震:エレベーターが直ちに停止する
・震度4の地震:自動的に最寄りの階数に停まり、避難できる

タワーマンションの火災に関する建築基準

高さ31m以上の建物では、非常用エレベーターを設置することが義務付けられています。理由としては、はしご車が対応できる範囲は31m程度が限界とされているためです。

またタワマンで使用するカーテンなどは、防炎物品(消防法に定められた防炎性能基準の条件を満たしたもの)でなければならないと定められています。
高さ100m以上の建物では、火災が発生した際にヘリコプターで避難できるよう、「緊急離着陸場」を屋上に設置することが義務付けられているのです。

タワーマンションに住むうえでの注意点について

タワマンは高層階なら景色がよく、共用施設も豪華で住みやすい環境が整えられています。しかしなかには、エレベーターの待ち時間が長いなどの注意点があるので、事前に把握しておくことが大切です。
具体的に、タワマンに住むうえでの注意点について解説していくので、参考にしてみてください。

地上から部屋に入るまでに時間がかかる

タワマンの高層階に住んでいる場合、地上から自分の部屋に入るまで時間がかかるケースがあります。とくにエレベーターが込み合っているときは、エレベーターの待ち時間も考慮して通勤や通学の時間を検討しないといけません。

洗濯物を外で干すことができない

超高層階建てのタワマンは洗濯物が落下を防ぐために、外で洗濯物が干せないルールとなっています。そのため部屋干しする必要があり、どのように洗濯物を乾かすのか検討しないといけません。
基本的に、外で干せない代わりに浴室乾燥機などの機能が搭載されています。それらの機能を使って、日頃の洗濯を済ませる必要があるでしょう。

高層階では携帯の電波が入りにくい

タワマンの高層階に住んでいる場合、携帯電話の電波を送る基地局より高い可能性があるため、電波がキャッチしづらい傾向にあります。
目安としては14階以上の部屋では、電波が入りにくいので携帯電話を使用する際には注意しましょう。

タワマンの管理費が高くつく

従来の高さのマンションと比較すると、ジムなどの共用施設が充実しているのがタワマンの魅力です。しかし設備が充実している分、管理費用は高くつきます。
管理費用は毎月かかってくるので、事前にどれくらいの費用がかかるのか調べておくことが大切です。

タワーマンションは景色がよいが注意点も把握しておこう

一般的に高さ60m・20階建て以上の建物をタワマンと呼ぶ傾向にありますが、詳しくは建物の高さによって建築基準法などが異なります。景色もよく共用設備も充実しているため、タワマンは住みやすく快適な環境が整えられていることが多いでしょう。

ただ高層階に住んでいる場合は、エレベーターで移動する時間がかかったり外で洗濯物を干したりできないなどの注意点もあります。事前にメリットと、注意点を把握したうえでタワマンに暮らすか検討しましょう。
具体的に物件をお探しの方は、下記よりお気軽にお問い合わせください。



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