- 日常的に筋トレをしている方や「筋トレが趣味」の方は増加傾向にある
- 工夫次第で、自宅の部屋でも筋トレスペースを確保できる
- 筋トレをする前提なら、鉄筋コンクリート造のマンションがおすすめ
リモートワークの普及などもあり、「身体を動かす機会がなくなった」という方も多いでしょう。逆に、運動不足を解消するために筋トレをしているという方も増えています。筋トレ好きの方も一定数おり、なかにはジムに通わず自宅でマシンや道具をそろえているという「筋トレ女子(男子)」も珍しくありません。
しかし、アパートなどの集合住宅で本格的な筋トレ部屋をつくるのは問題ないのでしょうか?この記事では、アパートなどで筋トレをする際の注意点や、快適な筋トレライフを楽しむポイントをご紹介します。これから自宅で本格的な筋トレを始めたい方、引越し先を探している方は、参考にしてみてください。
今、日常的に筋トレをしている人が増えている?
かつては筋トレというと、「アスリートやスポーツプレーヤーのトレーニング」というイメージが強くありました。しかし、近年では健康志向が高まったことや、筋肉量を増やすことによるダイエットや印象アップの効果などが注目されるようになったことで、日常的に筋トレをする方が増えています。なかには、「筋トレそのものが趣味」という方もいるほどです。
運動不足に陥りやすいライフスタイル
近年では公共交通機関の進化や電動乗り物の普及、さまざまな仕事・作業の機械化などによって、人が歩いたり身体を動かしたりするシーンが少なくなりました。仕事によっては「デスクワークのみで、1日中ほとんど歩かない」という方もいるでしょう。
こういった生活を続けることで問題になるのが「運動不足」です。身体をあまり動かさないと、肥満や成人病などのリスクが高まることが知られています。また、運動不足がストレスの原因になり得る点もリスクの一つです。
昨今では新型コロナウイルスの蔓延によって、ますます自宅で過ごす時間が長くなりました。このような背景から、運動不足の現状に危機感を覚え、筋トレなどの形で身体を動かしたいという方が増えたとも考えられます。
筋トレをする人の割合は……
筋トレを実際に行っている人の割合は、30%を超えるとも言われています。つまり、「3人に1人は何らかの筋トレをしている」ということです。民間の調査によると、筋トレ人口は16年間で2倍に増えたのだとか。
こうした需要に応える形で、本格的なトレーニングができるスポーツジムや、家庭用のトレーニング機器、そして筋トレを補助してくれるプロテインパウダーなどの市場規模も拡大傾向にあります。
筋トレが趣味になった背景
もともと筋トレは「身体を鍛えるため」や「健康の維持」といった目的を持って行われるのが一般的でした。しかし、現在では筋トレそのものが趣味となるケースも増えています。
スポーツは世代を問わず趣味の定番と言えますが、自宅や自宅周辺で楽しめるスポーツはどうしても限定されます。その点、筋トレは工夫次第で自宅でも行うことができ、場所を選ばないので、趣味として人気を集めるようになったと考えることもできそうです。
自宅の部屋に筋トレスペースをつくるポイント
自重を使ったちょっとした筋トレであれば、人が立って動けるスペースさえあれば十分に行えます。しかし、趣味としてより本格的な筋トレを行いたいなら、専用のスペースがあったほうが効果的です。
以下では、自宅に筋トレスペースをつくるためのポイントをご紹介します。
部屋数に余裕があるなら専用ルームを
あまり使っていない部屋があるなど、部屋に余裕がある場合は筋トレ専用ルームをつくるのもよいでしょう。それなりに場所を取る本格的な筋トレマシンも設置できるので、ジムのような感覚で筋トレに集中できます。
筋トレを趣味としている方のなかには、ホームジムをつくる前提で物件を選ぶケースもあります。ホームジムがあれば、さまざまな筋肉の強化にバランスよく対応できます。
一人暮らしのワンルームもトレーニングルームになる
ワンルーム物件の場合、広さが限られていることから「筋トレスペースを確保しにくい」と考えている方も多いでしょう。しかし、コンパクトに収納できるトレーニング機器をセレクトすれば、ワンルームでもしっかりと筋トレスペースを確保できます。
テレビ台やベッドの下などにダンベルなどのアイテムを収納すれば、日常生活で不便さを感じることもないでしょう。
部屋数に余裕がない場合
部屋数に余裕がなく、1部屋まるごと使ったホームジムをつくるのが難しい場合は、寝室の一角を使った筋トレスペースをつくるのも手です。
ちょっとした筋トレ機器を置くのはもちろんのこと、自重トレーニングがしやすいマットやダンベルなどを用意するだけでも、効率的に筋トレできるようになります。
子育て世帯ならキッズルームでの筋トレも
子育て世帯の場合、キッズルームをトレーニングルームと兼用にするのもおすすめです。子どもにケガをさせないための工夫は必要ですが、うまく活用できれば子どもと一緒に遊びながらトレーニングできます。
ボルダリングパネルなど、子どもと一緒に楽しめるトレーニング設備を用意するのもよいでしょう。
リビングのスペースを有効活用
ファミリーで暮らしている方の場合、リビングの一角にスペースがあるケースも多いでしょう。それほど広さに余裕がなくても、テレビを壁掛けにするといった工夫によって、リビングを広く活用できる場合があります。
筋トレ機器というと、大型のゴツゴツした見た目のものをイメージしがちですが、近年ではさまざまなインテリアにマッチするものや、コンパクトなタイプも増えています。うまく筋トレ機器をチョイスすれば、リビングを筋トレスペースとして活用できるでしょう。
自宅筋トレで覚えておきたい注意点
「これから自宅で筋トレを始めたい」と考えている方もいるでしょう。とはいえ、具体的に何から準備すればいいのかわからないかもしれません。続いては、自宅で筋トレをするにあたって覚えておきたい注意点を解説します。
賃貸物件で部屋を傷つけないための対策
賃貸物件の壁や床に筋トレ機器などでキズをつけてしまうと、退去時に原状復旧費用が発生する恐れがあります。そのため、賃貸物件で本格的な筋トレをしたいと考えているなら、部屋を傷つけないよう対策を考えておきましょう。
筋トレ機器などを床に置く可能性がある場合、厚めのダンベルマットやベンチマットなどを用意するだけでもキズの防止に役立ちます。
他の部屋に迷惑をかけないための対策
筋トレによる振動や騒音によって、近隣の部屋に迷惑をかけるリスクがあります。そのため、防振マットやクッションフロアなどを使い、近隣への影響を最小に抑えましょう。
近年では、アパートやマンションなどの集合住宅で筋トレをする方が増えていることもあり、しっかり振動や騒音などを抑えてくれるマットやトレーニング機器も登場しています。ただし、アイテムや設備に頼るだけでなく、「深夜のトレーニングは避ける」といったルールを設けることも大切です。
引っ越しを考えている方はここをチェック!
これから引越しを検討している方のために、筋トレをしやすい物件選びのポイントをご紹介します。
鉄筋コンクリート造のマンションがおすすめ
筋トレによって発生する振動や騒音などの対策を考えるなら、鉄筋コンクリート造のマンションがおすすめです。木造のアパートに比べて防音や防振性能が高いことから、周囲を気にせずに筋トレに集中できるでしょう。
また、建物の構造もしっかりとしているので、大型のトレーニング機器を置きやすいという点もメリットです。より本格的な筋トレをしたいのであれば、部屋数に余裕のある物件を選ぶと、ホームジムを構築しやすいでしょう。
木造の場合は構造をチェック
近隣の部屋への影響に配慮するなら、鉄筋コンクリート造のマンションがよいでしょう。しかし、木造のアパートよりも鉄筋コンクリート造のマンションのほうが家賃は高くなる傾向にあります。そのため、予算の都合で木造の物件を選択するケースもあるでしょう。
同じ木造でも、「在来工法」と「2×4(ツーバイフォー)工法」では防音性に差があります。一般的には、2×4工法のほうが防音性は高いので覚えておきましょう。また、同じ構造でも築年数が浅いほうが気密性は高く、防音性能が高いケースもあるので、チェックしておきたいポイントと言えます。
木造の物件でもマットや防音カーテンなどを用いることで、ある程度の対策は可能です。忘れずに対策をしましょう。
しっかりと対策をして、自宅で快適な筋トレライフを
筋トレには、運動不足の解消や健康維持、スタイルの維持、ストレス解消といった多くのメリットがあります。しっかりと傷や騒音の対策をすることによって、アパートやマンションなどの集合住宅でも本格的な筋トレが行えます。今回ご紹介したポイントを押さえておけば、より自宅での筋トレを充実したものにできるでしょう。
これから、筋トレをもっと快適に行える物件へ引越したいと考えている方は、以下の窓口からお気軽にご相談ください。あなたの毎日をより充実させるため、「理想の物件探し」のお手伝いをいたします。
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