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宅配ボックスのタイプとメリットは?住まいに合う宅配ボックスを見つける方法

更新日:2021.03.31

宅配ボックスのタイプとメリットは?住まいに合う宅配ボックスを見つける方法

自宅にいなくても荷物を受け取れる宅配ボックス。そんな便利なアイテムが個人宅でも導入され始めています。宅配ボックスは種類だけでなく機能性もさまざま。この機会に自分のライフスタイルに合った宅配ボックスを設置してみませんか?

  • 個人宅でも宅配ボックスの需要が高まっている
  • 感染症対策にも宅配ボックスが役に立つ
  • 種類やデザインもさまざまなのでライフスタイルに合ったものを選ぼう

もくじ

  1. 宅配ボックスの役割とタイプ

    1. 「機械式(ダイヤル式)」

    2. 「電気式」

  2. 宅配ボックスを利用するメリットとデメリット

    1. 【メリット1】留守にしていても荷物を受け取れる

    2. 【メリット2】配達業者と対面しなくていい

    3. 【メリット3】不審者が侵入しづらい

    4. 【デメリット1】直接でないと受け取れないものもある

    5. 【デメリット2】盗難は自己責任になる

    6. 【デメリット3】複数の荷物は受け取れない

    7. 宅配ボックスを利用するときの注意点

  3. 個人宅でも需要が高まっている!

    1. 後付けできる宅配ボックス

  4. 宅配ボックスの選び方

    1. 「値段」

    2. 「防犯性」

    3. 「機能」

    4. 「サイズ」

    5. 「デザイン」

  5. 防犯や感染対策にも便利な宅配ボックス



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宅配便の受け取りがあるのに、「留守にしていて受け取れなかった……」という経験がある方は少なくないでしょう。そんなときに活躍するのが、「宅配ボックス」です。今までは高層マンションに設置されていることが多かった宅配ボックスですが、近年では個人宅でも需要が高まっています。

この記事では、宅配ボックスを置くメリットやデメリットをはじめ、宅配ボックスの選び方についてご紹介します。「宅配ボックスを自宅に導入するか迷っている」という方は、ぜひ参考にしてみてください。

宅配ボックスの役割とタイプ

宅配ボックスの役割とタイプ

宅配ボックスは、24時間体制で住人の代わりに荷物を受け取ってくれる便利なアイテムです。宅配便の再配達の手間を減らすだけでなく、セキュリティの面でも注目されています。また、対面式ではないことから感染症対策としても活用できます。

宅配ボックスは、大きく分けて「機械式(ダイヤル式)」と「電気式」の2種類に分別できます。

「機械式(ダイヤル式)」

ダイヤル錠やボタンで施錠・解錠を行うタイプです。預け入れる側が暗証番号を設定し、解錠する際にはその暗証番号が必要になります。コンパクトなタイプのものが多く、電源の設置が必要ありません。場所を選ばずに手軽に設置できるのがメリットです

ただ、暗証番号の共有し忘れや設定ミスなどが起こると解錠できません。暗証番号が記載されている不在票を抜かれてしまい、盗難などのトラブルが起きやすい側面もあります。

「電気式」

近年ではタッチパネルなどで操作できる宅配ボックスもあります。コンピュータで制御されており、タッチパネルを操作して解錠します。操作履歴を残しておけるので、万が一のときでも安心感が高いタイプと言えます。

ただし、電気を使っているので導入やメンテナンスにコストがかかります。電源の通っている場所でしか使用できないため、設置場所を選ぶ必要があります。



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宅配ボックスを利用するメリットとデメリット

利便性の高い宅配ボックスですが、使用する際には注意すべき点があります。デメリットなども踏まえたうえで、宅配ボックスのメリットを最大限に生かす使い方を心がけましょう。

【メリット1】留守にしていても荷物を受け取れる

宅配ボックスの最大の魅力は、留守にしていても荷物を受け取れること。一人暮らしはもちろん、共働きなどで日中を留守にすることが多い家庭でも重宝するでしょう。配達日時を指定できない荷物でも、予定を気にすることなく受け取りが可能です

【メリット2】配達業者と対面しなくていい

荷物を直接受け取る際、部屋が片付いていなかったり見られたくないものがあったりして、ドアを開けることに抵抗がある方もいるのではないでしょうか。そういったときに宅配ボックスがあれば、配達業者の方と対面せずに済みます

また、人との接触が減ることで、感染症対策にもつながります。お互いにソーシャルディスタンスを守れるので、今後も需要が高まっていくでしょう。

【メリット3】不審者が侵入しづらい

宅配ボックスがあれば、配達業者と顔を合わせなくても荷物が受け取れます。マンションなどでは、配達業者を装った不審者が侵入してしまうケースもあります。しかし、玄関を開けずに済めば不審者の侵入を未然に防ぐことができます。

また、自宅を特定しにくいため、一人暮らしの女性にとってはうれしいポイントに。子どもだけで留守番をすることが多い家庭でも、宅配ボックスがあると安心感が高まるでしょう。

【デメリット1】直接でないと受け取れないものもある

宅配ボックスは、冷蔵品や冷凍品は受け取ることができません。ほかにも、代金引換の荷物や貴重品なども受け取ることができないので注意が必要です。もちろん現金なども受け取れません。

「どうしても冷蔵品を受け取りたい」という方は、冷蔵機能が備わった宅配ボックスもあるのでチェックしてみましょう。ただし、宅配ボックスに入らないサイズの荷物は基本的に直接受け取るしかありません

【デメリット2】盗難は自己責任になる

鍵などを壊された場合、中身を盗まれてしまう可能性があります。暗証番号が設定されていても不在伝票が取られてしまったら、簡単に中身を取り出せてしまいます。

万が一盗まれてしまった場合は自己責任となるため、宅配ボックスのそばに防犯カメラを設置したり、利用履歴を残せるようにしたりすると安心です

【デメリット3】複数の荷物は受け取れない

宅配ボックスには基本的に1つの荷物しか入れられません。宅配業者が到着したときにすでに荷物が入っていれば、追加で荷物を預けることができません。そのため、1回ずつ分けて届けてもらう必要があります。集合住宅のように複数の宅配ボックスが設置されていれば安心ですが、空いていなければ受け取れないので注意しましょう。

宅配ボックスを利用するときの注意点

サイズによっては宅配ボックスに入らない荷物もあるので、冷蔵品や冷凍品は保存できるのか、荷物のサイズはどのくらいまでなら入るのかなどをチェックしておきましょう。

また、マンションなどの集合住宅の場合は宅配ボックスの数には限りがあるので、空きがない場合には宅配会社が荷物を持ち帰ってしまいます。なかには共用の宅配ボックスをロッカー代わりにして、私物を長期保管するといったケースもあるため、「しばらく空かず、なかなか荷物が受け取れない……」といった場合や緊急時などは、管理会社に問い合わせしてみましょう。



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個人宅でも需要が高まっている!

個人宅でも需要が高まっている!

比較的新しいマンションなどに設置されていることが多かった宅配ボックスですが、インターネットショッピングの利用が増えたことや、宅急便の再配達に関する問題が注目され始めたことから、個人宅に導入する方も増えています。

再配達は宅配便の約20%を占めていると言われています。再配達が重なることによって、運送会社が人手不足に陥るだけでなく、トラックからのCO2排出による大気汚染が問題となっているのです。

出典:内閣府「再配達問題に関する世論調査」

そういった問題を解決する手段の一つとして注目が集まっている宅配ボックスですが、種類が豊富なので、宅配ボックスの導入を検討している方はチェックしてみましょう。

後付けできる宅配ボックス

大規模マンションなどであれば宅配ボックスが標準装備されていることが多いですが、アパートなどの賃貸物件には備わっていないところもあります。

個人宅でも宅配ボックス設置の需要が高まっている分、安価で手軽に取り付けられるものも多くあります。ただし、賃貸物件であれば共有スペースに設置することになるので、管理会社や大家さんへの事前確認が必要になります

工事設置タイプ

玄関前に設置するタイプの宅配ボックスで、取り付けには工事が必要です。ただ、工事といっても金具で取り付けるだけという簡易的なものもあります。金属製で頑丈なつくりのものが多いので、盗難などが心配な方にもぴったりでしょう。

簡易設置タイプ

玄関前に置くだけで工事の必要がない簡易的な宅配ボックスです。個人で手軽に購入できる安価なものが多いので、賃貸物件での取り付けにもおすすめです。

しかし、オートロック式のマンションの場合には、このタイプは使えません。オートロックを配達員が突破することができず、宅配ボックスとして機能しないからです。

宅配ボックスの選び方

近年ではいろんなモデルが誕生しています。たくさんの種類のなかから、自宅にぴったりの宅配ボックスをどう選べばいいのでしょうか。

そんなときに考えたいのは、自身の生活スタイルです。「インターネットでよく買い物をする」「大きい荷物が多い」「目に触れる場所なのでセキュリティを強化したい」など、生活スタイルに合わせて考えてみると、自宅に合った宅配ボックスのタイプがわかります。

以下からは、宅配ボックスを選ぶ際のポイントについてご紹介。購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

「値段」

宅配ボックスは種類によって値段が大きく変わります。工事設置タイプは、本体だけで3万~10万円で、これに工事代金がかかってきます。頑丈なものが多いので、盗難対策を講じたい方におすすめです。

一方、工事不要の簡易設置タイプは3,000~7,000円で購入できます。ただ、自宅がオートロックだと使えないので確認が必要です。安価な分、頑丈さや防犯性は劣ります。宅配ボックスと一緒に防犯カメラなどを設置するのがよいでしょう。

「防犯性」

デメリットでも紹介した通り、盗難の被害に遭う可能性はゼロではありません。留守でも受け取ることができますが、自分以外の人でも受け取れる可能性があるということを念頭に置きましょう。

工事が必要な宅配ボックスはしっかりと取り付けられるので、宅配ボックスごと持って行かれる心配は少ないでしょう。一方、簡易設置タイプは安くて手軽な分、防犯性は高くありません。防犯カメラの設置や南京錠での施錠など、防犯対策を講じる工夫が必要です。

「機能」

自動捺印機能や、冷蔵機能、防水機能など宅配ボックスにはさまざまな機能が搭載されているものもあります。自動捺印機能は対面しなくても配達員が自ら受領票にハンコを押せるので、とても便利です。

この機能がなくても、シャチハタを入れておくポケットがあれば問題ないでしょう。わかるようにシャチハタ用のケースが付いていると、配達員も受け取る側も便利です。

また、宅配ボックスでは受け取れない荷物もありますが、冷蔵品や冷凍品を保管できる機能が備わったタイプもあります。食品類をひんぱんに受け取る家庭では、このような機能が付いているものを選ぶといいでしょう。

「サイズ」

大き目の段ボールでひんぱんに届くものが多いという方は、宅配ボックスのサイズ感にも気を配りましょう。せっかく宅配ボックスを設置しても、サイズオーバーで受け取れないものが多いとあまり意味がありません。

あまり見当がつかないという方は、大きめのサイズを購入するのがいいでしょう。一般的な宅配ボックスは、段ボール100サイズ(外形3辺合計100cm以下:Sサイズ)まで対応しているものが多いです。不安がある方は、ひとまわり大きい120サイズ(外形3辺合計120cm以下:Mサイズ)の段ボールが入れられるタイプを選ぶと安心です。

ただし、大きすぎると玄関まわりに置けないこともあるので、どこに設置するかも考えて宅配ボックスのサイズを選んでみましょう。

「デザイン」

基本的には自宅の前に設置するものなので、デザインにこだわって外観にマッチするものを選ぶのがおすすめです。以前より宅配ボックスのデザインもバラエティに富んでいるので、お好みの宅配ボックスを探してみましょう。

また、配達員が宅配ボックスだとわかるようなデザインにすることも重要です。宅配ボックスだと気づいてもらえないと、当然ながら意味がありません。死角に置いているなど、見つけてもらえるか不安な方は宅配ボックスの存在を知らせるステッカーなどを貼ってみてもいいかもしれません

防犯や感染対策にも便利な宅配ボックス

留守にしていても荷物を受け取ることができる宅配ボックスが個人宅でも導入され始めています。また、宅配ボックスが備わる賃貸物件への引越しを検討している方にとっても、荷物の受け取りはもちろんのこと、防犯対策や感染症対策にも打ってつけでしょう。

簡単に取り付けられるものやさまざまなデザインがあるので、今回ご紹介した内容を参考に、ぜひ自身のライフスタイルや自宅に合った宅配ボックスを見つけてみてくださいね。



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