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分譲賃貸ってどんな物件? 普通の賃貸との違いやメリット・デメリットを解説

更新日:2022.09.07

分譲賃貸ってどんな物件? 普通の賃貸との違いやメリット・デメリットを解説

購入物件を探しているときに目にする「分譲」と、賃貸物件を探しているときに見る「分譲賃貸」という言葉。購入と同じように「『分譲』がついている賃貸物件って何?」と思われる方もいることでしょう。そこで、「分譲賃貸」について解説していきたいと思います。

  • 分譲賃貸とは、何らかの理由で賃貸として出された元分譲マンション
  • ハイグレードな設備、防犯性の高さ、間取りの多様性などが魅力
  • 食器洗浄機や床暖房設備などが標準搭載されていため、生活のクオリティを上げられる

もくじ

  1. 分譲賃貸の概要

  2. 分譲賃貸のメリット

    1. 防音性や耐震性が優れている傾向に

    2. ハイグレードな設備を使える

    3. 広く間取りのバリエーションが多い

    4. 防犯性が高い

  3. 分譲賃貸のデメリット

    1. 家賃が高いことが多い

    2. 物件数が少なく選択肢が狭い

    3. 短期間しか借りられないケースも

    4. 物件探しの幅が広がる「分譲賃貸」という選択肢



 

分譲賃貸の概要

分譲賃貸の概要

分譲賃貸は、何らかの理由で賃貸に出された分譲マンションです。
より具体的に言えば、所有者が転勤などでその物件に住み続けることができなくなり、賃貸に出されるようになった分譲マンションを指します。分譲マンションは金融機関でローンを組み、毎月返済しなければなりませんが、人に貸すことでオーナーは賃料を返済に充てられるのです。人に住んでもらうことで防犯対策にもなりますし、物件の劣化も防ぐことができます。

また、分譲マンションを投資目的で購入する人もいます。投資目的の場合、賃料を確実に回収するため賃貸ニーズが高そうな物件を購入します。そのため、デザインがおしゃれ、かつ設備が整った分譲物件が、賃貸物件として市場に出回ることになります。

分譲賃貸のメリット

分譲賃貸のメリット

一般的な賃貸マンションと比べ、分譲賃貸マンションの魅力として、以下のようなものが挙げられます。

防音性や耐震性が優れている傾向に

長期で住むことを前提にした分譲マンションは、賃貸マンションに比べて設備のグレードが高い傾向にあります。分譲賃貸はもともと分譲マンションとして建てられた物件のため、防音性や耐震性の高さが特徴です。鉄筋コンクリート造(RC造)や免震構造が採用されている建物も多くあります。

ハイグレードな設備を使える

食器洗浄機や床暖房設備、ディスポーザー(生ごみ粉砕機)、IHクッキングヒーター、タンクレストイレなどが標準装備されているなど、賃貸物件にはない設備が導入されています。これも、分譲賃貸の魅力の一つです。

広く間取りのバリエーションが多い

分譲マンションは、ファミリー世帯の購入を想定しています。広いだけでなく、間取りのバリエーションが多いのも特徴です。

防犯性が高い

分譲マンションでは防犯カメラやオートロック機能が整っており、管理人が常駐しているなど、防犯対策もしっかりしています。ディンプルシリンダー(ギザギザのキー山の代わりに、えくぼ状のキー山を用いたカギ)やロータリーシリンダー(円筒状のピンではなく、板状の部品を配置した鍵)といった防犯性の高い鍵を採用していたり、エレベーターが訪問先のフロア以外に止まらない仕様になっていたりする場合もあります。



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分譲賃貸のデメリット

分譲賃貸のデメリット

魅力的に見える分譲賃貸マンションですが、メリットばかりではありません。以下のデメリットについても理解しておきましょう。

家賃が高いことが多い

賃貸マンションの物件と比べると、分譲賃貸は家賃が高めに設定されているケースが多く見られます。これは設備の性能の高さが理由です。“賃貸物件にはない”という付加価値が加わるため、同じエリア、同じような条件の物件と比較しても、家賃が高くなる傾向が見られます。

物件数が少なく選択肢が狭い

賃貸物件よりも比較的グレードの高い分譲マンションは、市場に出回る数が少ないにもかかわらず、住みたい人が多く、常に品薄状態です。よい物件を見つけたと思って問い合わせてみたものの、すでに契約が成立していたということもあります。

短期間しか借りられないケースも

投資目的で分譲賃貸をしている所有者との契約であれば、更新しながら住み続けることが可能です。一方、転勤中のみ賃貸として貸し出すという契約であれば、住める期間が限られてきます。実際、分譲賃貸物件は定期借家契約という期間限定の物件がほとんどです。
借りる際は、所有者が分譲賃貸に出す目的や賃貸期間、更新のタイミングなどをしっかり確認しましょう。

管理規約を守る必要がある

長期間の居住を前提にした分譲マンションでは、快適な生活を維持するために管理規約があり、ゴミ捨てやペット飼育、定期総会などに関するルールが定められています。分譲賃貸に住むのですから、この規約に従わなければなりません。
管理規約だけでなく、分譲マンションの所有者と結んだ契約内容の制約も受けます。分譲マンションの規約では「ペットOK」だとしても、分譲賃貸のオーナーが「ペットNG」なら契約上ペットを飼育することはできません。

物件探しの幅が広がる「分譲賃貸」という選択肢

分譲賃貸マンションは、賃貸マンションと比べて防音性や耐震性に優れ、ハイグレードな設備を備えている傾向があります。その一方で、家賃が高く所有者の事情により、住む期間の制約を受けることもあります。分譲賃貸を検討する際は契約をしっかり確認し、不動産会社に相談したうえで判断してください。

分譲賃貸が、あなたの「理想の暮らし」を叶えてくれるかもしれません。
分譲賃貸を探している方は、以下の窓口よりお気軽にお問い合わせください。
 



 


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